一度だけ、神の存在を感じた事がある。その日私はホテルで恋人と過ごしていた。
その時私はコカインを吸っていて、恋人は隣で微かな寝息を立てていて。
私はぼーっと仰向けになって、定かではないが、恋人 ...
ぼくは詩人

情景は心情を揺り動かし
心情は情景を響かせる

今日もまた

夜の散歩をしていると
草の響きに出会いました

どこからなのだろうか
見えない暗闇の道で
その音の源 ...
切り開かれた山々の
雑草が呻く

昨日は嵐で倒れたが
今日は人の手で刈られる

焦って道を行く若者

弾かれた空の青
その彼方

若者は同じところをくるくると歩いている
気づく ...
磨かれたノルマンの尖塔の硝子が、
ケルトのひかりを運び、
古都は、厚き信仰の素性を醸し出す。
北をめざした奥まった海流は、
度重なる落城のかなしみを刻んだ、
鉛の雨をもたらして、
午前の湿 ...
春はキミと出会った季節

夏はキミと燃え上がった季節

秋はキミを追いかけた季節

冬はキミと暖めあった季節

ボクにとっては…

どの季節もキミだった。
ジョニーがお風呂へ行きたいと
俺の下宿を訪ねてきたんだ
パチンコで八万円勝ったらしいんだ
四万円ずつで行こうというんだ
川崎まで行こうというんだ

俺は川崎までの電車賃だけでいいんだ
だ ...
あの子は、青い、羽を千切って

あの子は、青い、羽を千切って

麦をたくさん食べて

メリーゴーランドの速度で

几帳面な生活

キチガイな笛吹きに

さらわれてしまっても
...
愛しきものに残された
僅かな時間が
手出しを許さず
無表情に過ぎて行く

死の匂いのする
冷ややかな居心地に耐えかねて
虚ろに庭先ばかりを見ている

こんな哀しい歯痒さのなかで
無 ...
今朝のおまえの目が
あんまり緑だから
どうしたって聞くと
やっぱり風邪だ

普段体調がいい時は
緑に茶色が散っている
水の底に見たブナ林のような
おまえの目

それが濃い緑に張 ...
青空を見上げれば
真っ赤な太陽
木陰に入れば
セミの声

ランドセル降ろして
木に上る
基地を作り
一人だけの世界

メメちゃんが擦り寄ってくる
かまってくれと膝に上る
のどと ...
あなたに笑ってほしくて

おどけて見せるけど

ふざけて

からかわれるのも

嫌いじゃないけど



本当は

全部つつんで

抱きしめて

抱きしめて

抱 ...

目が覚め
なるはずの目覚ましが
ならなくて
どこに行ってしまったの
だろうと
探しつづけた

もう学校に
行く時間

どうしよう・・・

どうしたらいい?

頭の中が ...
キミの夢を見た


次の日


なんか心が・・・空が


雲一つない


真っ青な空だった
南にむかって
角をひとつ 曲る
てのひらに 
陽の照るように
ゆっくり

あなたのほほからたちのぼる
あたたかなあめの 午後は
甘くて
空をむかえる地べたのように
五つのゆびを ...
真夏日、沿岸部には波浪注意報が発令され
世界中の溝口さんが落下していた
親戚の少女は大きな中華鍋を持って
兄と一緒に家を出て行く
重い、と言うと兄は悲しそうに首を振った
牛の死体を引 ...
吐息に曇る夜の硝子に
時計の文字盤は
逆行をみせて
捨てた指輪の光沢の
おぼろな記憶さながらに
銀河の揺らめく
午前零時


涸れてしまう代わりに涙は
こぼれる理由を失ってしま ...
相槌をうつ黒犬と
祈る老夫婦は安寧を切望


空ろな目の少女は
笑顔を背中に隠している


可笑しな家を後に
此れ因 此れ因


褐色のコートの裾
キスは欠けた鏡にうつる
...
あなたが見つめている
それは、あたしという 物体に過ぎないの
だから あたしは空っぽになる
70%の水分を蒸発させて
早めにあたしを終わらせて

締まってる?ねえ仕舞ってる?
旅を続ける ...
小指に触れる
時間と光
どちらかの声が
先に応える
骨と草の
はざまを伝う


失くしたほんとうがもどるとき
居たいところに居られるように
響きをひとつ残しておく
そ ...
僕は朝日を待ちながら夢をみている

一分一秒でまるきり姿をかえてしまう明け方の空

煙草に火をつけると煙が雲に吸い込まれていくようだ


僕は歩きながら思い出している

くっ ...
ぼくは詩を書きたい

小さな始まりはやがて
大きな成果へと結びつく

今日もまた

朝の散歩をしていると
貝の化石に出会いました

海が遠いこの地は
その昔
遠く浅い海だった
...
鈴鳴り狂走するアスファルト {ルビ静寂=しじま}に今日労する明日あると
車に翻弄さる夜駆ると     カルト口頭説き伏せるフィルター

観戦者 戦車繰り出す交差点 請う茶店の隅吐き捨てる残飯
...
私が心から愛している人が
同じように私を愛してくれるなんて
本当に素敵だな

すごくすごく好きだから
偶にまだ慣れないんだよ

君が居て欲しい時
当たり前に傍に居てくれるこ ...
太陽が傾いであんな所へ落つこちようとしてゐる。
鞄の中にカメラを六機忍ばせて。

愛しき貴方の掌には浮き上がるポラロイド写真。

写真を振つてはゐけないよ。
現実が掻き混ぜるスウプ ...
 このままの状態では
 生きていけないと思つたから
 突然おれは走り出した
 走ればどうにかなるといふものではない
 どうすればいいのか判らないから
 走り出したのだ
 人間の行為なんて
...
僕はその日ひたすら歩くことにした
僕はその日違う人生に挑むことにした

いつも目に入るのは
たくさんの人と一緒に見る
何もかもがまざり合った
灰色のもの

でも今日は違った
緑と時間 ...
雨の三日間が幕を閉じて
晴の六日間が幕を開ける
復活祭はまだ終わらない
私は七つの大罪を定めて
人に十の戒めを破かせる
さばくものを気取りつつ
さばくふりをしてるだけ
けもの ...
俺は君が望む限り
    君の傍にいよう

 君が寂しい時は 抱きしめて
   君が喜んでいる時は 一緒に笑おう

君の存在が俺の存在価値だから
     君の望むことは何でもしたい
...
もっと幸せになりたいって
思うのはいつものことだけれど
実際幸せになるために
僕はなにをしているんだろう
幸せになれるためにしなきゃならないことなんて
ほんとうにあるのかな



  ...
君は泣く

ときにさめざめと

ときにしくしくと

ときにはげしくも


僕は泣く

ときに声を上げず

ときに涙も流さず

ときに音もたてず


心が泣く

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
メモ2:孤独六崎杏介散文(批評...506/6/26 23:05
ぽえむ君−草響−ぽえむ君自由詩5*06/6/26 22:24
上空曠野未詩・独白006/6/26 22:16
アイルランド—ダブリンの旅情前田ふむふむ自由詩9*06/6/26 22:16
キミが季節レオ自由詩4*06/6/26 22:05
ジョニーと風呂へしゃしゃり自由詩606/6/26 21:52
キラキラ星雨虎自由詩206/6/26 21:28
青い実落ちた銀猫自由詩13*06/6/26 20:50
目を閉じて水在らあらあ自由詩24*06/6/26 20:11
せみしぐれペポパンプ自由詩5*06/6/26 20:00
言えないけれどさち自由詩8*06/6/26 19:59
大事なもの黒花自由詩1*06/6/26 19:35
自由詩3*06/6/26 19:34
夕餉はな 自由詩1506/6/26 19:17
詩禁止令第三条たもつ自由詩9*06/6/26 18:50
悲報千波 一也自由詩11*06/6/26 16:49
_明日葉自由詩1*06/6/26 16:46
水分が蒸発する前にしいこ。自由詩2*06/6/26 16:42
銀と響き木立 悟自由詩206/6/26 16:41
ある一日436自由詩1*06/6/26 13:08
ぽえむ君−隆起−ぽえむ君自由詩7*06/6/26 13:08
猫 カルト久野本 暁自由詩006/6/26 12:51
来世も一緒だよ、きっと朽木 裕自由詩2*06/6/26 12:49
消失日和自由詩4*06/6/26 12:47
真夜中の走者杉菜 晃自由詩4*06/6/26 12:19
自由詩5*06/6/26 11:59
目醒めの朝MOON自由詩0*06/6/26 11:32
望み美夜奈自由詩206/6/26 11:10
しあわせのうた砦希(ユキ)未詩・独白006/6/26 10:09
泣いているよ436自由詩2*06/6/26 9:19

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加筆訂正:
Star Ship/恋月 ぴの[06/6/26 11:17]
波打つ→泡立つ
7.31sec.