犬も食わない喧嘩
荒れている間は
まるでこの世の終わり
周りにいる者に
最大限の気を使わせる

翌日になると
あれは何だったのか
というくらい平常運転
ノリ遅れてあたふた
使おうと ...
真夜中の田舎は特に暗くなる外を見ていて寂しくなった

旅先の田舎の空は星ばかり感動的な時間過ごせた

大都会忘れるためにど田舎へ携帯電話使わない日々

都会にも田舎にもある良い悪いその中間 ...
カッピカピ
おひつに水入れず
ひゅぅうひゅゆう
夜に口笛吹き
ウオォッウオォッ
別れた妻の野獣の声、
陣痛室に響き渡る異様
脳裏から剥がれ落ち
ぴちゃりぴちゃり
反復されるこの宵の口 ...
午前五時{ルビ山女魚=やまめ}のポイントに辿り着く
水はゴォー ゴォー と鳴り響き 渦巻いていた
そこには先客が4.5mの竿を振っていた
ぼくは竿を出さず
ボトル珈琲を飲みながら彼から離れ様子 ...
午後、わたしはひどく醒めたが

形見のように愛を抱いて
あなたは激しい眠りに落ちた
長い髪が
竜巻みたいに渦巻いていた

神様から わたしたちの窓へ
吹きつけるあめかぜ
かみなり
...
薄汚れた曇空から
ちぎれた臓物や心臓の残骸
パラパラと骨片がふりそそいで

どうしようと
大地に平伏していたら

神さまが耳をかきながら
真っ白い雲のうえ
どうしたあ と
呼んでも ...
なんでこんなに苦しいのか分からない
なんでこんなに悲しいのか分からない
なんでこんなに淋しいのか分からない
なんでこんなに切ないのか分からない
なんでこんなに疚しいのか ...
土砂降り雨、
それは胸中の無性のそわそわ、
屋内という安全圏から聞く、
トタン屋根を打ちはじめる激しいその響き、
一時的に水浸しになってゆく外の世界に、
人は良くも悪くも予感する、
いつも ...
太く立ち上がる孤独の壁、

声は際立ち呪いの絶対零度に
すきとほり静かさ司り浮き立ちて
ただ在りただひたすらに私は在りと

努めながら死につつ死につつ努めながら 、
米米米米 米米米米
買いにいけども
米が無い 米が無い

米の棚にはインスタントラーメン
米の棚にはインスタントラーメン

米が無くても生きていけるけど
心の底辺に流れる不安
インス ...
哀しい風が吹いている
彼女の歩き過ぎる横顔に
あの坂道向こうの奈落へ
歩み進み墜ちていった
彼女の歩き過ぎる横顔に 
哀しい風が吹いている

雨降り頻るあの夕に
マンション玄関ホール
...
何度も寝返りを打ったのに結局眠ることは諦めた、ノーステッチのブラックジーンズ掃いて真夜中に繰り出す、目的を失った連中たちがダンゴムシのようにビルの影で丸まっている、落伍者たち、でも快楽で帳消しにな ... 生まれた時からバッハもピカソもあった訳です
赤ん坊の私がそれらに気づくまでの長い距離は
何かの原型でありそうだなと推察し終え
当時の感覚まで思い出されていたのです
座卓には抽斗がついており
...
捨て鉢な好意
汽車が眠る場所
優しい巨人の愛撫
想像力の山と谷を
土地柄が考慮されたブレーメン
変動しない順位
誰かのおばあちゃん
物語を消毒されないためにも
明日までの措置
電球の ...
歴史教育にこそ、決して枯れることのない泉がある。それはとりわけ
忘却の時代において、無言の警告者として刹那的な栄華を超越し、つね
に過去を思いだすことによって、新しい未来をささやくのである。    ...
麒麟の影で琥珀を拾う
差し出す耳に
甘く崩れ
世界は暗転した

蝉の声を運ぶ蟻の群れ
記号になりかけの{ルビ蜻蛉=とんぼ}の群れ


懐中時計を開ける度
動き出す舞台
ことばを纏 ...
風がしゃらしゃらと光り
深く
通りすぎるから
さようならと
私は応えるのだ



胸を
広げて
風を受ける
小さな私
ほほ笑む



光も
闇も
大事です
自 ...
やってはならないことをやってしまった。また、やってしまった。やってはならなかった。しかし、やってしまった。だめだ。なぜこんなことをやってしまったのか。だめだ。本當にだめだ。だめな人間だ。自分が嫌になる ... 窓越しに見る青空に
いつも
後ろめたさを感じる

青空は
いつだって
早くこっちにこい
と誘っている

そんなに急かすな
そのうち行くから
 

ちいさな漁港に眠っている
勇壮な漁船をみるのが好きだ


沖合を
綺麗な流線型の中型船が
波を裂きながら南へ進んでゆくのがみえる

本州から四国への近さを
想い ...
 


バーボンの
甘ったるさがなんとなく
あなたの唇、想い出させる


一粒の
グラスを伝う水滴の
中に映った永遠をみた


ただ綺麗
だから「綺麗………」と云ってみ ...
早朝の渓を彷徨い歩く

フィトンチッドが心地よい

気温22℃

マイナスイオンに包まれ

日頃の喧噪を忘れる
日々は痴呆症のように過ぎる、こめかみを強く押しながら昨日の夢を思い出そうとしている、連続する無、連続する退屈、ともすれば永遠にでも続きそうなそいつを断ち切るために今日になにかを残したくて叫び始める ... 理不尽に叫びたかった日
拳を握りしめながら目を瞑ると
瞼の裏は草間彌生
体内の粒子が猛スピードで蠢いている

顰の素顔を塗りつぶし
呼吸をゆっくり
数を数えて

瞼の裏のざわめきが
...
白銀の輝き無数、
漆黒から浮き立ち
魂のそれぞれの
深い懊悩を携え
等間隔に円周辿り
打ち叩き生き行き

この夜、前に佇む静かさに

意識の視界の深き己の
力動の核心、頂き、中心点 ...
地球が生れて四十数億年

此処に集う人との出会いは

偶然といえば偶然で

必然といえば必然だ

{ルビ生命=いのち}燃やして詩を{ルビ詠=うた}う
今日の営業が終わって
フロアの灯かりを落とす
暗闇にLEDがポツリポツリ
まるで夜空のようだ

お客様とスタッフの
星座を思い描く
閉店プラレタリウム

私は店長だから太陽
営業中 ...
帰らなくちゃあせるける
帰らなくちゃあせるける

することがあるのは
ありがたいことだ

そう言えるのは
今日地獄から戻れたから
景色が広いから

とりあえず帰る場所あるってよ
...
この体の
おかげで
いろんなことを
体験出来る
ありがとう体さん



よろこび
悲しみ
時には人を傷つけても
いつも感謝を忘れたくはない
最後を待っている私



...
  

よるの九時をすぎているのに
夜空は漆黒ではなく
青みがかった灰色だった

はるか遠くの灰色の雲を
一瞬、稲光りが切り裂く、
遠くの灰色の空は、なぜなんだろう
一瞬、赤黒く ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
犬も食わない喧嘩自由詩324/8/26 19:05
感動的夏川ゆう短歌124/8/26 18:33
メタモルフォーゼひだかたけし自由詩324/8/26 18:26
【渓流】 ボウズの朝レタス自由詩4*24/8/26 17:02
完備 ver...自由詩024/8/26 16:48
どうしたあ由木名緒美自由詩4*24/8/26 10:15
台風が来るTAT自由詩124/8/26 3:26
土砂降り雨本田憲嵩自由詩424/8/25 23:09
五行歌、際の頂きへひだかたけし自由詩2*24/8/25 21:18
米が無い自由詩5*24/8/25 18:59
キリストひだかたけし自由詩224/8/25 18:09
ロスト・チャイルドは未知なる世界の為に変異種的な成人をするホロウ・シカ...自由詩2*24/8/25 16:45
ふりかえる生長soft_m...自由詩1024/8/25 16:33
等し好みになけま、たへ...自由詩424/8/25 15:45
東條英機。田中宏輔自由詩11*24/8/25 14:14
別鏡ただのみきや自由詩3*24/8/25 13:23
※五行歌 六首「また会えましたね と しずかに」こしごえ自由詩5*24/8/25 13:07
散書幽霊自由詩224/8/25 13:05
青空まーつん自由詩124/8/25 12:57
向こう疵秋葉竹自由詩2+24/8/25 4:20
水滴の中に映った永遠短歌0+24/8/25 3:46
五行歌 【渓流】 遡行レタス自由詩5*24/8/24 23:04
レコードの溝の数ホロウ・シカ...自由詩2+*24/8/24 21:45
アンガーコントロール自由詩5+*24/8/24 18:38
意識の己、ノイズリダクションひだかたけし自由詩2+*24/8/24 18:37
五行歌  摩訶不思議レタス自由詩3*24/8/24 17:50
閉店プラレタリウムイオン自由詩2+*24/8/24 11:48
帰らなくちゃ木葉 揺自由詩7+24/8/24 11:15
※五行歌 四首「と 思えることもありがたい」こしごえ自由詩4*24/8/24 10:33
照れた、月光秋葉竹自由詩124/8/24 9:14

Home 戻る 最新へ 次へ
29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 
加筆訂正:
別鏡/ただのみきや[24/8/25 13:31]
脱字修正
ゴッドファーザー/本田憲嵩[24/8/24 23:51]
加筆修正。
0.22sec.