○「やさしさ」
言葉だけのやさしさ
形だけのやさしさ
見かけだけのやさしさに
惑わされてはいけない
強さの裏付けのないやさしさなんて
すぐに崩れてしまう
人生の四苦八苦を生き抜くことはで ...
季は移り柚子の花弁の散り果つる
途切れなき来訪者あり五月晴
聖五月寿命を憂ふ{ルビ媼=おうな}来ぬ
君は捌かれてゆく
綺麗に身をほぐされてゆく
おろしのような雪に
赤い魂が沈んで
旨くなって欲しいと願う夜に
この世のために何ができるか、ではなく
この世は何のためにあるか、であると
...
濁った瞳の上に暗幕が振り掛かる
握り潰した命が悲鳴をあげて指の間から紅い血を滴らせ
黒い大地に歪な池を象造(かたちづく)る
天は狂喜の雄叫びを揚げ嵐を呼び寄せ
病んだ精神(こころ)を深い闇 ...
決して堕ちまいとして必死に樹木の枝にぶら下がる青い果実
一口かじればまだ硬くて甘酸っぱい味がする
それは吹き荒れる嵐に抵抗しようとする証
真っ直ぐに太陽を睨みつけ世間に己れの存在を知らしめよ ...
仮面を被った少女は薔薇を抱き
読みかけの小説が傍に散らばっている
空想の中で眠るように生きている
夢見心地のままで目覚めるな
灰色の空が待っているから
夢見心地のままでいるなら
薔 ...
あの人の声が聴きたい
あの人の言葉を知りたい
願っても
それは叶わないこと
私には
もう頼れるものは何一つない
すぐそこに海が見える
5月の青空も見える
しかし、それらは
どうでも良 ...
夕方と云う緩衝地帯
埋葬される思い出
忘却と麻痺の葬送
なんにもなくなる
からこそ
例えばあの子の
コーヒーカップ
その素敵な色合い
時流からふっと
浮かび上がり
くすりと ...
届かせて
普通の自分に
それだけで
願いを使い切って
しまってもいい
驚かせて
これまでの自分に
それだけで
人生が埋まって
しまってもいい
生きさせて
これからの自分に ...
昼間は夏日で
日焼けしそうなほどだったのに
午後五時の五月の風は
すこし涼しい
新緑が眩しくなると
私たちはもうそれが桜だったことを
...
曲がりくねった道をただひたすら歩いていたんだ
膝の痛みに耐えかねて立ち止まったら君がいた
朝日が辺り一面射し込むように溢れる微笑みを浮かべていたね
苦痛も何もかも吹き飛んでまた歩きだした ...
この頃、カクヨムのPVが伸びないと、自分の小説が読まれないことばかりに気をもんでいたが、考え直してみれば、人の作品を読んでいないのだから、自分の作品を読んでもらえないのは当たり前ということに ...
僕が摘み取られたものは何?
これまで生きてこれたものの
命からがらだから
誰か僕をもとに戻してくれ
あと少しでうまくいきそうなんだ
それを続けるために
バラバラになったのを集めてくれ
酒 ...
青い風がなく
白い波がほとばしる
草木は朝日に輝く
灰色の月が眠る
すべてが見えるとは つまり
何も見えてなど いないのだ
座席がひとつ空く
泣いたはずの誰かが星を見る
失ったこと ...
自己の意識を抑制して
心が向かうべきところを
知らなくては
己の意識は
方向性を持つ
新しい真の考えに至るためには
我がままなんて言っちゃだめだ
竹のようにしぶとい根っこを張り巡らして
...
ママに
ママってサク山チョコ次郎に似てるよね
って言ったら
怒られちゃった
いいじゃん
めちゃかわなのに
毎日楽しそう
笑って生 ...
変わらないもの
いくら思い浮かべても浮かんでこない
変わらないもの
愛情
変わらないというか
最初からなかった
変わらないもの
地球
...
零を 壱にする トンネル で
喉に 蓋をして 籠城
失神 寸前の玩具 を 振り起こして 朝
光源 の 舌では瞳 ドロップス
行くとも 来るとも なく 連なる季節
失念 ...
昔だったら絶対に書かないような文章を
書く時がある
こうしたらいけないという
信念を一つ貫くのをやめたからだ
それで出来が良くなれば結果オーライだ
宇宙空間を漂うような不安と無力感じゃ
...
突然の雨に驚いて避けるように軒下に隠れた
冷たい雨粒が心の雫となって滴り落ちる
雨雲に覆われた白い世界
濁ったこの世界を
どうか憂いの瞳で見つめないでおくれ
傷みはやがて一筋の川とな ...
誰よりも何よりも君を想う事が罪ならば
僕は今すぐにでも高い屋上を駆け上がって
この身を投げ出そう
君と僕との幸せを祝福する者が誰もいないならば
僕は周りのどんな言葉にも耳を貸さずに
君を奪い ...
あめのやみ
あおのひろがり
ひびくもの
どこもかしこも
あるものあるもの
ひびくもの
もの哀しくも可憐な相貌
開いて結んで打ち下ろす
ときのじんわり
ひろがりいき
いきづく ...
171号線を
バイクで走る
奇跡的に壊れずにいたから
赦されたのだろうか
色々なものを振り切って
走る走る
道がずっと続いていて
色んなところに繋 ...
愛が罪を引きずってくる
静けさの中
封印されたはずの
運命がこぼれだした
唇に人差し指当てて
日常を脱ぎ捨てた二人は
裸で眠った
日が昇らないよう祈りながら
欲しかったのは
シャ ...
心の均等が崩れてしまいそうで
何もかも亡くしてしまいそうで
独り震えてた
君の優しい眼差しが天から降って来て僕は救われたんだ
捨てられた仔猫みたいに
その場その場を頼りなく生きて来たのに ...
一般的な自然になろうとして
より不自然な足取り
自分を特別だなんて思わないさ
不自然になって
より自然な生き方
だから気にするなとまでは言えないけど
生き続けるよ
ひさしぶりにかえってきた娘が
玄関を開けて
いえのにおいがする、といった
ずっとこの家にいるわたしには
そのにおいがわからない
いいにおいかどうか
よくないにおいかどうかも
わたしが息を ...
花の名前を調べてる。恋をしたから
髪を梳いてる。恋をしたから
光を見つけて連れて帰る 恋をしたから
くだらない言葉を愛しはじめる 恋をしたから
花が枯れたら泣いて悲しむ、恋をしたから。
...
逆剥ける体の傍に花水木
あなたのことは忘れてあげる
温い土 簡単な嘘 五月雨に
思い出すのはあなたの背中
○「好日」
体調よし
ワイフの機嫌よし
天気よし
で
今日は好日なり
○「ゴールデンウィーク」
天気はよかったけど
だれも来なかった!
金はあったけど
どこにも行かなかった!
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
独り言5、9
zenyam...
自由詩
3*
25/5/9 11:11
様々な訪問者
けいこ
俳句
1*
25/5/8 22:00
光のなかにいてよね
らりるれろ。
自由詩
1
25/5/8 21:51
闇の行方
栗栖真理亜
自由詩
2
25/5/8 21:41
青い果実
〃
自由詩
1
25/5/8 21:37
仮面少女
海
自由詩
5
25/5/8 19:25
シミ
花形新次
自由詩
1
25/5/8 19:05
断章・〉運ぶ時、時の運び〈・章断
ひだかたけし
自由詩
6*
25/5/8 18:24
願い
sonano
自由詩
3*
25/5/8 17:47
新緑の頃
おやすみ
自由詩
2
25/5/8 17:39
ふたりでひとつ
栗栖真理亜
自由詩
3*
25/5/8 17:25
クレクレ星人の独り言「独りよがり」68
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/5/8 15:15
飛散
sonano
自由詩
3*
25/5/8 12:46
ぼくのいない惑星
みぎめ ひだ...
自由詩
2
25/5/8 12:41
我がままでなく
黒髪
自由詩
3*
25/5/8 11:49
サク山チョコ次郎
おやすみ
自由詩
3
25/5/8 5:54
変わらないもの
佐白光
自由詩
2*
25/5/8 0:49
遭難
らりるれろ。
自由詩
1
25/5/7 22:48
信念
sonano
自由詩
1*
25/5/7 22:07
白の涙
栗栖真理亜
自由詩
2
25/5/7 20:13
想う罪人
〃
自由詩
0
25/5/7 20:10
オアシス
ひだかたけし
自由詩
5
25/5/7 19:36
京都へ
花野誉
自由詩
6*
25/5/7 19:15
愛と罪
海
自由詩
6*
25/5/7 19:08
僕の太陽
栗栖真理亜
自由詩
2
25/5/7 17:22
決意
sonano
自由詩
1*
25/5/7 13:59
いえのにおいがする
そらの珊瑚
自由詩
17*
25/5/7 13:44
恋
はるな
自由詩
4
25/5/7 9:47
温い土
〃
短歌
1
25/5/7 9:35
独り言5.7
zenyam...
自由詩
1*
25/5/7 9:09
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
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65
66
67
68
69
0.47sec.