人形は動かない
死体も動かない
じゃあ
たまに動く貴方は何?
遠くで奏でるのは何の音?
チャペルの鐘?
目覚まし時計?
それとも
大切な人の断末魔?
くいこんだ爪をゆっくりと持ち上げる。
じんわりにじむ赤いシロップ
トマトジュースより赤くて
苺シロップより濁ってる
そいつの名は赤血球。
ほんの少しだけ味を見たら
ちょ ...
消しゴムのカスってさ
どうしてか、こう
まとめたくなるよね
もう、消す力なんて残ってなくて
黒くすさんでて
なのに
「ねりけし」だなんて
呼ばれたりしちゃって。
見てて ...
エスカレーターを掛け上がれ
トレインはもう目の前だ。
何でもかんでも
バターでソテーすれぱ
甘い味がするのよ。
ぼくは詩を書きたい
何が正しのかを決めることが
正しいとは限らない
今日もまた
朝の散歩をしていると
草刈に出会いました
静かな朝に
機械の音がうなり声を上げる
そ ...
頭上一面厚い雲に覆われて、
まるで大きな卵の中にいるようで、
顔を上げる気力もなく黙々と歩いていたら、
西の空が割れて光が差し込むのが見えた
はるか西のあの場所では孵化が始まって、
何か ...
深夜の地下道
両脇に並ぶ店のシャッターは全て閉まっていた
シャッターに描かれた
シルクハットの紳士は大きい瞳でおどけていた
胸からはみ出しそうな秘密を隠して
彼は独り歩いた
...
また腐りかけた吊り橋だ
いつもこうやって
たどり着く先で
誘う危険は
谷奥からのそよぎに共振する
銀河を流す暗い川には
大きな{ルビ鰐=わに}が寝そべり
冷たい水に ...
かつて見送られるもののために
窓はあった
そしていま窓は
残されたもののためにある
窓を開け放ち
潮の匂いのする風を迎え入れる
誰かが忘れていった
化石の海が
ひとつ置かれている
...
夜半
街灯の柔らかいスポットライトに冷たい風は吹いて
それでも少女は拒絶する
(何を、かは分からない)
優しい夜、ごとに
彷徨う足はなくせずに
寄り掛かりたい気持ちの始まりも
どこに根差 ...
ドングリを3個
ぼくの手のひらの上にのせて
3円ですと娘が言った
ぼくはナンキンハゼの葉っぱを3枚
娘の手のひらの上にのせる
ひとりといっぴきと
ひと粒のために
こ ...
ハンバーガーの間に挟まれている肉が俺を睨み付ける
お前は他の生命を喰う覚悟が出来ているのか?と
お前は他の生命を喰って生き延びる覚悟はあるのか?と
お前は他の生命を喰って自ずから死を選ぶことは無 ...
マクドナルド二階の窓際の席で
新しく出たと言うハンバーガーを胃袋に押し込む
昼間に見た何百と言う皿のビーフフェレポワレよりも
こういう飯の方が煙草にはよく似合う
そう言っている間も目の前の煙草 ...
風にゆらめく、
踊り子たちが
激しい春に
ときめいてゆく
日常。
(ゆうや、ゆうや
あなたがぼくを、呼ぶのは
小犬の甘噛みに似ている、の。
ゆうや、ゆうや)
...
慣れない街では風がうねってて
目まぐるしく僕を迷わせる
どれほど背中を押されようとも
ブレーキを踏んだままなので
なんの意味もなかったんだ
傷だらけの中古車は
駐車場でたそがれて
夕 ...
神様・・・
どうか僕を世界一の詩人にしてください
春の光を
夏の匂いを
秋の紅を
冬の粉雪を
すべてを色鮮やかに
言の葉に込めることが出来る
そんな詩人にしてください
そうなれたなら ...
目覚めはいつも気だるい
体はバラバラになっている感じがする
だるま落としの様に遠くに飛ばされ
手の届く範囲で集めて動くようにして
また、集める
潰れた完熟トマトのような街並み
飛び散っ ...
静かな その時眠りたくて
まばたきのように あなたから目を逸らした
溢れる 光に頬も緩み
輝く季節が いつも僕の味方をした
すべらせた手の愚かさを 知ったその瞬間から
千の笑顔がナイ ...
そのまぶたがゆっくりと下りるとき
深い青の底で 何かがはじまるとして
沈んでゆくすべを持たない私は
人魚にもなれないまま
目眩 酸欠 ...
未来は 交信される 一通の メールである
幼き 少女よ お前の 魂は メールの先にある
鉄道である
鉄道から 薔薇が 咲く
それは それは 童話が 狂ったような 薔薇だ
幼き 少女よ お ...
いつまでも動かない
物欲しそうな顔に
デコピンをしてやると
驚いて次のページをめくる
晴れたり曇ったり
雨が降ってるのに晴れてる
洗濯物が干せない日
リビングの少し大きめのテーブルに ...
みんな用事があって
みんな用事があって
みんな用事があって
みんな用事があって
みんな用事があって
みんな用事があって
みんな用事があってみんな用事があって
みんな用事があって
みんな ...
アスファルトに額をつけた
この世界が汚れているのは僕のせいだと
窓からみんなが叫んでいた
走ってきた子供が僕の右手を砕いた
みんなが笑って 家からでてきた
僕を蹴飛ばし ...
南極で王樣ペンギンを見たよ。
王樣は一人 いや一匹だけかと
思つてゐたら
何匹もゐたよ。
何千何萬のペンギンが
みんな王樣なんだ。
王樣の王樣がゐるわけぢやない。
みんな同じ王樣なんだ。 ...
戦うこともあった
負け犬決めこんで手を抜くこともザラだった
どっちがどうのというわけじゃない
高く飛ぶか低く飛ぶかは
いいわるいの問題じゃない
にやりと笑って
砕け散っていたやつらを
...
山の頂に雪は積もりました 寒々しくも
もちろんのように 六月の 東の端っこ峠にも
週間 蔽い尽くした開けの空の下
風の笛を吹くように
感受性くらい自分で磨かなきゃ、とか茨木のり子さんに叱られて、それについて考えてみました。
感受性って、入力される信号に対する感度のことですよね。感受性が高いっていうのは、そのセンサーがとても敏感 ...
*
いつまでも、
溶けそうにない
って、 思えてくるの。
この雪の 白い場所で
あなたは ぼくを。
大きな瞳の奥には、
雪の風景、と
ぼくたちが、
マッチングせ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
何?
胡蝶
短歌
0
06/6/4 21:11
音
〃
自由詩
0
06/6/4 21:08
赤血球
〃
自由詩
0
06/6/4 21:07
ね、りけし。
仲本いすら
自由詩
0
06/6/4 21:07
朝の光景
胡蝶
短歌
0
06/6/4 21:04
甘味
〃
短歌
0
06/6/4 20:59
ぽえむ君−草刈−
ぽえむ君
自由詩
5*
06/6/4 20:42
雲は薄紅の卵殻
椎名乃逢
自由詩
1*
06/6/4 20:05
地下道の音楽
服部 剛
自由詩
11*
06/6/4 19:28
吊り橋を渡る、僕は帰らない
たりぽん(大...
自由詩
13*
06/6/4 18:37
潮風
たもつ
未詩・独白
17*
06/6/4 18:18
三重らせん
霜天
自由詩
6
06/6/4 17:43
サバイバルゲーム
yo-yo
自由詩
6*
06/6/4 16:37
問いかける
虹村 凌
自由詩
0*
06/6/4 16:12
俗
〃
自由詩
1*
06/6/4 15:38
芽吹き
葛西佑也
自由詩
9*
06/6/4 14:52
かたつむり
しでん
自由詩
2*
06/6/4 14:04
詩人
三架月 眞名...
自由詩
2*
06/6/4 13:29
一週間
海月
自由詩
0*
06/6/4 13:14
シャロウアンバー
明日殻笑子
自由詩
2*
06/6/4 13:08
deep blue
なるせ
自由詩
2
06/6/4 12:48
薔薇
奥津 強
自由詩
4
06/6/4 12:10
休日にはカタログを
美味
自由詩
7*
06/6/4 11:31
日曜
渡邉建志
未詩・独白
2
06/6/4 11:22
0
Kj
自由詩
3
06/6/4 11:15
海に向かつて
杉菜 晃
未詩・独白
1*
06/6/4 10:31
超低空飛行
茜幸美
自由詩
0*
06/6/4 10:21
さむざむしくも
ひより
自由詩
4*
06/6/4 10:02
感受性と詩への表出
uminek...
散文(批評...
10*
06/6/4 9:05
お ん な
葛西佑也
自由詩
17*
06/6/4 8:47
6184
6185
6186
6187
6188
6189
6190
6191
6192
6193
6194
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6200
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6217
6218
6219
6220
6221
6222
6223
6224
加筆訂正:
「窓」
/
服部 剛
[06/6/4 16:52]
数ヶ所推敲しました。
8.17sec.