◇雁
ビルの間を
雁が渡る
窓からいくら叫んでも
届かない
天上の
賑はひをもつて
◇火口湖
火口湖に
白鳥がひとつ
燃えて ...
毎日が誰かの命日で
毎日が誰かの誕生日
毎日誰かが射精して
毎日誰かが受精する
同じ月を眺め
同じ太陽を眺める
半日遅れの月を眺め
半日遅れの太陽を眺める
いくつものサーバーや ...
カレーうどんが食べたいと思い立って
冷蔵庫の中にある芽の出かけた玉葱をぐわしと掴み
冷凍庫の中にある霜の降りた牛肉をがおんと掴み
小さくし過ぎないように家宝のエクスカリバー
つまり手刀で切る斬 ...
尾羽を風に吹かれて
鶴はどこまで歩いて行くのだらう
追ひ風に逆毛になつてゐるだけ
見栄えのいいものではない
貴婦人がふくらむスカートの裾を
気にする風情で
遠ざかつてい ...
赤い印がついてる方の蛇口を捻り
カップうどんに注ぎ込む
空腹と絶望の果てにある期待を掴んで
フタを開いたと言うのに
湯気が出てこなかった
怒りで震える拳を伝わり
机がガタガタと泣き出す ...
指の間から 滑り落ちる
愛のしずく
この手に留めて置くことは 出来ないと知っているのに
何度も 幾度も すくってしまう
同じ過ちを繰り返す
...
木漏れ日のなかにすまう
古ナスのこむぎあえが
わたしをじっと
見つめている。
なみだ目で
わたしのくるぶしを
見つめている。
天窓にかがやくすずめばちの羽音に湯気はかかり
「今 ...
たくさんの
目に余る湯気に座したまま
わたしはカンピョウを
しゃぶっていた。
弔いの歌はながれ
かんぴょうはわたしの大腸にまでとどく。
歌にあわせてかんぴょうは
ワタクシノ大 ...
今は昔、をとこありけり。
いとあやしき箱の詩歌の会にしげく通ふ。
投げ打ちたる文、すなはち返し給う局ありけり。
誰にか会はむと入りしかども、いらへなかり
ければ、つれづれなることを語るうちに、 ...
着信を告げるTRANCEが響けば借りっぱなしの本は乱舞す
ひとを刺すことはいけない事だわよ「やめろよー」とか言われちゃうわよ
こころにも化粧をしたらかなしみやうずく魔性も隠せるかしら
...
それはとても、とても小さなものだった
ローソクのあかりさえ消せないほどの風
それでも揺れた
うすあかりに照らされた世界が
...
僕らの闘いは
風の名残にすぎないのだろうか
苦しいけれど この道をゆこう
昨日までの限界を彼方へ殴り捨てながら
((もっと巨きな存在が いざなっている
その枯れることのない千の眼差し ...
どっちかと言えばっ
濁点ばかりの人生だっから
たっまにはギャロっプでもしてさっ
ぶっ飛びながら次のコーナーを
曲がってみたいなっ
ねっ
そっしたら
きっと
グっジョブって
あいの ...
タイも
ヒラメも
マグロも
みんないました
白いお皿の上で
おそろいのお刺身でした
海みたい
子が言いました
まだ海を
見たことのない子でした
手を上げろ。さあ手を上げるんだ。
おとなしくこの袋にこの支店にある
ありったけの倫理を入れろ。一つ残らずだぞ。
おっとお姉さん、緊急ブザーを押しても無駄だ。
回線はすべて切断した。
防犯カメ ...
秋の海が寂しいのは
歩んできた人生
友と過ごした灼けるような喧騒も
土用波に掠られて
何事も無かったように
空を舞う海鳥
打ち寄せられた流木は
海鳴りの向う岸へ
置いてきた魂の重さだけ ...
何かが足りない
君にもそして僕にも
何かが分からない
君にもそして僕にも
嘘を一つ吐きました
君はまだ信じてんだろう
それを真実だと思い込んでんだろう
またいつか思い出せばいい
全 ...
夢を見た
黒い夢
でも大丈夫さ
私には
神がついているから
肥大した恐怖が
拡大した夢
君たちは
毎晩
こんな夢をみるのかい
現世での繁 ...
人生という一つの時
さまざまに彩られし人生
怪物に会うこともある
仏にあうこともある
こんな真夜中に寝られないで
カチカチ音を立てて
不埒な詩を書く者もいる
...
{引用=「ブランコ」}
最後の友人が
ブランコから飛び出した
着地点
そこに、ある詩があった
結局誰も最後まで読まずに
飛び越えていくものだから
もう
あちこち千切れてしまっている
...
国営放送の請求書が
ひらり
と郵便箱に滑り込む頃
誰かの忘れ物が
公園の隅で
しゅか、しゅか
光る
睫毛に引っ掛かる
砕けた陽射しはもう
夏のように
貪欲ではなくて
握り締めた領収書は
たまし ...
こんなにも、待っているのに。
時間はゆっくり、まったりで。
明日は遠くて。
こんなにも、楽しいのに。
時間はすっと、過ぎ去って。
逃げられないように、掴もうとしても。 ...
天の川ねこの前歯を数えけり
先週ぐらいから
ずっと
所ジョージの
うたが
あたまから
はなれません。
もういい加減
勘弁してください。
{引用=
はだかの豚が歩いてる
酢豚
}
波音だけが静かに夜風に乗り
私の髪を通り抜けた
海面を漂う月
蟹は静かに砂に潜る
意味もなく
浜辺に文字を書いた
同じ波は二度と繰る事無く
私の足元をすり抜けて消えた
秋の ...
約束なんてしてないけど
あなたに会いたいから
親には禁じられた扉を
開いてみようと思った
時のいたずらは
季節の変わり目には
必ず現れて
僕の頭をグレーに染める
...
すずめばちが
私の鼻の頭をかすめてすぐに
黒い影になって
薄くなって
細い軌跡を残して
小さな河原の巣に帰る
すずめばちの
しなやかな軌跡をかすめてすぐに
自転車のタイヤの擦過音が ...
つきの誘いにうみは揺れ
えいえんのわかれが
ちぎられてゆく
みずのかがみに映るのは
浮かびのひかりか
しずみのそこか
こたえをつかめぬまま
円い波だけが
のこされて
ここ ...
新彊(しんきょう)ウイグル自治区、いや、東トルキスタンのことを調べていく毎に、どんどん気分が沈んでいく自分がわかる。この世界には、ぼくの知らないこと、知らされていないことが、あまりにも多すぎる。
清 ...
人それぞれに歩みは異なり
知ってか知らずか
寄り添い或いは遠ざかり
ときには
いずれが頭であるのかを迷いながら
もしくは迷われながら
人それぞれに
異なる歩みは終わらない
かくして ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雁 火口湖 山肌 他 ・・・
杉菜 晃
自由詩
12*
06/10/5 14:09
ラバーソールは砕けない
虹村 凌
自由詩
2*
06/10/5 13:08
カップうどんカップうどん
〃
自由詩
3*
06/10/5 13:03
奇跡のやうに
杉菜 晃
自由詩
8*
06/10/5 12:49
カップうどん
虹村 凌
自由詩
1*
06/10/5 12:45
不器用な 俺
明香璃
自由詩
1
06/10/5 11:14
亀裂
もしゅ
未詩・独白
3*
06/10/5 11:14
大腸にて
〃
未詩・独白
2*
06/10/5 11:12
古典詩ほうらむ(第二段)
ぽえむ君
未詩・独白
9*
06/10/5 11:02
NO TEA BITTER TEA
たたたろろろ...
短歌
3*
06/10/5 10:25
揺れた
〃
自由詩
1*
06/10/5 10:20
風の軌跡
水無瀬 咲耶
自由詩
5*
06/10/5 9:29
*っ*
かおる
自由詩
10*
06/10/5 9:19
水面を知らない
たもつ
自由詩
12
06/10/5 8:44
ありったけの倫理を
ブルース瀬戸...
自由詩
3*
06/10/5 8:14
神奈川県真鶴にて
恋月 ぴの
自由詩
21*
06/10/5 7:10
憂
イヴ
自由詩
1
06/10/5 6:31
異形の神を崇拝する哀れな者へ
ジム・プリマ...
自由詩
0
06/10/5 5:10
牛丼屋
山崎 風雅
自由詩
6
06/10/5 3:02
ある詩
霜天
自由詩
2
06/10/5 1:48
ひかり
吉田ぐんじょ...
携帯写真+...
6
06/10/5 1:22
脳内時計。
狠志
自由詩
2
06/10/5 0:58
天の川
A-29
俳句
0
06/10/5 0:50
彼は確かにとても詩人だけど。
yuma
自由詩
4*
06/10/5 0:48
思い出へ
海月
自由詩
4*
06/10/5 0:40
新しい靴
山崎 風雅
自由詩
3
06/10/5 0:31
あこがれ
なまねこ
自由詩
4
06/10/5 0:20
水没ハーモニー
千波 一也
自由詩
19*
06/10/5 0:07
荒川洋治を読んでみる(五) 『ウイグル自治区』
角田寿星
散文(批評...
2
06/10/4 23:53
蛇行
千波 一也
自由詩
17*
06/10/4 23:37
6063
6064
6065
6066
6067
6068
6069
6070
6071
6072
6073
6074
6075
6076
6077
6078
6079
6080
6081
6082
6083
6084
6085
6086
6087
6088
6089
6090
6091
6092
6093
6094
6095
6096
6097
6098
6099
6100
6101
6102
6103
加筆訂正:
風の軌跡
/
水無瀬 咲耶
[06/10/5 9:33]
2002の作品
アルデバラン
/
下門鮎子
[06/10/5 9:29]
「この日は」削除
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
/
とうどうせいら
[06/10/5 3:38]
!と……を本文から減らしました。
冬告鳥、海風に吹かれて
/
たりぽん(大理 奔)
[06/10/5 1:21]
海と月→月と海、
6sec.