そう、ちょうどリモートでつながりながら誰も外には出られない部屋
これでもかと歯石を取り尽くされ
すかすかすっからかんの帰り道です
もう何も持っていません
昨日までの悲しかった人生も
明日からの悲しいであろう人生も
もう何処にも無い ...
黄金の太陽、陶然と
茜に燃やす、この部屋を
開き放て!己のすべて
持続スルこの永久の時に
ああ、俺の両眼は割れ砕けそうだ!
目が眩む目が眩む
眩暈、眩暈
光の海だ
黄金に躍 ...
その辞書には意味が記されていない
ただ単語ばかりが延々と羅列され
一切の説明的言辞や背景や語源さえもが周到に省かれている
その辞書とは何かを
それを自然は
「世界」と位置付けている
何者 ...
どちらか好きな方
をせよ。と声がした
冬晴れがそこかしこを粉々にしてゆくようだった
寒くて…
とてつもなくクリーン。
澄んでいるので電車の音がよく聞こえた
一キロは離れていて坂もあ ...
魔法使いの呪文のように
自明 !
という一言で
日常の会話から
厳密な数学の世界まで
誰もがみんな
納得してしまう
自明とは
なんという素晴らしい
魔法の力を ...
かの方のいない野、春の、小川にて 素足浸して空を見あげる
失態
追及
責任転嫁
ベロ出しチョンマ
もう、春
ユキヤナギの蕾も
いよいよ膨らみ始め
風もぬるい
連翹の
硬い蕾もそこはかとなく
黄の兆し
あまりに短絡にわいた
羽虫たちは
ふためきつ ...
誰もいないから見ていたのだ
午後の空のボールを
角の僕はまだ見たことのない空を
見ていた 僕は 十字架に
そして遠くに見えた 街並み
僕は思い出していたのだ
海に家族で出かけた日
...
私の肩に架る琥珀色の雨が降り続いている
それをただ描かれた水面が凪いでいくように、と願い
果てまでも眺めている
透過するわたしと糖化するあなたの影が
一筋の蝋燭に反芻して ...
一通り娯楽は揃った四畳半のような脳に住み慣れている
昨日より
今日食べたいちごは甘い
そうやって僕は春を感じる
砂漠の中で
獣とぶつかって
探り合いながら破れた
ポケットの穴に
吐き出せない種を撒くから
ここには雨が降って欲しい
...
雨のダブリンは
まるで揺らめく炎のよう
遠い汽笛が木霊して
アスファルトを静かに濡らしてゆく
(そのとき碧い目をした少年は
白い息を吐きながら
雨降る外をいつまでも
いつまでも眺め ...
最悪の悪徳。それを寿げ。すました顔で平然と血で汚れた手を差出すのだ。供物のように身を横たえよ、恐ろしい龍や番犬の牙に偉大にも身を捧げるため。そのようにして、いくつもの滅んだ帝國は歴史の溝に清らかにも棄 ...
ガラス片
窓枠
風
無人
さびしくはなくて
かなしくもない
部屋を出て街を歩いた
コンビニ迄の道
太陽がまぶしくてさ
日陰では立ち止まってしまった
もし
極限迄に喉が渇いてしまったら
水の匂い嗅ぎ分 ...
初雪のニュースを聞けば鳥肌が立ち急激に寒さ意識する
自転車に乗って私に逢いに来るあなたは白馬に乗った気分で
台風は超大型を保ったまま広い範囲が影響受ける
夜空見て雲が邪魔して星はない ...
空を見上げて歩いていた海で
カレイを拾ったことがある 砂の中にいた
それを投げ上げたけれど 空の下で
ざらついていた それを 拾わず帰った
すれ違う男の胸の肋骨の間にすっと通る合口
知り合いに切り付けるのは気が引けるという理由でお前は生きる
脳ミソが煮えたぎるその瞬間は女子校行のバスの中かも
たぶん僕は悩殺よりも瞬殺派だ
まわりくどい締めゴロシよりは死刑が良い
ときどき趣旨を忘れたりするが
詩みたいなものを日記みたいに描く
僕にはまっとうな友達がいないみたいだ
アビー ...
水平が
輪になって
迫ってくる
目を閉じて
開け方を忘れた
手のひらをかたく
握ったまま
抱かれにいく
目があかないので
誰にかは
わからない
今ひとつ使い勝手のわからない脳だと私の脳は言います
前方不注意で迷い込んだ森で
僕の死骸は笑っていた
それが実に正夢で
私は確かに発狂している
もう望んでない
もう恨んでない
上澄みだけが
強がって
僕を守ろうとした
無意 ...
あんまり良い詩を書いちゃ心配よ
と
ウミネのおかあさんは言う
ウミネは
無花果の好きな島の男の子だ
ウミネは
時々
ひとりでぶらぶらと
白い砂浜にやってきて
波の音が
ズザザザァー ...
- Der Traum, wieder
一瞬で、どんな夢だったのか忘れてしまうが
胸が潰れるような氣持ちのさなか目覺める
かたちのないもの
かんがえにな ...
骨を動かすと
神様が降りて来る
筋肉を震わすと
宇宙が唸る
みんな、みんな
大好きなんだ
生きて息して
居て下さい
突き抜ける青、天空に
たましいは今日も饒舌だ
...
文章の森に
本の生る木があった
こっちの枝には推理もの
あっちの枝には時代もの
てっぺん辺りに専門書
棘の節には官能小説
若芽には児童書
ある日のことである
その木に甘い砂糖のような雷 ...
朝6時、目を覚まして
ひとり、鏡に微笑むの
「わたしはきょうもげんきです!」
口の端引っ張り笑うんだ
「大丈夫、私は元気だから。」
所詮、誰も気づかないよ
いつもの電車
みんなやっぱ ...
明後日の風が
薄い緑に見えるのは
わたしに宿る
かすれた色眼鏡のせい
閉店の知らせばかり舞い込む
メールボックスには
この世でたったひとつの
返信が届かない
山羊の顔して探すだろう
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
_
いる
短歌
0
21/3/17 22:27
すかすかすっからかん
クーヘン
自由詩
7*
21/3/17 21:44
ソウルラヴ
ひだかたけし
自由詩
5
21/3/17 20:42
「レ」
道草次郎
自由詩
3*
21/3/17 20:27
思いやり
ふるる
自由詩
1
21/3/17 11:15
魔法の言葉
st
自由詩
5
21/3/17 10:59
朝、一首うたってみる
足立らどみ
短歌
1
21/3/17 8:10
テヘ
ヨロシク
自由詩
1
21/3/17 7:59
もう、春
道草次郎
自由詩
3*
21/3/17 6:25
消えてゆく街
番田
自由詩
2
21/3/17 1:40
淫雨
あらい
自由詩
2
21/3/16 23:48
_
いる
短歌
0
21/3/16 23:06
トレンチコートの詩
ミナト 螢
自由詩
3
21/3/16 20:51
雨のダブリン
ひだかたけし
自由詩
4*
21/3/16 19:22
叛逆
道草次郎
自由詩
5*
21/3/16 11:04
虚
ヨロシク
自由詩
0
21/3/16 7:59
太陽がまぶしくてさ
こたきひろし
自由詩
1
21/3/16 6:52
星
夏川ゆう
短歌
2
21/3/16 5:39
潮干狩りとカレイ
番田
自由詩
4
21/3/16 1:20
通り魔短歌1
花形新次
短歌
2
21/3/16 1:12
所在
梅昆布茶
自由詩
11*
21/3/15 23:06
水平
はるな
自由詩
4
21/3/15 22:39
_
いる
短歌
2
21/3/15 22:19
死骸
TwoRiv...
自由詩
14*
21/3/15 21:48
ウミネ
道草次郎
自由詩
3*
21/3/15 21:01
ひとでなし
墨晶
自由詩
6*
21/3/15 19:58
たましいと骨
ひだかたけし
自由詩
5
21/3/15 19:31
文章の森での出来事
道草次郎
自由詩
4*
21/3/15 18:35
嘘つきプラクティス
月夜乃海花
自由詩
2
21/3/15 17:22
オムレツ
やまうちあつ...
自由詩
0
21/3/15 15:58
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
616
617
618
619
620
加筆訂正:
反省なんかしない
/
ただのみきや
[21/3/15 16:23]
修正
3.94sec.