どこか かげかたちは
ケダモノのハアトだけを食べ残し

{ルビThe Pools=ラス・ポサス}の庭園を千鳥は征くのだわ
夜が終わる前に 像を結んでいく
熱に浮なされて {ルビ宙=そら}と{ ...
この世界の
平面直進する
時間の次元に
立体垂直の次元
貫入スルその瞬間、


どろんと昇った
下弦の月
濃密に暗む黄に
輝く巨大
死体安置所目前にした感触 を



死 ...
三が日いつもとは違う道を辿ろうと

お節もなくただお寿司だけ買って来たる

父と酔いわたしも酔って三が日

悲しいと一言言えぬ年の明け

白鳥の鳴いて過ぎゆき朝涼し

忘れられ二度 ...
{ルビ産休 =Thank yooou!}


{ルビ家居=Yay!}


{ルビ塀噛む音=Hey, Come on!}


{ルビ鮭目=Shake me,} {ルビ馬鼻=Baby!} ...
杉並辺りで
チャラついている女は
存在価値は
オナホールと同等だから
やられるもやられないも
関係ないのだ
使用後洗えば問題ない
本人だって
オナホール的な自分に
案外満足して生きて ...
ふみを書く陽のさす部屋や春浅し

一斉に上向く蕾白木蓮

豆撒や野良猫追ふて鬼は外

侘助とふ昨日の椿早や落ちて
 冬靄に
 鳴き交わす水鳥の群れ
 細い車道のヘッドライトを
 吸いこむ ささめ雨

 大通りの交叉点
 如月の靄 薄れ
 東へ連なる街燈のむこう
 仄かなサーモンピンクの低い雲

...
冬空の蒼く凍結し

しずか独り小部屋に

打ち寄せる内なる光の波

次第ひろがる遠く奥へ
波打つ光の粒子無数無限
白銀の輝き増し揺れ躍り

内なる光景の自立し

弾む言ノ葉、力 ...
オカリナを吹くことになった
メロディで三曲
選曲はわたしの自由だったが
オカリナは音域が狭いので
吹ける曲はそう多くない

「翼をください」と
「たんぽぽ」と
「昴」を吹くことにした
...
生きている生きている
今日も生きている
なんのために生きているのか
死ねないから生きているのか
やりたいことがあるから生きているのか
長生きは
家族のためにならん
お国のためにならん
...
孤独老人は
今日も
一人食い 一人テレビ 一人ベッド
今や
言うことを聞いてくれるのは
愛犬だけである

「待て!」
「お座り!」
「お手!」

「待て!」
「お座り!」
「 ...
ぼくの言葉は少し狂っていて
何時も周りをひらひら飛んでいる
何を押し付けられてもなんのその
みんなそれぞれ自由な言葉で
明日を夢みているのだから
青銀色の
光る
風に
吹かれつつ
ここで生きる私



名の無い鳥を
見送る
名の無い私の
名の無い気持ちが
芽を出す朝焼けへ
うちのたまは五百円玉が大好きで
お腹いっぱいになるのは十五万円
過日お腹が痛いというので
たま専用の銀行ATMでうんちをさせた
もうそろそろ
またお腹が痛いというだろう
たまは食いしん坊で ...
固く結んだ唇を
解く時が来た
まだやりたいことがある  
諦めないで夢を見た
何度目の朝でも
バターを塗るように
目標の四隅に
春という風呂敷を広げて
もう一度だけ飛びたい

柔ら ...
 猫も杓子も

上から下に水が流れるのに問いも答えもない
食べて、排泄し、寝て、育ち、全うする
何処に産まれようが
何処で死のうが

 自他画像 

まず、目の前に別の顔が合って 
...
なんにもない
ひろがり
ほんのりあからみ
そまりいく



 磔刑の無力耐え忍び
 呪言を読み聴かす

  置き去りにされた夜に

  〈向こう岸が見えるかい?〉

 と、 ...
雨の初日
都会にも雨が降った
たくさんのものが濡れて
雨音の音や
雨水の水が
ふとした街路の様子を
美しく満たしていく
人混みの中で感じる
植物の吐息
どうしても
辿り着け ...
はだけ絡まり
伸びる枝々
繊細に
湾曲しながら
広がり扇状へと
メタモルフォーゼ

今、斜光に染まり赤々と

眼差し凝集し
陽の翳りの瞬間、

 絶えること無き
 生命という ...
それは怒りに似たきらめきで
私の心臓が赤く走った
蜂蜜をなめて凌いだ一日のうち30分だけ陽が当たる床で  銀杏並木
 沈黙のたしかさ

 煙草に火を着ける 
 マフラーをほどく

 散らばる陽色の実
 街に集散する鳥たち
 風は午後を吹き抜け 

 永遠
    く ...
(ごくごくありふれたおーとくちゆうるな

     空ははじまりのようにしてはじまり)

 (すっかりなくしていたではないか

     ○

 こぼれおちてきた
  ...
朝早く起きて空を眺めると
お月様が煌々と輝いている
思わず神秘的な気持ちになる
あのお月様にこれから基地をつくる計画があるという
ああ!やめてくれ!
お月様は神秘的なままにしておいてくれ!
...
ガザの人たちが切に求めているのは
食べ物なのに
イスラエルはそこへ
爆弾をどんどん落としている
神様はどうして見て見ぬふりをされているのだろうか
夜中に目が覚めた
真っ暗な部屋に夜がひとり

しんと静まり返った夜が
ぽつんと立って、
なにも言わずにずっといる

朝まで立ちつづけたら
きっと疲れるだろ
よかったら、
ボクのそば ...
グラスを傾けながら
あの頃を想う

何も持っていなくて

三本立てのリバイバル映画を観ては
涙ぐみ

午前零時閉店のクラッシック喫茶が終わるまで
バッハとチャイコフスキーをリクエスト ...
まあるい串団子をほおばって、
まあるくなる、
きみの顔もまた、
まあるいお団子、
凍結した滝流れの透明な巨大、

ふと定位する白い部屋にひとり居て
清らかな陽射しに瞬きしながら息し

亀裂走り行く大地のゆるやかに確実に
ぶっとい虹の根元侵食する悪なる力動

 純白 ...
神様とキスをして

悪魔と踊る

あの人を

天使はみかねて連れてった



そんなおとぎ話を

想う





酔ってるの

ごめんなさい
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Gestaltあらい自由詩2+24/2/1 21:19
詩想夜想、五行歌借りひだかたけし自由詩424/2/1 19:50
つれづれと俳句おぼろん俳句1*24/2/1 19:31
六章墨晶自由詩024/2/1 19:08
オナホールと同じ花形新次自由詩124/2/1 18:32
初春の句けいこ俳句1*24/2/1 17:58
朝もやリリー自由詩5*24/2/1 16:45
静観の時に(続編)ひだかたけし自由詩524/2/1 16:05
たま自由詩5*24/2/1 10:55
生きているホカチャン自由詩3*24/2/1 10:39
孤独老人自由詩2*24/2/1 9:45
五行歌 独り言レタス自由詩4*24/2/1 7:16
※五行歌 二首「青銀色の 光る 風に」こしごえ自由詩5*24/2/1 6:50
たまレタス自由詩14*24/1/31 22:44
桜前線ミナト 螢自由詩324/1/31 22:09
よくある話空丸自由詩524/1/31 20:41
置き去りにされた夜にひだかたけし自由詩624/1/31 19:34
黒板たもつ自由詩6*24/1/31 17:38
裸木のうたひだかたけし自由詩624/1/31 17:30
燃焼少女トビラ自由詩1*24/1/31 14:27
はるな短歌024/1/31 11:55
distance上川自由詩5*24/1/31 11:15
blueshirt自由詩3*24/1/31 10:50
お月様ホカチャン自由詩1*24/1/31 9:24
聖地ガザ自由詩3*24/1/31 7:02
夜がひとりatsuch...自由詩11+*24/1/31 4:31
還らざる日々レタス自由詩8*24/1/30 23:05
おだんご本田憲嵩自由詩824/1/30 22:35
意識の光景29ひだかたけし自由詩524/1/30 21:37
めもうし自由詩3*24/1/30 21:26

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加筆訂正:
還らざる日々/レタス[24/1/31 0:31]
田中宏輔さん、少し手を入れました。m(__)m
おだんご/本田憲嵩[24/1/30 23:39]
まるいをまあるいに変更。
0.1sec.