賭けました
あなたが私の
謎解くか
私があなたの
心を解くか
この謎で
あなたの心
揺り動く
覚悟なされよ
氷の姫君
誰もみな
寝てはならぬと
言うあなた
悩むがいい ...
ずっと約束してたのに急に会えなくなったあの日
「ばか」
君が僕に送った二文字のメール
次の日早朝に会いに行った僕のお待たせしましたに
「ほんとだよ」
少し間を置いて君が呟いた一言
...
人は誰しも自分の世界観を持って世の中を見ている。
例えば自動車学校の教官は車。
「道路上では必ずしもみんなが交通ルールを守っている訳じゃない。
でも、そんな中でも自分の身は守っていかなきゃ ...
僕等殺意って牙に麻酔をかけて生きてる
容易く揺り動くそれは、人が人と暮らすには鋭過ぎる鋭角
否定の局地に立って人は、ようやく息を吐くことが出来るというのに
僕等息を、息を吸い続け ...
たくさんの哲学者が「人は〜である」と定義した。
人は「何故?」を問う動物であると私は思う。
考えてみれば動物は「何故?」を問わないように思える。
刺激に対して瞬時に反応し、行動する。
一秒 ...
あなたはうしろを振り向こうともしなかった
街角を曲がる郵便配達員のように
(あなたが魂に呼びかけてくれた
啓示は風でとぎれる幻想となって・・・)
結局 あなたはうしろを振り向 ...
溝のないタイヤ
水溜りでくるり滑って
私は今、空を見ている。
頭から着地
或る意味とても器用
ぼんやり口をあけて雨を受ける。
どくどくと心臓
ごぽごぽと水音
側溝にはまると ...
ブンス、ブンスとあの人が還る
羽に一々照る太陽まぶしく
伯爵、男爵ゾロリ引き連れ
市松張りの廊下から王座に上がる
高らかに鳴るラッパなくとも
今日を忘れる民はなかろう
...
テレビをつけると
いつの間にかスポーツニュースが始まっていて
きっといつか見ただろう中年の男が
神の立場で
野球をカミカミ語っていた
もうすっかり名前も
投手だったか野手だったかもわからな ...
ポケットに入れっぱなしにしていた
まなあたたかいビスケット食べ
ほろ苦い味が口の中に拡がり
なんだかしょっぱいなと思ったら
嗚呼何だ、瞳から落ちる雨のせいかと
確認したと ...
私とあなたの間には
いつも一枚の窓があり
互いは違う顔でありながら
窓には不思議と似た人の顔が映る
私とあなたの間には
いつも一輪の花の幻があり *
互いの間にみつめると ...
雲は薄い水彩画
静まる街の片隅でそれを見上げる
風は止まない
誰かが植えた大きな木の葉が
不規則に踊り続けている
ふいに灰色の鳥が目の前の枝にとまり
世界のニュースを告げる ...
楽しいな
楽しいな
楽しいな
愉快だな
人生もっと楽しまなきゃ
ゲラゲラ笑って
ゲラゲラ飲んで
ゲラゲラ歌って
母ちゃんの為なら
えんやこーら
子供の為ならどっこいしょ
...
かくれんぼうを捜していると
日が暮れ出すばかりか
いつの間にかサラリーマンになっていた
そうして欠勤者の中に彼を見つけた
電話をかけて理由を聞くと
厭きちゃったからという
今度は君が鬼だか ...
悲しみは なぜ
訪れるのだろう
忍び足で 近づく音もたてずに
涙は なぜ
こぼれるのだろう
想いの泉 溢れて・・・
自分に素直に やさしく生きる
そんな子供が 生 ...
オレンジ色の光が
橋の頂点に向かい緩やかに移動する
三日月と夜行バス
溢れかえる光と涙
滲む風景は残像を作り、耳が、ノイズを拾う
幻のような佇まいの君と
目が合う
多分触 ...
1
光の棲む場所に立てた、
煉瓦の墓標は
あの子の水晶体の
最期の反射によく似ている
2
朝日がなぞった煉瓦の質感は
どこか罪悪にも似た
紫陽花の萼の如き裏切りの反芻で ...
無言のまま階段を上がる
放課後。
誰もいない校舎でひっそりと息をしてる僕ら
先生が来るといけないから、と
なるべく音をたてないように
階段を一段一段
手だけを繋いで
まるで心臓がそこ ...
日々の営み
食べかけのマンゴー
砂のようにどこまでも
ずれていく少年
手段を知っている僕たちは
まだ本当の悲しみを知らない
日々の営み
食べかけのマンゴー
それが癖であるかのように微笑 ...
子供のころに母に言われ見上げた夜は透き通った紫
故郷を出て大人になり今見上げる夜は漆黒空に星はなし
何かを探しに来たはずが日々に追われ求めること飽き
仲間集まれば現実以上に鮮やかな世界昔の話
...
紙の上
の白
筆
の下の
黒
重
ね重なる
行為ゆえにさらに
かさねては文字盤の上の
ほこりのよにかさかさと動いて
何度目かの憑依、幾度目の翻意よ、とろりくずれて
紙の上とどまり ...
窓と壁のはざまから
水のような顔があふれ
外を見もせず消えてゆく
風が光に 光が風に
裏切りの等価を与えるとき
狭いところ
熱いところ
いたらぬ波をくりかえす舌
輪 ...
重くのしかかる空の雲は
梅雨入り宣言を確信させる
長く続く雨の中
傘もささずに歩いてみる
路地裏で黄色やピンク色の傘が咲いている
小学生の下校途中
梅雨も悪く ...
心に空いた穴を埋める様な長い雨
哀しみの様に地に響く{ルビ鎮魂歌=レクイエム}
出勤に向かう車達の排気ガスの匂い
錆びの匂いに似て懐かしさを思い出させる
子供の頃に秘密基地として遊んだ ...
いつもより
深く煙草を吸い込んだ途端に
君を思い出す
細かい雨と灰が交じり合って
僕の目がかすむ
もう一度
君に抱かれたいだなんて
かなわぬ幻想
もう
...
{引用=夜を裂く青星の爪 雄たけび上げ
駆け下りて来い わたしのなかへ}
夜の天蓋に{ルビ静寂=しじま}はこぼれ
瞬くのは
ただ蒼い隻眼
その牙は光り その爪は光り
そのたてがみは光り ...
ぼくは詩を書きたい
雨は雨であり
風は風であり
人は人である
今日もまた
朝の散歩をしていると
雨風に出会いました
家を出るときから
雨が降ることはわかっていた
...
僕は僕として
今朝も時計のネジを巻く
君は君として
今日も自転車のペダルを踏む
今日は今日として
日が昇っては落ちてゆく
減った荷物に増えた荷物
もう来ない新しい昨日にき ...
明日というものは見えないモノ
明日というものは解らないモノ
明日というものは識らないモノ
今日という安寧から明日という暗闇に放り込まれる人々は
その絶望に涙する
だけど
...
私は、もう一時間もこうしてパソコンの前に座っている。
書こうか、書くのを止めようか、迷っている。
しかし既にこうして指を動かして居るという事は、
私自身の意志は書く事を選んだのである。
私 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
トゥーランドットで五七五
AKINON...
短歌
0*
06/6/9 22:31
言葉に恋をした.doc
K+A
自由詩
2
06/6/9 22:20
人にはどうして世界観が必要なのか?
腰抜け若鶏
散文(批評...
1*
06/6/9 22:13
『殺人衝動』
しろいぬ
自由詩
1
06/6/9 22:04
人は理由を問う動物である。
腰抜け若鶏
散文(批評...
0*
06/6/9 22:00
カイロス
信天翁
自由詩
2
06/6/9 21:46
雨色雑記
朽木 裕
自由詩
6*
06/6/9 21:44
蝿の王
daisak...
自由詩
0
06/6/9 21:18
兎女
黒田康之
自由詩
5
06/6/9 20:32
名も知らぬ君から貰ったビスケット
こめ
自由詩
7
06/6/9 20:18
傘を差す人
服部 剛
自由詩
21*
06/6/9 20:07
曇り空
松本 涼
自由詩
9*
06/6/9 20:00
素晴らしき人生
ペポパンプ
自由詩
2*
06/6/9 20:00
鬼ごっこ
tonpek...
自由詩
9*
06/6/9 19:45
贋作、 ぼくのなかの のび太
Lucy.M...
自由詩
4
06/6/9 19:36
光点
アザラシと戦...
未詩・独白
3
06/6/9 19:28
煉瓦を積んだのは朝日に知らせるためではなく
士狼(銀)
自由詩
8*
06/6/9 19:03
横になる、夏。
夕凪ここあ
自由詩
11*
06/6/9 18:56
微笑
たもつ
未詩・独白
9*
06/6/9 18:54
忘れられた48色の色鉛筆のためのソネット
マッドビース...
自由詩
3
06/6/9 18:31
PAST E ?
かぜきり
自由詩
2
06/6/9 18:13
午後の名前
木立 悟
自由詩
6
06/6/9 16:20
嫌われなきゃいいな
山崎 風雅
自由詩
5*
06/6/9 15:59
梅雨入り
海月
自由詩
4*
06/6/9 15:42
雨
砦希(ユキ)
自由詩
1
06/6/9 15:41
シリウス
石瀬琳々
自由詩
12*
06/6/9 15:19
ぽえむ君−雨風−
ぽえむ君
自由詩
6*
06/6/9 14:26
「手紙」
436
自由詩
1*
06/6/9 14:22
明日というモノ
朱桜天 遊雨
自由詩
1
06/6/9 14:02
遺書(ショート&ショート)
虹村 凌
散文(批評...
1*
06/6/9 13:39
6176
6177
6178
6179
6180
6181
6182
6183
6184
6185
6186
6187
6188
6189
6190
6191
6192
6193
6194
6195
6196
6197
6198
6199
6200
6201
6202
6203
6204
6205
6206
6207
6208
6209
6210
6211
6212
6213
6214
6215
6216
加筆訂正:
PAST E ?
/
かぜきり
[06/6/9 22:29]
改行しなおしました。
シリウス
/
石瀬琳々
[06/6/9 16:25]
一部修正しました。
親
/
さくらほ
[06/6/9 15:57]
最終章、入れたかったエピソードを入れました。
5.27sec.