まどから そとを みつめる
あかいや さまざまないろの うつくしいはなや
のをまう しろいちょうや
かわいい とりのさえずりや
あおく ひろいそらには めもくれず
ただた ...
真夏の太陽の届かない遮光カーテンの向こう
効き過ぎた冷房に身を震わせて
羽毛布団の中で君と抱き合う幸せ
暖かい暖かい暖かい幸せ
高校生の頃に冬の真夜中の路を
当ても無く歩いて歩いて
道 ...
陽も昇らぬうちに
何も知らない街に辿り着く
深夜の高速道路をタクシーで飛ばして
何も知らない街に辿り着く
都会生まれ都会育ち
それでも摩天楼は苦手だ
窓にともる一つ一つの光が
ひとつ ...
畳の上に
横たわった
蝉
1匹
その声は
力無く
最期の
叫びを
虚しく
深い
青に刻んだ
せっくすの意味を知ったのは、
煙草を覚えた日だった。
せっくすの女が吸っていたのを、
もらってはじめて吸った。
だけどはじめてせっくすしたのは、
その日じゃな ...
空が大きいこの町で
小さな命が生きている
一つ一つは小さいけれど
空に負けないくらい純粋で
大きな意味を持っている
空が大きいこの町で
小さな命が笑っている
一つ一つは小さいけれど
...
わたしが生まれ育った郷里では
要らぬものを裏山に投げた
村外れを流れる川に流した
囀る野鳥の気配に誘われて
ひとり裏山を彷徨えば
要らぬものは朽ちて土となり
夕餉の支度でも始めたのか
潜 ...
なんだか疲れてしまうのだ
徹夜明けのこの時間 月が沈み太陽が顔を出す時間
チッチッ と小鳥がさも清々しい朝を演出しているかのような錯覚に陥る自然の摂理を懐疑的に見る自分がいる
カーテ ...
今のままが良い
出来ることならこのままが
忘れたくないんだ
そのキスの味も掌の温もりも
幸せってやつは移り気だから
人は明日を求めるんだろう?
もっと上へ もっと高くへ もっと前へっ ...
投げ捨てたものを
拾い上げてみて
鳥肌が立って吐き気がして
また投げ捨てる
生きるってことは
そういう愚かさを
飽きもせずに
反復することかもしれない
継続は
血から成り
...
ついでだからそれも(どこか遠くへ)
捨てておいてよ
使い切れなかった、使い捨ての
積み残していく、観覧車
(あの景色はどう見ても、空回りしていた)
夏は、どこを切り取っても夏で
僕はい ...
うつむいて着替える、
きみの後ろ姿。
どろどろに熔けて、
あいすくりーむが見てた。
...
お前 生きてしまえよ
時代がどうだとか言う奴もいるよ
金だ鉄だと騒ぐ奴もいるよ
いいんだよもうそんなことは
お前生きてしまえよ
お前生きてしまえよ
花を盗ってきてやるよ
王宮があるだ ...
私はIDDMで、
解りやすく書けば一型糖尿病だ。
日に4回のインシュリン注射で命を保つ。
以前、眠っている間に無自覚低血糖を起こし、
意識を失った。
つまりは、脳に栄養がいかなくなってと ...
夏日がまぶしいアトリエで
ほんのささいな視線の遭遇
目立たない娘だった
ただ僕にお茶をいれてくれた
それだけのことで
僕は恋に落ちた
マジメな時には想像もできない笑顔 ...
空を行く
風ほどに軽く満ちていたい
鳥の翼を
ささえ得るほどに
空に吹く
風ほどに軽く満ちていたい
様々な音を
伝え得るほどに
何かあるように見えなくて
それでいい
雲はた ...
大事なことは
お金では買えません
そんなふうに書いた本を
お金で買った
愛は
平等とは程遠い
愛は地球を救わない
チャリン
誰かがコインを投げる
因果応報とは
ま
食物連 ...
ここでない場所で
君が薬を飲む
2週間分の安定剤を
今
全部飲んだとこって
君のメールが
ゆらゆら
世界は
一度しかないことが
悲しいねって君が
言う
ためらいながら伸ば ...
君のために泣こうなんて
大層綺麗な心は持ち合わせてないつもり。
笑ってあげる。
馬鹿だなって云ってあげる。
隣りに居てあげる。
自惚れてる?
そうかもね。
でも君の事が大切で ...
葉隠れ
落下する青葉の陰から
伸びていくストローの筋が
妙に絡み付いて青筋が立つ
掃除機のゾウは女のような泣き声で
葉隠れ
世間が隠れていく
泡立つポリナンダァロウリンが
増殖していく ...
生まれながらにして入れられた
透明な箱
透明なので見えない
けれど箱
外には出られない
不思議なことに
透明な箱は手の中にあると錯覚される
錯覚されたまま
自在に扱っていると思われ ...
百円でお菓子が五個ぐらい詰め合わせになっている
それは夢が五つは入っているだろうか。
そのパックを子供達は嬉しそうに母親に買ってもらっている
中には怒られて渋々棚に戻す子供いる
大切に握り締め ...
詩人のあなたは本当に
私を愛せるのですか
あなたは私と同質なのであって
男と男
女と女
のよう関係なのですから
愛というより好きでいる方が
自然なのではないでしょうか
愛は異質 ...
今日僕が眠れないのは
君を想ってるからじゃない
知ってるさ
僕の知らないところで
僕の知らない奴に
僕の知らない笑顔でいる
だから今日僕が
50本目のタバコを吸うのも
君を想っ ...
教えてほしい
あの空の青みの
ほんの隙間の翳りの中に
何を見いだし詠うというのか
たおやかに流れる川の
水底に沈む
ひとかけらの悪意を
掬って頬張った
その後の嗚 ...
雨が私らを嘆かせる。
つまらぬ遊びにあけ暮れて、
消えた灯たちは私らの思い出に
幾重にも滲んで映る、
明日も
明後日もない、
今日こそは優雅に雨は
私らの心に引火す ...
詩から詩へ
嘘から嘘へ跨る騎手よ
赤い玉の降りて花咲く日曜日
快楽は天に輝くよ!
汝が股の下
海の底深くにある真珠こそ
暗き夜に沈める宝、
死して ...
黄昏が
哀しみの手をひいて
波打ち際へと運ぶ
きらきらと
波間に揺れるものを
幾度つかまえようと
泡と消えていくそれは
知るはずのない「永遠」
時計の針を止めても
季節は巡り ...
いい加減で気まぐれな夏をほどきながら
ぼくは靴ひもをふくらませていた
祭りでもらった風船をさっくり割った母が
西瓜をたたみながらみんなに声をかける
父は新聞紙を吸いながらなみだを流し
妹は階 ...
裸上 のあざやかな
骨灰の 白く」
腕、
薫る
鎖さ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あなたはせかいいちのむすめよ
虹ノ夢広
自由詩
1
06/8/28 13:12
暖かい暖かい暖かい幸せ
虹村 凌
自由詩
2*
06/8/28 11:48
アーリーバード
〃
自由詩
1*
06/8/28 11:29
蝉の死骸、ビル・エヴァンス
043BLU...
自由詩
1
06/8/28 11:07
「 せっくす。 」
PULL.
自由詩
20*
06/8/28 7:46
一つ一つは小さいけれど
ぽえむ君
自由詩
14*
06/8/28 7:16
見えない力
恋月 ぴの
自由詩
28*
06/8/28 6:35
altostratus
梔子
自由詩
1
06/8/28 6:18
匂い
イヴ
自由詩
1
06/8/28 3:39
ロシアン・ルーレット
大覚アキラ
自由詩
3
06/8/28 2:39
サマー(アゲイン)
霜天
自由詩
5
06/8/28 1:42
「 夏希。 」
PULL.
自由詩
3*
06/8/28 1:19
ハートフルヴォイス
若原光彦
未詩・独白
6*
06/8/28 0:56
独白
実夜
未詩・独白
0*
06/8/28 0:46
存在理由
山崎 風雅
自由詩
4
06/8/28 0:08
こばと、言葉のアナグラム
小池房枝
自由詩
18
06/8/27 23:58
連鎖の国
uminek...
自由詩
6*
06/8/27 23:57
ナイト・メディシン
〃
未詩・独白
1*
06/8/27 23:54
汚れ無き、存在
朽木 裕
自由詩
2*
06/8/27 23:29
葉隠れ
たけ いたけ
自由詩
0
06/8/27 23:24
透明な箱
ふるる
未詩・独白
8*
06/8/27 23:02
お菓子パック
海月
未詩・独白
0*
06/8/27 22:57
それでもあなたは詩を愛せますか
ぽえむ君
自由詩
7*
06/8/27 22:54
独りの夜
松本 卓也
自由詩
2
06/8/27 22:29
九月
落合朱美
自由詩
25
06/8/27 21:09
きめこまやかな目の裏側
白雨
自由詩
2
06/8/27 20:14
暗き夜を駆る騎手たち
〃
自由詩
1
06/8/27 20:07
潮騒
LEO
自由詩
15*
06/8/27 19:37
さよなら
230
自由詩
1*
06/8/27 19:33
磁/灰
静山和生
自由詩
0
06/8/27 19:17
6059
6060
6061
6062
6063
6064
6065
6066
6067
6068
6069
6070
6071
6072
6073
6074
6075
6076
6077
6078
6079
6080
6081
6082
6083
6084
6085
6086
6087
6088
6089
6090
6091
6092
6093
6094
6095
6096
6097
6098
6099
加筆訂正:
見えない力
/
恋月 ぴの
[06/8/28 6:41]
タイトル変更しました。
独りの夜
/
松本 卓也
[06/8/28 0:23]
癖で縦書きにしてしまってたので、横書きに修正。
地下鉄
/
佐藤伊織
[06/8/27 22:48]
修正
6.01sec.