私たちはこれから
一人で歩いていかなければなりません
今いる場所はとても安定した
自分にとって慣れたところ
でもここにいては
ここにいるだけの人です
ここにいる人から
ここにいた人に ...
見えない貴方へと。
想いを込めて。
今、私はこの空へ雲を投げようと思います
いつか、其れが旅を続け、私が知ることのない、ここではない何処かへ辿り着き、貴方のその澄んだ瞳の中に映るように ...
俺は前回、「親父に恐怖心を植え付けられ、反抗をしなかった」、と書いた。
俺は中学生に上がる前位から、親父が居なければ生活出来ない事を知っていた。
そして親父は筋の通らない事を一切認めな ...
・・・*1*・・・
後ろから追ってくるキリンの
長い脚と首と黄色い胴体と
短い角と
真夜中の草原を逃げ回る
恐れる僕の手足と裸足と
小さい寝巻きが
交差する
長い脚と短い角 ...
プレイスレーション2が絶不調な日曜日は
たいがい快晴です
部屋がストーブで暖まりすぎている時は
たいがい快晴です
そしておしなべて
部屋にひとりきりだ ...
大雨の裏側に、
日々 ないがしろにしてきた反駁。
目をそむけ、
お手前のハツを
まさぐりあそばす。
灯篭流し
闇夜の川にぽつりぽつり
小さな灯火を灯して
緩やかに流れて行く
思い出を一つ一つ
灯篭の中に詰めて
順番を待つ
貴方のことを想い
先に行く灯篭を ...
暑い日だ
こんな日は
私にパラソルの女が
寄つて来る
女が来ると
私もパラソルの陰につつまれる
―日盛りに
ぼんやり立つてゐると
日射病になるわよ―
...
暑い
日常を紡ぐ事が
半ば義務となり
私をジワリと浸食していく
拒み放り出したくなる気持ちや
上手くやりこなしたいというプライド
足場がぬかるみ
息が詰まった
...
この世界にドアというものが出来てから世界は二つの側面を持つようになった
厄介な事にドアにはたいてい鍵というものがついていて
いつもどこかで「ガチャリ」と音を鳴らす
見たくないものを閉 ...
夜よ深まれ
闇はもっともっと深くまで
暗く、黒く
私の胸に小さな灯り
ゆるりとめぐる闇となり
深く、深く
包み込む暖かさや
優しさなどいらない
そんなものはいらない
ほし ...
西陽が傾いてゆく
風を追いかけながら
オレンジの雲は次第に細長く
なつかしい言葉をそっと隠していった
暮れなずむ野辺は一面の草海
薊の花の谷間に静か
蝶がいる 淡い光のような点が
...
散々泣いた夏の雲は美しくたち
もうじき夕暮れの風鈴の音色は
甘くて遠い気がして
少し懐かしい思い出は記憶からこぼれだし
涙色の青空に蝉の賑わいは
必ずしも必要ないのかも知れない
狂 ...
からりとなった空っぽのグラスに
何をそそげばいいの
透明な空には小さな朝があり
世界が少しだけ遠くに感じる
ここにはまだ きっと
やり残した事がたくさん たくさん
世界なんて大 ...
マスカット ブルー レモン
suisuiおよぐ
シアン マゼンタ イエロゥ
{引用=
...
人はみな詩人である
言葉を操る才をもち
その感情を記号化する
その文字は伝達に止まらず
心と心を伝えあい
いつしか人に詩が生まれる
人はみな画家である
色を操る術をもち
その感性を ...
晴れた日の
光り輝く雨が
詞になるのならば
心に沁みこみ
決して乾くことのない
黒い雨を
詞に
私だって
知りたいんだよ
黒い雨を
見たことあるかって
晴れた日の
...
まんじりとしない夜
通せんぼの猫が神社の境内に寝ている
求めても求めても届かない愛のドラマ
いつまで経っても
いつまで待っても
届かない
それでも恵まれているのだろう ...
いつも一緒にいた
きずかないうちに
近くにいること
当たり前になってた
でもね・・・
もし・・・いなくなったら
きっとすごく落ち込んで
立っていられなくて・・・
さようならを言うことを ...
額に血を滲ませ、倒れこんだ若い兵士が伸ばした手の先に
身体じゅう芝生で覆われたオウムが着地する。正式名称は分からない。
でもまだ赤ちゃんだ。一つも言葉を憶えちゃいない。そして
テープに遺言を残 ...
あたしが とんでもない壁にブチ当たって。
どうにもこうにも この世の終わりのような 顔をしているといつも。
あなたはまるでさぞ おバカさんだとでも言うように
ケラケラと笑って
「そんな ...
それでもあなたは膨れていきますか
記憶を少し、壊してみたのは誰のこと
過ぎることも簡単にいかない夜ばかり
振り返ることも出来ないだろう、この身なら
薄い化粧の夢を見るので
慌てて顔を洗い ...
お盆になると
実家には
離れて暮らしている兄弟たちが
一斉に集まり
昔を懐かしむ蚊取り線香の匂いが
きしむ床や汚れた壁から
おもむろに流れている
帰郷する度に
夕飯に並べられる
...
黄昏に季節外れのお花見を 浴衣姿の君に一献
記念日に飲もうと言ってた幼き日 開かずの洋酒 明日嫁ぎます
ぅんまいねぇ
ジョッキがからりと音たてるラムネもころりと笑って ...
{ルビ御月様=おんつきさま}が
どれほど 偉大か、
気が付いたのは
絶望の重みに
耐えられなく
なった 夜道
十字路にある
自動販売機の
灯 だけが
ユメを見せてくれた
夜
そ ...
ペルシヤの青い陶器がひとかけら我を誘え千夜一夜に
アラベスク文様煌めく異国(とつくに)の薔薇の女の微笑み妖し
ダマスクス鋼(はがね)のように煌めいた瞳美しムスリムの君
ヴェスピオの灰 ...
パラパラと雨が降る
うそだよ
雨は
黙って降るのだよ
パラパラなんて言わないよ
パラパラと屋根にぶつかり目を回す
パラパラと番傘めがけて落っこちて
パラバラになって痛いから
パ ...
自転車の車輪の横には、
しっぽの先だけがしましまの猫が
丸くなって寝ている
夕方には何処かに行ってしまう猫に
名前をつけよう、と
彼女が言い出したのは
日曜の朝、
決まってサンドイッチな ...
ひっそりと息を潜める雨の夜の街はどこか昔々の村の葬儀の参列に似ている
雨が耳には聞こえない音を打つ
電線からしたり落つ 涙のような雨は
一定の旋律を保ちながら静かに地上に降る
雨に濡れ ...
それは嘘でもよかったんだ
リトマス
あなたは
もう二度と
ずっと
ずっと好きでした、と
つぶやくだけで
よかったんだ
あざやかに
心を朱に染めて
私は
あなたを忘れただろ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
旅立ち
ぽえむ君
自由詩
5*
06/8/11 22:58
invisible iris
ウデラコウ
自由詩
1*
06/8/11 22:24
続・親父の続き
虹村 凌
散文(批評...
2*
06/8/11 22:14
時計のキリン
結城 森士
自由詩
3*
06/8/11 22:03
たいがい快晴
くあせ@ふじ...
自由詩
1
06/8/11 21:56
盂蘭盆会
吉岡孝次
自由詩
1*
06/8/11 21:46
灯篭流し
海月
自由詩
3*
06/8/11 21:17
夏日
杉菜 晃
自由詩
6*
06/8/11 20:16
夏休み
ノクターン
自由詩
5*
06/8/11 19:47
部屋
green ...
自由詩
1
06/8/11 14:38
流し灯籠
たりぽん(大...
未詩・独白
10
06/8/11 12:31
はるかなるオーチャードグラス
石瀬琳々
自由詩
9*
06/8/11 9:42
東京番外地
プル式
自由詩
10*
06/8/11 9:19
それでも
〃
自由詩
5*
06/8/11 9:18
額の中の青い・・・・
ふるる
自由詩
4*
06/8/11 8:20
いつしか人に
ぽえむ君
自由詩
8*
06/8/11 7:03
雨下 雨衣 雨泣
FUBAR
自由詩
5*
06/8/11 6:13
天使の微笑み
山崎 風雅
自由詩
3
06/8/11 5:04
親友
黒花
自由詩
1*
06/8/11 2:34
country girl
プテラノドン
自由詩
0*
06/8/11 2:30
哲学
ウデラコウ
自由詩
4*
06/8/11 1:48
朧夜
霜天
自由詩
5
06/8/11 1:16
望郷
美味
自由詩
6*
06/8/11 1:16
酒類
十六夜
短歌
2
06/8/11 1:07
真夜中の光合成
士狼(銀)
自由詩
8*
06/8/11 0:59
いにしえのまち〜西へ旅する五七五
AKINON...
短歌
5
06/8/11 0:54
三宝荒神
あおば
未詩・独白
3*
06/8/11 0:51
約束なんかない日曜
夕凪ここあ
自由詩
6*
06/8/11 0:46
梅雨時 五月雨
mamei
自由詩
1*
06/8/11 0:42
リトマス
uminek...
自由詩
5*
06/8/11 0:11
6081
6082
6083
6084
6085
6086
6087
6088
6089
6090
6091
6092
6093
6094
6095
6096
6097
6098
6099
6100
6101
6102
6103
6104
6105
6106
6107
6108
6109
6110
6111
6112
6113
6114
6115
6116
6117
6118
6119
6120
6121
加筆訂正:
小包み・函館山
/
たりぽん(大理 奔)
[06/8/11 12:34]
誤字を訂正・・・今まで気がつかなかった
6.89sec.