お花の咲いた畑から
飛んできたのは白い蝶
夢の中まで飛んできて
私を好きかと訊ねてる

ほんとの事を言いますと
寄って来たのは帆立貝
私に懺悔を言ったって
海の泡には返れまい

足 ...
テレビ画面が泣いてます

どうしようもなく
うるさく泣くものだから
フサフサのすね毛で蹴り上げて
横転八倒の刑で治めます


テレビ画面が死んでます

どうしようもなく
線香 ...
 競争世界にポツリと置き去り
 僕なんていなくても世界は回り続ける

 幼き頃から学んだ教訓
 傷つきながら
 涙をこらえながら
 自分の無力をかみしめながら
 惨めだけど生きること ...
貧血で倒れ授業を欠席すトマトジュースを飲むベッドの上

静岡に住んでる親に我が病伝えられずに留年をする

眠れぬ夜ベッドで横になりながら大学中退考えるなり

騒がしい授業に怒りこみあがりそ ...
がんばれ女子高生
君らは今めちゃめちゃ好奇の目にさらされてるけど
がんばれ女子高生
チャリ通の横に車で通り過ぎたら気になっちゃうけど
がんばれ女子高生
ギャル文字だって援交だっていろいろ言わ ...
じいちゃんが夕涼みしてる
静かに 静かに 黙って 黙って
ぼんやりと煙草を吸いながら

縁側の無くなった都会の隅で
ガードレールに座って
車道を眺めながら

時折道端の排水溝辺りから
...
君と僕は 
いつもケンカばかり
傷つけて
傷つけられて

それでも
君が好きだから
一緒にいたかった

ただ
ケンカばっかしてて
いつか いつか
君が離れていくんじゃないか
...
※この詩は、下の行から上の行へと読んでください。





人間というものを。
私たちは知らなかったのです。
私たちアンドロイドは、母の葬式で涙を流しませんでした。
だから私たちアン ...
ヴェニチをべにちとよんだわたし
コートは羽織るもの
ヒルは這うもの
ひねもすとはそういう
生き物のことだと思っていた
ひねもす考える
ひねもすのことを
それはビヒモスやモルヒネ
ヒルネ ...
材料
200mlくらいの牛乳と100gのポッテリバター
間をとって150gの小麦粉と
砂糖は80g 控えめでいいんじゃない
苺 かわいいだけじゃだめね
卵は2個 どっちかっつーとMがいい
...
夜行性なのか
夜になると元気になる婆が
大声で機嫌よくも
喚く濁声
お盆を過ぎたころ
わたし
静かになった田舎に帰省します
電気も水道も
惜しみなく使われて
堪え性もなく
計画性も ...
( 窓の外から聞こえる
( 鳥の{ルビ囀=さえず}りと共に目覚める朝 
( 全ては「無」へと消える  


毎晩 
枕は「夢」をのせている 

閉じた瞳 
繰り返す寝息 
空っ ...
バゲットの美味しい美味しい咥え方違うのそっちのお口じゃないの

アクセルで内耳のぜんまい巻き戻す時速2kmの自慢の舌技

気持ち良い度にシーツを蹴る爪にピアスをあけてみたくなった日
その時君は何を見ていたのだろう?
深い深い海の中に光が見えたのだろうか?

君の声を聞いてあげることができなかった僕たちを
許して欲しい

君は嬉しいと思うことはあったかい?
楽しいと感 ...
眼球に赤青黄色のステッチを 絡まる睫毛を削ぎ落とす為

頭から意地で生やした鉄塔が「いいわいいわ」で磨耗している

虹彩のへそから手紙をひねり出す力をもって走るんだ今!
虚空に指で線を引く
これ以上傷付かないように
先へ行けば傷口が疼くだけだから
進めないようにと
自分で限界を決めて

もう誰も信用はしない
傷口を自ら広げるような
そんな事に疲れたんだ ...
少しずつ 遠ざかった街で
午後の地下鉄に揺られながら
僕は いつかの頃を思い出している

目の前を
たくさんの人が
揺られ押され 通りすぎて

毎日決まった場所で
同じように吐き出さ ...
「帰ろうか」

誰かの声が
夕暮れ道に静かに落ちて
僕たちは 帰路に着く
寂しさが空を染めて
影が体を追い抜いてゆく


歩きながら
置き去りにする風景と
正しく遠ざかる声

...
ぼくは詩人

天に星
地に風
そして時は続く

今日もまた

夜の散歩をしていると
夏の星に出会いました

 夏の夜の涼しき風を背に受けて
 前に広がる銀色の星

今日はい ...
ワンツーワンツーシスターパンチ
ワンツーワンツーブラザーパンチ
ワンツーワンツーみんなでパンチ

太陽の黒点から前線まで伝令が飛ぶ
繰り出されるパンチは音よりも速く
偏西風からゴロゴロと雷 ...
冷房で冷え切った手で
描かなくてもいい絵を描く

描かなくちゃいけない気がするんだ
描かなくちゃ生きていけない気がするんだ

これは強迫観念って言うのかしら
二時間くらいだったら

僕だってがんばれると思って

書を捨てて

(私が書を捨てたとき
 向かいの道に黒い帽子を被った男がいた)

町に出て

(帽子の下には真っ白い顔があって ...
ソーダの泡のような微睡みのなかで
懐かしい とても懐かしいその面影に出会った

記憶の深くに留めようと
すればするほど
表情は淡くなる
ならばこの夢でだけ覚えておこうと
思い切りこころを ...
真っ暗な自分の部屋に入った

四角い輪郭は無くなっていた

ただ見えるはずの無い物

パソコンやCD・MDプレイヤーや貞子や

リトルグレイや鬼や悪魔や5センチの蚊が

現れては闇 ...
腐り融けたレタスのように

鬱血した空気は

身に纏わりついて

無理矢理くちびるを

押し開けて侵入し

息を詰らせた。


肌の上に

じっとりと停滞する空気に

...
 テレビの中
 
 白痴が踊る

 この空間に漂う煙草の煙

 こいつまで踊りだした

 ので

 消した
オーイェー!行くぞー!
皆盛り上がっているかい?
ファイヤーエンジン全開で
水をぶっ掛ける

メイクも取れて
スッピンだ!
ベイビ、夢を見せてくれ
ロックで乾杯

灼熱地獄で歌い
...
中学のころ
数式が嫌いだったので
教科書の中の
一番大嫌いなページをエンピツの先で突いて
そこから世界がどんなにみっともないか
のぞいてやろうと思った
穴から見えた緑の黒板は
やっぱり
...
掃除夫は掃除する
私は挨拶しない
掃除夫はいなかった
私はいなかった
私はどこにもいなかった
掃除夫もどこにもいなかった
私はしばらくして
掃除夫の存在を消してしまったことを恥じ
なん ...
咲いてる花なんて
ほんのひとにぎりのはずだったのに

世界が閉じてゆく
世界が綴じてゆく

狭くなったのは
世界ではなかったのかな
咲いている花が
綺麗なりゆうを思い出せない

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
恋の空・海の夢プル式自由詩2*06/7/1 5:49
横になって リモコンを押させられるヨルノテガム自由詩306/7/1 5:45
負け犬の遠吠え山崎 風雅自由詩7*06/7/1 4:29
【短歌】体調を崩しやすくて壺内モモ子短歌3*06/7/1 4:09
がんばれ女子高生プル式自由詩5*06/7/1 3:45
そっちはどうだい自由詩10*06/7/1 3:12
ケンカえりす未詩・独白1*06/7/1 1:18
後ろでは軽い調子の音楽が流れています狩心自由詩17*06/7/1 0:38
ヴェニチ・コート・ヒル黒川排除 (...自由詩306/7/1 0:11
おいしい人のおいしいケーキ 〜ショートケーキ〜アサリナ自由詩10*06/7/1 0:10
蒼木りん未詩・独白406/7/1 0:03
「永遠」 服部 剛自由詩5*06/6/30 23:16
僕エンリケ!あなたに仕込まれた子供!ミチル短歌4*06/6/30 23:03
タケシヘユキ自由詩006/6/30 23:02
メイビー思いを伝えにミチル短歌1*06/6/30 22:56
代わりAKiHiC...自由詩106/6/30 22:47
帰路自由詩9*06/6/30 22:38
自由詩3*06/6/30 22:36
ぽえむ君−夏夜−ぽえむ君自由詩4*06/6/30 22:34
*音速パンチ*かおる自由詩7*06/6/30 22:25
思い込みかなfuchsi...自由詩206/6/30 21:48
束の間中村猫彦自由詩4*06/6/30 21:38
夢のつづき銀猫自由詩20*06/6/30 21:14
暗闇たかよし自由詩3*06/6/30 20:50
蛆湧く季節。実夜自由詩3*06/6/30 20:48
そのうち何とかなる自由詩106/6/30 20:33
泣き笑い喚くペポパンプ自由詩4*06/6/30 20:00
のぞき穴でこ自由詩706/6/30 19:55
いる下門鮎子自由詩5*06/6/30 19:48
つぼむかぜきり自由詩0*06/6/30 19:29

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加筆訂正:
想い川/七尾きよし[06/7/1 1:17]
改行を変更しました。
いる/下門鮎子[06/6/30 21:42]
掲載版では「お掃除のおじさん」は「掃除のおじさん」でした。
ブランコ/でこ[06/6/30 19:49]
中間部をカットしました
6.95sec.