ロマンティックな干拓地
月の滴にぬれながら
君は心のベルトをはずし
今なら死んでもいいと言いだした

ファナティックな笑い声
遠い漁り火ゆびさして
ここが二人の愛の終点
君の瞳が僕をと ...
駅に近づくほど
私の透明度は高くなり
東京駅で風になる
今日も
腹話術でこっそり歌おう
風が騒ぐと台風になるから
腹話術で歌おう
腹話術師にさよならする日まで
真夜中のコンビ二エンスストアに
いそいで駆けこんだら
あたたかい、垢じみた
猫の毛の匂いがした
うす茶色の肌とうす茶色の目をした
店員の青年がこち ...
数日前の夜
ホームページの日記で、
遠い空の下にいる友が恋人と別れ、
自らを罪人として、責めていた。 

( 自らの死を越えて
( 生きる明日への道を見据えていた
( 彼女の瞳は光を宿し ...
いつまでも消えない風景が
瞼の裏に焼きついている

夏に木陰でウーロン茶を飲み干して
蝉の合唱に包まれながら瞳を閉じると現れる

こんなに垂直な建物ばかりの街ではなく
曲がりくねった木が ...
(一)

海辺の
風の
吹き寄せる
部屋の窓を開け放って
泣きながら眠った君の
赤い頬に
唇に
愛の終わりを告げながら
夏は光を増してゆく

心の
奥の
古ぼけた
海の家 ...
空が白み始める

でも空は分厚いグレーの雲一面で覆われ

滝の様に激しい雨を降らせている



地面を叩きつける雨音

軒先から滴がぼとぼとと落ちる音

それに混ざって何処か ...
冷たい
クリーム
なのがヤバイ
夜に忍び寄る
密やかな欲望
今日は買わなかった
だって我慢ができなくなるから
冷凍庫を何度も覗き込み
ため息をつく
頭の中はそればかり
ああどうして ...
僅かな自然を見つめる昨日。ツキノワグマはただ生きた。そして餌を探して、淘汰を演じた。食されたシャケはその卵まで消滅した。川はいつでも穢れを流している。悲しみは隙間に嫉妬する。 未来は雷雨とともに降ってきた
次から次へと
激しく地上に落ちてくる未来

あるものは大地に地響きを唸らせ
あるものは風に吹かれ
ゆらゆらと漂いながら
音もなく落ち
誰にも気づかれないま ...
地上の楽園
天界の監視者
踊る阿呆に見る阿呆
自由 個性 夢
同じ単語が並ぶ街角
溶け込む影がまた一つ
何を失くして何を得るの
見下ろす青は何を思うのかな?

人間っておもしろい
...
パンに トマト ぬるぜ

カタルーニャ式 だぜ これ

オリーブオイル かける よ

バージン エクストラ です よ

たまご も 焼いちゃう 

べーこん イベリコ豚 だよ 
...
ゆらり
夜の風が吹いた
───秋の、少し燻んだ色の、淋しげなにおいの風だった

8月の盆過ぎ、夜半
クーラーを止めて、窓をあけていたんだ、窓を───
扇風機ひとつで
扇風機ひとつで

...
ジョン・ライドンがまた動き出すのだろうか? だとすれば楽しみ楽しみ。

とはいえ、彼の詩について僕はほとんどフォローできていない。ことにPILについてはその歌詞のほぼ全体についてほとんど無理解のま ...
自分にはあの人しかいないのに
あの人にはたくさんのものがあって
少し羨ましくて 凄く嫉妬
自分には醜い自分しか見えなくて
綺麗な光りを帯びたあの人のそばには寄れないんじゃないかと思う
汚して ...
見つからない
見えない

どこを探せばいいのか

私は何も知らなくて
それでも
貴方に
すべてを差し出している
これは私の意思


伝わらない
伝えられない

コトバとコ ...
夕立にぬれた雫で
木々が深く息をしている



この道を歩いていたら
貴方の事を想っている

貴方に名を教えた花は
今年もまた咲いている


言葉を募らせた秋も

歩み寄 ...
 きみと別れて

 きみと別れて
 街の風景はモノクロになった
 一日も忘れることが出来なかった
 男はそれでも涙は流せない
 
 自分なんていないほうがいい
 そう思った
 
...
乾いた呼吸を赦されぬわたしは
ひっそりと
森に息づく
指先をうねる樹の根へと触れると
わたしの左の乳腺がほの暗く湛えるひとつの塊を
まるで心の中のしこりが権化したかのような
小さく痛みをも ...
あなたの書き残してきた言葉のなかに

彼女を見つけるたび

悲鳴を上げ 逃げ帰り ベッドの中で震えるのですが

ひとかけでも、と思うので

今日もまた手繰り寄せます。




...
今も君の悪い癖が 頭から離れない

からかった事、謝るよ

今さら

なんて言わないでね
     
  +。
    ☆:
゜    ゛
   .+

 城の階段に死の影がゆらめき
 か細い蝋燭の焔の先
 白くかがやく明るさのうちに
 //灯るのは、
 健気でつよ ...
自転車から転げ落ちた
右の頬の痣と 切れた唇
またそんなに酔っ払ってさ
殴りあう暇があったら
海を見な
切れた唇に
寄せる さざなみ

笑い声は
痛いこともあって
七色 ...
頭を下げるワタシ
カッコわるいワタシ
けど本当のワタシは
そんなとこにいない

本当のワタシを
わたしはちゃっかり
たとえば満月の夜に置いてある
たとえば公園のブランコに
たとえば詩 ...
                           (喪失の物語)



彼女が大切にしている
ガラスの瓶には
嘘のかけらがたくさん詰まっていて
かけらをひとつ噛み砕くたび
嘘をすら ...
そうやって嗤ってくださゐな
そうやって叫んでくださゐな

私が此處から動かぬやうに

白ゐ光に捕らわれ
赤ゐ血を流せばよゐのでせう

でも殘念
私を切り裂ゐたとて
黒ゐ黏液が一粒零 ...
そこかしこと 答えよう
こんど
愛が どこにあるかを 聞かれたら

そこかしこ そこかしこ
痛みの背中をさすりながら
そこかしこ
トイレを掃除しながら
そこかしこ

入道雲
道祖 ...
あなたを 膝の上に乗せると 少し重い
でも その重みと同時に ぬくもりを感じる


其処に貴方が居るという存在感


目の前には あたたかく 小さな背中
その 優しい背中に 甘えていい ...
一冊の本を見つけた
夕日の中で時を止めた部屋の中
汗の臭いを体中から漂わせて

表紙には題名がなくて
中身は幾何学的…というより
シュルレアリズム的で
一切の意味を捨て去った文章で
裏 ...
国道を挟んだ向こう側
その彼女はすれ違いざま
デジカメで私の方を
撮った気がした

私がそちらに顔を向けると
カメラを構えたまま
意味深に微笑んだ

そのときは
『何だ?この女は』 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ロマンティックな干拓地A-29自由詩3*06/8/22 13:00
風は腹話術で歌う下門鮎子未詩・独白0*06/8/22 13:00
「コンビ二の猫」はなびーる自由詩7*06/8/22 12:52
「空色の手紙」 〜蝉の伝言〜 服部 剛自由詩10*06/8/22 12:38
「いつも心に」広川 孝治自由詩206/8/22 12:30
海の家A-29自由詩006/8/22 11:48
小鳥の歌ajisai自由詩2*06/8/22 11:31
アイスクリーム・アイスクリームチアーヌ自由詩6*06/8/22 10:50
「隙間2」鷲田 岳自由詩106/8/22 9:00
空から未来が降ってくるぽえむ君自由詩17*06/8/22 7:13
モニュメントイヴ自由詩1*06/8/22 4:16
イベリコ豚水在らあらあ自由詩39+*06/8/22 3:50
遠鳴りミキ・オキタ自由詩0*06/8/22 2:57
ロマンスの花A-29散文(批評...006/8/22 2:48
桐野晴未詩・独白006/8/22 2:30
意思自由詩106/8/22 2:28
小径の人藤原有絵自由詩7*06/8/22 2:28
もう戻らない山崎 風雅自由詩406/8/22 2:21
森に為る山本 聖自由詩3*06/8/22 2:17
あなたと、そのことばについてコトリ自由詩1*06/8/22 2:07
_葵 悠貴自由詩006/8/22 1:56
The Lady of Shallot /序章atsuch...自由詩4*06/8/22 1:53
ハッカ水水在らあらあ自由詩25*06/8/22 1:47
ワタシyaka自由詩2*06/8/22 1:37
嘘の物語アンテ自由詩406/8/22 1:13
箱の中七生自由詩106/8/22 1:00
 そこかしこるるりら自由詩1006/8/22 0:41
ぬくもり自由詩1*06/8/22 0:31
謎本freaks...自由詩106/8/22 0:25
ねむい蒼木りん未詩・独白206/8/21 23:19

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