すっかり日々は暖かくなり
桜もいよいよ開花間近
なのに私の心は鉛の様
不安と恐怖が波打って
奥底から沸き上がる
(昨夜は凶暴な悪夢に襲われ
汗みどろで目が覚めた)
すっかり日々は暖か ...
昨日。朝からの雨と風で、もしかしたら最後の勤務は営業休止になるのかもしれない。と、スキー場勤務最終日を期待したが、営業休止の連絡の電話は鳴らず、今シーズン最後の道の駅で時間をつぶすことにした。三月に ...
別離
色々
成長
再度
米って左右対称じゃない
犬歯のように少し欠けてる
その犬歯みたいな米は
臼歯で噛むと甘くなる
そういえば
オオカミの犬歯を
あの人はお守りにしていた
もっと噛んでくれてもよかったのに
白い皿をニトリで手に入れたのだ
栗を置くための土台として
アスファルトには一体何が置かれるべきだろう
ゴムボールを手に 考えていたのだ
この肉塊、まあね、そう言うお前らもさらなるその一部分なんだが
居場所がなくなって
途方にくれてしまいかけてる
キスなんて一度か二度しただけ
そんな唇を舌で舐めても
そりゃ渇いているだけさ
日は落ちて
周りは昏くなっていく
ためしに心臓止 ...
ロザリーは十五才
廃業したスクラップ工場の敷地の外れで
ハーケンクロイツみたいなかたちになって転がってる
もう腐敗が始まっていて
あらゆるおぞましい虫に集られて喰われている
ささやかな雨 ...
昨日はある種の
速度を持つ元素としてここに
いた
今日は光の
粒子に貫かれることもなく
膨張する淡い影として徐々に
体積から解放される
シーツの皺の奥に
隠された温度のように
...
{引用=焼香}
{ルビ鶫=つぐみ}を威嚇する
{ルビ鵯=ひよどり}の
声は形より
広々とこまやかに
震えた
春の微粒子
住宅地の雪解け水を
長靴で測り
黒いコートに受ける
日差しを ...
かの方を分析しないでこれ以上 最上階の遊び場は空
キーワードいくども使う人たちは なりふり構わず生き続けます
善悪の圧をかけられinput outputは抵抗させて
善し悪しはも ...
「海をすてた」
海をすてた
いっぱいだったから
外に捨てた
外は広いから
海はしずくにみえた
にんげんが
外にいったら
ちいさすぎて
なんだかバカみたいだ
だからぼくは
ここ ...
絵柄のないパズルでも揃えなきゃ
無ってそういうことなのかも
湯気のような靄のような
差し込んできた光か照らし出された明かりか
今はどちらとも信じたいと思った
失ったものや別れた人や
...
3月 弥生 トロイメライ
春風 果てしなく 暖かい
坂の 彼方の 高台へと
ゆっくり 歩いていこう
月光チタンの夜を過ぎ
冷たい鈍色の夜を抜け
奈落と雪洞の夜を耐え
かねて
ぼくは ...
無垢材の床から生えた
食卓を囲むのは
夕食に溶け込むものたち
温かい具材と
きみたちの持ち帰った
新しい顔や手と足が
食卓の根元から二つに伸びて
時間のように
辺りを満たす
泣いてなんかない強いから
何点なんか気にしてないよ
ひとりで生きていけるから
パッカーで世界一周するよ
この命にはぬくもりがある
普段は感じないけど
強く感じる時がある
上手く言えないんだ
表現力ないしさ
毎日がややこしく過ぎて行くけど
それだって
そのうちに
ピリオド打たれるん ...
昔、愛した女の庭には
大きな花桃の木があった。
その木は
春になると
その女の唇のような
濃い
桃色の花を枝いっぱいにつける。
その花びらひとつひとつは
どうしてもその女の爪の ...
昔僕は相模大野で暮らしていたのである。僕の住んでいた部屋の下には若い米兵が住んでいた。通りには、まだいくつかの夢が、買ったばかりの自転車で街を走ると、見えていた気がする。車に傷をつけただろうと、走 ...
葉っぱが
ひとり遊んでる
くるんと
まるく
じぶんをすてて
も一度
ハラり
わらって泣いて
あたたかさはいつも
敵わないほどに傍らで咲いて
叶わないたびに散り
地面をひたすらに覆い尽くす
しあわせという匂いにむせて
風のつきあたりでは
くるくるくるくると
止むことなく空へ ...
血の色を塗り固めたような阪急電車と
薄い水臭いグリーン色の市バスが
...
また突然砂漠の画像を映し出しメモリを浪費している脳だ
廻る廻る大地が廻る
壊し創る力は無尽蔵に
無作為に選ばれた人々の
哀しみの雨が降り注ぐ
(世界は只残酷に美しく)
廻る廻る大地が廻る
次から次へと命は芽吹き
哀しみの雨は
もう ...
寝ている時以外ずっと書いていて
目を悪くした
ひどい頭痛に見舞われている
図書館で
フジモトマサルさんの
『夢みごこち』を借りて
それを今
1メートルの距離をとり
眺めている
...
「おはよう雨さん」
細かな雨の
パラパラの
春の西風に煽られの
窓にカツカツの
それは
とてもとても
うつくしなじかん
ふふふ
半分ヤドカリ
...
やあ
おはよう
詩集を読んでいるんだね
リルケか
どうだい感想は?
そうか
つまらないのか
世界には
リルケを楽しめる人が
大勢いるのにね
そう君は
リル ...
寒さはもう感じない
生暖かさが
ウキウキ感を連れてくる
何をやっても上手くいくような
何とも言えないポジティブな流れ
新年度が始まり
落ち着かない日々が続いても
嫌な気持ちになら ...
・575
補助輪を 山ほど付けて共倒れ
奢りだの 親分子分 はした金
座布団か拍手でお迎えくださいませ
獄門の 上にもぬけのカタツムリ
陶酔で水捌けよくして泣きじゃくる
ウイスキーと ...
少し高めの なるべく太い枝に飛びついて
ぶら下りながら 木の幹を歩き上がり
背面飛びで足元から滑り込むように あの枝に座り込む
もうひとつ上に行けるかな 立ち上がり
手をかけ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春の肉感
ひだかたけし
自由詩
4
21/3/15 13:35
今日からは道の駅には寄らない
山人
散文(批評...
7*
21/3/15 8:07
巡
ヨロシク
自由詩
0
21/3/15 7:57
米
黒田康之
自由詩
2
21/3/15 3:43
水色の午後に
番田
自由詩
2
21/3/15 1:41
_
いる
短歌
0
21/3/14 23:11
帰る場所がなくなってしまった
こたきひろし
自由詩
6
21/3/14 22:57
ロザリーはスクラップ工場の外れで
ホロウ・シカ...
自由詩
7*
21/3/14 18:00
その色を裂く手立て
noman
自由詩
2
21/3/14 17:50
反省なんかしない
ただのみきや
自由詩
7*
21/3/14 17:05
短歌4首/ベクトル化
足立らどみ
短歌
3
21/3/14 13:10
ついーと小詩集4
道草次郎
自由詩
4*
21/3/14 11:36
今はどちらとも信じたいと思った
余韻
自由詩
1
21/3/14 11:11
トロイメライ
Giovan...
自由詩
4
21/3/14 11:01
食卓を囲むもの
フリーダム
自由詩
0
21/3/14 10:45
4行詩なんてね
足立らどみ
自由詩
1
21/3/14 9:24
この命にはぬくもりが
こたきひろし
自由詩
3
21/3/14 8:36
花桃の木
黒田康之
自由詩
4
21/3/14 3:36
エレキギターと空軍機
番田
散文(批評...
3
21/3/14 0:11
葉っぱ
道草次郎
自由詩
6*
21/3/14 0:01
眩しさから逃げるように春を
かんな
自由詩
4
21/3/13 23:34
京都チキンジョージ
TAT
自由詩
2*
21/3/13 22:32
_
いる
短歌
0
21/3/13 22:10
春の記憶
ひだかたけし
自由詩
8
21/3/13 20:30
代読
道草次郎
自由詩
3*
21/3/13 20:14
おはよう詩集
〃
自由詩
2*
21/3/13 8:18
詩の鏡
st
自由詩
4
21/3/13 6:43
春の日常
夏川ゆう
自由詩
4
21/3/13 6:08
575
なけま、たへ...
自由詩
1*
21/3/13 2:26
木登り
短角牛
自由詩
4*
21/3/12 23:31
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
616
617
618
619
620
621
加筆訂正:
反省なんかしない
/
ただのみきや
[21/3/15 5:53]
修正
4.18sec.