あなたが嫌いだから
あなたとは距離を取りたい
あなたといると
私が私じゃなくなる
あなたと一緒にいたら
耳が聴こえなくなった

あなたは私を支配する
あなたのために微笑むことはもうない ...
どうにもこうにも
食指が動かねえ

こんまり師匠の言葉を借りれば
「ときめかない」ってことだろうさ

わかってるかい
そこのキミ
「歳差運動」

鳩時計が深夜の零時を回る

蟋蟀が
地球の内耳で
求愛している

着実に
七百分の一歳年を取る

さて
もう一度約分のおさらいから

(ペンを執る)

...
生むことは酷なことだがやむを得ぬことでもあろう 星が流れる 示唆でないものはない
つかれた
しばらく真っ白な部屋にいる

よろしく
回春。
ほどけゆくリボンの落ち往く先にある、希望という名の広い花園。

ローズティー、浮かぶ花びらふるわせて。貴方は横向き、遠い目をする。

道端のキバナコスモスは無言で、ためらう様があなたに似ていた ...
 
 
塩水を買って帰る
安かったから、と妻に渡すと
またこんなもの買ってきて
そう言いながらも大事そうに抱えて
海に帰っていく
今日のおすすめはこれです
テレビの人が言った
(午前 ...
久々に訪れた病院の園庭は、
十数本の桜の木が
無数の赤い蕾を膨らませていた。 

その生命力は、
春の大気に漲り震え
園庭という枠を獰猛に
突き破っていく不穏さを含んでいた。

膨ら ...
ユダヤ系ロシア人の詩人
アレクセイ・タルタコフの代表的な詩集と言えば
ウクライナの連続殺人鬼アンドレイ・チカチーロを
題材にした「チカチーロの子守唄」だ
何を隠そう私もこの詩集の大ファンで
...
文字を操り操られ 繰りかえす



虚無感と空虚な虚空と感無量



本当に何も分からん時もある



熱い展開になってきた焼き肉



明日は明日の 火星は火星の風が ...
あなたの匂いをもう憶えていません
この部屋で暮らしてよかったと思ったことなどいちどもない
曇り空 ぬるい暖房 春の光はこんなもの

伸びた爪で嵐をとめて
伏せたまま口づけてじゃれあっていた朝 ...
忘れじの、なんのその。
今日も、愛すべき君への歌を詠う。
酔っぱらいのほうが、人生の花見坂はあるきやすいのだ。
尊き君に歌を詠う。

欲の渇望と権力への吐き気。
まるでなにかを産みだす ...
無限の広がり
押し寄せて来る 海

有限を抱きしめ
波頭を黄金に光らせて

この夕べあの夕べ、
無限のうねりに身を委ね
麻痺した記憶が癒されるよう

柔らかなしとねを 広げて、広げ ...
鏡を上に向けすぎた昼
映らない
何も
映らない


雪が径をすぎる
さかな ふるえ
背びれ 夕刻
自ら 光の個のほうへ


応えをしまい
さらに しまう
...
人災の大爆発か彼の心おさめる矛先壊れている犬。。  カタチ
セイチ
イノチ

あの日地面がおおきく揺れだしたから
工場の高い建物さえしなりだしたんだ

工場内に積み上げられた製品がまたたく間に崩れだして
あっちこっちで悲鳴があがる

逃げなければ
俺は持ち場の非常 ...
きっとやっと咲いた
薔薇でもあっただろう
でも眼には棘のまず薔薇
まずの井戸をおりていくと
また別な薔薇を踏む
柔らかな感触に慌てて
傷口とそれから棘とを
裸足の空に付与している
{引用=読みたい本がある
明日にしようか
明後日にしようか
書店に行き
お金を払って
買って読みたい
詩でなくとも
ロマンスでなくとも
料理でなくとも
指で頁を繰り
じっと ...
僕は歩くことで
僕の思いを
知るのだろう 僕は
僕の中の道を
二〇一五年十月一日 「℃℃℃。」


℃■■■■■■■■■
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■■■■■■ ...
たくさんの動き続けるものを見て、人でなくてもいいと思った ある終わりをうたう
お前の知るうちは来ない
信仰はパンにはならない
始まりはもう来ている
無知の鞭をふるって
不快さを隠しもせぬくせ
軽率な笑顔をふりまいて
押しつけるうたを
象徴のよ ...
次の議題に移ります
春の観光ポスターの件です
佐藤議員より
福島県の「福」の漢字を
震災から復興するまではずっと
復興の「復」に変えるという提案です

わだしは賛成です
真面目くさって ...
覆水盆に返らず
小さく揺れただけなのに
人の縁は変わってしまう

震災の水は海に返った
大きく揺れただけなのだ
海の恵は変わらない
久しぶりに神保町に行ったので
ビニ本でも買おうかと思ったが
売っていなかったので
1970年代初期に活躍した
ニューヨークのユダヤ人詩人
ジョージ・ゴールドシュタインの
詩集「一日の過ごし ...
君は傍観者
ただ見ているだけ
それだけ
どうしようもないからと
その口はよく回るけれど
そんなことなら
せめて黙っていられれば良かったね

君は傍観者
その、つもりだっただろうけれど ...
シーンを変えろ

問題の周囲は幻で
{ルビ那由多=なゆた}の日々の中心点は
いつも自分自身 

いたずらにふり回される前に
指よ、鍵盤の上を踊れ 

瞬時を歩む、ジャズマンの手のよう ...
東日本大震災10周年記念で
盛り上がりたいところですが
コロナ1周年記念と重なるので
どっちで盛り上がるべきか
正直困ってマンション組合の理事長に
相談したところ
「そりゃあ死人の数からい ...
月夜のメダルは天に貼り付き
煌々と照らされた道筋を
飲んだくれ共が泳いで行く
忘却の淵に全てを沈め
麻痺した脳髄
カンカン鳴らし
平手を打って泳いで行く

泥団湿地の現の原に
拘泥す ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
私の嫌いなあなたへ無限上昇のカ...自由詩521/3/12 22:59
ときめきパン☆どら自由詩321/3/12 22:17
ついーと小詩集3道草次郎自由詩3*21/3/12 21:57
_いる短歌221/3/12 21:36
哀愁道草次郎自由詩3*21/3/12 20:12
短歌雑詠朧月夜短歌2*21/3/12 20:08
つぶやかない(二)たもつ自由詩1121/3/12 19:59
見えるもの・見えないもの(改訂)ひだかたけし自由詩921/3/12 19:20
アレクセイ・タルタコフ詩集「チカチーロの子守唄」花形新次自由詩021/3/12 19:08
操りかえす水宮うみ川柳2*21/3/12 18:10
SPRING星染自由詩221/3/12 17:26
忘れじのa i自由詩221/3/12 13:10
抱擁ひだかたけし自由詩421/3/12 13:08
あかり くらがり木立 悟自由詩521/3/12 10:06
今日は4のない日だ。足立らどみ短歌121/3/12 8:16
ヨロシク自由詩121/3/12 7:59
あの日地面がおおきく揺れだしたからこたきひろし自由詩921/3/12 6:36
ある一つの詩作道草次郎自由詩3*21/3/12 6:28
春の本津煙保存自由詩7*21/3/12 5:26
夜の散歩番田 自由詩221/3/12 1:23
詩の日めくり 二〇一五年十月一日─三十一日田中宏輔自由詩14*21/3/12 0:08
_いる短歌121/3/11 23:08
空虚ブルーベリー自由詩121/3/11 22:48
復興するまで復島県イオン自由詩1*21/3/11 22:33
覆水海に返った自由詩021/3/11 22:32
ジョージ・ゴールドシュタイン詩集「一日の過ごし方」花形新次自由詩221/3/11 21:15
君は傍観者鳴神夭花自由詩1+21/3/11 21:05
ジャズマンの指服部 剛自由詩321/3/11 20:39
記念式典花形新次自由詩021/3/11 20:36
飲んだくれの歌ひだかたけし自由詩521/3/11 19:01

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