ア・ロング・ロング・タイム・ア・ゴー
ディア マイ ママ
ボクはついに
モモから生まれてしまったよ
グランパはとても喜んで
...
テストの開始のチャイムが鳴った
ぼくは集中して
問題に取り掛かった
気合が入る
これでぼくの進路が決まるのだ
このテストはぼくにとって
大きな闘い
ぼくは強かった
どんどんと問 ...
焼きそばを
パンに挟んで食べる
おまえの顎の関節が
ぐるりぐるりと反復して
それだけで気が狂いそうなほど
セクシー
その隣で
ちぎったパンを
焼きそばにトッピングして食べる
おれ ...
一弦にふれる
あのひとの
小指をもいで
私の部屋に置いて
爪の先まで
かわいいよ と
褒めてあげたい
私のほっぺの
いちばん柔らかいところに
指の腹をぺたん
くっつけて
好き ...
今日もまた日は西より出で東へ沈み
私の憶い出は汚れた鉄格子の窓を進む。
雲を破る白い太陽の光は
さびしく僕の感傷をあぶり出す。
この部屋に居る僕の心を
広場の噴水に残された少女の ...
ときには
顔を真っ赤にしながら
たくさんの風船を膨らませてきました
割れたものも
木の枝から離れなかったものも
見知らぬ空や海の彼方へと流れたままの
ものもあります
が
それは ...
黒頭巾ちゃんはその日、おうちでピアノを弾いていました。
空は薄ぼんやりとした曇り空で、照明をつけないでいると、おうちの中はまるで霧がかかっているように薄暗いのでした。
でも、黒頭巾ちゃんは、薄曇り ...
サキスフォンを右に
極楽鳥を左に
閉じ込めている
晴れた夏の午後開けば
波は歌い始める
「思い出と青春と・・・。」
思い出と共に駆け抜けてきた
生きた証
ガマンの毎日
言いたい事も言えずに
言われるがまま されるがまま
遠い過去でも思い出す
青春と思い ...
私は・・・・・
の後の言葉は全て
嘘
水鳥が銀に光る小さな魚を捕まえて
飲み込んだ
ぴちぴちと跳ねるそれを
雲はまつげを伏せて
泣こうとしている
飲み込んだ言葉と
涙
...
少年少女の斜線部 成長のたび減る
針金で縛られた書簡霞に吊るす
コンパスの上半身を他国から見る
栞は砂しかもサハラの貧しい村
魚の形の輪乱すダンスいつか陸へ
火の粉に礼 ...
最初に
小麦畑の8等星のわたしを
見つけてくれたのは
”k"さん と言う方でした。
わたしは 最初
”k"さんは
その作品から
15歳の 少女だと 思って い ...
全てが不愉快だった日と
全てが綺麗に見えた日
違いは私だった
果てしなく続く夜の闇が僕を押し出す
重い荷物だけを持って少しだけ遠くへ行く
辺りは知らない人達でぎゅうぎゅう詰めになる
座席にもたれた背中にピンと張り詰める痛み
体をダンゴムシのように丸め込み ...
偉大な人間は
現実の中で夢を見るのではなく
夢の中を現実で見させ
その夢を追いかけつつも
夢を創り出す
しかし
偉大な人間に
意外なものはなく
単純な規則を組み合わせ
複雑な例外 ...
石ころころころ貝殻からから
つめ放題だよ
見つけちゃった?
つめ放題だよ
お腹空いちゃった?
つめ放題だよ
喉乾いちゃった?
つめ放題だよ
石ころころころ貝殻からから
...
昨日
お風呂の栓を外した
なぜ右に渦を巻くのか
思い出そうとしたけれど面倒なのでやめた
いろんなガラクタが勢いよく吸い込まれていった
目に見えない微生物やら希望やらもたぶん一 ...
ほがらかに
眠気なんてふっとばし
かろやかに
眠気なんてふっとばし
カフェインで
眠気なんてふっとばし
気付けば明日
太陽だって昇り初め
...
積帝雲の奥には うずまっき
孵化した数万匹の おさっかな
はじめて口にする餌は つきあっかり
(骨のなかには 記憶 があるぜ
(骨のなかには 未来 があるぜ
金魚鉢の頭 ぐっるぐる
...
心を落ち着かせるのは
難しいようで
意外と簡単
マニキュアを塗ればいい
ていねいに
今の気分はターコイズブルー
夏休みの空
伊豆の海
ブルーハワイ味のかき氷
私の爪にうつし出した ...
今日も緩やかに流れて行く
空の雲の様に静かに消える
音も立てずに傍を離れる
君よ
古びた校舎の色合いは時を刻んだ証
茶色や赤錆は独特の匂いで僕を向かえる
錆びた鉄棒
一人揺れるブ ...
愛し方など忘れてしまった
僕は少しばかり
酔っ払ってしまった
君がもしも困っていても
僕はもう
笑って大丈夫だよなんて言えない
僕は君に何か伝えられただろうか
君はいつだって
...
ひまはりは
駝鳥のやうな脚をして
太陽電池を支へてゐる
もう花びらは一つもないが
悲観などしてゐない
ぢりぢりと
ゆるぎない正義のいのちを
蓄電して
飽和に達すると
過去 現 ...
貴方の前に門があります
幸福に通じる門です
門扉の向こうからは楽しげな音楽や
悦びに満ちた歓声嬌声が聞こえます
貴方は開けますか?
俺は開けることが出来ませんでした
萎えた四肢 ...
あなたの手には理想があって
手を握ればわたしもその結晶を感じていられた
あなたの目には喜びがあって
見つめればわたしにもその火が点った
わたしの愛しい人
でも
失った
そのひとを
だか ...
うつら うつら
微かに目を覚ますと
全ての人が眠っていて
わたしも
また目を閉じてしまおうと思った
そうしたら
うつらうつらのなか思う
あの人も
あの子も
目を覚まさない
もう ...
今日は まあ
なんとなく すごして
夜には たっぷり寝て
明日 がんばることにする
というふうに
毎日を過ごしていく
にっこりしたり
ほろりと泣いたり
なんにもできないけれど
...
何から何まで
犬の日々だった
私の瞳孔はつねに濡れていて
咽喉の奥はいつも渇いていた
風にさらされて 乾きすぎた手拭いのように
水に濡れた掌を求めていた
何もかもが
犬のようだった
...
わたしは一生 起きたくありません
だれかきいてください だれもきかないでください
たばこの煙が目に染みて涙が出ました
こんなものは泥水と変わらないのです
わたしの存在は死体の血 ...
歯を食いしばる不快な音が
右脳の片隅に微かに聞こえる
何に憤ってるのだろうか
正体など掴めないまま
煮沸する心境が垣間見た証
怒りであるようで少し違う
哀しみに似ているけれど
疲労の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『ピーチ・ジョン』
橘のの
自由詩
7*
06/8/31 20:15
試験中は誰もが哲学者
ぽえむ君
自由詩
6*
06/8/31 19:46
焼きそばパンの黄昏
大覚アキラ
未詩・独白
1
06/8/31 19:07
小指
とうどうせい...
自由詩
10*
06/8/31 18:18
追憶と天使
白雨
自由詩
3
06/8/31 16:06
風船のあふれる部屋
千波 一也
自由詩
15*
06/8/31 15:03
黒頭巾ちゃんがメヌエットを弾いた日
チアーヌ
散文(批評...
4
06/8/31 13:52
耳
曠野
未詩・独白
3
06/8/31 13:41
「思い出と青春と・・・。」
Taka★H...
自由詩
0*
06/8/31 13:33
嘘つき
曠野
未詩・独白
1
06/8/31 13:18
結界樹
黒川排除 (...
川柳
7
06/8/31 13:13
夢魔の細くながい舌 〜非公式編〜
Lucy.M...
自由詩
6*
06/8/31 12:40
世界は今日も同じようにまわる
fuchsi...
携帯写真+...
3
06/8/31 9:00
深夜の鉄道
狩心
自由詩
7*
06/8/31 8:52
偉大なる退屈
ぽえむ君
自由詩
3*
06/8/31 7:05
あげるよ
アサリナ
自由詩
4*
06/8/31 4:32
お風呂に入ろう
れるむ
自由詩
3
06/8/31 4:26
めびうす
導
自由詩
2*
06/8/31 3:05
毛虫
プテラノドン
自由詩
3*
06/8/31 1:57
マニキュア
壺内モモ子
自由詩
2*
06/8/31 1:53
夏の待ち人
海月
自由詩
1*
06/8/31 1:22
僕は愛し方など忘れてしまった
プル式
自由詩
7*
06/8/31 1:02
ひまはり
杉菜 晃
自由詩
6*
06/8/31 0:30
門に関わる幾つかの選択
whippo...
自由詩
6
06/8/31 0:28
幻燈
まれ
自由詩
2*
06/8/31 0:19
止
蒼木りん
未詩・独白
2
06/8/30 23:35
日々
日朗歩野
自由詩
4
06/8/30 23:24
犬の日々
岡部淳太郎
自由詩
10*
06/8/30 23:15
望みは眠り落ちる時に
梔子
自由詩
1*
06/8/30 22:56
歯軋り
松本 卓也
自由詩
1
06/8/30 22:51
6054
6055
6056
6057
6058
6059
6060
6061
6062
6063
6064
6065
6066
6067
6068
6069
6070
6071
6072
6073
6074
6075
6076
6077
6078
6079
6080
6081
6082
6083
6084
6085
6086
6087
6088
6089
6090
6091
6092
6093
6094
加筆訂正:
歯軋り
/
松本 卓也
[06/8/30 23:40]
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8.86sec.