僕は孤立している部屋でノルウェイの森を読み その主題歌を聴いている
 本の世界に吸い込まれていくような歌だ
 よくここまで忠実に表現できるなと思う
 僕は死んだ
 この暗闇の中で生きていかな ...
ねむる深い呼吸は
まあるく私の体をくるんで

ひかる

あおい

ちきゅう
地球に降り立った天使は
神様に間違われ
みんなにちやほやされて
子どもたちの教科書に載ったりもして
毎日毎日良い気分

ある日真っ黒なカラスに乗って
悪魔がやってきた

...
窓を無心に磨く雨音で
鉱石のように凝り固まった背中
手元に空白のノート
ペンは柔らかく握られたまま
冷めてしまった珈琲が
あなたの唇を忘れていた
とても低い声で唄い出せば
思い出すような ...
だだっ広い海を目の前にしていながら
気付く事なく
知る事も出来ず
眼もくれずに只ひたすら
浜辺に座り込み
瞳を落として

立ち上がり歩くのも忘れて
ちっぽけな両の手で精一杯
足元の砂 ...
空の青 
海の碧 
交われずに
波寄せる

肉に溺れ
欲に耽り
僕は
街に居るのです

からくり
操り
首吊り
引き攣り
お祭り騒ぎ 
蒸し返し
繰り返し

か ...
接線のように地球にかかる
真っ直ぐ虹
バランスを取りながら
悪魔と天使が綱渡り

悪魔の渡った後の虹は
真っ黒色に染まり出す
天使の渡った後の虹は
偽善者色に染まり出す ...
どうでもいいんでしょ?




・・・愛してくれてると知ってたから

「違うよ」と言って欲しかった


疑ってる気持ちなんか

これっぽっちも無かった

信じられなくて言っ ...
こんなに好きで、

こんなに好きで、

こんなに好きで・・・



あんなに愛し合ったのに

あんな事くらいで今までの信頼が崩れるわけないよ。


そんな軽い気持ちで好きだっ ...
{引用=風の脚が遠ざかってゆく
あさいわだちは
春の周りをくすぶっていて
いろとりどりのかざみどりが
ゆるゆると迂回しては
家を さがす



信号が青に変わり
ひとなみは と ...
 


  「最後のネジ」

      

          僕のネジがとれかけている。
         このネジがとれてしまったら
         僕は動けなくなっ ...
ほんのりと
朱に染まっている
その
いたずらな頬に
 
ひとつ
キスを落としてみる
 
ふたつ
愛を、囁いて
 
 
夕焼けよりも
濃い
朱が射し始めたら
 
手を繋い ...
武蔵野線
の窓に、今年も桜が映る
福知山線
の窓にも、桜が映り
埼京線
の窓で、桜が待っている
湖西線
の窓には、桜が覗き
紀勢本線
の窓には、桜が迎え
京王線
の窓には、桜の薫 ...
何か聞こえた気がして
自転車を止めた

少し低空飛行ぎみの
この頃の私

声をかけたのは君たち?

まっすぐに伸びていくね
まっさらな空にむかって
綺麗な君に


汚れた僕






大切にしていた筈のものを




簡単に捨てて









気付いたら





汚れた僕
...
浅草あっちゃん油虫
青葉青山案の定
インドイギリス硫黄島
イカの色したイイおんな

うどんウクレレうりふたつ
梅田鶯運の尽き
エンドえげれすエロガッパ
駅の易者のエビふりゃあ

浅 ...
夜の輪郭が瑞々しく
他の夜の暗さから起き上がるとき
波を湛えた器を抱え
灯りの無い道を進みゆくとき
声は牙の冠のように
おごそかに髪に降りてくる


ふたたびからになる器を ...
  成
  長
  し   
  た
僕は君を好きだと感じていた
 今はもう知ることのできない感情だけれども
  今
  ど   「尊敬だったかもしれない」
  こ       「家族 ...
閑静な住宅街にうっそりとたたずむ
広尾のリストランテ「イル・ニード」
ここはうまい巣ごもり料理を食べさせてくれることで有名だ

今夜は僕たちが知り合って2年目の記念日で
給仕の差し出すメニュ ...
何でこんなに陳腐なのかな
僕の言葉 どれだけ積み重ねても
決して届きやしないのが
分ってしまっただけで

気づいてあげれなくてとか
見て居なかっただとか
言い訳にしか過ぎない ...
果てしなく続く乾いた砂地が
太陽の熱で温められ
そこに幻の水が出現するように

終わりなく続く乾いた心が
生きたいという気持で温められ
そこに幻の言葉が出現する

私の詩とは
そんな ...
転げまわっているうちに
ようやく産まれた
ようやく
あなたの声が聞こえた

そして
これから
初めてばかりの世界で
歩いてく

みんな同じで違うから
って
この世界でど ...
無差別に人の命は消え

無差別に破壊は繰り返される

誰でもいい

誰でもいいから

死ねばいい


そんな悲劇が繰り返される今、また新たな実験がなされる
誰でもいい、より ...
あっ 

と九十過ぎの{ルビ老婆=ろうば}が言うと 
黒い杖はエレベーター十階の 
開いたドア下の隙間にするりと落ちて 
奈落の底で 
からんと転がる音がした 

「 杖も毎日使われて ...
その子にとっての最初の事実は
人の死だった
自分が誰かに抱えられたまま
その体がだんだん冷たくなってゆく中で
生温かいものが頭から流れてきた
それが血であることは後で知った
そしてその人が ...
我が身に寄りかかる雨は
遠き地の君の涙か
悲しみに塗れるその色は鮮血
今はただ
何を信じて今日まで来たのか
それすらわからなくなった君がいる
罪があり罰がある
救済という言葉の影には
...
テレビドラマで人が死んでも
嘘だと知ってホッとする
そうして世界のどこかで
誰か死んだのを知らないまま

『助けて』って言葉を知らない
誰に言う言葉か知らない
呼吸をするので精一杯
...
明日太陽がなくなったら

僕らは盲目の世界を生きるの?

影がないと寂しい

光がないと寂しい

僕らがいないと寂しい
19歳の
尽きる気がしない
かいわ
わらいごえ
めせん

森のなかで

こういうものさ

オオカミがおなかをさする
その
おなかのなかで

こういうものなのかしら
と ...
朝早くにジョギングしてゐたら、急に雨が降ってきた。
最近の天気予報は、まったく当てにならない。
雨宿りするために歩道橋の下に駆け込むと、女が立ってゐた。
真っ赤なキャミソールを着た、痩せぎすの若 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ノルウェイの森はじめ自由詩2*07/4/19 3:41
ひかる、オゾンki自由詩207/4/19 3:05
天使の裏切りなかがわひろ...自由詩3*07/4/19 1:40
間奏及川三貴自由詩907/4/19 1:30
ECHO TIME18板谷みきょう自由詩2*07/4/19 1:24
存在証明(拝啓工場長様)自由詩1*07/4/19 1:18
真っ直ぐ虹なかがわひろ...自由詩1*07/4/19 0:57
安心shion自由詩1*07/4/19 0:44
誤解自由詩3*07/4/19 0:41
回帰線はな 自由詩20*07/4/19 0:27
最後のネジae96自由詩607/4/19 0:20
夕焼け、照れ隠し山中 烏流自由詩207/4/19 0:19
今年も桜がたにがわR未詩・独白207/4/19 0:15
まっすぐにweed &...携帯写真+...3*07/4/19 0:10
綺麗な君よ蓮未自由詩0*07/4/19 0:06
浅草あっちゃん油虫A-29自由詩7*07/4/19 0:04
ノート(水応輝)木立 悟自由詩507/4/18 23:52
幼い錯覚、苦笑よりも先の零椅未詩・独白3*07/4/18 23:30
巣ごもりの季節シリ・カゲル自由詩2*07/4/18 23:15
遠吠え松本 卓也自由詩0*07/4/18 23:02
蜃気楼三条麗菜自由詩12*07/4/18 22:59
耳の産声AB(なかほ...自由詩507/4/18 22:47
平和実験(3)ポンテク自由詩007/4/18 22:46
古い杖服部 剛自由詩12*07/4/18 22:35
その子にとっての最初のぽえむ君自由詩6*07/4/18 22:30
雨が似合うからアマル・シャ...自由詩407/4/18 22:22
unknown黒い鴉自由詩107/4/18 22:16
狗の骨自由詩307/4/18 22:09
ひとりポッケ自由詩3*07/4/18 22:01
今朝マリエンバードで三州生桑未詩・独白2*07/4/18 21:57

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加筆訂正:
回帰線/はな [07/4/19 0:53]
2、5連修正しました
7.8sec.