君は僕をほったらかしにして
傘ひとつで何処かへ行った
そしたらその後虹が出て
{ルビ慈=めぐみ}の雨が空から降った
雨なんていらないから
僕と一緒にいてよ
君にわかる筈がないん ...
自分のすべては小さくて
すべてを出しても
誰もわからない
けれども
自分のすべてを出さなければ
誰にも見つからない
自分のすべては小さくて
すべてを出しても
誰にも知られない
...
今すぐに
妄執で世界を歪めるのは
止めなさい
その妄執は
貴方の想いを歪め
貴方の精神を歪め
貴方の魂を歪め
貴方の星霊体すら歪め
その姿はすでに
...
引き金は鼓動と鼓動のはざまで引かれる
愛される直前に
ためらわず
冷静に
光と影を縫う弾道が
私の頭部を撃ちぬく
しとやかに
金属製の太陽背に受けて
金属製の大木に
金属製の蝉が叫ぶ
金属製の僕の差し歯輝く
金属製の汗を流す
全てふやけている
全てふざけている
僕の好きだった女の子
自己啓発セミナーに ...
海が仄かな火を抱いて流れる。
流れは、わたしの新しく柔らかな意匠を溶かして、
かわいた青い夏をひろげる。
みずを失くした海が流す、青い夏は、
白昼の街に横たわり、死者を語り、
練られた風 ...
白いシーツの上にしな垂れたキミを
優しくゆっくりとそこへ
抗う事なくシーツに埋もれて
髪の乱れも気にせず
見開いたその瞳には何が映っているのだろう
歪曲する部屋の家具が畝って渦になる
...
琵琶法師の
琵琶の音が
響き渡る
無常の声
鐘が鳴る
美しい朝日
湧き上がる鼓動
命の芽吹き
めくらでも
感じられる
無言と騒音
心の音を聞く
水鏡の裏側からわたしは見ている
黄色い土壁と
くすんだ緑の屋根を
潅木の足元に散り落つ白薔薇を
誰かの足音は
水面に波紋を広げるのだが
雨のひと粒ほどに
まるく響きはしな ...
ネコが網戸に張り付いている
白いネコだから
ネコが網戸と化している
曇り空だから
ネコは宇宙からやって来た
よろめくような遠方の
夜空しかない白昼の星を発ち
土管経由で
「 ...
空青き
海に移りし
優し波
触れて跳ねるは
白き水晶
遠く見て
流れて来るは
白き船
恋文書いて
貴方の元へ
秩序と自由に鐘がなる。
泥濘から足を抜く。
緩い泥は少し抵抗したが、
やがて諦めたのか、
足を放し、
ぶつぶつと何事かを呟いて、
流れていった。
辺りは何処も濡れていて、
何 ...
Tシャツの背中をたどっていく
汗の粒が
落ち切る
急ブレーキのときの感触が、まだ消えない
喉でとまった騒音
頭痛の夜に
有効な腕の力を押し出して
短冊にさ ...
倒れている
かわいて ちぢんで
なにものでもなく
大の字になって
雨をまっている
※ 旱天(かんてん)→極暑の候、久しく雨なく照りつづくこと。
もしも詩が書けなくなったら
家族にも友人にも行き先を告げずに
ひとりで旅にでも出よう
もしも詩が書けなくなったら
滴り落ちるような真っ青な空を眺めて
言葉に置き換えずにそれを受け容れてみ ...
あいたいよ
とても あいたいよ
とても とても あいたいよ
きょうは333日めだよ
わたしはあたまおかしいから
ぞろ目の数字 だいすきなんだ
いいんだ
公開自慰行為だろうが なんだろうが
そんなところは とっくに超えたんだから
...
手にさげたバスケットに
お花を摘んで夢を見る
おおかみに憧れる
あかずきん
弱った人間に
優しくすると
ロクナコトがないよと
言ったのに
それでも近づくおおかみに
あたしはただ頷 ...
にわかせんぺいのマスクを
かぶってみた
心オドル
博多っ子純情…
好いと〜あんたの事が…
いつまでも…
私はあなたから生まれたというのに
もうそんなことを忘れてしまって
自分だけの死を抱きしめていた
まるで沈むために港を離れた
あのポンコツな捕鯨船
たった一つの獲物を射るための{ルビ銛=もり} ...
「おばあちゃん元気にしていた?」
わたしの大好きなおばあちゃん
共稼ぎの両親はいつも家にいなくて
学校から走って家に帰ると
おばあちゃんが出迎えてくれて
手作りのおやつがとても美味しかった
...
芝生に寝転ぶのってちくちくするから苦手だった
うちあげ花火が不思議すぎて頭がこんがらがったことがあった
そうだった
けれど、どれも過去のことでしょ
あたしはもう芝生に寝転ぼうと ...
私は
あなたの
指紋に
触れている
皮革用の溶剤の
匂いで充満する
工場の
子供は
眼を
ただれさせて
エルメスは
もう
私だけのものです
さてさて、陽射しをたっぷりと浴びて
顎が外れちゃいそうな程の大あくびを一つして
やっと、あの満腹なオオカミ君が起き出してきました。
おや、萌え出ずる若葉の頃は灰色だった毛並みも
日光浴、は ...
ポジティヴにポジティヴを重ねても
行き着く先はバッドエンド
選択肢の無い戯曲
私はずっと、脇役でした
レールの上を運ばれる人生
私はずっと、後ろ向きでした
間違っていると誰も教えて ...
カキ氷が空を浮き
流れていく姿を眺めれば
空は涼しいというのに
額から汗が滴り落ちる
カキ氷が自分の前を
どんどん流れてゆく
暦の上では秋なのに
まだまだカキ氷は空で作られる
...
コピーする
わたしはつばめ
コピーする
わたしはつばめ
こp「いーするr
わたしぷぁつばめ
こーひする
わたしはつbゔぁめ
こぼいーする
わたいしゃつばm、え
こぽい ...
山青田矛盾多しと老の言い
螺旋階段ヲ登リ続ケテヰタイ
イツマデモ
イツマデモ
空ニ届ク事ガ無イト
気ガ付カズニ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
狐の嫁入り
宙空 心
自由詩
1*
06/8/8 22:20
自分のすべては小さくて
ぽえむ君
自由詩
4*
06/8/8 22:09
異界の魔人
ジム・プリマ...
自由詩
1
06/8/8 22:09
射手
A-29
自由詩
3
06/8/8 22:00
ステンレス
たかよし
自由詩
4*
06/8/8 22:00
青い夏
前田ふむふむ
自由詩
15*
06/8/8 21:47
リターン
AKiHiC...
自由詩
3
06/8/8 20:36
琵琶法師
ペポパンプ
自由詩
4*
06/8/8 20:00
堕在・黄色い壁の家
銀猫
自由詩
16*
06/8/8 19:40
神の許し
A-29
自由詩
4
06/8/8 19:33
夏海
愛心
短歌
4
06/8/8 18:56
目の前には。
狠志
携帯写真+...
3
06/8/8 18:55
「 泥濘。 」
PULL.
自由詩
11*
06/8/8 18:44
水のなきがら
カンチェルス...
自由詩
1
06/8/8 18:36
そろもん(旱天の話)
みつべえ
自由詩
1
06/8/8 18:33
もしも詩が書けなくなったら
大覚アキラ
自由詩
11
06/8/8 16:41
333日前に死んでしまったきみへ
第2の地球
俳句
2
06/8/8 16:20
333日めに きみへ
〃
未詩・独白
2
06/8/8 15:13
あかずきん
水居佑梨
自由詩
6*
06/8/8 13:50
にわかせんぺい
きみ
自由詩
0
06/8/8 12:53
生まれたことも忘れて
たりぽん(大...
自由詩
15*
06/8/8 11:58
幸せと出会う丘で
恋月 ぴの
自由詩
33*
06/8/8 11:39
どれも過去のこと
かなりや
自由詩
1*
06/8/8 11:36
BAG
天野 碧
自由詩
0
06/8/8 11:03
*レィビー*
かおる
自由詩
7*
06/8/8 8:43
最終列車 →社会
完食
自由詩
1
06/8/8 7:35
立秋
ぽえむ君
自由詩
7*
06/8/8 7:03
ワールド・オルガン・エナジー
黒川排除 (...
自由詩
1
06/8/8 2:15
矛盾
A-29
俳句
0
06/8/8 1:25
ユメ
七生
自由詩
1
06/8/8 1:11
6084
6085
6086
6087
6088
6089
6090
6091
6092
6093
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6095
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6120
6121
6122
6123
6124
加筆訂正:
幸せと出会う丘で
/
恋月 ぴの
[06/8/8 12:21]
1行加筆しました
6.68sec.