気持ちのいい言葉とか
綺麗な言葉たちは
なかなか友達になってくれなくって
それに僕にはすこし遠い夢のようで。
だからいつも傍に居てくれる
なんて事の無い僕の友達に
...
一歩前に踏み出した足
一歩後ろに下がる地面
たぷんと揺れる水
とぽんと跳ねる金魚
ほらご覧と覗き込む僕
あら綺麗と覗き込む君
うつむくしかなくて
うつむくしかなくて
...
貴方ほど強い力を持っているのなら
私の言葉など必要はないでしょう
貴方の笑顔でどれだけ私の心が波打つか
私の心など関係はないのでしょう
いつでもそう
これでもう最後
...
ペルセウスは恋をした
その醜き内に秘めた美しさに
その悲しき運命に
ペルセウスは恋をした
鏡の中でしか見つめられぬその姿に
抱きしめることの叶わぬ思いに
ペルセウスは恋をした
そ ...
夜明け前に
起き上がった俺は
残骸を見る
無邪気に笑う笑顔の影
闇が消える刹那の
野望は崩れて
やがて殺人的な光が
俺を打ちのめすだろう
金色の光の一筋が
俺の身体を貫くだろう
...
ひらべったい毎日が続く
回る寿司みたいに幸せが回ってきたらいいのに
身体がだるいのは精神のたるみ
張り合いのない日常
金網の中で過ごすような日常
有難さも忘れて
...
瞼を閉じその暗闇の中に輝かしい自分が其処にいる
気持ちを大切に生きていた
そんな気が今となってはするだけ
焦る気持ちは初心を更に削り落とす
自分で自分を傷付けている
その傷跡を舐めて慰め ...
日々、邁進するヒトの社会
縮こまる手足を折り曲げて。
ひびわれる窓ガラスの何万枚
千千にちぎれる宇宙の意が儚げで
ただれるような煩雑さの中
かがんで感覚の確かさを嗅ぐ。
唯、意志する主 ...
雨の部屋に静かに崩れる砂の声に
それでも傘を差せずにいる
いつも狭い夕暮れだった
零れていくものといえば、僕らの影ばかり
当たり前なほどに
当たり前はなくて
二十年後の空の色よりは
...
たとえ咽るほど湿った空でも
たとえ二カ月しか経ていなくても
そこが「我が家」であるという事実に
これだけの安堵を感じられるなんて
雨足は強くなっていくにつれて
今日から押し流されていく昨 ...
駅を降りると
なつかしい高島屋のマークが出迎えて
僕のこころはすっかり
あの日歩いた川岸の街並に吸い込まれて
けれども
いくら探しながら歩いても
なつかしい雰囲気のするだけで ...
逃げる羊を追いかける。
嫌がる羊を追い詰める。
怖がる羊をあざ笑う。
とても とても 弱い羊は逃げ出した。
抑圧されて逃げ出した。
逃げて 逃げて 逃げて
思い切り逃げたのだけど
...
女ライオン肩から膝に錘なし
男の夢に齧り付く
滴る夢を海に流せば珊瑚が生えて
今日からここが南国になる
汝はここで暮すがよい
悲惨なニュース
雨が止まぬ
今夜もきっと
分かりあえない
夜雨の中で
殺された手の
ぬくもりだけが
街にヤサシイ
欲しくない靴、どれも汚い
笑えてるけど、なぜ不満足
十字路 ...
小雨の降る夜道を歩いていた。
ガラス張りの美容院の中で
シートに座る客の髪を切る女の
背中の肌が見える短いTシャツには
「 LOVE 」
という文字が書かれていた。
...
祈りとは
神に語りかけること
畏怖と親愛と
そう相容れない想いが
ひとところにあるもの
空が砕かれて鳩が羽ばたくように
割れんばかりの祝福をください
もし私にその価値があるなら
そ ...
とけるのは唇
あふれるのは 生温かい水
零れないよう
太い針で縫いつけて
不器用に 笑う
染み出す膿で
舌が焼ける
目を瞑り、
笑う
溜まった水は
まだ温かい
私 ...
喉を鳴らして肯定を叫んだ
飢え渇いた老犬のように
醜く振り乱して否定を歌った
与えられるものなどないと理解(わか)って
瞳を虚ろわせて
僕はなにも選べないでいる
生きること死ぬこと
どちらも選ばないで惑って
ただぼんやりと息を吐く
何よりも醜いのは
描いた夢を嘲うこと
馬鹿だな ...
ここならいい風がくる
ここならいい匂いがする
ここなら
ここなら青い海が見える
ここなら赤い花が咲く
ここなら白い砂が舞う
ここなら黄色い道になる
ここなら
...
ぼくは詩人
星の数ほど夢があり
そしてそれは煌めき輝く
今日もまた
夜の散歩をしていると
星空に出会いました
星を隠す雲もなく
見渡せば満天の星が銀色に広がる
その ...
隣のテーブルでは
中年の男が
くわえ煙草で
眉間に皺を寄せ
本をにらんでいる
奥のテーブルでは
初老の女が
眼鏡をかけて
忙しく次から次へと
バッグから書類を取り出しては
興味 ...
ある晩
月の灯りをあびて
一匹のカエルが
言論の自由を主張した
そしてほんとうのことを言った
それはほんとうに
ほんとうのことだったのに
ほんとうに
ほんとうのことだったので
...
自分すら他人に思える夜。わたしは無精ひげに、アクセサリーの水晶をつける。本を拾い読みし、起き上がりベッドにすわる。マリン・ブルーの表紙に手を置く。こめかみが痛い。胸に水晶の玉がゆれてあたる。外を走るバ ...
ささくれた指で優しく音楽を奏でることはできない
掻き揚げた髪が汚れていたら誰も振り向かない
どこかで汽笛が鳴っているじいちゃんの昔の思い出
湖が七色なら魚は棲んでいない
今日も ...
ひた隠しにしてきたものを
木陰に紛れて研ぎ続けてきたものを
ポケットにそっと忍ばせて
不器用な空想を描いてる
月は出ていないし
眠るにはまだ早い
手持ちぶさた ...
エメラルドの長靴
両足で小さな湖にダイブ!
見上げる階段の先
そう、あれはお母さん
足跡が小さくて
雨粒も小さくて
ルビーのミュール
片足で深い海をジャンプ!
見下 ...
あのときは
なぜか わからなかった
ことばを荒立てた「血」の頑迷
想いを沸騰させた「気」の動転
...
ざわわと、海が鳴る事は
地球が三回転半しても
難しいことだろうけれど
すきだと、僕が声を出すことは
地球が三回転半するまでに
何万回言えることか。
ぱたりと、本が倒れることは
風 ...
いすら、だなんて
ほんと意味わかんない名前
つけちゃったんだけどさ。
いすら、ってさ
キーボード見ながら
EROって
ひらがな入力で
打っただけなんだけどさ
イタリア語だったか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ぼくのばあい
プル式
自由詩
2*
06/6/15 4:41
金魚
〃
自由詩
6*
06/6/15 2:54
蜃気楼
〃
未詩・独白
0*
06/6/15 2:53
メデューサとペルセウス
〃
未詩・独白
1*
06/6/15 2:51
黄昏
ジム・プリマ...
自由詩
2*
06/6/15 2:07
見つけ出せ
山崎 風雅
自由詩
4*
06/6/15 1:48
初夏はすぐ傍まで来ているというのに・・・
海月
自由詩
2*
06/6/15 1:30
宇宙の大小
シホ
自由詩
0
06/6/15 1:14
蒸留水
霜天
自由詩
7
06/6/15 1:14
労働者の哀歌-帰宅編-
松本 卓也
自由詩
2*
06/6/15 1:01
ふたごパラドックス
AB(なかほ...
未詩・独白
3
06/6/15 0:36
スケープゴート
蛙の子
自由詩
5
06/6/15 0:05
女ライオン
daisak...
自由詩
0
06/6/15 0:02
「ふたり、夜、雨、青の雫」
木賊ゾク
自由詩
5*
06/6/14 23:47
「汚れた足」
服部 剛
自由詩
21*
06/6/14 23:40
祈り
けんご
自由詩
5
06/6/14 23:38
目を瞑り笑え
ユメアト
自由詩
2
06/6/14 23:05
『』
しろいぬ
自由詩
0
06/6/14 23:00
『虚夢』
〃
自由詩
0
06/6/14 22:59
ここだけの話
アサリナ
自由詩
7*
06/6/14 22:55
ぽえむ君−抱夢−
ぽえむ君
自由詩
7*
06/6/14 22:30
スモーキング・カフェ
マッドビース...
未詩・独白
1
06/6/14 22:11
言論の自由
しゃしゃり
自由詩
10
06/6/14 21:45
サイレント・ブルー
光冨郁也
自由詩
4
06/6/14 21:39
おしまいピエロ
ラピス
自由詩
1
06/6/14 21:29
ストレンジ
八布
自由詩
2
06/6/14 21:23
ダイブ!
かさね
自由詩
3
06/6/14 20:34
冷たい影(六)
信天翁
自由詩
1
06/6/14 20:20
オノマトピア
仲本いすら
自由詩
7
06/6/14 20:07
いすら
〃
自由詩
2
06/6/14 20:02
6167
6168
6169
6170
6171
6172
6173
6174
6175
6176
6177
6178
6179
6180
6181
6182
6183
6184
6185
6186
6187
6188
6189
6190
6191
6192
6193
6194
6195
6196
6197
6198
6199
6200
6201
6202
6203
6204
6205
6206
6207
加筆訂正:
「汚れた足」
/
服部 剛
[06/6/15 1:49]
何ヶ所か推敲しました。
労働者の哀歌-帰宅編-
/
松本 卓也
[06/6/15 1:01]
終わり方が僕にしては前向きな方なので「哀歌」じゃねーじゃんって言われそうだけど、まぁこのシリーズの締めとして。
オノマトピア
/
仲本いすら
[06/6/14 20:21]
誤字訂正
外と内
/
ペポパンプ
[06/6/14 20:09]
誤:久しぶりの→正:久しぶりに
6.28sec.