森の貝をとり
水にひたし
透きとおるのを待つ
巨大な草の{ルビ族=やから}の
息つぎを待つ


湿った土
霧が告げる鳥
岩をしめす手


声 匂い 熱
姿以外の緑 ...
例えばある人を愛しく思う。

その人は自分の世界の中では一番美しい人。
自分が劣等感を感じずに付き合える異性の中で一番美しい人。
あるいは自分が落とせる異性の中では一番美しい人。

ある日 ...
どろどろと、もがいている
ここから逃げたくて
どこかに行きたくて
どうにか生きたくて
けれどどうしていいかわからない
そんな状態は蛹に似ているのだと気付いた

いつか蝶になれる

世 ...
あの日には戻れはしないと知りつつも心は今も戻ろうとする 例えば自分の頭の中を引っ掻き回してみれば分かること。
例えば一週間の自分の行動を思い返してみれば分かること。

自分って誰?
自分って何?

アイデンティティーなんて名前はかっこいいけれど ...
の丘に
咲いたダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの蹄鉄の
隠された場所の

の丘に
びっしりと生えそろう数億のダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの
暴かれた場所の

の丘
...
私に、その葉に落ちている、
    甘美な雫を下さい。

私に、そのほのかで優しい花びらの

    色を下さい。
夜をこえて 夜空を駆けて
眠るあなたのうでのなか 忍び込みたい

あなたの見るゆめ
金の砂漠 蒼の水底
耳をすませて
私にきかせて
ねむるあなたのそばにいるから

明け方のそら  ...
とまらない泪を,真似たかのように降りしきる雨。


今時,三流ドラマですら使わないであろう言い回しを選ぶ,自らに苦笑した。
だけどほんとう。
笑いがこぼれてしまうくらい,それはあたしの頬を伝 ...
ピカソみたいに一日じゅう
セントジェームスのシャツを着て
たくさんの女と子どもたちに囲まれ
好き勝手に暮らしたい

白くない砂浜に
空のペットボトルが漂着し
三ツ矢サイダーだの
おーい ...
涙が海だと言うならば
貴方の海でおぼれたい
水面に沈みゆっくりと
魚になってしまいたい
そしてあなたの海の中
真珠探してさまようの

涙が海だと言うならば
貴方の海でおぼれたい
波に ...
「神様 早く わたしを殺してください」

泣きながら そう祈ったら
頭がとても 透明になった
生と死の 両方の 入り口に立っているようで
物音ひとつしなかった
そのまま 
わたしは 薬物 ...
みんなわたしにやさしいです
誰も彼もやさしいです

みんなわたしにやさしいです
王子さまもお姫さまもやさしいです
マジシャンも泥棒もやさしいです

みんなわたしにやさしいです
魔女もお ...
命短し恋せよ乙女
そういったのは 誰だっけ?

動悸息切れ目眩して
胸はくるめき加速する
恋の病に冒されて
明日の月日が減っていく
恋はあたかもろうそくで
心の炎が燃えるから
命が短 ...
                 こうず  まさみ

里山を歩いていると
南の方から 登ってくる父子がいる
走っているのは 中学生だろうか
自転車に乗っているのは
父親である
自転車を漕 ...
頭がぶっ飛んでしまうくらいに
遥か世界を越えて
愛しさを知った

眩しい真っ青な暴風に巻き込まれ
未熟な翼を拡げたのはいつだっただろうか

今ここから見える
たとえば雲の向こうの光は鮮 ...
海の窓に一面咲き誇る、
世代の階段を降ろしているひかりの樹木が、
紺碧の空の濃度のなかを降りそそぐ。
ひかりは、やがて、平坦に引きわけた、
一般という名の岸のなかに、染まってゆき、
見えない ...
ぽつり ぽつり ささやいてゆく にわか雨
心まで しみないけれど
濡れないうちに 帰らなくては
傘など さそうか迷っていたけど
それは必要なさそうで
濡れないうちに 帰ります
月の燃した小雪が
小さな風に産まれて

寝ている黒い土の上の枯れ枝に
微笑んで 触れて行く

土は 春を育むから
そのままでは いられないけれど

幾千億の時間の 今だけ

枯れ ...
人は出逢いと別れを何度経験するのだろうか?

そして、それは僕たちに何を与えてくれるのだろうか?

出逢いは喜びと一時の幸せを与えてくれるだろう

別れは悲しみと未練を与えてくれるだろう
...
自分の世界を信じているあなたや私はオリに入れられた動物

サル山で騒いで縄張りを主張するボスザル

周りから見ればただのサル

毎日ぬくぬくと暮らすライオン

ハーレム作ったってや ...
 眠れぬ夜
 自分の呼吸だけが心を
 捉える
 
 生きることの難しさ
 困難に耐え凌ぐ毎日

 少しでも希望をうたおうとするけれど
 容赦なしに心に塵が積もる

 時には楽しいこ ...
真夜中の台所
コップに水を湛えて
ビィ玉をひとつ
覗き込めば世界が歪む
逆さまの僕

蛇口を緩く締めたせいで
だらしなく滴る水道水
ハァプが奏でるメロディが
よく似た音が僕の耳を
...
『1.冷たい魚の大唾液腺』


電気を消して
皮を剥いて
私を解体して下さい
果実か何かと同じような扱いで
その時と同じ目で気持ちで

誰かの切り取った
誰のものとも知れない心臓 ...
てのひらでさわるより

てのこうでさわったほうが

たぶん、まほうはながつづきするよ

なつかぜにひえたほほを

そっとなでてさ





ねえきみは

たとえばぼくが ...
君が僕の嫌いなハトを触ったので
僕は君を触れない、と決めました。
君が嫌いなのではなく
ハトがきらいなのです…

君の好きなハトを僕は好きにはなれないだけなんだ。
わかる?
僕の嫌いなハ ...
 僕達の住む星
 地球
 思惑の違う者どうし
 ひしめき合っている

 産まれてきたときは皆一人
 死ぬときも 
 また一人

 限りない選択肢を神様から頂いた
 だからって何をし ...
寂しさが耳を塞ぐ
誰の声も聞こえてこない

寂しさが目を塞ぐ
誰の姿も見えてこない


無音・暗闇の世界に
ひとりぼっち、


誰か、わたしに、
(寂しさを取り除いて、)

...
嫉妬、
というものが理解できない。

私にわかるのは薄い青灰色した感情だ。
そんなものは嫉妬じゃない嫉妬の色は紫なんだと
昔むかし恋人に言われた。
私はそのときとても傷ついたけれど
傷と ...
さんざ酔っぱらって目がさめたら
三人でベッドに転がってたよ
どうやら3Pやっちまったよわはは

という話を
ともかくそういう話ができる男に話してみたが
(上記三名にその男は含まれない)
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
遠霊鏡木立 悟自由詩306/5/29 19:24
本当の愛って?腰抜け若鶏散文(批評...106/5/29 18:21
夕凪サナギ/N自由詩106/5/29 18:12
戻ろうとする夏川ゆう短歌206/5/29 18:02
ペルソナ腰抜け若鶏散文(批評...106/5/29 17:35
の丘ふるる自由詩33+*06/5/29 17:29
蓮の花はなムシ自由詩206/5/29 16:25
千夜一夜紫翠自由詩6*06/5/29 15:09
Another Ending(プロローグ)和歌こゆみ未詩・独白3*06/5/29 14:41
セントジェームスのシャツを着てatsuch...自由詩4*06/5/29 14:12
今度は十文字の涙AKINON...自由詩206/5/29 14:09
おなじ神様に祈るのか第2の地球自由詩206/5/29 14:08
みんなわたしにやさしいですアサリナ自由詩7*06/5/29 14:00
真説・ゴンドラの唄AKINON...自由詩006/5/29 13:53
絆を求めて肥前の詩人自由詩1*06/5/29 12:02
遥か世界かのこ未詩・独白206/5/29 11:07
遺灰前田ふむふむ自由詩10*06/5/29 10:53
ぽつり ひより自由詩5*06/5/29 7:36
小さな土の唄砂木自由詩10*06/5/29 7:06
出逢いと別れ静寂自由詩1*06/5/29 6:33
動物園flame自由詩2*06/5/29 5:31
疲労山崎 風雅自由詩4*06/5/29 4:45
真夜中AKiHiC...自由詩4*06/5/29 2:33
剥製術 (●○○○○○○○○○○○○)人間自由詩106/5/29 1:36
羽化なるせ自由詩106/5/29 1:15
嫌いなハトたまむし自由詩006/5/29 0:55
踊ろう山崎 風雅自由詩3*06/5/29 0:18
吉村自由詩106/5/29 0:10
トリプトファンレス・トリプル3佐々宝砂自由詩006/5/29 0:06
トリプトファンレス・トリプル2自由詩106/5/29 0:05

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加筆訂正:
真説・ゴンドラの唄/AKINONA[06/5/29 16:53]
改題しました。
E minor 7th(きざし)/恋月 ぴの[06/5/29 12:04]
わたし自身→わたし
静けさや 。(カテゴリ 移動 )/すぬかんながぐつ。 [06/5/29 6:23]
カテゴリ俳句に移動させました。ペコり。
街灯 /服部 剛[06/5/29 1:52]
6連目誤字がありましたので訂正します。
5.13sec.