読点の無い散文詩のように
ひたすら遠くへ限りなく続くかのような山道を刈る
それは、その行為はいったい何なんだろうと
我ながら思ってしまう
幼い自分、青年期の自分、雑多な怨念、過去の病的な行いや ...
いまだに恋について考えるのってばかばかしいことかな、提灯の影を踏みながら歩いている。女ばっかりいるような喫茶店で過ごそうと家をでて、でもなんとなくぶらぶら通り過ぎてしまった。

物語を必要としない ...
さらさらと雨はふる
そんな日はるすばんだった
家の人がいなくなると
いくつかのへやがあらわれて
ぼくをまっていた
ぼくがひとりになるのをまっていた
孤独のかんむりをかぶり
手の中にはたっ ...
(番外編12)
古に咲く花 古代憧憬蒲原有明、薄田泣菫
古いものに価値なし、歌詞のない唱歌を思わす
徒労の人材は浪漫派、象徴詩人より輩出

401(316)心は生まれ変われ
402(317 ...
○「無常」
いくら気をつけいても
自分だけ病気にならない
自分だけ事故に遭わない
自分だけ死なない
というわけにはいかない

○「死に方」
死に方は
人生最期の「大舞台」であろう
...
最早水底にゆっくりと落ち行くやうに
断念をのみ後生大事に抱いて
おれは何もかも棄てちまったのか。
水底で死を待つのみのおれか。
それでも足掻いて水面に顔を出し息継ぎをする理由が解らぬ。
何の ...
僕は只
あなたの傍に立っていたい
硝子のお猪口を手にする
一滴の涙が頬を伝う
北極星が見えるなら

きっと行き先は見えるはず

冷えた足を暖め

さぁ! 歩き出そう

いまが通り過ぎて行く前に
過去に帰ろうとしたら
暗い海が広がっていて
もうそちらへは行けず
冷たく足を濡らした

現在地に戻ろうとして
位置情報を解放しても
検索されずに行方不明

知っている景色がないか
...
しらない街の
公衆便所の手洗い場に花が咲いていた
枯れてはいけないと思い
わたしは水をやった

小さな花だった
色はかまぼこの縁によく似た桃色で
仄かに石鹸の香りを放っていた

その ...
触れ合い通りに出れば
行き交う人々の多く
絆深く繋がり合い
手を握り合い

更に更に 、

奥まり拡がりゆく 
触れ合い通りの
街並み光り輝き
光の帯と為り伸びゆく

果てに  ...
お元気ですかと聞いてみたい

ぼくは元気ですと伝えたい

手のひらにきみの名前を書いてみる

すぐそばにいるのに

まだきみとは逢ったこともないのに
狂った夜は俺を、悪夢に誘おうとする、俺は唇を嚙んで、流れた血の味で正気を取り戻す、出口はいつだって自分で作ってきた、不可能だと思えるような夜にもやってみるとなんとかなった、だからもういいんだ、闇の ... 太陽の剃刀は陰部からひと脈の血を匂わせた
人肌の季節を占って結露した光の置き場に困り果て
まだ暗い田畑で骨を拾う
骨は拾われる度に肥え月や星の声を濁らせた
他者の思考の中で溶かされる甘い小舟か ...
(番外編2)本家の渋柿の大樹

渋柿は名前こそ渋いと劣悪観を思わせるが
さにあらず、当然干し柿にするが
世の果物の中でその味わいは王者です
それは見た目以上で

本家に2本のお互いに1 ...
新しいのね、と
あなたは言った
掌に産まれたての光
瞬きの瞬間にしか
見ることのできない景色
ぼくは雪だと思ったのに
裏返って消えた
ここにあること、と
ここにいること
新し ...
青空に黒い蜘蛛の巣張るように樹々の梢が伸ばす指先 部屋の窓からみえる月光が
とても綺麗なだけだというとしたら
君が大人になれてない
しるしかもね

ほら、今だって
魚の掴み取り
したがったり
心地よいクッションに
寝そべって ...
外に出れない日
窓の外を眺めていると
窓辺に小鳥がやってきた

淀みを断ち切るような
透明な鳴き声
心に新しい領域が生まれる
心の面積は無限大

小鳥が去った後も
余韻が心を満たし ...
しゃんとして
くしゃみして
しゃがんでしっかり
だぁれも知らない
自ら織り成す時空に生く
午前4時の空

オリオンが昴を追いかけ

中天に昇った

やがて来る

冬の星座は変わらない
あしをかわにつけたら
みなもがきらきら
みあげると
もりがそよそよ
きもちちいいな
ぼくのあしかな
ぼくのこころかな
かわもきもちいいのかな
おひさまもきもちいいかな
だからぼく ...
一食あたりワンコイン
千五百円の食糧で
寝食除いて十五時間
生きてくためには一時間
百円だけで十分だ

しかもまったく食材の
クオリティにはこだわらない
ハイオクタンなお肉でも
レギ ...
ごめんなさい
ありがとうさま
いつも
見守ってくれている
姿無き存在たちへ
強い甘さを舌に灼きつけ あとかたも無く消えるキャンディー
とっくに味を失ったのに なぜか噛み続けてるガム
またひとつセロハン紙をはがして くちに含んでるたわけ者
あたしの想い出は 色とりどりの5 ...
青いそら どれもが素晴らしいらしい


懐かしい夏が死因で続かない


ぼんくらな僕ら法螺吹くぼんやりと


存在が素朴な素材は素敵だね


肉が肉食う にくしみが沁みる内
...
(番外編1)ビー玉の雪

雪の晴れ間のひとときは昼そして午後と
昨日今朝の吹雪がうそのようで外はキラキラ輝く雪原

子供たちが硝子のビー玉で遊んでいる、
大小あるがほとんど色の薄いブル ...
こんな歌はいかがでしょうかともってきたのが鍋のうた
お湯をたっぷりいれてから強火で強気にあっためて
ふたをおいたらあたふたと歌いだすのが鍋のふた
ぶくぶくいってる熱湯にあおられまくりのパッシ ...
言葉が通じる相手を
食べようとは思わない
そこここに
言葉が通じない人
食べられちゃう

たとえば外人
言葉通じない
もちろん
食べられちゃう
南無

たとえば犬猫
言葉通じ ...
言葉には名前を書けはしないけど
自分から出たものならば
すでに似たのがあったって
悪いことではないだろう
昼と夜の献立が
被るくらいの話じゃないか

働いて帰って眠って
働いて休みは遠 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
のびやかに九月は流れていた山人自由詩10*24/9/9 16:02
メモはるな散文(批評...124/9/9 11:12
へやそらの珊瑚自由詩8*24/9/9 10:25
夜 咄 目 次 №9(401-450)水恋鳥魚夫自由詩124/9/9 9:49
独り言9.9ホカチャン自由詩5*24/9/9 7:05
それさへあれば積 緋露雪0...自由詩024/9/9 1:18
服部 剛自由詩324/9/8 23:49
五行歌 羅針盤レタス自由詩5*24/9/8 22:00
迷子自由詩4*24/9/8 19:12
手洗い場に花市井蒸発自由詩524/9/8 18:31
森のアナタひだかたけし自由詩7*24/9/8 18:01
五行歌 きみはいまレタス自由詩5*24/9/8 16:41
寝苦しい夜は牙を研ぐのに向いているホロウ・シカ...自由詩2*24/9/8 16:01
ただのみきや自由詩4*24/9/8 15:45
夜 咄 目 次 №8(351-400)水恋鳥魚夫自由詩024/9/8 9:46
瞬きたもつ自由詩424/9/8 6:26
ブルー秋葉竹短歌324/9/8 5:22
落ちるうた自由詩824/9/7 20:52
充実自由詩524/9/7 19:05
五行歌、私と云うならひだかたけし自由詩824/9/7 18:55
五行歌 星座は巡るレタス自由詩5*24/9/7 18:28
かわ由木名緒美自由詩1024/9/7 17:23
ワンコインガソリンイオン自由詩4*24/9/7 16:51
※五行歌「ごめんなさい ありがとうさま」こしごえ自由詩6*24/9/7 16:34
駄菓子的恋愛46U自由詩324/9/7 16:10
負四季水宮うみ川柳1*24/9/7 11:19
夜 咄 目 次 №7( 301-350)水恋鳥魚夫自由詩024/9/7 9:44
3時間のパッシブドライブ菊西 夕座自由詩3*24/9/7 8:02
コタにりゅうさん自由詩424/9/7 6:04
名は体を木屋 亞万自由詩4*24/9/7 1:34

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加筆訂正:
へや/そらの珊瑚[24/9/9 12:05]
加筆修正しました
0.49sec.