さまたげるものだけが
私を
言葉に向かわせる
たとえば 雨
いつだって
あなたも同じだ
突然
ひょい、と現れて
私が
気にしないで生きようと
思っていた矢先にいつも
嫌い ...
暑くなってきたこの時期
太陽の照らす眩しくて焦がされる処よりも
木陰が作る涼しくて癒される処が好き
君去れど
甘さけの香は
色褪せず
宵に怯えし
枯れ尾花かな
私は盲目ではないけれどあなたの事が見えません。
私は耳が聞こえるけれどあなたの言葉が聞こえません。
私は口がきけるけれどあなたに言葉が届きません。
だのに
だのに
私はあ ...
水面の歌う声
月をも遠ざける
まるみがかった夜の漣
騙された雲は空を去り
世界が空に包まれた
朝はもう 来ない
額のしわを撫でながら
小男が河原を跳ねる
青白い夜のざ ...
地の底から
這い出た時
そこには
鋭い三日月があった
羽を切らないように
そっと飛んだ
深い深い夜の底
湿ったアスファルト
どこか涼しげな蒸気
空には
鋭い ...
一日分の想いを貯めると
いくらかの利息がついて
想いは膨らんでいきます。
みんなのそんな利息が
幸せな想いだといいな。
その子はべとべとの飴を
握り締めて僕にくれた。
僕が変な顔をしたのは
すこし泣きそうになったから。
レモンキャンディはすっぱくて
心にちくちくしたんだ。
...
素っ裸で鏡の前に立つと
がりがりの捨て猫のような
ギラギラとヒビの入った
ガラス玉のような目の
ヒョロヒョロの僕が見える。
雨音流れる窓辺には
おんもをじっと眺めてる
ぼうやの姿がいとおしく
ガラスの世界が閉じ込めた
人の想いが美しく。
雨音流れる窓辺には
涙のように帰らない
...
色が消える
色を失う
色が変わる
色が混ざる
色が飛ぶ
色が滲む
色がくすむ
色が
僕が消える
僕を失う
僕が変わる
僕と僕が混ざる
...
道にカラスの羽が落ちていた
とても丈夫な羽で
とても美しい黒だった
懐かしい匂いがしたので
部屋に飾ろうと思い
拾ってかえることにした
なあカラスよ
イソップ物語の『おしゃれなカラス ...
いろいろあると思うが、
一つには不死ということだろう。
お役人も不死。
ことばも不死。
生死があるのは人の証でありますと考えたが、
それは今日が意気消沈しているからかも ...
空を
携帯の画面で切り取る。
目蓋の裏に
きみの姿を思い描く。
会いたい、と
簡単な一言が云えなくて
切り取った空を送る。
デジタルな言葉は
正確に届くとは限ら ...
冷たくして固めた水を氷と呼ばないまま二年が過ぎようとしている無人島で筏を作っては流していた
ある朝砂浜の砂が舞い上がったと思ったら濯がれていてまるでコップの底のようであった砂浜が当然砂浜であり続ける ...
花の名前を覚えた あの日
愛しい人が指差した
ライラック
陰りゆく歩道
いまにも 雨
コンビニの駐車場
一匹の子犬
しきりにしっぽを振りながら
通り過ぎる人を見上げる
その先 ...
暗やみの夜の中で
煌くネオン
家庭の団欒のともし火
人はそれぞれ
胸に暖かい暖炉が灯ってないと
生きていけない弱き存在
つながりのなかに
自分を見つける
...
レモン果汁のチューハイを
ちびちびとやりながら
溜息をつくのはもはや日課だ
鏡に映る容貌はどうみても
二十代後半には見えないほど
未来を思うには老けていて
過去を振り返るには青臭い
...
窓の縦線だけが
くっきりと濃く
あわあわと振れる内部の宙
遠くて近い
雑踏のざわめきは
緊迫する耳の内圧につれ
次第に弛緩し浮遊する
易しい無理を
口びるにのせて
縦線だけが ...
湖に浮かぶ
帆色のとりどりを
ひとつに統ぶる四方のみどりよ
身に余る人の荷を負ひ
ゆく{ルビ驢馬=ろば}の
後ろ姿のほそほそとして
夏山のさ緑の中 ...
嫌っていたものの中で暮らしている
これって
皮肉っていうんだろうか
もう
どうでもよくなっている
拘っても
嫌がっても
どうしようもなく受け入れなくてはならないことがあるから
...
僕を語る、巻頭詩になるはずの言葉たちが
一語一句バラバラに僕の体でパズルみたいになって
僕汗たらしてそれ追いかけてる
穴だらけのタモでそれ捕まえようとしてる
僕がピースをひとつ掴めばもうひ ...
色はいっぱいある
いったい何色あるんだろう?
けど今のボクは2色しか分からないんだ
黒色と白色
なんでかな?
赤や緑や青や黄や
見えないんだ。
...
ほらそこ
見てよ
そこだよ??
そこだって!!
こんな運命を
それでも受け入れようと思った
好きで一緒にいるんだから
あなたが謝るようなことはないんだよ
ねぇ
今度そんなふうに思う時には
そっと抱きしめてね
そこから命をもらっているよ ...
哀れで愚かな 魔物が恋をした。
醜く恐ろしい 嫌われ者の魔物が恋をした。
美しい姫君に恋をした。
心優しく気高い 姫君に恋をした。
決して許されぬ恋と分かっていても
この想いだけは隠 ...
あんたのためにしたためてしたためてあっため抜いた言葉
そんまんまぬるくして差し出すとき
あたしあんたにどんな答えを求めているのか
さっぱりわからなくなるところまで来てたんだ
太い首に腕を回 ...
ぼくは詩人
静寂なる空間は心を癒し
癒す心は静寂を創りだす
今日もまた
夜の散歩をしていると
月の光に出会いました
澄みきった夜空に
煌々と輝き
ぼくとぼくの心を照らす ...
賭けました
あなたが私の
謎解くか
私があなたの
心を解くか
この謎で
あなたの心
揺り動く
覚悟なされよ
氷の姫君
誰もみな
寝てはならぬと
言うあなた
悩むがいい ...
ずっと約束してたのに急に会えなくなったあの日
「ばか」
君が僕に送った二文字のメール
次の日早朝に会いに行った僕のお待たせしましたに
「ほんとだよ」
少し間を置いて君が呟いた一言
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨
uminek...
自由詩
17*
06/6/10 9:07
ひとやすみ
静寂
自由詩
1
06/6/10 8:06
離別
プル式
短歌
3+*
06/6/10 6:33
朝みる夕暮れ
〃
未詩・独白
4*
06/6/10 5:24
その夜の岸辺に
チェザーレ
自由詩
5*
06/6/10 4:26
夜、殻を抜けて
〃
自由詩
1*
06/6/10 3:57
幸せ貯金
プル式
未詩・独白
2*
06/6/10 3:45
レモンキャンディ
〃
自由詩
1*
06/6/10 3:32
うそいつわりなく
〃
自由詩
0*
06/6/10 3:31
雨音
〃
自由詩
2*
06/6/10 3:30
さよならCOLOR's
maumi
自由詩
1*
06/6/10 3:11
カラス
壺内モモ子
自由詩
10*
06/6/10 2:49
神の特性
あおば
未詩・独白
6*
06/6/10 2:00
空を切り取る。
有邑空玖
自由詩
4*
06/6/10 1:48
島の自由のひとりのわたしの誰?
黒川排除 (...
自由詩
1
06/6/10 1:32
雨だれ
ku-mi
自由詩
13*
06/6/10 1:28
真面目に生きる
山崎 風雅
自由詩
2*
06/6/10 0:37
労働者の哀歌-仙台編-
松本 卓也
自由詩
3*
06/6/10 0:26
影の格子の濃さを嗅ぐ
シホ
自由詩
2*
06/6/10 0:18
夏山
杉菜 晃
短歌
5*
06/6/10 0:16
抹殺
蒼木りん
未詩・独白
2
06/6/10 0:02
* * * *
パキラ
自由詩
0
06/6/9 23:38
カラーの世界
柚姫
自由詩
1
06/6/9 23:38
何があるの??
〃
自由詩
0
06/6/9 23:24
恋にそそぐ
茜幸美
自由詩
1
06/6/9 23:23
吼
蛙の子
自由詩
2
06/6/9 23:10
こ ど
パキラ
自由詩
0
06/6/9 22:51
ぽえむ君−月光−
ぽえむ君
自由詩
10*
06/6/9 22:45
トゥーランドットで五七五
AKINON...
短歌
0*
06/6/9 22:31
言葉に恋をした.doc
K+A
自由詩
2
06/6/9 22:20
6175
6176
6177
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6187
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6190
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6198
6199
6200
6201
6202
6203
6204
6205
6206
6207
6208
6209
6210
6211
6212
6213
6214
6215
加筆訂正:
PAST E ?
/
かぜきり
[06/6/9 22:29]
改行しなおしました。
9.09sec.