リストカット、オーバードラッグ
鬱病患者の陥りやすい行為
気分が落ち込みすぎると
自己否定ばかりして存在を消したくなる
自分という存在が完全に無くなる
死ぬこと ...
ちょっとだけ
きれた牛乳を買いに
近所のコンビニまで駆けてった
帰ってくると
ドアにはさまれている紙きれ
『ご不在でしたので持ち帰りました』
誰からの届けものだったのか
...
残された わたしは
息をしなければならないと
ごぶごぶと
両腕で水をかきわけながら
溺レル
月も星もない
光なき空の下
コールタールのように
生き物の棲まない
真っ黒い海がうねる ...
のっぺりとした日常に
私は何のビジョンも描けないまま
とりあえず今日の仕事を片付ける
意味など求めるのは野暮なこと
仕事帰りは1人家路を辿る
どこにも寄り道もしないまま
寝 ...
風の手触りなど
いくらでも描けてしまうように
わたしとあなたの
輪郭は
ありふれた景色なのかも
知れないけれど
戯れることの
ひとつ
ひとつに
やわらかく透ける名前があって
眠 ...
最近コンビニで真理を買える
そう聞いたのでコンビニに行った
すると小汚い初老のババアが俺の顔を見てこうほざいたのさ
最近の真理は質が低いわねぇ
ぼくはババアを迷わず殺 ...
もっと鼻が高けりゃ見れるんだがな
刑事に侮辱された女テロリスト
鼻に入れたつめものがもれだして
神経にさわりだす
爆裂弾へのみちころがっていく
生きるちからを奪うものを
恨みの純粋さを ...
お花畑に火をつけて
全部燃やしたら
火はどんな色だろう
どんな匂いがするだろう
甘い蜜に群がる虫も
燃えるだろう
めらめらと
静かに花畑は
灰になってゆくのだろう
海に火をつ ...
青いクレヨンで
丸を描いて
くるくると
塗りつぶす
真っ青な月の絵
周りを
黒いクレヨンで
ぐるぐる
ぐるぐる
ぐるぐる
何度も
何度も
何度も
塗りつぶす
塗りつぶす
...
誰かと笑い合えること
誰かを想えること
誰かの幸せを願えること
すべてを持っていたあなたは
ゆっくりと終焉へと歩き出して
いった
誰とも笑い合えないこと
誰をも想えないこ ...
大地にはリンドウ
世界は秋の花と風
美というよりも心
木には{ルビ蜩=ひぐらし}
世界は秋の声と風
音というよりも歌
空にはいわし雲
世界は秋の光と風
量というよりも質
...
黒揚羽 日に咲く羽音 染めてありし世
零の
( 、血のうずく
私を見つめる
その目は
黒く透けていて底もなく
ゆらぎもせず
胎内で夢を見ていた ...
わたしは 小学生の頃
ずうっと
いじめられていました。
掃除の時間の
締め切った
理科実験室で
彼女達は
一列に列を作って
一人づつ順番に
わたしの頬を
殴ってゆきました。
...
足元には陰毛の様に黒々とした謎の植物が繁殖していて
いちいち気をつけないと靴が脱げそうになる
時折、瀕死の老人の様な顔をした赤ん坊程の大きさの飛蝗が飛び交う
精液の様に濁った池の中からは
熊の ...
摩天楼に殺される
そう思った
それは綺麗な女とセックスをする夢を見る三日前だった
郵便配達員がポストと
駆け落ちをした
四畳半の小さな部屋だった
配達員は毎日
せっせと手紙を書いて投函した
春という字を書くと
いつも何だかくすぐったかった
集配時間には
ごめんね ...
私、いつも思う
夕暮れの
この終末感はなんだろう
キレイなほど
ひどく感じる
この終末感
世界の終わりだなんて
この際
大袈裟な事はいいません
...
今夜の酒の肴は
過去の思い出を
ひとつまみ
味は さまざま
香り いろいろ
ただ
口へ運ぶと
懐古が 膨らむ
今夜の酒の肴は
未来の想い出を
ひとつまみ
...
おまえたちは誰一人として生きてなどいない
おまえたちの肉に値札が貼られているのを見たら驚くだろう
理解できないのだったら無理することはない
誰かがおまえの肉にグラムいくらか値段をつけてくれる
...
先祖は、なにをしていたか分からない
落ち武者とも河原乞食とも言われている
本家の実さんは、強い侍の末裔の顔をして
武者人形の鎧を磨く
子供の頃、母に聞いたら
戦争でお寺が燃えたから、本当のと ...
雪だよ
ねえ、 かあさん
白い絵の具は
雪だよ
紫は
くさった雲のにおいがした
ひとびとたちは
黒々の影に
青々のお ...
ほうき星の柄のところ
が父さんだよ
その斜めで光って
いるのが ひときわ
母さんだよ
きらきら 生き死に
してるみたいね
新しい星の名前を
教えておくれ 姉さん
...
溜息すら零せない
その瞬間に愕然とする
どこかで満足しているのだろう
終焉を望んでいるのだから
薄ら寒い笑いに包まれて
不要たる存在としての自己
無視と嘲笑の天秤は
変わらずに揺れ動 ...
光を冷たいと感じる
地下だからだ
スケッチをしていても
地下だからだ
地下だからだ
青く塗りつぶしてしまう
上手ですねスケッチ
これはわたしの言葉
地下だからだ
地下だからだ ...
俺とアイツは
もう50年も暮らした
気恥ずかしかった
笑いにも素直になれた
大根が折れるほど
...
風の匂いが
秋の匂い
明日につながる今日は
終わりじゃないから
投げやれない
ちかごろ
葬式の想像ばかり
生きるも死ぬも
自分の思い通りにならない
ギリギリ
義理立て
...
あ
午後が
千枚のツツクホウシで耳に触れる
この、耳、
もっと奥へと誘う迷路を装って実は
透明のものにたやすく沿う為の形状の
この耳が、悦びに震える、嗚呼、午後よ、
午後 ...
昨日から
うちに届いている新聞は
どのページも
見出しだけになっている
うちの人は
気がついているらしい
私の脚は
ぐずぐずしていて
病院へは行けない
パソコンは音声入力を覚えた ...
空があんなに高い
高くまで煙
樹々は赤や{ルビ橙=だいだい}に燃え拡がる
燃える燃える
火葬場で一服
歯の奥のおくでしゃりり と
こんぺいとうが 鳴った。
まだよるは足元で
ゆっくり呼吸している
震度一のゆれが
じんわり腕をつたって
すこし ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
衝動的行為
ajisai
自由詩
4*
06/9/4 20:17
不在連絡表
ZUZU
自由詩
7
06/9/4 19:03
黒い海
とうどうせい...
未詩・独白
10*
06/9/4 18:17
深淵
快晴
自由詩
5*
06/9/4 18:07
地獄に一番近い島
千波 一也
自由詩
16*
06/9/4 17:55
売買
蟻
自由詩
1
06/9/4 16:31
菅野須賀子を忘れない
七尾きよし
未詩・独白
2+*
06/9/4 16:22
灰になってゆくのだろう
ふるる
自由詩
20*
06/9/4 15:44
黒いクレヨンで
チアーヌ
自由詩
5
06/9/4 15:24
Like the end of a story .
完食
自由詩
1
06/9/4 15:19
季節というよりも時
ぽえむ君
自由詩
11*
06/9/4 13:41
黒揚羽(零の産声のする)
こしごえ
自由詩
13*
06/9/4 13:22
肯定ペンギンの消えたコロニー
Lucy.M...
自由詩
12*
06/9/4 11:13
煙草男と風穴女
虹村 凌
自由詩
1*
06/9/4 10:51
馬鹿と煙は高いところが好き
〃
自由詩
2*
06/9/4 10:40
ふたりのこと
たもつ
自由詩
18
06/9/4 8:50
『夕陽の女』
橘のの
自由詩
2*
06/9/4 8:35
あて
FUBAR
自由詩
7*
06/9/4 5:09
「貪欲」
ゼッケン
自由詩
1
06/9/4 3:27
双子の花火
あおば
自由詩
5*
06/9/4 3:02
白い絵の具は
ヨルノテガム
自由詩
1
06/9/4 2:06
知らない星
〃
自由詩
1
06/9/4 1:50
偽善の犠牲者
松本 卓也
自由詩
4
06/9/4 1:30
あおいこと
黒川排除 (...
自由詩
2
06/9/4 1:06
【 三途の音 】
豊嶋祐匠
未詩・独白
0*
06/9/4 0:54
秋の山麓で
蒼木りん
未詩・独白
4
06/9/4 0:09
震える耳
A道化
自由詩
10
06/9/3 23:42
世界
天野 碧
自由詩
0
06/9/3 23:34
秋
曠野
未詩・独白
1+
06/9/3 23:34
_
壱木
未詩・独白
2
06/9/3 23:07
6048
6049
6050
6051
6052
6053
6054
6055
6056
6057
6058
6059
6060
6061
6062
6063
6064
6065
6066
6067
6068
6069
6070
6071
6072
6073
6074
6075
6076
6077
6078
6079
6080
6081
6082
6083
6084
6085
6086
6087
6088
6.58sec.