檻の中で発狂する
狂おしさを枕に刮目 淫らな色
逢魔が時を外へ逃がしておやり
母なる声 放たれる毒達
さらば安寧 {ルビ出=い}ずれや安寧
違いは砂の傾きか否か
檻の中で発 ...
暮れてゆく暮れてゆく
錯誤してきた人生に
さようならを言うくび傾げ
ゆっくりゆっくりの足音が
あたしに何かを加えたり
時には奪ったりする
あらゆるものを取り出して
綺麗に洗っ ...
大きな翼で空を舞う君に届けと祈った。
空は緑色に深くはてしなく深い。
まるで森の様に茂る空と雲が広がり
君のその手に握られた小さな命を奪わんとする。
君はもがきながらその翼を雲に絡め獲られ ...
いつもとは違う僕への接し方
なぜなのかはわからない
ただ君が僕を避けていることだけは確か
なぜ避けるの?
何か悪いことでもした?
僕は記憶を辿って粗捜しをしたけど
何も思い浮 ...
喉がカラカラになりそうな
白々しい泣き顔を形作って
おれはずっと見つめていた
楽しそうに笑ってるあの写真が
きみの笑顔を奪ったんだ
茶色の瞳はおれを睨んでいた
どうか白黒にしてほし ...
幸せを手にとって
にへらにへらと眺めるような
そんな{ルビ詩=うた}が描きたい。
弟の様に優しい言葉で
切ない恋の詩をそっと
花束でも添えるように。
もう少し覗いて見ようよ
楽し ...
ある日ひょっこりと
君から連絡があるかもしれない
そう思うと
携帯を家に置き忘れた事が
不安で堪らなくなる
そんな事ある訳ない
分かってるけど
胸ポケットに
願いを一つでも ...
しぬのはこわい
勇気なんてこんな時に使う代物じゃない
いきるのはこわい
勇気を出したってどうにもならない事ってあるよ
こわいものだらけで
僕はこの世界から消えてしまいたいと思って ...
少女の
黒い髪に
よく似合う白さ
細い指に
切り揃えられた爪
あれは三日月の晩
まだ七つ、八つの頃
少女の
透明な瞳の中に
飼われた金魚
昨日の晩は
綺麗な橙をなびかせて
少女 ...
見慣れた君の手に
初めて触れた夜のように
触れた瞬間
想像がはじける
たった一度きり
二度とはないよ
生きた時間を
静かに込めて
見慣れた君の唇に
今初めて
...
くすんだ空の下にいます
世界は町を隔てて
遠くの街に行く事を嫌がっているよう
聴こえたのです
いつかの日に
震える指で奏でられた
ベーゼンドルファーのピアノ
とっぷり ...
もう亡くなった女性患者さんとの会話で、今でも印象に残っている言葉がある。その人には夫がいたが、その昔、ある若い男性と愛人関係にあったそうだ。ところが、ある事がきっかけで40代半ばにして自分から20代 ...
君の欠片がまたひとつ、足りない
玄関を出たところで気付いたけれど
君はそのまま飛んでいこうとするので
あわてて、腕を掴むと
そこからいろんなものが、外れてしまう
繋ぎ合わせようと、もがい ...
鳴き声を発するものは
こちら側に
くるだろう
彼岸は此岸
此岸が彼岸に
いつもなり得る
凛凛と
ぼくらはいつでも
立っているだろう
餓つえて流す
汗も涙も滴るとして
平和より ...
・・・・・雨が降る。。。。。
頬をつたって
雨が降る・・・・・・・・・・・・・。。。。。。。。。。。。。。
...
冬の風が
冷たく街を冷やしていく
人けのない夜の風俗街
ぽん引きたちは
厚いコートの襟を立て
北風から身を守りながら
ポケットに突っ込んだ手で
何をつかもうとしているのだろう ...
青い青いテニスコートの結び目が
ほどける
1セット
2セット
3セット
スパン・・・ スパン・・・
と空気を切る音
その断面はゼリーのようにゆる ...
白く甘い夢は砂糖菓子の狂気。
「おさとうを、あめ、に溶かしたら、たんさんすいができる?」
白く甘い、夢。
「おさとう、を、あめ、にとかしても、たんさんすいはできないわ」
...
ぼくは詩人
何かに囚われたくないと思っても
囚われなくてはただの孤立である
今日もまた
夜の散歩をしていると
星に出会いました
空の瞬く星々を眺めていると
銀河の渦が頭の ...
旅人は唄をくださいと言った
それならばと
僕は悲しみの唄を
突き刺してやった
旅人はよろこび通り過ぎて
行った
また新しい旅人が来て
唄をくださいと
言った
それならばと
僕は ...
「強い子だから大丈夫だよね」
言われるたび弱さを隠すようになった
それは強さなのかな?
仕事を終え会社を出ると、今まで涼しいエアコンの効いたオフィスに居たためなのか、外の温度が異常なほどに暑く感じる。こんな日はビールでも飲むに限ると、同僚は何人かを誘い飲み屋に行った。僕にも誘いが来たけ ...
ぽつり。・・・・・・・
キミがつぶやいた温かくて優しいけれど
聞こえない言葉
ぽつり。・・・・・・・
生暖かい空気の中をボクめがけて落ちてきた
冷たいけれど温かい一粒
ぽつ ...
僕の弱い声で残すさいご
遺言は誰に届くだろう
たとえば(さよならは)
僕ら(いたみ)
せかいは永久にみずいろ
僕がもえつきて灰になっても
それをさらう風が君であれば幸せ
路上遊びの終わり
子供達が夕暮れに向かうのは
今より先
ここより西
たなびく雲に光の残層
仰ぎ見て
滲んで
乾いた瞳に瞼は下りて
轟く入道雲の雷光
しゃがんだ空に影は遊ぶ
...
僕は急いで君の所に向かうから
君はずっとそこでまっててくれないか?
街の電灯がピトピト光り出した
それは僕の出したSOSだよ
僕は駆け抜けて急いでいる
君はのんびり暖かい ...
逢いたいって 言ってもいいの?
逢いたいなんて 言える立場じゃない
近くにいても どこか離れていて
一線 引かれている気分
だけど、
だから…
そんなに目を見つめられても
...
水のあぶくが上り
木々の青が落ち着かせる
空気が美味しい
虫たちの声
わだちの上を自転車で
走る。
輪投げの中に玉を
落とす。
カトマンズはどこの首都!
ネパールでしょう。
...
動機もなく、引きずられるがまま
私は石炭を積んで走った。
雨に悲鳴がこだましたかと思えば、
機関車にたちまちかき消される。
私は引きずられるがまま、
声の抹殺に手を貸している。
...
浅い呼吸
その合間に聞こえる喘ぎ
彼女は今灰になろうとしている。
はぁはぁ、
ゼイゼイ、
あーうー
声に反応してくれているのか
私達を感じてくれているのか
閉じられた虚ろな目か ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
誘蛾灯
久野本 暁
自由詩
1
06/6/28 4:49
日暮れ
田島オスカー
自由詩
5
06/6/28 4:29
そこにあるもの
プル式
自由詩
2*
06/6/28 3:29
すれ違い
静寂
自由詩
2
06/6/28 3:17
残像
しでん
自由詩
1*
06/6/28 2:56
幸せを手にとって
プル式
自由詩
6*
06/6/28 1:49
忘れ物
松本 卓也
自由詩
3*
06/6/28 1:32
イレイザー
りぃ
自由詩
0
06/6/28 1:04
月夜に溶ける、
夕凪ここあ
自由詩
7*
06/6/28 0:56
愛する人に贈る口づけ
藤原有絵
未詩・独白
4*
06/6/28 0:26
ベーゼンドルファー
〃
自由詩
4*
06/6/28 0:20
引き際
宮前のん
散文(批評...
10*
06/6/28 0:04
練習
霜天
自由詩
8
06/6/28 0:01
願い
シホ
自由詩
3
06/6/27 23:48
・・・雨。。。
シュガー・ソ...
自由詩
3*
06/6/27 23:30
街
沢村 俊輔
自由詩
4
06/6/27 23:00
テニスコート
ふるる
自由詩
11*
06/6/27 22:31
ウィルキンソンの雨が降る
朽木 裕
散文(批評...
2*
06/6/27 22:30
ぽえむ君−渦巻−
ぽえむ君
自由詩
4*
06/6/27 22:23
隣
民
自由詩
3*
06/6/27 22:13
弱さをだせる人は強いと思う
fuchsi...
携帯写真+...
4
06/6/27 22:12
電車の中でも暑さは変わらない
海月
散文(批評...
1*
06/6/27 21:55
ぽつり。ぽつり。
もこもこわた...
自由詩
4*
06/6/27 21:52
グレイ・メモリーズ
アオゾラ誤爆
自由詩
9
06/6/27 21:04
路上遊びの終わり
ススメ
自由詩
2
06/6/27 21:00
君の大好きなメロンパン
こめ
自由詩
14
06/6/27 20:51
堕(おちる)
蒼
未詩・独白
2*
06/6/27 20:50
仏様
ペポパンプ
自由詩
8*
06/6/27 20:00
動機もなく、引きずられるがまま
下門鮎子
自由詩
3*
06/6/27 19:59
何て愚かな
ala
自由詩
2
06/6/27 19:04
6145
6146
6147
6148
6149
6150
6151
6152
6153
6154
6155
6156
6157
6158
6159
6160
6161
6162
6163
6164
6165
6166
6167
6168
6169
6170
6171
6172
6173
6174
6175
6176
6177
6178
6179
6180
6181
6182
6183
6184
6185
加筆訂正:
梅雨空に問う
/
松本 卓也
[06/6/28 0:04]
イタリアvsオーストラリアの試合に気をとられながら書いたものを推敲。コンセプトがまるで変わってもはや別物になった。
即興詩「新しく眠るために」
/
けんご
[06/6/27 20:47]
最終行、追加
7.21sec.