ハハ、って
笑いながら云っちゃうけど
ガンになったことがある
けっこうまえ
五年は
経過観察
それ以降は
もしガンになったら
あらたなガンらしいよ
五年
なんじゃか ...
そりゃあ 前向きの方がいいに決まってるさ
暗いよりも明るい方がいいのも決まってる
だけどでもさ
あたしは思っちゃうわけ
前だろうと後ろだろうと
どっちを向いていようが
...
年上のガキども
滑り台一つに
ブランコ二つ
あの団地の公園
砂場に爆竹
レンガの花壇
階段おりてぐちゃぐちゃ
虹色の空がじがじが
覚えてるのは強烈な夕方の匂い
焼却炉 ア ...
べつにたにんには話すわけではないが
夢がないとひとは
生きられないのは知っている
べつにたにんに話してもいいとも想う
たにんにはほとんど意味などないことも
知ったうえでだ
...
時間を巻き戻す懐かしさ
沈黙は少しも気まずくない
文字にはない温もりが
耳をやわらかく包んだ
本心を打ち明けた後
ひとり笑って何かをごまかす
寄りかかってしまうな
今だけもう少しだけ ...
それは 私が死ぬことだ
夜の入口にて
誰かと誰かが声を交わす
太陽が地の果てに没した瞬間
地球という宝石箱がぶちまけられ
到来する暗い覆い跳ね返し光り輝く
夜の深みにて
誰かと誰かが声を ...
わたしは病院に行く用事をひとつ飛ばして、ろくでもない約束のために着飾っている。意味のないこと、何にもならないこと、だけどそうするよりほかないこと。駅のパン屋は混んでいる。ここには気持ちよく声をだす ...
父が自称詩人だった
母が泣きながら
私に告白した
結婚する前から
ずっとだと言った
長年我慢して来たけれど
もう限界だと崩れ落ちた
私は薄々そうなのでは
ないかと思っていた
しかし直 ...
1.誰もが、まだこの世界を知らない
2.誰もが、またこの世界を知らない(そこには共通するものは特にない)
3.誰もが、まだこの世界を知らない(そこには共通するものを探すものだけがある)
4.誰も ...
(番外編22)世に爽やかなるもの
山独活(うど)は葉も全部食べられる
類を見ない新奇の山菜と言える、くせも好みも天然色浅田美代子さん似
それは茎と葉が濃い緑、根元からは見たことない真紅が忍び寄る ...
旅立ちは
5歳の夏
18番線の
プラットホーム
行先も分らず
飛び乗った列車
到着したところが
私の原風景になった
それから何度も
途中下車を
繰り返したが
一度も帰 ...
初めて訪れた街で
かわいい二両編成の電車に出会う
道路のいたるところに
その線路が巡らされているようで
はっと気づくと踏切の直前
一時停止しそこねる
運転する身としては
なかなかあなどれ ...
生活がある
花を生ける
テレビを消す、そしてまた点ける
爪を塗り立てる
クリームを混ぜる
洗剤のボトルを乾かして、
充填する
本を開けない
身体は開くのに
心を開けない
系 ...
言葉がすべてを切り裂くその瞬間の
いま、ー 君は何を見ていたのか
それは、恐怖か、それとも解放か
透明なブレードに写し取られた
現実はあっけなく全身を曝け出している
装飾 ...
清流が育む
ツガニという蟹を
エアコンの効いた部屋で
テレビでみていると
その画面に映っている
日高村に
行ってみたいと想う
河原で作っている
ツガニ汁を
食べて ...
数十年前にどくどくと輝いていた目玉は
今はくすんだ鈍色に光っている
毎日がくがくと腹を立てていた神経は
今は誰かに怒られないかと怯えている
鈍くなっている
鈍くなっていることに鈍くなって ...
論理詩。その1
①はたぶん②である。
②はたぶん③である。
ゆえに、①はたぶん③である。
①は実は②である。
②は実は③である。
ゆえに、①は実は③である。
①は ...
駄目ならば
それでいい
ドン・キホーテのように
命を賭けて
突き進む
命を削って手に入れた物は
その削った命と同じくらいに
大切な物なのかい?
そんな大切な物どこにある?
私は体の中にしまっておいたよ
命と同じくらい大切なものだからね
満月の今宵煌々と
流れる雲の裏光り
透かし地の営み映し出し
眠れる人を明日の営みへと導く
受ける陽の光をひたすらに柔らげて
男は同時に愛を込めた
命に代えても守りたい
どちらかが死ぬようなことがあったら
この命は天に捧げ
戦陣の切っ先に立つ
観てごらん
満ちた月が美しいよ
誓いの言葉は忘れない
きみさえいれば
何も怖くない
きみという星を目指して
発進準備完了
夢が叶えたなら
ぼくは何もいらない
もうなに ...
藝術は黄金とウンチのバーター取引なんだということは日本人もわかっている器(うつわ)があり、あとはバンクシーみたいな才能に信念持った人が居なかっただけだけど、今後もその差はみるみる離れていくんだ ...
日本憲政史上
最も知能の低い
総理大臣が生まれることになったら
私は今までの思想信条を全て棄て去って
共産党支持者になろうと思う
所謂転向だ
そうそう親の都合でねって
その転校じゃねえん ...
あたし、詩脳と思った。
自由に込めた魂のロシアンルーレットで当てたい。
生まれた時から詩に始めている。
詩を味わうとゾクゾクする。
アドレナリンが放出されてナチュラルハイになるから、詩脳詩 ...
2024年9月14日、
1
昨日は映画をいくつか見た。長年、僕は映画というものにどう接したらいいか分からなかった。僕は画面のこちら側にいる。映像は画面の向こう側にあって、僕の世界と映像の世界 ...
真珠の橋を架け渡し
煌めきの眩暈を覚えたら
飛びゆくアゲハの優雅な曲線、
忙しい日々を括弧に入れて
対岸目指しゆっくりゆらり
混沌渦巻くこの世界の端で、
木陰に休んだ君の面影に
...
○「生年月日」
「西暦で何年生まれですか」
と聞かれると返答に窮する
聞くときは
「昭和」で聞いてほしい
○「ボケると」
ボケると
目の前のものが見えなくなる
ボケると
いいわけ ...
雲よりも
高いところの虚ろな光
欠けた兎影に 目を凝らす
背後で、製紙工場の正門から細い通りへ出る
大型トラックのタイヤが路面に擦れる
緑色の金網が張られたフェンス越しに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
となりで笑っていたかった
秋葉竹
自由詩
2
24/9/18 21:44
もう、それでいいじゃないか
涙(ルイ)
自由詩
2
24/9/18 19:31
幼少期についてのメモ
藤山 誠
自由詩
2+*
24/9/18 19:08
『終末』のうた
秋葉竹
自由詩
4
24/9/18 19:07
声
海
自由詩
8*
24/9/18 18:56
たった一つの冴えたやり方
りつ
自由詩
2*
24/9/18 18:47
夜の無情・有情の光
ひだかたけし
自由詩
7*
24/9/18 17:59
メモ
はるな
散文(批評...
3
24/9/18 17:42
父が自称詩人だった
花形新次
自由詩
2
24/9/18 17:41
緑葉の大景
陽向(2躯-...
自由詩
6*
24/9/18 17:32
(513)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
2
24/9/18 12:32
旅
夏井椋也
自由詩
10*
24/9/18 10:32
ことことことでん
そらの珊瑚
自由詩
6*
24/9/18 10:11
回転灯
はるな
自由詩
1
24/9/18 9:59
君は何を見ていたのか
足立らどみ
自由詩
5
24/9/18 8:19
テレビとスマホ
秋葉竹
自由詩
3
24/9/18 7:58
じいさん
藤山 誠
自由詩
3
24/9/18 3:31
論理詩。
田中宏輔
自由詩
11*
24/9/18 1:33
五行歌 プライド
レタス
自由詩
9*
24/9/17 22:38
ポケット
リィ
自由詩
4*
24/9/17 22:24
五行歌、導きの天体
ひだかたけし
自由詩
6*
24/9/17 22:22
五行歌 愛
レタス
自由詩
6*
24/9/17 21:43
満月
〃
自由詩
4*
24/9/17 20:24
バンクシー
足立らどみ
散文(批評...
4*
24/9/17 20:03
共産党宣言
花形新次
自由詩
3
24/9/17 19:14
あたし、詩脳と思った。
海
自由詩
8*
24/9/17 18:55
メモ(主に映画についてのこと)
由比良 倖
散文(批評...
4*
24/9/17 18:18
瑪瑙の瞳(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
24/9/17 17:49
独り言9.17
ホカチャン
自由詩
5*
24/9/17 16:18
炎昼
リリー
自由詩
13*
24/9/17 15:09
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
加筆訂正:
ことことことでん
/
そらの珊瑚
[24/9/18 13:13]
少し加筆しました
0.36sec.