哀しみを 拭うようにして 雨が降る
石楠花や やさしい 雨と こだわりと
食堂の 横に プールが ぽつんと あり
制服の 吾を 包める 熱い 御茶
通学路 隣家 ...
ブルーベリージャムの あまずっぱい朝に
「お早う」と言って
庭へ目をやる
すっと口許に手をそえ
ちいさな欠伸
すこし涙がじんわり
(うつむいて)
すっと小さな海をふちどる
縁側でやんわ ...
その日真っ白な兎は
ただただ空を見つめ
泣いていた
赤い涙があふれていた
なにがかなしいの?
と聞いても
だまったまま
赤い涙だけをながし
空を見つめていた
なぜかみすて ...
離れることを考えている
どれだけ謝っても
足りないだろう
なのに
傷もつけてくれない
その歯で
わたしの足も
手も
食いちぎればいい
眠ってる間に
殺ってしまえばいい
怒 ...
テーブルの向こうで
カエルがなくのだ
涙もろいカエルがなくのだ
悲しみの理由は
支離滅烈
取り乱したカエルの日本語は
とてもビジネス文書向きではない
だか 悲しみという命題は
...
ぼくは詩を書きたい
夢は詩となり
詩は夢となる
今日もまた
朝の散歩をしていると
夢に出会いました
いつのまにか
自分の中に芽生えた夢
いつのまにか
自分 ...
ヘロー、私がLockTheKey
今日スゲェ恐怖がW.Cをノックするから鍵を掛けろ
それは陽炎か幻覚だろうが貴様にハローと呼び掛ける
答えるな、肩へルナティックな彼方からの光が降りて
まる ...
奇術には、
タネもシカケも、
ある。
だからこそ、
再現できるのだ。
前任者のTは、
こう言った。
「わたしの教則本は、
五百ペー ...
美しく
溶けるあなたは
かき氷
夏のさなかの
熱き接吻(くちづけ)
雨が降る
その日に限って
嫌なこと
降って湧くのは
何故なのでしょう
サッカーも
恋も初めが
肝心 ...
世の中一寸の先も何が起こるかわからない
良い例が、サッカー
10分の間に物語は激変してゆくのだ
それは日常生活にも当てはまると思う
何気なく道端を歩いていたはずなのに
突然、何かが落ちて ...
春過ぎて夏{ルビ来=きた}る間の静けさの 次は嵐か快晴か
暖かな笑顔で迎える両親に わが心根は息も絶え絶え
静かなる机に伏してみる夢は 荒れ来る{ルビ未来=さき}の波の間に間に
過ぎ ...
真実より美しく高画質
TVはスレンダーな集大成
子供たちは言葉を追いやり
想いより速い電波で交信
ロックンロールは遂にあ
時代を逆巻きリピートし始めた
情報化された恋人の冷たさに
世 ...
前を向いてわっはっは
後ろを向いてわっはっは
いちとせにとせでわっはっは
仕掛けてごかけてなんでもいいか
にっちもさっちも行かなくなっても
何とかなるさと前をむきゃ
いつの間にやらわっはっ ...
世界のありったけの明かりに負けず
その人の背中越しに三日月が見えた
一瞬で長い腕がそれを遮る
活路を見出さなくてはね
しっとりした声で
それはそろりと湖底を撫でるよう ...
しなだれて奥様?
いいえオキラクシングル
疲れているのは肌だけじゃない
生活空間
主にきっちん!
やさしいドラマは居間の向こうで
甘いささやきはひそひそ声
今日も眠るかしら
...
好きですと百万回言われるよりも
あなたから一本のバラを貰えば
私は一生そのことを忘れないでしょう
あの紙は何でできているの?
あの紙はどうしてペラペラなの?
女の子が矢継ぎ早に聞きます。
紙はずっと沈黙を守るの?
紙は何故崇められるの?
女の子は核心めいたことを聞 ...
私の辺りはぼやけて霞んでうつろ
どろり
と冷たい濃い乳白色の霧に
まるで
胎児のようにつつまれてる
この耳に聴こえるのは
高い空から降ってくる微かなおと
...
チチカカ湖
チチカカ湖
チチカカ湖の畔
チチカカ湖を小舟で行く
小舟に波がぶつかると
小舟は揺れる
揺れる小舟に
チチカカ湖は歌う
チチカカ、チチカカ、チチカカと
一人の男が ...
真夜中にせんたくものを干すきみの着ている服も濡れている手も
立ち直りかけてるきみに悪いけど闇を失くしたきみは抜け殻
伸びる影のびないひかりの集う朝みえない牧師が祈りをサボる
...
時間が、かたちになるとしたら
思うよりも綺麗に見えるかもしれない
夕日を右側に受けながら
止まった部屋が揺れた気がする
ほんの少しのリズムを
みんなが取り戻していく
いつかよりも欠けた ...
そこを回っている様に見える
前には行かず
ただそこを気まぐれで
回っているように感じる
前に行かなくても
動いていれば
その跡にカスは落ちて
たくさんのカスの中には
拾えなかった、 ...
遠く鳥の飛ぶ音
離さない
僕の耳は手のように
つかむ動きをやめないのだ
地球中の血を力にして
叫ぶ
喉からは出る手のように
何かを欲してやまないのだ
続く
つづらおりの道
...
13月32日
君に会えて良かったかもしれないって、思えたから、ありがとう。
{引用=
10年後、また、あの場所で会おうね。
}
そのときは、きっとお酒も咽ずに、堂 ...
あなたの幸せを願う人は多いから
むこうでは元気ですか
だれにいうわけでもなく
空気が震えている
澄んだ空で祈っていても
空は青いままで
涙は降らない
かなしみのなかで
かなしみくるしんで
きょうおいらは
めつぼうします
こどもらがみせる
むじゃきなえがおのように
きょうおいらは
めつぼうします
むじんえきをよこぎる
...
つまずきなく沃野を少年は
見えぬ軍勢 率いて走る
塔も運河も陸も海も
己が名前を記していけ
越えて行け超えて行け
走りながら 忘れながら
私に底知れぬほどの悪意を持ちながら
同時に私に対する執着を捨てさることは出来ないままに
ことあるごとに私の前に現れて
私の人生に干渉することをやめようとはしない
私はもう二度と ...
詩を語るたび、世界は沈黙す。
目が染みるほど充満した煙の中
何を血迷ったか跪く自分の姿を
鏡に映しこんでぼんやり眺めていた
数限りない自業自得の渦で
息をする資格を無くした雑魚が
水槽から腹を出して浮かんで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
哀しみを
すぬかんなが...
俳句
5
06/6/17 15:39
初恋
こしごえ
自由詩
14*
06/6/17 15:38
赤黒
蓮
自由詩
1
06/6/17 12:51
終
民
自由詩
2*
06/6/17 12:50
ポーカーフェイスの涙
The Bo...
自由詩
5*
06/6/17 11:55
ぽえむ君−夢詩−
ぽえむ君
自由詩
2*
06/6/17 11:33
暗い日曜日:鍵を掛ける人の歌
六崎杏介
自由詩
2*
06/6/17 11:29
「 蹴球時感、一。 」
PULL.
散文(批評...
5+*
06/6/17 10:00
そのかき氷に接吻を〜ふつうのせいかつ五七五
AKINON...
短歌
4
06/6/17 9:03
流れ
静寂
自由詩
2
06/6/17 9:01
日曜の午後
プル式
短歌
2*
06/6/17 6:56
仮想現実
藤原有絵
未詩・独白
2*
06/6/17 6:03
前をむいてわっはっは
プル式
未詩・独白
1*
06/6/17 5:58
三日月の部屋
藤原有絵
自由詩
11*
06/6/17 5:47
キッチンドリンカー
〃
自由詩
2*
06/6/17 5:34
こころのこり
プル式
未詩・独白
2*
06/6/17 5:30
その軌道上に
ブルース瀬戸...
自由詩
3
06/6/17 4:26
私には触れられない
明日葉
自由詩
1*
06/6/17 2:50
チチカカ湖
あおば
未詩・独白
7*
06/6/17 2:44
踏み絵
本木はじめ
短歌
8
06/6/17 2:13
メトロノーム
霜天
自由詩
9
06/6/17 2:09
まわっていても ほうせき
小太郎
自由詩
1
06/6/17 1:58
僕は立つ
シホ
自由詩
4
06/6/17 1:53
いつかの日記
神音
自由詩
1
06/6/17 1:36
メモ
佐藤伊織
自由詩
4*
06/6/17 1:03
めつぼうのひ
青色銀河団
未詩・独白
2
06/6/17 0:54
少年ダビデ
daisak...
自由詩
1
06/6/17 0:51
哀れな聖人達へ
ジム・プリマ...
自由詩
0
06/6/17 0:42
「厭世」
木賊ゾク
自由詩
2*
06/6/17 0:33
拗ね者は無様に吠える
松本 卓也
自由詩
1*
06/6/17 0:19
6163
6164
6165
6166
6167
6168
6169
6170
6171
6172
6173
6174
6175
6176
6177
6178
6179
6180
6181
6182
6183
6184
6185
6186
6187
6188
6189
6190
6191
6192
6193
6194
6195
6196
6197
6198
6199
6200
6201
6202
6203
加筆訂正:
「厭世」
/
木賊ゾク
[06/6/17 0:35]
語ることの多くは、語られぬ。
5.96sec.