父去りて夏去りて今日ほどく紐



熱を捨て陽は降り急ぐ石の丘



涼やかな花には寄らぬ鳥と虫



触れるほど水はすばやく風深く



誰ぞ置く錆びし{ルビ ...
あらかた片づいてしまって
のどが渇く
コンビニの廃墟の前で
自販機ばかりが新しい


削る自分に
どこか遠くから
別の何かを削る音が降り
崩れそうに震え重なる

...
酒呑んで見よ!なだらかに腹の出る



真面目すぎ優しさのない体重計



「わたしにはあなたしかいない」馬鹿が見る



自分から自分を取れば残る馬鹿
...
一、 銀色の背中


飯も喰わずに、カピが月ばかり見ているので
座敷に上げて訳を聞くと
長い沈黙のあと
神妙な顔で
片想いなのだという

いったいどこの娘かと問えば
まだ逢ったこと ...
昨日の夜に積もる雪
山も畑も野も川も
どこもかしこも一つ色
朝の光に木の枝が
まばゆく光るこの大地

新たな生が起き上がり
草も若葉も木も枝も
日なた日陰も一つ色
朝に流れるせせらぎ ...
今のわたしの生活にはぴんとこないの
あなたの言葉は

考える暇がないの
いそがしくて
目の前にあることで精一杯なの

愉快に私を笑わせて
考えることなんてこれ以上要らないのよ
今の ...
うばすてやまについて考えている
祖母をそこへ連れてゆきたい
訳ではない
昼下がり
冷えた湯呑みが二つ
並んでいる

祖母が歩くと
割烹着のポッケットから
何かがこすれ合う音がする
...
風ひとつ
赤い首輪の放浪者
立ち止まって後ろを振り返るのは
淋しさを断ち切るため

お行きよ お行きよ
赤い首輪の旅人よ
風は追い風 君の味方さ
淋しくなんかはないはず

お行きよ ...
中華まんニ割引って、一瞬読み違えるよね。
わざとだけど。
「ぶっかけフェア」も凄まじくイヤラシイ言葉に見えるよね。
これは素だったけど。
空飛ぶ駱駝に乗って行くよ
紅茶の味がわからないよ
髪の毛が伸びてゆくよ
空の星が見えないよ
鼻が詰まってるよ
膣へ帰りたいよ
頭が膨らむよ
眼が萎むよ
今行くよ
嘘 ...
夜の明ける頃
苺ジャムの小瓶を積んだ船が
幅広の海へと出港する
その間にも
私たちには忘れていく言葉があり
その言葉を思い出すために
また忘れられていくものがある
産まれてきたし ...
小さな女の子が俺に
だじゃもん ちょうだいっていう
だじゃもん ほしいっていう
だじゃもん ねえ だじゃもん
だじゃもん ちょうだい
だじゃもん ほしい

そういわれ ...
 
 
昼下がり

ちょうど
町までのバスが出た頃



 青 空



その青空に
ペンギンは
洗濯物をひろげる


真っ白な

雪のように真っ白な

洗 ...
風は太陽を紡ぎ
  優しい音で糸を張り
張り詰めた糸は
  暖かな香で弾けて

{ルビ奏=かな}でる曲は優しく
  そして暖かく響く
まるで生命の力を
  {ルビ謳=うた}うように { ...
 

 一 琴引浜

さくら貝は、はかないという言葉がお好き
はかないという枕詞がつくものには
とりあえず歌ってみる
それらはかつては量産されたものだが
貝は、そんな厄介なものは持ち合 ...
僕は虹が大好きです。
どのくらい好きといって、
僕のランドセルが
6時間分の授業の準備でいっぱいになって、
アルトリコーダーがささってるくらい、
そのくらい好きです。
少しわかりづらいけど ...
名前もない{ルビ詩=うた}を書いています
それは誰かに向けたものではない
だから、何の為に書いているかも分からない

それは花と{ルビ同=おんな}じかな?
何の為に咲くかなんて分から ...
「私も働いています」という
言分けがほしいだけなら
迷惑だから止しなさい

有るものに飽き足らず
趣くまま進まれたら
振り回される方は堪らない

いつか
見ていなさい
わたしの波が ...
 
 
 
呼吸をしていない。
 
私は

あなたの姿が見えないときに

きっと
 
 
 
重たく思われることも

煙たく思われることも

すべて承知のうえで
  ...
名、をつけて、指間からこぼれ落ちる、もの、そこまで愛せ、そこまで愛せ、よ、


彼はいろ我はひかりか 赤青黄おなじ要素で対極に立ち


半分の顔で笑みたるその闇が満ちて怯えん君温け ...
{引用=おまえはあれが空の梯子だと言う}

あけがた
透明な寺院をさまよいながら歩いていると
喜びのひとつが小鳥になって歌ってくれました
かの鳥が木の実をついばむ記憶のなかで
短いいのちが ...
瞬間冷凍したらどれくらいまで美味しく頂けるか、と考えてみたものの。
一体いつなら解凍レンジすんだろうか、なんて疑問さえ。
浮かんでは、ぽつりポツリ指先で丸め直した膜を{ルビ破=わ}っている。
た ...
たわいのない秋に

影が一つ

佇む様に

彩りを描く



笑い声のような風が

ジーンズの脇を抜け

靴と靴の間を

からからと走る



...
淋しさが何処から生まれるのか

そのような話題が上ったとき

それらはすべて
河から生まれ
いずれも河童の仕業なのだ

そう言ったのは
この国の伝承を探究する男で
昔神田の書 ...
松の湯


跳ねる湯船も恐ろしく
あれは白鯨モビーディック
いかつい背中の倶梨伽羅紋紋
あまりにも鮮やか過ぎて
タオルで隠さぬ前を横目に見れば
なぜか思わず猿山の猿気分
ラッキョの皮 ...
叫びそうになるのを ぐっと堪えて


あなたの存在を思い出す時
思わず声が漏れそうになる
ぎゅっと目をつぶっても
想いは治まることを知らず


写真のあなたを見ただけで
脈さえも強 ...
底の方で
繋がっているんだ
僕ら。

ほら、
魂が 呼んで いる。

僕の モヤモヤ は
君に 伝播する。

君の キラキラ は
僕に 降り注ぐ。

何処にも行き着けない
そんな僕らに
今日も 空は ...
「逢」                 「別」

空から降ってきた            空から降ってきた

雨と言わず               雨と言わず

雪と言わず        ...
遠く聞こえる虫の音は
遥か離れたふるさとを
頭の中の片隅に
思い浮かべる曲となる

遠く聞こえる虫の音は
深い眠りへ{ルビ誘=いざな}うも
頭の中の片隅に
響き続ける曲となる

遠 ...
今日言えなかった言葉をベットの中で消化する
キミの好きなところと嫌いなところ
ひとつずつ挙げてみるよ
今は会う事が出来ないけれど
もう少ししたらきっと
キミの温もりを再びこの身体で触れられる ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ノート(風にあれ)木立 悟俳句9*06/10/18 16:27
ノート(木曜日)未詩・独白3*06/10/18 16:25
ノート(朝・昼・酒)川柳3*06/10/18 16:22
カピバラの事情佐野権太自由詩41*06/10/18 15:10
言葉で染める季節色ぽえむ君自由詩9*06/10/18 14:47
「いそがしくて暇がない」七尾きよし自由詩3*06/10/18 14:04
うばすてやま吉田ぐんじょ...自由詩1306/10/18 10:57
未有花自由詩9*06/10/18 10:16
冷やし中華初めてました虹村 凌自由詩0*06/10/18 8:52
よよよよよよよよよよよよ自由詩2*06/10/18 8:51
苺ジャム幻想たもつ自由詩11*06/10/18 8:37
だじゃもん水在らあらあ自由詩34*06/10/18 5:10
ペンギン日和橘のの自由詩6*06/10/18 3:46
雲は大きな羽を広げる 僕は裸足で目を閉じるプル式自由詩7*06/10/18 3:30
うたまくらの浜Rin K自由詩28*06/10/18 1:03
ファイティング・おじいちゃんブルース瀬戸...自由詩8*06/10/18 1:03
無題海月自由詩1*06/10/18 0:43
今似見手色蒼木りん未詩・独白006/10/18 0:35
呼吸美雨自由詩106/10/17 23:46
#2006.06〜09石畑由紀子短歌1606/10/17 23:42
くものうた青色銀河団自由詩1*06/10/17 23:41
追憶レンジ自由詩1*06/10/17 23:39
彩りユートピアはらだよしひ...自由詩106/10/17 23:19
夕凪河川敷藤原有絵自由詩3*06/10/17 23:18
湯煙三昧恋月 ぴの自由詩21*06/10/17 23:18
叫びそうになるのを哀音自由詩106/10/17 23:18
同調李伍 翔携帯写真+...106/10/17 23:17
「逢」「別」ネ々コ自由詩306/10/17 22:58
遠く聞こえる虫の音はぽえむ君自由詩9*06/10/17 22:42
Count one's blessingsAKiHiC...自由詩306/10/17 22:31

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加筆訂正:
湯煙三昧/恋月 ぴの[06/10/18 6:57]
もんもん違いを見つけました
荒川洋治を読んでみる(五) 『ウイグル自治区』/角田寿星[06/10/18 0:21]
そうとう自信なさげに用語解説、追加。
荒川洋治を読んでみる(四) 『内蒙古自治区』/角田寿星[06/10/17 23:25]
時勢に乗り遅れた感の強い用語解説、追加。
木枯し、吹くまえに/LEO[06/10/17 22:52]
一部訂正しましたm(__)m
木枯し、吹くまえに/LEO[06/10/17 22:42]
誤字修正しましたm(__)m
7.12sec.