楽あれば苦あり
苦あれば楽がある
ほら、
人生楽しいことばかりだ。
このせかいで
あなたに あなただからあえてよかった
そう いえるべき おもいあえるあいてを
さがしもとめることが いきること だと
そっと いいきかせてみる
まえのめりに へこたれ くず ...
裏通りの石畳の坂を つたう雨
硝子窓をくもらせるのは、ふたりの熱い息、
まどろみに奪われてゆく 美しい君のカラダ
枕はひとつ。
ピンクの縁取りをしたシーツとカバー
シングルベッドしか ...
芝生の上に横たわると
青が見えた 鳥が見えた 飛行機が見えた
ふと影が差したと思ったら
白いシャツが落ちてきた
二階の窓から母さんがごめんと言った
ああ 天使かと思ったのに
世界中のどこもかしこも蒸し暑い夏の日を背景にした舞台劇場になり
油彩画のように凸凹している駄菓子屋の背景の前に群がっている子供達
誰が主役なのかという事でモメテイル口論の際中だにゃ〜こりゃ〜
ど ...
ぼくは詩人
流れつつ心を残す人の世は
生まれしものの運命でもある
今日もまた
夜の散歩をしていると
川に出会いました
浮き流れる水の音は
どこか寂しげに
耳を澄ませど
...
複雑なことを単純にして、単純なことを複雑にして
丈夫な歯になるように、これでもかって言うぐらい噛む
噛むと旨味が口の中にじわじわと広がってくるから欲望を満たすけど
なんか疲れちゃって、顎が外れた ...
詩を何かに例える人がいます。
それは、人によって異なります。
当たり前ですが、何も例えない人もいます。
そんな中のある二人の対談です。
詩を料理とするの人の心構えはこうです。
「単語は料 ...
世の中には二種類の人間がいる気がする。
人より前に出ようとする人間と
人の後ろに下がろうとする人間。
前に出ようとする人間は周りから煙たがられる。
謙虚ではないと囁かれ、傲慢だと罵られ ...
目のかたち光ではない光かな
澄むことを望めば遠い光かな
澱み澄み澱み澄むこそ光かな
白ひとつ午後に置き去る光かな
めざめては ...
蝶を見た朝
森から森へ
子はひとり織る
銀の声
緑をつらぬく小さな音
つらぬかれた跡の揺れる音
つらぬいたものが緑に染まり
水の底から空を見る音
銀が重なり ...
たわわに実った果樹のような女
葡萄色の唇から溢れ出る
神への賛美
芳醇なものがグラス一杯に注がれ
陽に照らされた観衆がそれらを飲み干す
薔薇の絡まる門は乱暴に開けられ
木々は悩ましく髪をなびかせる
干したままにしてあった小さなハンカチ
若鳥は驚きによって飛び立ち
二度と戻っては来ない
空中に遊ぶ
赤 黄 緑 青
投げられていそいそと飛んだのに
誰の手も触れず畳の上に落ちた
あんなに軽いのに
1
ビルの屋上。
振り返るとそこには長靴が落ちている。
黒くてピカピカとひかる長靴。
でも片方だけ。
片方だけの長靴って、長靴と言えるんだろうかとふと考えた。
電話が鳴 ...
体を水の上で
身をまかせ
輝く太陽
高く高く
笑顔と優しさで
満たされて
癒してくれる
救われる。
緑が美しい
小さな屋根裏の部屋
午後の紅茶
友人と話す。
机の人がいた
脚がついてた
幽体離脱の
練習の真っ最中だった
汗をかいて
それでも手を振ると
余っている方の
手を振ってくれた
(2006.6.19)
世界中の風を収集すると
古い書物から頁が捲られてゆく
幾つもの考えは
風の形になる
ベドウィンのテントに吹く風
サーミのテントに吹く風
敦煌の砂に吹く風
風を折るように
また祈 ...
あなたたちは
想いあっているのですね
すこしせつない日々を
もらいます
目立たない花なんて
なくて
ちいさな想い集めて
花
遠く海、高く空までも
受け入れるような
花
私 ...
子猫が死んでゐる
昼寝でもしてゐるかのやうに
アスファルトに横たはってゐる
傍らを通り過ぎる時に
私は、ごめんねとつぶやく
その小さな黒猫を殺したのは私のやうな気がして
h ...
下の人は、上の人をうらやましそうにみた。
上の人は、下の人をつめたい目でみていた。
それが、ある日ひっくりかえった。
上の人は、下の人を助けた。
下の人は、無垢な目をしていた。
あぁ いつか
「君の可愛いトコが好き」
そうあなたが言ったから
皺になっても
白髪になっても
可愛いトコだけは失くさないでおこう って
心に決めてたのに
可愛いトコって
なんだ ...
10かぞえる
あいだに
街は
姿を変えた
もう
いいかい?
10かぞえる
あいだに
君は
姿を消した
もう
いいかい?
この
世界の
夕暮 ...
さぁ これをあなたに
そういって
わたしにわたしてくれたものは
色のとどかぬキレイナかがみ
あかない闇がすすけてみえる
硝子のまんまのかがみをひとつ
粟立つような言葉と共に ...
「ミス」
私のミスによって
泣く人がいる
「立場」
望むなく
決断を下さねばならない
「決断」
私がせねば
他の誰がしてくれるというのか
「engagement」
中立 ...
純粋な気持ちから なのか
同情の余地から なのか
未だに
見つけられて いない
言えるのは
紅く染まることを
覚えてしまった 顔は
特異なリズムを
覚えてしまった 心は
その喜び ...
サンボマスターの山口隆は、『そのぬくもりに用がある』のMCで、「言葉にならないからギターを弾くわけですよ!」と叫ぶ。この叫びを突きつけられたとき、思わず立ち竦んでしまった。そして、立ち竦んでしまった ...
大きなガラス扉
日焼けしたブラインド
貸店舗、の白い貼り紙
コンビニになりきれなかった
角の、たなか屋
殺風景な店先のコンクリートには
ただひとつ
小さな郵便ポストが生えたまま
舌 ...
指を舐めて、そっと笑う君。
くすぐったいと、言う私に対し、強引に体をくっつけて、
「愛してる」を謳ってる。
君が、「愛してる」って謳ってるのと同時に、私はその心地のよさに、ずっと酔っていたいと ...
こんこんと水のまま鴨の口から
亜人の腕輪を交換しに行く砂漠のバザー
抹茶薄い皿に永遠に落ちてくる
突如生えた角で広場に十字刻む
火のないところの煙は目印卵を産む
灰色の空 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
楽
レオ
自由詩
1
06/6/20 23:11
かみさま、て いのりたくなるひ
mina
未詩・独白
5
06/6/20 23:04
秘密の部屋
atsuch...
自由詩
4*
06/6/20 22:59
白いもの
ユメアト
自由詩
5
06/6/20 22:48
誰が主役なのか
狩心
自由詩
4*
06/6/20 22:33
ぽえむ君−夜川−
ぽえむ君
自由詩
6*
06/6/20 22:17
噛み応えのある
狩心
自由詩
4*
06/6/20 22:07
詩を料理と例える詩人と絵とする詩人の対談
海月
散文(批評...
2*
06/6/20 21:48
世の中には二種類の人間がいる。
修羅
散文(批評...
0
06/6/20 21:20
光かな
木立 悟
俳句
5
06/6/20 20:52
銀衣の子
〃
自由詩
5
06/6/20 20:49
歌
曠野
未詩・独白
1
06/6/20 20:45
風
〃
未詩・独白
2
06/6/20 20:32
紙風船
〃
未詩・独白
0
06/6/20 20:30
Lara
GGP
自由詩
1
06/6/20 20:28
プール
ペポパンプ
自由詩
5*
06/6/20 20:01
練習
たもつ
未詩・独白
8*
06/6/20 19:33
風の形
tonpek...
自由詩
11*
06/6/20 19:04
花
民
自由詩
3*
06/6/20 19:04
子猫が死んでゐる
三州生桑
自由詩
2
06/6/20 18:14
上と下
加藤 ココ
自由詩
1
06/6/20 17:44
チャームポイント
さち
自由詩
6*
06/6/20 17:34
カクレンボ
043BLU...
自由詩
1
06/6/20 17:33
無色の鏡像
かぜきり
自由詩
1
06/6/20 17:23
雑文 「s'engager」
広川 孝治
未詩・独白
1
06/6/20 15:58
助け 手
FUBAR
未詩・独白
1*
06/6/20 15:50
言葉を超えた領域に向けて言葉を放ち続けるのだ
大覚アキラ
散文(批評...
10
06/6/20 15:15
たなか屋の角
佐野権太
自由詩
54*
06/6/20 14:14
謳ってる、唄ってやる
つぐこ
散文(批評...
2
06/6/20 13:44
ハンマーによる抽出実験
黒川排除 (...
川柳
2
06/6/20 13:24
6157
6158
6159
6160
6161
6162
6163
6164
6165
6166
6167
6168
6169
6170
6171
6172
6173
6174
6175
6176
6177
6178
6179
6180
6181
6182
6183
6184
6185
6186
6187
6188
6189
6190
6191
6192
6193
6194
6195
6196
6197
加筆訂正:
鮭のフルコース!〜シェイクスピア全作品で五七五
/
AKINONA
[06/6/20 22:19]
ほんの少しだけ改題。鮭=Shakespeareですよ。
水平線遊戯
/
こしごえ
[06/6/20 16:13]
タイトル、やはり元に戻す。
水平線遊戯
/
こしごえ
[06/6/20 15:43]
改題。
5.29sec.