少女は座る
コンクリートのひび割れ

髪を揺らす
残響がささやく

優しくすり減った骨を
胸に抱く

ごめんね
もう運んであげられないみたい

静かな光

紙の地図 ...
燃えるような思念が月明かりに照らされて夜に漂う

あぁ、いますぐ君の腕にしがみ付いて
そのまま溶けてしまえたらどんなに良いだろう

たった独り不安定な砂利道を歩く侘びしさよ
歩くたびに小石 ...
雨上がりの風が湿った土と緑の薫りを舞い上がらせ
柔かな陽射しに溶け込んでゆく心地良さよ
眼を転じればピンクに色付く薔薇の花びらが露に滴り
淫らに揺らめいているよ

あぁ、ヒンヤリと冷たい空気 ...
君のいない夜はココロにポッカリ穴が開いたようで
僕の頬から塩辛い涙が
紅い血を滲ませながら溢れ墜ちてゆく

あぁ、君を愛しく想えば想うほど
もう一人の自分が瞼の奥に映る君の姿を
冷たく突き ...
おらあよらあよ
ぺっ

あぶっな

は?

やべーてそいつ

キッモ

見るなよ

やば(これはガチ)
高級官僚になれますように
七夕の短冊に、そんな願い事が書かれてあった。
デパートの飾り付け。
ユーモアあるわね。
それともユーモアじゃなかったのかしら?
ひばリンゴ。
ひばりとリンゴを ...
家族に障がい者がいて、自分も途中から障がい者になってしまったワタシ。


家族も自分も健康だけど、障がい者支援の仕事を続けているアノ人。



アノ人は障がい者のケアをしてお金がもらえる ...
白い柱の上で
しゃべる猫を待ってた
しゃべる猫はフード付きの
グリーンのコートを着てる
誰が見たって間違えようのない
ぎらぎらした勲章をつけて

投げつけて
振り払って
ここに来るま ...
抱き合う日々の中庭に花を育て
枯れるばかりの木を持った
あなただけが擦り減って行くから

あなたに弱さを望んだ
それは醜い愛だったが
産まれたものを捨てるわけにはいかなかったのだ

...
○「一人買物」
この頃どういうわけか
じいちゃんの一人買物が
目立つ
今日はレジをすませて
買ったものを袋に詰めていたら
両隣が僕みたいな一人買物じいちゃんだった
じいちゃん三人が並んで ...
空気は暖かい
そして重い

死なない程度に手をつなぎ
死神と桜の道を歩く

路肩駐車。点滅信号
誰かの笑い声が遠ざかってく

腕がないおもちゃを拾う
灰衣の裾で風が舞う

...
朝方は雨に近いみぞれだったが、いつのまにか大粒の牡丹雪となり
真冬のような降りとなっている
誰にけしかけられるでもなく、雪は味気なく空の蓋を開けて降り出したのだ


すべての平面が白く埋め尽 ...
そらはあおい
みんなそういうし
ぼくもそうおもっていた
でも
じっさいよくながめてみると
そらって
あさやけはみかん
くもりはふるいふとんのなかみ
あめはへやのすみのほこり
ゆうぐれ ...
漆黒の夜空に閉じ込められ
花びら散り敷く公園のベンチに座り
きみの透明な瞳から溢れる涙を見たよ
白い頬を伝いながら嗚咽が止まらなかった
ぼくは ただ背中をポン ポン ポン… と
ポケットに忍 ...
右から左へ善なる流れ、
左から右へ悪なる流れ、
既存キリスト教で
そういうことらしく
わたしは右利きだから、
左利きへと日々心掛ける
悪なる流れと善なる流れに
均衡をもたらすために

...
桜の花が空を染める
淡いあわいの下で
小さな願いを編み込んだ

見上げた花の色が
頬に溶け込み
はにかむ気持ち

平常心から手を離して
花びら舞う空に手を伸ばすと
淡い万華鏡のよう ...
私の春は
とうの昔に過ぎてしまったのに
まだ何かあるのではないかと
期待している

パンティに手を入れてみる
ほんのり濡れているのが分かる

これが乾ききってしまうまで
やっぱり私の ...
昨日は近く
今日は遠い
明日はその中間くらい

夏は遠く
秋は近い
春はよく分からなくて
冬は一周回って背中に
張りついている

夕は近く
朝は遠い
昼はいつも手探りで
...
私の愛しいヒト
聞いてください
どんなに高価な指輪も服もバッグもいりません
莫大な財産も家も欲しくありません
その代わりあなたの本当の愛が欲しい

だから聞かせてください
あなたのココロ ...
届かない声に耳を澄ませてごらん
どんなにか細く周りの騒音にかき消されそうでも
ほら、聞こえるだろう?

キリキリ痛むココロが僕の瞳から涙を溢れさせて
奇妙な音色を奏でるんだ
決して届かぬラ ...
いつになったら君の背中に追いつけるのだろう
僕の指は戸惑いに震えて君にしがみつく勇気すらない
灰色に澱んだ空を見上げて黒く濁ったため息をつくばかり
そっと舌先を口のなかで転がせてみるけれど
カ ...
なんにも知らない雲が
上空をすたすたと過ぎる

鷹揚に茜がさす
大地がぐんっと拡がる
早く
つかまって!
新しい風に
風はあちこち移動するのが好き
つま先に海が触れる
かかとにはな ...
春風に食べられて
短くなったスカートが
翼のように広がった朝

生暖かい光の中で
伏せた瞳の奥に
あなたが住んでいた

差し出された手は温かく
一度も握らなかったけど
熱があると分 ...
お花見の山より臨む海の町

花と葉と混じりて咲ける山桜

見下ろせば白波のごと桜咲く
なにが不幸かといって

自分で詩を書かねばならないほど

不幸な事はない

 

今の時代



現フォでも
ネットフリックスでも
GEOでも
ブックオフでも
...
みさかいなく
こぶしが笑っている
僕は笑ってないけれど

なのになぜヒトラー

最後の晩餐は
文学と自作の文章

そんなに
楽しそうに笑うから
僕もそうなりたくて
好きだったわ ...
読者の意に反する反社的言葉により読者の創作環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じるなど看過できない程度の支障が生じるログは環境ハラスメントな社会的道義的責任はどうあるか?

...
○「朝三暮四」
初任給大幅アップ!
退職金大幅ダウン!

○「加害者」
加害者は
被害者をよそおって
せめてくる

○「グローバル世界」
世界中の 他人事とは思えないニュースが
...
雨は犬だ
土砂降りの日に玄関で雨宿りをしていた
雨はなんてことはない普通の犬で
雑種でうす茶色の毛の混ざった
すこしくたびれた顔をした犬だ

家の中よりも外のほうが好きで
雨の日には窓か ...
 君の寝顔をみていると

 波だっていた心が落ち着くのはなぜだろう

 寝返りをする横顔は

 どこか不安そうにみえるけど

 眠っていても笑い顔にみえるよ

 眉毛を掻く右手が可 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
binarymizuno...自由詩725/4/3 17:54
哀しみの墓標栗栖真理亜自由詩2*25/4/3 16:38
雨上がりの使者自由詩1*25/4/3 16:26
パンドラの匣自由詩1*25/4/3 16:19
あくダメ悪陽向(2躯-...自由詩4*25/4/3 15:25
DESIRE。田中宏輔自由詩12*25/4/3 13:37
障がい者にまつわる佐和散文(批評...125/4/3 11:19
レンガと人形竜門勇気自由詩3*25/4/3 10:17
中庭はるな自由詩625/4/3 10:00
独り言4.3zenyam...自由詩2*25/4/3 8:14
魔法が追いつくmizuno...自由詩1025/4/3 6:07
初雪山人自由詩11*25/4/3 5:14
そらはあおい凍湖自由詩425/4/3 2:06
さくら散るレタス自由詩4*25/4/2 23:13
再来する悪に何度でもひだかたけし自由詩425/4/2 20:15
恋心自由詩5*25/4/2 18:53
50歳の春花形新次自由詩025/4/2 18:21
距離夏井椋也自由詩11*25/4/2 17:01
セイレーンの誘惑栗栖真理亜自由詩2*25/4/2 15:09
道化師のメロディ自由詩0*25/4/2 15:01
憂いのとき自由詩0*25/4/2 14:53
雲と風ふるる自由詩5*25/4/2 14:47
共振ミナト 螢自由詩125/4/2 12:56
わが町けいこ俳句1*25/4/2 12:53
不幸TAT自由詩325/4/2 11:03
六ちょう陽向(2躯-...自由詩2*25/4/2 10:47
難解:創作環境を整えること足立らどみ散文(批評...125/4/2 8:31
独り言4.2zenyam...自由詩0*25/4/2 7:52
雨のことプル式自由詩4*25/4/2 7:49
君の寝顔をみていると佐白光自由詩3*25/4/1 23:48

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加筆訂正:
レンガと人形/竜門勇気[25/4/3 11:06]
改行調整
雨のこと/プル式[25/4/2 7:55]
犬は雨→雨は犬
0.36sec.