何も分かりゃしないよ

小さな虫ですら、おれより本気で生きてる

真理なんておれにはない

世界から置き去りにされてんだ

いつの日からか、同じように生きてる

おれの何が悪い?
...
筆を洗ったように
空は濁っていた
積もりに積もったことば
こころはもう見つからない
遠い昔に死んだ
自分のようななにか
滲んだ絵具
見分けのつかない瞳から
こぼれ出す 記憶の澱

...
キッチンには、朝陽が斜めに入る
僕は眩しくない身体の角度を保って
毎朝、玉子焼きを作る
お母さんは玉子焼きが大好きだから

鶏の無精卵を割るたび
命じゃなくて良かったと思う
有精卵なんて ...
つらい時
つらいって言わないから
わからなかったわよ

あんた
今になって言うんだもの

それに
生んでくれてありがとうって
なんで
今になって言い出すの
泣いちゃうじゃない ...
(番外編21-①)世に溌溂たるもの イタリア人はカプアのオーソレミオ、
マリアマリ、そしてさらばナポリと日本の除夜の鐘も真っ二つ 拡声器人



(本編)

馬を食べないで生きてきた人は ...
至福の{ルビ美酒=うまざけ}を含み
堪らず10本追加注文をした
海の香り
フルーティーな追撃に襲われ
スモーキーな苦みに終わる
マッカラン18年以来の驚愕だ
あまり人には教えたくはない
...
フリックフリックフリックフリックフリックフリックフリックフリックフリックフリックフリックフリックフリックフリック
バックスペースバックスペースバックスペースバックスペースバックスペースバックスペース ...
明けゆく青い大空に
電柱の突端突き刺さり
向かいの家の甍が輝き出す
僕は大きく胸開き深呼吸をして
新しく訪れたこの一日の始まりに挨拶する

あゝいつしかあの青に包み込まれ
おゝ確かな手応 ...
(村一番の期待の星の輝く見えずこの都会では)

研究者は喧嘩を教わった
まだみぬ真実の嶺をめざすために
研究者は優越の方法を教わった
個ッココッ個として屹立するために

指導教官K教授お ...
曇天には俺が出しそびれた悲鳴が充満していた、古いダウン・ブルースのリズムで年老いた魚のように繁華街を歩く、昨夜はレイドバックして、ピアノを奏でるように詩を書いていた、時の流れは人間を変えることはな ... つかれちゃったあ
だから今は
その時その時に
反応するだけで
いんじゃね



秋の光に
秋の草が
まだ
青々と浮かび上がり
息をしている



氷入りのお水を
...
光に
映る
よろこびが
悲しみの
影を落とす
(番外編17)世にいと疎ましきもの  駄作創作日本料理
 

(本編)
牛を殺さず食べないで生きてきた人は幸いです。
その人には後光が放ち神仏の加護がある

牛を殺さないで牛に食事を与え ...
まあ
いろいろとあるさ
しかたない
でも諦めないよ
このいのちは



自然は
もともと
多様な世界だ
私も自然の一部
私のちいさな命光る



この
いのちを
...
○「余命」
「末期ガンです 余命数ヶ月です」
と医者に宣告されている人が
僕のまわりで増えている
その人たちが僕の前では
気丈夫に振る舞っている
僕はそんな立派な姿を見せられるだろうか
...
 

転がってる
空き缶を拾う
近くのゴミ箱を探す
そんなものはない

一面田んぼの砂利道に
人影ひとつない道をゆく

あふれる想いも夢もない
汗かきながら
ただ歩くだけ
...
君の隣に僕がいて
僕の隣に君がいる
いつまでも一緒にいようね
なんて、若かったな
どちらが先に逝くのかは
わからないけれど
僕との生活が幸せだったなら
新しい人が隣に座っても
...
あの夏ってどの夏のことですか


七夕まつりがあるから連れていって

めずらしく親父にねだってみた

このクソ暑い中 出掛けるなんてまっぴらだって

テレビの前から離れなかった

...
生活に不満はないって?
だとしたら
親のパイプが太いからです
超人レベルで

しかしそれも及ばない時が来る
その時、君は叫ぶ
社会が悪いと

その前に叫んでおきなさい
親をあれほど ...
光年の彼方に眠るきみへ
おやすみなさいと呟いた
今頃どんな夢を見ているのかな
ぼくは琥珀の水に漂いながら
星巡りの歌を静かに歌い
アンドロメダに想いを馳せる
遠くに行ったきみは
微かな寝 ...
涙を硯に溜めて

透明な文字の手紙を書きました

住所がわからないので

相手に届くことはないでしょう

窓を開けて秋風を待っています
不登校になってから
しばらくの間、
洗濯物を干すことだけが
僕に与えられた役割で
ベランダだけが
世界との接触点だった

その頃、住んでいたのは
閑静な住宅地の古い一軒家
とはいえ借 ...
夜明け前の
ゆっくりと青くなっていく町で
会ったことがない人に恋していると
僕の意識も
やさしい光にそめられていくようです

僕は君が好きです
それがとても、嬉しい

真昼の
夏と ...
水色ではない水の色
透明ではない透明の色
その透明の色彩で
僕の傷を塗りつぶした
傷ではない傷の色
触れようと無数の手がのびてくる
遊牧民時代の血が
僕に色の螺旋を埋め込んでいた
透明 ...
なんだっていいよと言いたかった
あなたがさえずるのが聞こえたから
音の羅列があれば
どんなことでも想像できたから
となりの部屋で
だれかにむかって
さえずる愛が
わたしにだけ聞こ ...
○「まさかの人生」
多くの人たちが
思いがけない病気で
思いがけない事故で
思いがけない災害で
亡くなる
「ま さ か こんなはずではなかったのに」
という
思いで死んでいく
まこと ...
(番外編16)世にいと疎ましきもの 紀貫之さん土佐日記はつまらん
       
(本編)
鶏を食べないで生きてきた人は幸いです。
その人には後光が放ち神仏の加護がある

鶏を殺さないで鶏 ...
結局一生かけて
私が求めてたものって
自由だった
そりゃもう
孤独にならないわけがなく
そして
それこそ
自分が得た宇宙なのだった
伏してつらい時を経て
人の優しさを知る
億の人波の中
ささやかな善意は
いつも埋もれている
普段目に見えないものを
この目で見たことは忘れない
沈黙に泣かなくていい
星が見たければ
...
夜中に飲む
コーヒーの美味しさ
寝過ごした朝の
部屋の静けさ
どこかで飛んでるヘリコプター
チラシの裏を
埋める言葉もなく
空白を満喫する
それは
保健室のベッドのような
背徳の柔 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
さらに走る陽向(2躯-...自由詩5*24/9/15 16:13
ただのみきや自由詩4*24/9/15 14:51
僕の「I was born」九十九空間自由詩424/9/15 14:36
お見舞いルルカ ne...自由詩424/9/15 13:09
(511)野施行三十一(みそひと)文字水恋鳥魚夫散文(批評...024/9/15 11:34
美酒レタス自由詩6*24/9/14 23:57
それ以上書けない自由詩6*24/9/14 18:50
また一歩、この朝にひだかたけし自由詩6*24/9/14 17:32
研究者は喧嘩を教わった松岡宮自由詩4+24/9/14 16:39
傘は要らないホロウ・シカ...自由詩2*24/9/14 16:35
※五行歌 三首「どの道私も あっちへ行くよ」こしごえ自由詩7*24/9/14 15:11
※五行歌「影を落とす」自由詩4*24/9/14 13:07
(510)野施行三十一(みそひと)文字水恋鳥魚夫散文(批評...024/9/14 10:30
※五行歌 三首「でも諦めないよ このいのちは」こしごえ自由詩5*24/9/14 9:47
独り言9.14ホカチャン自由詩4*24/9/14 9:32
秋葉竹自由詩524/9/14 8:49
遺書たもつ自由詩724/9/14 8:20
わたしを返して涙(ルイ)自由詩524/9/14 5:43
ドロップキックりゅうさん自由詩5*24/9/14 5:41
別離レタス自由詩6*24/9/14 2:15
五行歌  書簡自由詩5*24/9/13 20:41
ベランダ九十九空間自由詩624/9/13 18:48
僕は君に自由詩524/9/13 18:46
透明の色彩自由詩6*24/9/13 18:45
さえずりはるな自由詩424/9/13 11:36
独り言9.13ホカチャン自由詩3*24/9/13 10:23
(509)野施行三十一(みそひと)文字水恋鳥魚夫散文(批評...224/9/13 10:14
宇宙ガト自由詩3*24/9/13 3:25
常闇自由詩5*24/9/13 3:23
空白自由詩4*24/9/13 3:15

Home 戻る 最新へ 次へ
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 
加筆訂正:
ラムネ玉/46U[24/9/13 14:25]
2024/09/13改稿しました
0.4sec.