ときどき本の下から食べ物が出てくるのが怖いのだが
それでも生きて行けることがもっとこわいのかもしれない
知らぬ間に親がいて勝手に子と呼ばれて地球人になりました
先週までのシフト表 ...
スズメに
なんでお前は人間じゃないんだ
そう怒り狂ってるような
うどんに
はやくスパゲティにならんか
そう指導するような
そんな人間に
俺なりたかったっけ
11月の ...
スーパーで売られている無花果はスーパーなイチジクではない
ミルクが切り口から出ていない
それでも ためつすがめつ見る
皮の色合い ふくらみ 同じものは ひとつもない
紅をさしたかのような口が美 ...
自分自身をブラフマンだと言い
警官に連れられ強制入院と
なった彼の目の前で
敢えて
天然石腕輪を付けている手首を
見せつけるように
ボクは彼の薬を
両の手で温めるように挟んだ
『何 ...
風を食べていた鳥は
夢を食べはじめるようになってから ずっと
腹をすかせ
風は
その鳥を食べたせいで
空を吹けずに
地を這うようになった
たくさんの綻びた男たちと
肌をあわあせてき ...
一掬の過去ログとして還らむにささめきやまぬ海にてあれかし
〈世界地図〉を熱心に観ていたあの猫はもうここに居ない
遅れていることを、怒っていたのか 祈っていることを、笑っていたのか
空を買いたいと、樹木たちが 雲に必死で持ちかけている
そん ...
切通しを歩いていった
母と二人で
縁切り寺もあった
夢の鎌倉で
屋台では
地球駒が不思議な同心円を描き廻っていた
眠り駒……
わたしはその時、
じぶんが自分であることに ...
東京がいよいよ
ゴッサムシティ化
しようとしているのを
いち早く感じ取った
花形モータースの御曹子である
花形新次は
エンジニアのコーガン・フリーマン(所謂ふるちん)に
特殊素材のスーツ ...
・が刻印された
塩化ビニールの・を
セルフレジにて・・する
・・主義者の・
について
『新しくない・・主義』より
太陽が真上にきた、真
昼の。またたき。
幻みたいな ものたち、
きっともう燃え尽きてしまったあとの、私の影。
体内に ...
やがてこの街をも喰らひ尽くすべき葛の触手の差しいだす花
正直日本人だから
よく分かんないじゃんか
でもさ、映画の主人公とかは
やっぱりカッコいい名前なんじゃないかと思うわけさ
例えばさ
ハリー・キャラハンとか
ジョン・マクレーンとか
ブルース ...
小田急や東急は
刃物振り回すのに
相応しくないって
言ってたそばから
また、京王でなんか
やりやがってさ
しかも
スーツとシャツがジョーカー仕様で
素顔って残念にも程があるぞ
店で最 ...
太古の記憶、血の匂い
奥まる闇の、光のなか
私は浴びる、その血潮
とこしえへ、とこしえへと回帰する
渇望がある、満たされぬ
孤独を貫く、深淵の自我
...
安心感あれば生活安定し細かい場所に目が行き届く
ゴルフして上達しない辞めようか力み焦りがミスの始まり
味噌汁とご飯があれば最高で漬物があれば更に最高
ドイツ人日本の女性と結婚し神々し ...
ええーー!
それほんとマジですか。ほんとにほんとにマジなんですか。真実なんですか。絶対ですか。絶対に本当なんですか。
今、それは絶対のマジですって誓えますか。全世界に向けてSNS(ソーシャルネ ...
煙突のチューブから
青空のキャンバスに向かって
どんどん飛び出してくる
真っ白い雲たちは
目の前で生まれていても
いつも空高く
昇れるわけじゃない
飛行機がつくる
飛行 ...
二〇一八年四月一日 「孤独の円盤」
きょうから河出書房新社の奇想コレクションシリーズの第2弾、シオドア・スタージョンの『不思議のひと触れ』憶えているのは、異色作家短篇集の『一角獣・多角 ...
この夏も暑かった
扇風機が壊れ
目覚ましが鳴り続けた 主観的に
現実はどうだったのか
電柱がまだあって
巻きつけられた広告の針金の
結び目の先で
蝉が羽化していた
「 」
...
街ふかくけむる朝にてわれらこの靄に編まれし仮象ならずや
ロックンロールは
そ れ が な い と き
にだけ存在する
僕たちの影である
無償の愛は
発 生 し な い
今ある分で全部
今あるのがすべて
ある日緑色が
とてつもな ...
血液が凝固したとき、その形状がなにかを語っていたとすれば、それが俺のうたうべきことなのだろうと思う、語るべき真実のないやつらは、静寂の中で気が狂う、瞬きの途中で騒乱を目にする、類稀なる血飛沫は讃美 ...
肖像が肖像権の顔を見る
ほどほどにほどよくほどかれてくフォトン
比較的非科学的に光る敵
時間から時計が剥がれ落ちている
致命的な星空のなか歩いていた
小さい数字でぴたりと解決された時
折れた破線を引っ張る感触を思い出して
失われる幸福にむせび泣いてみたいと思いました
その瞳のなかに
黒と茶色の毛並みをもつ
活発な
栗鼠でも飼っているのかな?
好奇心がつぎつぎに
樹から樹へと
跳ねまわっているよ
とてもかわいらしく
とても目まぐるしく
かが ...
「東京は
...
助けておねえさんちょっとだけでいいから
かわいそうに虫けら。話すことできないから話してても解らない。雑音なくなって良かったね、って、にこやかに仲間うちの会話。反吐が出るね。君の事だよ。すがった手 ...
真実をどれだけ魂をこめて
書いたつもりでも
伝わらなければ
ただ風が吹くだけだよね?
悲しみなんて
ぜんぶじぶんでまねき寄せたものだから
ただ生きてゆくのが
キッツくなったり ...
政権交代を望んでいた
でも現実化はしなかった
風の世紀の訪れは遠のき
地の世紀の名残りの
世の中の地獄化はまだ続きそうだ
パンドラの箱から
様々な災厄が飛び出したけ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
エチュード2
梅昆布茶
自由詩
11
21/11/10 20:40
そんな人間
吉岡ペペロ
自由詩
3
21/11/10 19:50
いちじく
るるりら
自由詩
9
21/11/10 13:24
腕輪数珠と十字架のネックレス
板谷みきょう
自由詩
3*
21/11/10 12:25
風の折れる音
草野大悟2
自由詩
5
21/11/10 12:01
_
いる
短歌
0
21/11/9 23:50
記憶の粒
ハァモニィベ...
自由詩
2
21/11/9 22:59
生誕
ひだかたけし
自由詩
6
21/11/9 22:12
ゴッサムシティ
花形新次
自由詩
1
21/11/9 22:05
訳
津煙保存
自由詩
2*
21/11/9 16:15
KAGEROU
あらい
自由詩
0
21/11/9 0:44
_
いる
短歌
0
21/11/8 23:05
アメリカ人にとってのカッコいい名前
花形新次
自由詩
1
21/11/8 21:31
だから京急線だってば
〃
自由詩
0
21/11/8 20:48
夜想
ひだかたけし
自由詩
3
21/11/8 18:56
味噌汁
夏川ゆう
短歌
2
21/11/8 18:37
アンダーロード
竜門勇気
散文(批評...
2*
21/11/8 11:42
工場生まれの雲はアーティスト
st
自由詩
3
21/11/8 7:27
詩の日めくり 二〇一八年四月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
21/11/8 0:09
殻
いる
自由詩
2
21/11/7 23:16
_
〃
短歌
0
21/11/7 23:03
イツモノバショデ
竜門勇気
自由詩
1*
21/11/7 22:58
It's absolutely impossible.
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
21/11/7 21:21
フォト
水宮うみ
川柳
2*
21/11/7 19:22
回数券
木葉 揺
自由詩
2
21/11/7 19:04
せかい
本田憲嵩
自由詩
5
21/11/7 18:38
十一月七日
TAT
短歌
2
21/11/7 18:14
涅槃どこ
這 いずる
自由詩
1
21/11/7 17:19
星の龍が泣く夜に
秋葉竹
自由詩
2
21/11/7 15:41
がんばれ桃太郎
ジム・プリマ...
自由詩
0
21/11/7 13:34
578
579
580
581
582
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584
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595
596
597
598
599
600
601
602
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604
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
616
617
618
加筆訂正:
ひなびた温泉宿で芸者の幽霊と興じる真夜中の野球拳あとひと息あとちょっとで
/
ただのみきや
[21/11/8 8:18]
修正
3.49sec.