街角で屯する少女に
掛ける言葉を知らない大人は
彼女の俯いた横顔に
自分の娘の姿を重ねるだけの
想像力を持たない
たった一人でいるとき
人は孤独を感じない
吹き溜まりの中で
自分は ...
生き生きいきもの
何泣き泣きわめき
ことことことこと煮込まれたことことシチュー
さめざめ冷めたさ
拒まれ泣かれた粉雪さら雪
行き行きて雪だるままだるっこしく作れず
さめざめ冷めたシチューを ...
自分との闘いなのか人生は方向性を決めれば早い
海沿いの国道沿いのカフェテラス近くの道の駅に押される
行ったことない街を見て興味湧く街を見下ろす神社に惚れる
パシュートの動きを真似る子 ...
たとえればいつか だれかの墓碑銘に雪ぐ
記憶にも薄い レプリカ法。
オープンカフェのトーストに見られる、
くゆらすかのひとの
ふるい自転車とポニーテールの
知らないあの子
重なら ...
少し昔の話をしようか。
激務が続いた冬、ふと秘湯の宿を予約した
生理ど真ん中じゃない、三年付き合ってまだその程度気を使えないの、と彼女は激怒する
そろそろ終わりなのかなと
もともと一人でい ...
話せることは少ない。
むかし、Monster を読んでいて主人公と悪魔くんの人生を賭した長いやりとりがあり、銭形警部とルパン三世みたいな関係無さすぎの糸をたぐい寄せては、私と関わるとろくなことが ...
偉大な羽生九段の時代にも
結構面白い指し手は多々あったが
指すたびに現れる
これまでにない斬新な指し手に
いつも驚かされ魅了されるのは
私だけではないだろう
人はそれを
AI ...
エビータの夕暮れしずしず岬の埠頭眺め
夜明け前遍路も持鈴鳴らさず歩く
カラスが喪服着て歌うプッチーニ
狼煙の足下に蛸壺数多転がっている
ヘボン式のヘボンはあの女優の名 ...
大通公園の花壇に面した歩道の脇にしゃがみこんでいたおれの前に男は
白昼、立ち止まり、コートのポケットからスマートフォンを取り出しておれに
差し出した。おれは手を伸ばして薄いそれを受け取った
傍ら ...
二〇一八年三月一日 「ぼくは、あなたの大きなおっぱいで終わりました。」
きょうも寝るまえの読書は、チャールズ・ボーモントの短篇集『夜の旅その他の旅』のつづき。なんか40年とか50年まえの小 ...
人の数を数えて決める
というのは
たしかにとてもわかりやすいやりかた
(に見える)
難しい問題は
何が人かというところなのだが
その話はしばらくおいて
もう一つの問題は
何を数えれ ...
蟋蟀の歌のもつ意味そしてまたどの歌も等しくもつ無意味
秋も半分おわりました。
朝はもうさむいです。
夜はもう冷えています。
ついつい
長い夢をみてしまいます。
それでも
目覚めてしまうもので…
生きているからでしょうか?
枕には絡んで ...
風なのか
名もなき季節を通りすぎ
名もなき町をめぐる
僕らは
ひとつだけ朝をください。
この胸がいっぱいになる朝をください ...
黄金にかがやく地平が在ル
あらゆる意味を無意味化する
強度に満ちた運動の果て
黄金に輝く地平が在る
それを夢見たのはいつだろう?
すべては澄みわたり凪いでいた
吹き抜ける風、高い空 ...
せばまり始めたことも知らないで
倍速の万華鏡をのぞいていた
若さは切なく
彼の耳になってから
草木はみるみる伸び
鳥は快活に舞っていた
従順な後頭部でチャイムを聞くと
猫が愛してくれ ...
なめらかな
エナメルの青
黒じみた
夜色の青
...
{引用=習作たちによる野辺送り}
鏡の森から匂うもの
一生を天秤にのせて
つり合うだけの一瞬
混じり合い響き合う
ただ一行の葬列のため
*
軒の影は広く敷かれ
植込みの小菊は ...
澄んだ秋のむこうに
傾いてゆくやわらかな光があり
時折 小さな風がうごき
耳はおのずから澄まされてゆく
この秋の虚ろをよぎる
ひそかな呟きのようなものに
それはひくく何かを語ってい ...
燐として仄めく
終幕のスパンコールと一緒に、
ひかりかがやく過去へ
あなたもほら 虹彩離陸。
永遠に消えない瞳孔が開き、
夜光雲を吸収する
見通し、
わたしを と のせた鳳翼で
...
植物の葉が緑色なのは
緑色の光が嫌いで
跳ね返しているらしい
光合成では太陽光の
赤と青だけ吸収し
緑は吸収しないで反射する
反射した緑が
見えているだけで
好きで緑の訳ではない
...
きみの幸福のために宇宙が誕生した
きみの幸福のために宇宙は存在する
きみの幸せは永遠のひかり
きみのステージはいまこの瞬間
きみの幸福は結果なんてもとめてはいない
ただ待っているだけ ...
狼がやって来る
身構えなければならない
狼がやって来る
銃に弾を込めて
狼がやって来る
棍棒を手元に置いて
狼がやって来る
暖炉に火をつけて
狼がやって来る
暖炉でお湯を沸かして
...
誰よりも
遠くへ飛べる気がしてた
ぶらんこ漕げば空に近い頃
かなしさと
やさしさはどこか
似ています
悲しいひと ...
豊かさは人間の屑の堆積の放つ鬼火の数で測れる
とろりと金色の滴りは オリーブや椿や葡萄の種から得たもの
蓮から採った精の封を切り ボウルに張った油におとす
傷を いつくしむこと
じくじくと痛む恨みを切りひらけば
妄念の脂が現れ 穢 ...
男の一生は
ちんぽに左右される
ちんぽの赴くままに
生かされる
ちんぽからの指令に
抗える奴がノーベル賞を貰うような
いわゆる偉い人になったりするが
大概の奴は
ちんぽには逆らえずに
...
底なしの儚い夢を墓でみる
五七五七七になる前の歌
雑草が僕よりも生き生きしてる
マンホールでブラックホールにフタをする
陽だまりは命のたまり場になった
北風が頬をなでて行くこの季節
涙が止まらない
今までの自分を振り切って歩んできた道
風の便りを確かめたくて
引き出しの下に眠っていた
古ぼけた便箋に記した ...
上越ではすでに初冠雪があったので
ここ下越でも
すぐに初冠雪が見れるだろうと思っていたら
今日遠い山々に
ちらほら白いものが見えていて
どうやら雲ではないようなので
早速望遠レ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
少女の肖像
花形新次
自由詩
0
21/11/1 20:19
ふゆふゆ冬支度、滴って雪
這 いずる
自由詩
0
21/11/1 19:04
海沿い
夏川ゆう
短歌
2
21/11/1 18:54
余瀝接吻
あらい
自由詩
0
21/11/1 16:40
迷宮(祈り)
useles...
自由詩
0
21/11/1 12:42
それでもカタル
足立らどみ
散文(批評...
5
21/11/1 7:46
斬新な指し手で人々を魅了する少年
st
自由詩
2
21/11/1 3:19
自由律俳句「食べられる退屈」(137)
遊羽
俳句
0
21/11/1 0:49
まンりき
ゼッケン
自由詩
5
21/11/1 0:21
詩の日めくり 二〇一八年三月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
21/11/1 0:20
頭数
いる
自由詩
0
21/10/31 23:59
_
〃
短歌
0
21/10/31 23:48
枕
ナンモナイデ...
自由詩
3*
21/10/31 20:54
思い出ノート
青色銀河団
短歌
1
21/10/31 19:23
約束
ひだかたけし
自由詩
3
21/10/31 19:00
ぜんまい式
自由美学
自由詩
0
21/10/31 16:58
十月三十一日
TAT
短歌
3
21/10/31 15:11
知らずにもとめて
ただのみきや
自由詩
8*
21/10/31 13:12
秋の物語
塔野夏子
自由詩
2*
21/10/31 11:09
苑、luminosity
あらい
自由詩
0
21/10/31 11:01
作り笑い
イオン
自由詩
1*
21/10/31 10:58
幸福論。きみへ。
梅昆布茶
自由詩
7
21/10/31 9:13
狼がやって来る
坂本瞳子
自由詩
2*
21/10/30 22:53
ひかりのノート
青色銀河団
短歌
2
21/10/30 22:15
_
いる
短歌
0
21/10/30 20:42
香油
福岡朔
自由詩
7
21/10/30 17:19
ちんぽ人生
花形新次
自由詩
0
21/10/30 16:58
0だったこと
水宮うみ
川柳
2*
21/10/30 16:27
風の便り
佐白光
自由詩
2*
21/10/30 8:35
初冠雪が教えた寒波の通り道
st
自由詩
1
21/10/30 4:19
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
3.39sec.