(この家はとても寒いね
大きな口を開けて
ぼくたちを飲み込んだこの家はとても
あの子は帰ってきてからずっと泣きっぱなしだけど
きみが忙しいってのもわかってる
指をせわしなく動かしては眼を ...
2022.01.10.(月) 祝日
十日、元旦からの魔法も消えて、語弊があるかも知れないが、平凡な日々にかえって、自己の力をもってして、日々のよろこびをつくっていくべき、となる。
ま ...
朝の清さの薄れる魔法がとける
白い雲ひとつなくさびしい朝だ
山又山の川はきらめいて
流されるように歩いていた
妻がやせてきていて心配になる
今朝はなにも摂らず青空をばかり ...
例のとおりスーパーで分けてもらった氷を入れて
今朝は後払い通販で買ったソイラテと
昨夜、買ったコーラの残りを交互に飲んでいる
今朝、イザベラからクリスマスに送ったメールの返信が来た
...
彼は
推測する
私たちの
国が
かつて大きな国で
貧しい
とても
今は
だが
私たちの国の国民たちは
やがて
勝利するだろう
経済的に
と
私は信じている
それを ...
それはいっぽんの小径
なみのかたちで振れ
丘のすきまをぬう
夢のはじまり
一日のおわり
ひとは その間
ひとみをみがくいちまいの布として
ぼんやりとてる 初月
あなたの中で
まっ ...
なにもありゃしないのに、主は
我侭に置いて乾きを春と架け渡すと華を添える
その情火
充てがわれた詫び状のほかに展翅に及ぶ
蒼白の空、開け放たれた単眼の先を膨らませ
歪められたヒナ ...
黒糖まんじゅう三ついただきにっこにこ
妻は早々眠りひとりとなってしまった
明日の予定としてあったかい陽の光り浴びよう
わだかまり したたりつつそれでも夫婦
割りばしで遊んで ...
黒く輝く瞳のなかに僕はみえない
朝、狐のため息みたいな負けおしみ
この大きな都市のひとつの部屋で、ふたり
二度と逢えない悲しい予感に、怯える
...
葦の川手足のごとく痩せほそり
せせらぎはサラサラ鳴いて冬のなか
月満ちて波打ち際の鳥の痕
探り吹き
小さな羽根飾りが付いた
中折れ帽子のヒデキさんは
ハーモニカ歴六十年だ
楽譜は読まずにメロディーを
口で探って覚えていくから
僕は探り吹きだ、と言って笑う
特別養 ...
{引用=ヨナクニサン}
大地の振り上げた鞭が三日月に絡んだ朝
重さを失くした新雪をふるい分けて這い出した
ヨナクニサンの群れ
マイナス8℃の空気をふるわせて厚い翅はゆらめく
縄文の焔 畏怖と ...
君がいた夜は
物語のように遠くなってしまって
いくつものビルが建て替わった
なつかしい詩を読み、
ぬるい水を飲み
二足しかない靴を交互に履く
平和な日記を過すうちに
こんなところ ...
雨滴は絶えず穴穿ち
佇む神々の声は木霊して
わたしのひとりが
目覚めるとき
大地を覆う涙は枯れ
帰っていく
帰っていく
たましいのふるさとへ
ひとりにもどり
帰っていく
...
或いはもう捕らえられているのかもしれない この一歩は前進なのか 後退なのか
走っているのは内側なのか 外側なのか
内も外もクソもないのか
ここは何処で何処を目指していつ何処からなぜ走り出し ...
白い影が毛皮の悲鳴* を羽織り さまようのは雨の樹海
触れられないものに触れて 指紋の消え去った手に
嵌まる
指環のように
仮説の極限で燃え尽きる
巨 ...
鏡をのぞきこむと肌色の獣が
恥ずかしくないのか心はピンク
むかしの涙の跡はいまでも憶えている
無視できることを強さと呼ぶのか
遠くに二重の虹が架かっ ...
よく晴れた朝です。けさは不思議な夢をみて、寒さに目覚めると妻がもう起きていて、厨で沢山のペットボトルを洗っていました。感心しました。
妻に毎朝の定番のアイスコーヒーを淹れていただき、ノート・パソ ...
ブラジル産の鳥もも肉のパテの皮に三か所、身の方に七か所くらい切り目を入れて、醤油を振りかけて皿に乗せて、身の方を上にして電子レンジで七分、焼いて、ひっくり返して、皮を上にして電子レンジで二分半、焼い ...
珈琲を一口啜って誤魔化す
そんなあなたがもう許せない
こうして向き合って座るのは
何度目のことだろう
カップを離した口元が
なんとも愛惜しく映る
この一瞬のときめきが
永遠に続くことはな ...
今日という名の旅をはじめる
まずは朝をはじめるコーヒーを一杯
不思議な夢をめざめドアを開けて通る
妻が起きていてもう仕事している、ありがと
休日予定なく、一抹の幸いを抱く
...
昔みた夢を忘れられない朝
あたたかいだいだい色の朝日が染める街
いつも同じ時間に同じ橋を走る人
知らない彼にシンパシーを感じ
けれど新しい自由を求めて走る
いつか ...
夜がこわくて炬燵でほっとしている
酒がこわくて酒飲みはやさしくて
パチンコ屋の横のコンビニは儲かるだろうなあ
愛を源泉として妻は歌づくり
妻が作業着洗ってくれてうれしい
...
あおいそらの
動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも続く青
不安を突き抜け、恐怖を突き抜け
見晴るかすかぎりの彼岸の野辺に
硬直した自我、遊ばせて
わたしの孤独は ...
夏の小径の
林の陰へ
鬼やんまが
すぅと消えていった
エメラルド色の目をして
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
時には
空っぽの 胸
ひとつたたずむ
けれど思い出せば
宙に星々が光り始める
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ごめんなさい
ありがとうさま
どの道
終わることが出来る
だから前を向こう
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
○「平凡こそ」
金をたくさん持てば
強盗に入られる恐れあり
美人の嫁さんを持てば
浮気が心配になる
有名になれば
プライバシーがなくなる
平凡こそ平安なり
○「プラスとマイナスは表 ...
なけなしの金でタバコとコーラを買ってきた
セブンイレブンまで1000メートル
マックスーパーまで800メートル
右太ももの神経の麻痺の為のシビレの
リハビリに自転車で往復した
目の前の困難か ...
寒気にひび割れ、傷んだ世界の狭間、高速ですり抜ける意志と、失速しうなだれる幾つかの首、ベネズエラの煙草を咥えたアジアのギャングたちが、所かまわず改造拳銃の銃口を詰まらせる午後早く、剥ぎ取った落花生 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
14
末下りょう
自由詩
2*
22/1/10 10:23
日記 2022.01.10(月) 祝日
田中恭平
散文(批評...
3
22/1/10 9:24
自由律俳句 2022.01.10(月) 祝日
〃
俳句
0
22/1/10 8:08
眠ってるイザベラに思いを寄せて
ジム・プリマ...
自由詩
1*
22/1/10 6:48
Drive falcon
TAT
自由詩
3*
22/1/10 2:58
初月
soft_m...
自由詩
1
22/1/9 22:21
泥
あらい
自由詩
0
22/1/9 19:15
自由律俳句 2022.01.09(日) 夕べ
田中恭平
俳句
0
22/1/9 19:02
ふたり、からませ愛
秋葉竹
自由詩
1
22/1/9 18:48
冬 三題
黒木節子
自由詩
6
22/1/9 17:19
探り吹き
壮佑
自由詩
10*
22/1/9 14:54
まずは釘で傷をつけてから
ただのみきや
自由詩
4*
22/1/9 13:37
夜明け
はるな
自由詩
4
22/1/9 13:18
帰っていく
ひだかたけし
自由詩
8*
22/1/9 13:04
或いはもう捕らえられているのかもしれない
末下りょう
自由詩
0*
22/1/9 9:47
巨像
〃
自由詩
2*
22/1/9 9:45
空はすべてを受け入れてくれる
秋葉竹
自由詩
1
22/1/9 9:42
日記 2022.01.09(日)
田中恭平
散文(批評...
4
22/1/9 9:23
ジリ貧の毎日
ジム・プリマ...
散文(批評...
3*
22/1/9 8:44
あともう少し
坂本瞳子
自由詩
1*
22/1/9 8:00
自由律俳句 2022.01.09(日)
田中恭平
俳句
1
22/1/9 6:05
宝石の虫
秋葉竹
自由詩
1
22/1/8 21:53
自由律俳句 2022.01.08(土) 夕べ
田中恭平
俳句
2*
22/1/8 18:03
孤独の断章
ひだかたけし
自由詩
3
22/1/8 17:31
※五行歌
こしごえ
自由詩
2*
22/1/8 17:12
〃
〃
自由詩
3*
22/1/8 17:11
〃
〃
自由詩
1*
22/1/8 17:10
独り言1.8
zenyam...
自由詩
0
22/1/8 15:17
これからの未来に想いを馳せる
ジム・プリマ...
自由詩
2*
22/1/8 12:42
なしくずしのゲームとその神髄、それから水分の必要性について
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
22/1/8 11:40
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
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596
597
598
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600
601
602
603
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605
606
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611
612
613
614
615
616
617
618
619
620
621
622
加筆訂正:
まずは釘で傷をつけてから
/
ただのみきや
[22/1/9 17:45]
修正
3.53sec.