遠く 向こうの空を追いかけて
時折見せる少年っぽい優しい笑顔
欠けた歯がチラっと見えている
風を詠み ちぎれた時の糸を探し掴み
もう離さない様にと…
忘れていたよ。近くに ...
空中に浮かぶ銀の紐
綱渡りする道化師が一人
バランス棒を忘れたと
誰に言わずもなが泣き目のアート
口元の笑い
化粧した白塗りは
汗を弾きはするが遠目には判らず
今まさに踏み外さな ...
シソの茎は四角い
スミレには出っ張りがあります。
ナデシコは二つの葉が一緒に出ています。
モミの葉は痛くありません。
メイシャン豚は豚の原種です。
ロバと馬の子がラバです。
海亀の涙は ...
フライングベッドが再度あらわれて深い眠りを焦がしてしまう
4ゆびをテーブル上で交差するあなたの朝が美し過ぎて
アーサーが来てたわよ アーサーってだれ?たぶんお母さんのそうぞうじょう ...
いつかの冬に、どこだか遠いところへいった。
帰りは夜行バスで
何度目かのサービスエリア
昨日知り合ったばかりの赤い女と話しながらプルタブを引くと
コーヒーが飛んだ。
熱い 煮えくり返りそうな ...
サンドイッチマンがはさまっていた
紫外線とアスファルトのあいだに
商店の右通りと左通りのあいだに
絶望と希望のあいだに
木の板とプラスチックの板のあいだに
ポルノの看板とストリップのポスター ...
空は虹色に溶け
得体の知れない甘さが
いちめんに薫り立つ夏のゆうぐれだ
長い夏のゆうぐれだ
君の記憶が
水のように透明に
けれど水よりも濃い密度で滴ってきて
それは容易く
私の現在を侵 ...
満月ぽっかり
いや
ぽっかりじゃないな なんだか
もっと
おろーん
満月おろーん
いや
しかし
おっきいなあ今夜のは
なんだかおまえに食べさせたい
イグアナに
イグアナの ...
突然、閉所恐怖症ですか、
と聞かれ
慌ててそうじゃありませんと
笑顔を見せる
笑顔を見せたって
MRI撮影室の
空洞の中に居る私の顔は
見えやしない
ただ、
むっつりした顔で答えたら ...
いつも通り
夜のなかに手をつっ込み旋回
ぐりぐるぐるり ぐるん、
感触は鈍い温さを保ったまま
僕の右手におりて狂喜乱舞だ
そんなエレクトロレトロ
テトラトレトロ、トロ、
...
気になる
気にする
木になる
木にする
おなじ「キ」なのに、「木にする」はおかしい
何を木にするのだろう
あの人を木にすると魔法使い
ぼくが木になるとお友だち
知らない ...
彼はその瞳に少しだけ
太陽をば持っている
病んで止まない人たちを
妙に温かく見守っている
彼はその心にたくさんの
月と星たちを抱えている
暗 ...
ぼくは詩を書きたい
つながりというものに
明確さは必要ない
今日もまた
朝の散歩をしていると
緑道に出会いました
緑が生い茂る夏
緑が似合う夏
歩く道も
なるべく ...
曇りの幌につつまれ
ふたたび生まれ ふたたびねむる
陰に刺さり
縦にかがやき
空のろくろ
空のふいご
枝々を巻き
高く きしむ
ひかりが動き
動きがひかり ...
湿った闇に蛍ちかり
潤んだ夜に星ひかり
小指から糸を辿れば
丁度きみの背のあたり
絡んだ赤が花になる
夏は夜
浴衣を着れば良かったと
木綿のシャツを少し恨んでみる
盆 ...
南へ行こう 星が生まれる場所に
誰にも知らずに たった1人で
地図も お金もいらない
ただ 果てしない宇宙(そら)を見つめながら
どこかへ行きたい
ココじゃないどこかに ...
私が信仰している運命の女神について。
別に彼女を敬っているわけじゃないし、他人に信じろと強要する気もない。
俺自身、こんなのは馬鹿げた妄想だと思うのだが、
それでも、そこに何かがいる気がして ...
銀糸雨が空に
幾度も、線を弾き
鉛をかじった蜘蛛が
身体を溶かして
あの青い蝶を待っている
しと、しと、と
落ちるのは涙か、糸か
蝶は巧く銀糸を解いていって
つまりは現在、街灯が必要な時間
月は夜露に濡れ
よりいっそう鈍く輝くのに
ぼくの周りはただ沈黙がざわめき、
時に彼らはこちらをいっせいに見やる
幼いわたしはいつでも作り物
...
公園にロケットがあったから
娘と乗った
ぼくの足は地面についたままだが
娘はすでに
宇宙遊泳を始めている
知らないおじさんの帽子をかすめて
ビッグバンと星が見えたという ...
かたく閉じた両耳が震えた
ぐらつくほど景色は紅く燃え
わたし舟、かすかに揺れた気がして
しばらくこのままでありたいと
きえゆく視界に願った
なまえには最初から意味なんてないんだろう
つ ...
想像が織り成す有限の優先席
わだかまりに組み込んだ数々の感情と
何か言いたげな己の細い口元と
ゆるり、ゆるりと環状線を
ありきたりの道筋で
また感情線の掌
曖昧で、白く溶けて
ま ...
陽射しはとても強くて
カーテンなどやすやすととおり抜けて
部屋を照らしだしている
テーブルも花瓶も
新聞入れも出しっぱなしの掃除機も
土曜日だからスーパーの朝市の牛乳が安い
車 ...
風に揺れるは夜
よせてはかえす 幽霊船
もうどこへも行きたくない
惑星帰りの顔色で
月に憑かれて踊った夜は
耳に蓋して寝てしまえ
薫るだろう?
彼女のすすり泣く声
金切り声 ...
夜は世界の焼け野原
焦げついた空の
薄靄を漂う光
巨人の左目は瞬き
夜は断続的に失われゆく時
浮かび上がる真夜中の刻印
世界の黄昏を導き
枯れ草の下でくすぶる業火と
責めたてる波の ...
斜めに射し込む陽
赤と青が溶け合う
海 漂う船
暗闇の中
生まれ落ちた光
焼き消された多くのものが
得たものは―
西風が吹き消す
空の蝋燭
勝ち得たものは
儚く脆く
海の ...
月は
硝子に描かれた設計図なのです
半透明に、透明に
あるいは暦のように
時は
暦の影絵
季節を待ちこがれた獣が
手に入れた花占い
君は
峠ではためく{ルビ経文布=タルチョ} ...
4年と言う間待ちに待った夢の舞台に
我等が代表が望んだ
数年前まで弱小の国との対戦
我等が誇りにしていたジーコの采配
経験を豊富に積んだ選手たち
日本の威信をかけて挑ん ...
時空が虚構であることを
何故
僕たちが知らなければならなかったか
知らぬことが
一つの特権でもあったのに
夢の跡をたどり
確かめられるものの
すべてを消し去るために確かめる
片々のひと ...
今晩も私のご主人様がお話してくれます。
会社で何があったとか、友達がどうだったとか。
私はご主人様の話を聞くのが大好きです。
ご主人様が何を想い、何を感じてこられたか
ご主人様 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
協奏曲
命鈴
自由詩
2
06/6/13 21:46
銀紐の綱渡りは道化師を落としたか
maumi
自由詩
0*
06/6/13 21:13
生き物
ペポパンプ
自由詩
5*
06/6/13 20:00
ラヴュー
本木はじめ
短歌
4
06/6/13 19:57
コーヒーと女
ソラノツバキ
自由詩
1
06/6/13 19:51
サンドイッチマン
しゃしゃり
自由詩
3
06/6/13 19:08
夏の場所
塔野夏子
自由詩
21*
06/6/13 18:30
イグアナで待ってるぜ
水在らあらあ
自由詩
8*
06/6/13 17:53
黒幕は検査技師
あおば
未詩・独白
10*
06/6/13 17:20
人工の夜
明日葉
自由詩
5*
06/6/13 16:35
ふたつのキ
石川和広
自由詩
11*
06/6/13 15:37
明け方の詩
MOON
自由詩
0
06/6/13 14:08
ぽえむ君−緑道−
ぽえむ君
自由詩
9*
06/6/13 14:04
午後とめぐり
木立 悟
自由詩
4
06/6/13 14:03
蛍
銀猫
自由詩
15*
06/6/13 12:33
灯台
美夜奈
自由詩
0
06/6/13 9:33
運命の女神について。
腰抜け若鶏
散文(批評...
1
06/6/13 9:33
銀糸雨の空
美味
自由詩
2*
06/6/13 9:14
これ以上
蟻
自由詩
3
06/6/13 7:34
スペース
yo-yo
自由詩
2*
06/6/13 6:37
かぐわしき
.
自由詩
4
06/6/13 4:45
_
〃
自由詩
1
06/6/13 3:53
水路
アンテ
自由詩
1
06/6/13 2:29
青白いピエロが嗤う
チェザーレ
自由詩
2*
06/6/13 2:19
夜行性患者の夢の断片
〃
自由詩
4*
06/6/13 2:17
落日
〃
自由詩
2*
06/6/13 2:11
星を、かぞえてはいけない
たりぽん(大...
自由詩
16*
06/6/13 1:54
屈辱
山崎 風雅
自由詩
3*
06/6/13 1:26
触角
シホ
自由詩
1
06/6/13 0:52
月下美人
蛙の子
自由詩
2
06/6/13 0:17
6169
6170
6171
6172
6173
6174
6175
6176
6177
6178
6179
6180
6181
6182
6183
6184
6185
6186
6187
6188
6189
6190
6191
6192
6193
6194
6195
6196
6197
6198
6199
6200
6201
6202
6203
6204
6205
6206
6207
6208
6209
加筆訂正:
恋の技法とサウダージ〜Music on 575
/
AKINONA
[06/6/13 11:09]
英単語にわかりやすく(?)振り仮名をつけて改題
落日
/
チェザーレ
[06/6/13 2:13]
リメイクwww
落日
/
チェザーレ
[06/6/13 2:12]
リメイク
6.49sec.