物事が自分の外側で起こっている。いつもだ。
春が来て行ってしまう、しかしそれも私の外側にある。
インターネットもセックスも季節もナッツ・ケーキもだ。
半月前に流産していることがわかった。これ ...
こころは
小雨あとの
路傍の石のように

こころは
鼓動もせず
虹を見てなをふるえず

明後日のほうばかりを
らいごうらいごうと
ずっと眺めてる




終らない話へ ...
未来
VS
現在

願望
VS
現実



惰性
VS
怠情
闇夜映え 桜小径にぬくい風 何も思わない
そんな午後は 何もしていない
何を耳にしていたのかすらも
忘れてしまった 何もかも
覚えていたとしたら何であるのかが
何か 僕にもわかったのだろうけれど
遠のく遠のく
端折るは節なり
遠のく遠のく
ぐるり愚弄の
くぐもれくぐらせ
積もる紅とて
春よ春よと
枯れ草の聖なる
踏み絵の踏み締め
心音待てり
苔むす天の訴えたるは
舌の先に ...
今日ごみの分別作業中
精液のはいったコンドームが破れて
分離した水分が飛び
まつ毛にくさった滴がついた

そのうち
誰かが屍体の口をこじ開け
金歯をペンチで引き抜く時代が来るだろう
そ ...
きみはぼくが
スラックスに隠した
キャンディがだいすき


いつでもどこでも
頬張りたがって
ねえ、ねえ、とおねだり


ぼくは、待ってね、と言い
人目を避けて
さっと取り ...
アーティスティックな人に
なりたかった
カッコいいと思った
だから
アーティスティックなことには
片っ端から手を付けた
でもどうにもこうにもならなかった
それでも自分はアーティスティック ...
妙に黄ばんだ手や足が
あちこちから突き出ている
それを盛んに啄む烏の群れ
何とも滑稽な有り様じゃないか
ここでは全てが透明で
誤魔化し得るものは一つもない
時折黄色い犬どもがやって来て
...
国道の信号を過ぎると、畑があり、ゴルフ練習場があり、畑がある
モーテルがあり、また畑
朝夕の通勤道路を聖火ランナーが走る

出勤する時は、聖火リレーの前で
帰宅する時は、走った後だった

...
ある日のディナーは
皿に憎しみが盛られていた
ナイフとフォークを器用に使って
切り分けてみる
憎しみは固く怖気がするような酷い臭い
一切れ口に運ぶと毒の味がした
私は一切れ分の怨念となり
...
私の母は
元ジャイアンツの堀本という投手が好きで
(堀内ではない)
その理由が味方がデッドボールを受けた
次の回に、いきなり対した打者の頭に
ビーンボールを投げたあと知らん顔して
後ろを向 ...
晩酌は水割りのグラスを手に
ピスタチオを口に含み
わった殻を小皿へ落とせば 
ちりん、と鳴る  

世界のあちらこちらに
美しい雑音たちは
今も
音を鳴らしている

さあ明日も ...
信じられないわ
双子の兄がいるなんて
私と同じ顔をした誰かが
この世のどこかで暮らしているなんて
家族はいっさい教えてくれない
両親は口を閉ざし
祖父母も目を逸らす
けれど間違いない
...
悠久のおしりが放つ悠久の屁 朝寝坊

五月病

仕方ない
言い聞かせ
登場人物が小説を読んでいる 読者も同時に読書している



深夜のことクライマックスって呼ぼうかな(なぜなら暗さがマックスなので)



風呂あがりに飲む水道水くらいうめえミネ ...
汚い言葉を
吐き出したくなるような
きれいばっかりの季節で
日に日に痩せていく
終わりという言葉に
最後の朝日がさした
なんでもない日が
積み重なって
今日を見せつける

倦怠が渦 ...
昨日
仕事が終わって夕方帰宅したら
家に届いてました

新型コロナウイルス感染症
ワクチン接種のお知らせと
二回分の接種券が

はじめて高齢者である事に感謝しました

いや待てよ
...
朝、皆さんと交わす
おはようございますが
大好きでした
だから最後に
おはようございます
そして
さようなら
クレジットカードの
ポイントや

ドコモの
dポイントは

使える店が
かぎられていて

欲しいものが
ほとんどないから

いつも
イオンのポイントや

イトーヨーカドー ...
今日も夕暮れを見ていただけ
過ぎた 午後
桜を思っていた そして
なぜ 生きているのだろうかと
尾崎豊の歌を聴いていた
今日の朝は
いつもの朝と違ってた
夜ふかしの寝不足はいつも通りだが

それでも毎朝5時半には目を覚まし
寝床から起き上がる
それでも
これと言って体調には変化なかったのに


今日 ...
とりあえずあなたはいるということに、そして世界はあることにする イイね入れたってことは
肯定したってことだからな
自分は罪を逃れられると思ったら
大間違いだ
軽いお礼のつもりで
入れましただあ?
おまえな俺が
女子高生の使用済みおりものシート
収集 ...
とうめいの骨の
おくのおくの ずっと おくのおく、から 
虹をかみくだくおと、が
きこえる。

(八方美人!
(恥知らず!

てんし、と
あくま、を
はらんだ夜が
鎌首をもたげる ...
そのとき
時間という観念が
背後から消えていた

理由は知っていたが
理由という言葉ではなかった

歩くという足の動きは
私自身なのだろうか

蠢くものや湧き出すもの
がズリズリ ...
そして
まだ

されど
もう
原稿用紙100枚400字詰めで4万語描かなきゃいけない
100年の生を貰ったとしたらそれを埋めなければならない
嫌だと言ってもたいした選択肢もないので

義務教育ですくすく育ちすぎたのに
生 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
メモはるな散文(批評...721/4/1 11:22
AB(なかほ...自由詩3*21/4/1 9:26
葛藤ヨロシク自由詩121/4/1 8:15
闇夜足立らどみ俳句2*21/4/1 6:28
ある日の午後番田 自由詩121/4/1 1:35
ソノシート妻咲邦香自由詩4*21/4/1 0:15
分岐器道草次郎自由詩6*21/3/31 22:38
キャンディ アイラブユーホロウ・シカ...自由詩5*21/3/31 22:38
自称詩人になった理由花形新次自由詩121/3/31 22:27
地獄の宴ひだかたけし自由詩621/3/31 21:23
聖火リレーアマメ庵自由詩121/3/31 20:36
憎しみという怪物無限上昇のカ...自由詩721/3/31 20:34
堀本律夫花形新次自由詩121/3/31 18:54
日々の音楽服部 剛自由詩221/3/31 18:44
双子やまうちあつ...自由詩321/3/31 14:29
悠久古本屋ETF...川柳221/3/31 9:38
自嘲ヨロシク自由詩221/3/31 8:08
クライマックス水宮うみ短歌5*21/3/31 8:07
三月三十一日入間しゅか自由詩421/3/31 8:02
仕事が終わってこたきひろし自由詩321/3/31 7:27
退職たもつ自由詩6*21/3/31 6:32
ポイント交換st自由詩3+21/3/31 4:11
憂鬱な四月番田 自由詩321/3/31 1:19
今日の朝はこたきひろし自由詩421/3/31 0:13
_いる短歌221/3/30 23:23
おりものシート収集家の青春花形新次自由詩221/3/30 20:25
蝙蝠と檸檬草野大悟2自由詩821/3/30 11:50
宣井龍人自由詩10*21/3/30 11:33
ヨロシク自由詩021/3/30 8:07
ニュートンの運動方程式梅昆布茶自由詩1021/3/30 7:16

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