黒に染まる夜は
怖い
闇にある光は大好きで
暗闇の中に
蛍をばらまいて
自分の夢を数えている

お寺の鐘は
友達に
バイバイを言えという合図
妙に寂しくなる
そんな鐘がなる6時を ...
まぶたを突き抜けるような明るさに
耐え切れずに目を開けた
先に起きたらしいあなたは窓際にいて
煙草のけむりをほそく吐き出しながら 
晴れたな、と少しうれしそうにつぶやく

目を向けた窓には ...
いたいとき くやしいとき
かなしいときの なみだを
のこらず 如雨露にうけて
ともだちの 庭という庭で
しあわせの 花を育てます
  
 
●関連作品
ガーデニングの話→ http:/ ...
誰も聞いていなかったから
寂しいと叫んだ
叫んだあとで
どうして誰も聞いてくれないのと泣いた
どうしてと泣いていたら
君が聞こえないようにしているからだよと
私が言った
そうだったねって

私は笑った ...
途切れた夏の感触
暑さにのぼせて
不意打ちをくらう
手を伸ばした先に
何があるのか
届かない光が
闇なのかどうかも
揺らぐ想いが
邪魔になる
誤魔化しただけの
答えの
蓋を開けた ...
瞳のおくの
まぶしさ
ぼくもいっしょに
落ちてゆく

はじめての感覚
あたたかくて
ここちいい体温

こんなに涙もろかった
溶かして
浄化する
新しい色がみえるよ
「こうふく」
がなんなのか
「ふこう」
がなんなのか
ぼくにはわからない
だけど心は
あったかくなるよ
さむくもなるけど
それでいいよ
光射す彼方を目指して 僕らは地図を読む
遠く 高く 鳥の声が響き 出口の風が流れてくる


考えては駄目なのだ


ただ思うように
いや
思うよりも早く手を伸ばさねば
僕らはいつま ...
無力な言葉で
もう愛の唄は歌えない
{引用=
憂いの王、ルードリッヒ二世。
芸術の森と白亜の城に棲みながら、生きる屍も同然の暮らし。
エリザベートへの生涯変わらぬ愛。そして悲恋。
ワーグナーの裏切り。
ああ、なんて残酷。なんて ...
 風が吹く
 僕はなびく

 雲の切れ間から日の光が射し込むと
 休日の街は輝きを増す

 今朝は遅くまで眠りすぎた
 午後の喫茶店のテラスで
 コーヒーを飲みまどろむ

 空を賑 ...
燃え上がる巨大な寝台列車から逃げ出すひとのいないやすらぎ


草上にレモンはひとつ落ちていてあなたのいない夜のはじまり


街中にひらく紫陽花5Fから観ている雨の降りしきる朝


...
自殺した 友の魂が
あちらこちらで まだ 蠢いている
その


喰ってでも 生きていかねばならぬ
この
修羅


青天が
両手を広げたまま
立ちすくんでいる

どうし ...
満足せよ
何としても満足せよ
満足するなら徹底的に満足せよ
おまえが浮かれるのはまだ早い
今のおまえは新幹線に乗っただけで博多に着いたと思ってるんじゃないか?
今のおまえは行列の出来るラーメ ...
意外な展開を。
先の読めない展開を。
今までにない展開を。

そうでなければ進歩がないから。
今あるものにはもう飽きてしまったから。

ありきたりなものは売れないから。
客の入らない映 ...
粛然として初夏は重なり
カーテンを引く
夏の重さは水面を広げる
わたしたちは口止めをされている
沖の方では服を脱ぐようにして
海の肌が見える
わたしはあなたが好きだっていうことを
莫迦み ...
じっとして
息をひそめていればよかった
そしたら
なにもかもが感極まったままで
なにもかもが仏尊としたままで
かるがるにスキップ
輝かしいばかりの海原
だったろうに

鞄なんかも ...
恋になる
前に終わった
恋心
うだる暑さの
夏の午後
「そんなもんさ」と
言い聞かせ
「ああ、それでも」と
後悔し
「もし言えたら」と
思い馳せ
言えぬ思いが
癒えぬまま
と ...
頭から血を流した鳩が
白くつめたいコンクリィトに横たわる。

いつか見た死の形

それは何故かリアリティがなくて
置物みたいに思えた。

どうして飛ばないの、
お前は鳩でしょう?
...
ただひとり 生き延びた僕に、
残された海。
激しく、荒れ狂った夜は 引き潮に連れ去られ、
空と海とをわかつべく 曖昧な区切りは
さも穏やかに微笑んでいる。

磯際を覗くと、ウミスズメたちが ...
「日本(にっぽん)で
戦争なんて
あったんだ」
小学生の
弟おどろく

 聞いて驚け 相手はアメリカ

アメリカに
パールハーバー
あるならば
日本にあるのは
広島・長崎

...
ファミレスのおもちゃ売り場は、小さい頃から特別なもので
欲しかったおもちゃがあっても
「ここはご飯を食べるところなの」って
一度も買ってもらえなかった
帰りに寄ったデパートのおもちゃ売り場には ...
お見合いしないの?
って、長いつきあいのおんな友達に聞いた。
「しないよ、どんなの来るかわかんないじゃん。」
いやなら断ればいいんじゃん。
きっとさあ、

銀縁メガネでさ。
市役所の市民 ...
順繰りに咲き誇る花々は
緑に浮かぶ星の煌めき

晴れ晴れとジューンブライドになるはずが
ほんのちょっぴり なみだ顔

夜の帳の降りる時間も
知らぬ間に間延びして
雲がたれ込めている ...
草や葉や花の蕾が香る午後
六月の雨に空気は濃さを増している

植物の吐息が混じった空気が
血中に入り込み
くすんでしまった細胞を浄化すると

かすかに残った本能が
脳裏に囁くので
...
街角で黒い蝙蝠傘の君に出会った
夕闇に隠れてこちらから顔は見えないけれど
黒い傘からちらちらと映える赤い紅の色が卑猥で
どうしようもなく赤面してしまったことを覚えている

こんな記憶に必死に ...
 さびしがりやだけど
 ひとりがすきなの

そんなのはうそだ

さびしがりやは
ひとりがすきじゃないし、
ひとりがすきなら
さびしがりやじゃない。


ぼくはひとりでいても
さ ...
本当はセリカがよかった
が、人気車には、やはり手が届かなくて
中古車屋のおやじに勧められるまま
同じエンジンだというコロナにした
家に帰ってよく見ると
左のドアが少しへこんでいた

―― ...
さて
カタカナを 話すとするか 若者よ
お前の 腰は 猥雑であるとすれば
言葉を 使うべきだ 若者よ
カタカナの 説得力
言語の 悲哀が
お前の 中身を 捨て
猥雑な ものだけを 残した ...
幼いころからクレヨンに嫌われていた。
僕がクレヨンを握って紙にあてても
クレヨンは色を出すことをかたくなに拒んだ、
紙は真っ白のままだった。

僕のほうでクレヨンを嫌ったことはない。
鉛筆 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
少年コーラゆうさく自由詩5*06/6/11 22:56
匂い万里自由詩706/6/11 22:47
そろもん(ガーデナーの話)みつべえ自由詩406/6/11 22:41
_fuchsi...携帯写真+...506/6/11 22:38
眩暈蓮見自由詩406/6/11 22:36
瞼の裏には自由詩206/6/11 22:33
『こうふく」自由詩306/6/11 22:31
虚空自由詩006/6/11 22:07
_ラプンツエル携帯写真+...706/6/11 20:35
魔の山を下ってatsuch...散文(批評...5*06/6/11 20:18
そろそろバイバイ山崎 風雅自由詩3*06/6/11 19:24
とうめいな部屋本木はじめ短歌1106/6/11 19:21
生きてから 死ね第2の地球自由詩806/6/11 19:10
満足新守山ダダマ自由詩206/6/11 18:49
トリック2を観てきた。腰抜け若鶏散文(批評...106/6/11 17:57
カーテンを引くtonpek...自由詩11*06/6/11 17:52
茅屋ミネ自由詩106/6/11 17:44
【長歌】とある夏の日AKINON...伝統定型各...106/6/11 17:37
鳩とコンクリィト朽木 裕自由詩1*06/6/11 17:37
Sirens ☆atsuch...自由詩8*06/6/11 17:12
大工の息子がにやりと笑って〜War and Religion ...AKINON...自由詩9+*06/6/11 16:06
あの時欲しかった指輪壺内モモ子自由詩3*06/6/11 15:49
市役所の村田さんZUZU自由詩9*06/6/11 15:23
*雨にさらわれたあしたへ*かおる自由詩9*06/6/11 15:20
サバンナの雨マッドビース...未詩・独白2*06/6/11 15:14
蝙蝠傘暗闇れもん自由詩2*06/6/11 14:56
さびしいひとねしゃしゃり自由詩406/6/11 14:42
描いた青の軌跡は佐野権太自由詩16*06/6/11 14:33
カタカナで話すか奥津 強自由詩306/6/11 13:32
嫌われ者Tommy自由詩406/6/11 12:35

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加筆訂正:
Love Boat/恋月 ぴの[06/6/11 21:36]
胸元→首筋
離別/プル式[06/6/11 21:31]
皆様申し訳有りません!表記を戻させていただきました!!
大工の息子がにやりと笑って〜War and Religion五七五/AKINONA[06/6/11 16:22]
改題&カテゴリ移動しました。
駅・近鉄奈良 〜猿沢あたり/たりぽん(大理 奔)[06/6/11 16:12]
階段 → 石段
6.38sec.