そして 落ちた 朝日から
恋文が 洗われる
落ちた 朝日は 父なので
娘の 洗いきれぬ 服などに
圧倒されつつ 奇形の涙を流し
落ちた 朝日なので
沈むと 月になる
だが 娘は 月を ...
イチリンソウが 咲いた
一輪で 咲いた
手折ればすぐしおれる
春の日の夢
一輪で咲くことを
神に 赦された
一輪で悲しむことを
神に 赦された
染まらない
その 白の痛みに
...
私は今日も死ぬ
少しずつ少しずつ私の「何か」は減っていき
私は少しずつ呼吸を弱める
瑞々しい朝の光も
柔らかな夜の闇も
頬を撫でる風にさえ私を救うことは出来ない
もちろん貴方に ...
どうぞ私を殺してください。
死んでしまうことは悲しいけれど
それでもあなたに殺されるのなら
最期の一瞬だけはあなたを
もう一度見つめる事ができるから。
もう一度ぬくもりを ...
愛が永久(とわ)だと 言うのなら
何故に彼女は 去ったのか
答えは未だ 見つからず
私は未だ 闇の中
{引用=以前、現代詩フォーラムに投稿していたものの中から、自分が残したいものやお気に入りの作品を載せていきたいとおもいます。今回は、俊読で朗読した三作品。}
ある夕暮れ
{引用=
ある意 ...
5月の天空の傘は雨漏りばかり
途中下車してコインロッカーで
制服を脱ぐのも板についた頃
初夏の爽やかさを置き去りにして
入梅前の隙間を夏空が我が物顔で占拠中
教室の片 ...
包まれてたキャラメルが
ほそりと ついた雨に溶け
羽をぬらさず 輪を作る
水溜りの 空しか知らない
日暮に
欠けていく暖かな日溜りでも
分け入る 胸に くきりとついたなら
...
あなたがもってくるそのにおいは
あたたかすぎてこころがいたい
もしできるのならばぼくのそばで
ゆるすとひとこといってください
そしたらぼくはありがとうといって
...
キミ。
分かってるでしょ。
キミとはエンガチョ、
とっくの昔に。
。
陽気なやつだ
あっという間に肉を捌いてくれる
器用なやつだ
カコカコカコと缶詰を開けてくれる
頼もしいやつだ
怖いやつらが見ただけで逃げてしまう
どうしてお前はいろいろなことが ...
人々から罵倒されても
何度でも立ち上がれる勇気を
この心に投与して
気付けばいつも独りきりで
少し離れた場所から
数人が囁き嘲笑している
僕が醜いから
蒼穹もいつの日か堕ちてくる ...
柔らかで重い
透明感の海の内臓にて
夏に恵まれたくらげが
水に還ってゆきます、あらゆるくらげが
水に還ってゆきます
(出会えた。だから、
(ええ、だから、お別れしなくて ...
京都市立博物舘に
大絵巻展を彼女と見にいった
大盛況だ
2時間待ちだと聞いて止めることにした
暑い日中
初夏の日差し
休日の昼
バスに乗って四条にまで行った
...
君の人生があり
生活があり
夢があり。
花があり
食べ物があり
あったかい風や
冷たい風があり。
春があり
夏があり
秋があり ...
窓を越えていくと
広い草原があった
今も昔も、通過できない人の声を
ざわめきながら残すために
忘れていった風の小言
誰のために、それすらもどこか忘れて
いつか、潮騒の混じった空に
...
精神科に通い続けて一年半ば
毎月高い薬を得て生きている
入院を勧める医者
入院を拒む僕
それが病気の一種
境界性人格障害を抱えている
関わりを持つ人を傷付けて舐めて癒す
写り ...
雨ざらし
雨ざらし
くぐもった空の下
僕らは雨に汚されて
気持ちはとうに折れていて
すべて灰色になってしまえば良いって
投げても誰も優しくはしてくれなくて
強くも弱くも無い雨 ...
断片で世界は出来ている。君と僕もそうさ。
夢の中で君の声を聞いた気がしたんだ。
白い夢だよ。さらさら淋しい風景の白い夢だよ。
君は僕に手を差し伸べて云ったんだ。
「私は貴方を救えるかしら? ...
射抜くように見つめる眼差しから
視線をそらせなかった
なんていう潔さだろう
たぶん私は
魅きこまれていったんだ
だって
こんなにも痛い
言葉を乗せた花びらの
来る上空から
甘い香りが立ち込めて
手の平は夢遊にひらめき
高く 高く 開くよ
ワタクシの生きた
気の上で回れ 花吹雪
ら行は霞んだ空を瑠璃色に ...
やさしくなれたら
いいよね
あなたが
私を忘れても
毎日は確かにあなたに降って
私は
わるい私だったと思う
あなたに
覚えていてくれなくてもいいよ
ぜんぜん
ただ
すべて ...
石垣に肩を預けて戯れは
我が身を石に初夏の景色に
それは‥
季節で言えば
今頃の
濃さを増す
木々の緑も鮮やかに
天気で言えば
曇天とも
雨天とも
言えるような
...
打ち切られる命の値段は、いくらなんだろう。
「リハビリテーション打ち切り問題に対する反対ネット署名」
http://www.craseed.net/
僕らは、 ...
赤い半月は
ひと食らう
赤子声の猫が呼ぶ
後生だからアタイを呼ぶな
小さく震えるのは
アタイ・・・
夜に紛れて見える風 ...
世界が唐突に色褪せ
焦って惑って叫び声を上げる
カサカサに渇いた心の表面に血が滲んで
大切な感情が 次々と零れだした
世界が唐突に色褪せ
夢の先の風景に恐れをなした
...
消え行く下向きの、宇宙の接合部に
幼少時、断絶されたブラックホールの中
一輪の百合が、灯っていた
七つのスペクトルが防御魔法を受けて
白が黒に、意識されていた
男は、犯罪者に仕立て上げよ ...
誰かが君を責めていた時
君にちょっとした落ち度があって
むしゃくしゃした奴が教育にかこつけていたあの時
僕はそいつを責めていた
お前に言われちゃおしまいだよと
偉そうなことを言える立場かと思 ...
ぼくは生れた時から、
夜にまぎれる術、を、
知っているの。
多くの人たちが、
何事もなかったかの
ように、通り過ぎて
行く。夜道を、
たった一人で歩いて
行けるの。
たくさんの恋 ...
アイスクリームは甘くて冷たい
貴方の唇は甘くて暖かい
そんなキスがお望みデス
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
婚約者
奥津 強
自由詩
2
06/6/5 11:25
一輪草
北野つづみ
自由詩
4*
06/6/5 11:06
生きると言う事
仄
自由詩
3
06/6/5 10:58
先生さようなら。
プル式
自由詩
2*
06/6/5 10:36
夜に爪弾く嘆き歌
AKINON...
未詩・独白
1
06/6/5 10:35
葛西佑也過去作品集①
葛西佑也
未詩・独白
14*
06/6/5 9:17
*平日の亡命*
かおる
自由詩
11*
06/6/5 9:09
ゆうらん
砂木
自由詩
12*
06/6/5 7:18
はないちもんめ
プル式
自由詩
4*
06/6/5 6:24
タニン。
よーかん
未詩・独白
1*
06/6/5 5:38
相棒
しびと
自由詩
1+*
06/6/5 4:56
孤独の森で
AKiHiC...
自由詩
5
06/6/5 4:11
記憶熱
A道化
自由詩
6+
06/6/5 3:15
大道芸人とアイスコーヒー
山崎 風雅
自由詩
2*
06/6/5 2:54
おまけ
プル式
自由詩
3*
06/6/5 2:31
風切り
霜天
自由詩
4
06/6/5 1:57
唐突に見上げた月は綺麗
海月
自由詩
4*
06/6/5 1:02
日々
こた
未詩・独白
0
06/6/5 0:52
まほろば
朽木 裕
自由詩
2*
06/6/5 0:07
清廉な潔白
茜幸美
自由詩
1*
06/6/4 23:53
宮廷詩人
千月 話子
自由詩
10*
06/6/4 23:40
瞳
uminek...
未詩・独白
1*
06/6/4 23:17
回想録 「山鳩と桐の花」
LEO
自由詩
17*
06/6/4 22:57
打ち切られる命−こころを分けてください
月音
散文(批評...
4
06/6/4 22:54
『赤い半月』
シュガー・ソ...
自由詩
6*
06/6/4 22:48
『シ』
しろいぬ
自由詩
0
06/6/4 22:29
百合
竹下九瓜
自由詩
0
06/6/4 21:56
誰かが君を責めていた時
若原光彦
自由詩
1
06/6/4 21:45
今朝、影になる。
葛西佑也
自由詩
10*
06/6/4 21:44
接吻
胡蝶
自由詩
0
06/6/4 21:12
6183
6184
6185
6186
6187
6188
6189
6190
6191
6192
6193
6194
6195
6196
6197
6198
6199
6200
6201
6202
6203
6204
6205
6206
6207
6208
6209
6210
6211
6212
6213
6214
6215
6216
6217
6218
6219
6220
6221
6222
6223
加筆訂正:
唐突に見上げた月は綺麗
/
海月
[06/6/5 1:03]
一人の方へのメッセージです。
回想録 「山鳩と桐の花」
/
LEO
[06/6/4 23:31]
最終連、手直ししましたm(__)m
9.28sec.