表現作品は
遠征した結果の戦場なのだから
葛藤を宙に浮かしたまま ぶっ殺しておけ
表現作品が
作者にとっての安らかな居場所になってはいけない
そうは思わないか おのれ ぶっ殺しておけ

...
星の雲と砂
夜の水かさ
わたしが生まれた理由より
さらに遠くへ
離れゆくもの


サーカス 移動動物園
肉から物から聞こえはじめる
わたしではないわたしのかたち
ぬかるみの ...
ざわめいている
てと
てあしと
あしと

ならんでいる
そして
すこし
おしかえし
ている

ひとは
よなかに
やさしく
しんどうする

ざわめきを
すみずみまでつた ...
ねえ、
昨日の夜は何してた?

私は眠れなくて星を見ていたわ
あの星は、あなただと決めて
一番明るくて、まっすぐ私を見ていた

あなたの星はキラキラしてて
すっごくキレイで
私は悲し ...
今日は入浴剤のかわりに
思い出を溶かしてみることにした
みるみるうちに水が染まっていくが
どうもうまく混ざらない
思い出にも種類があったらしい

やわらかなパステルカラーとかたいモノクロ
...
ふと
見上げると
 
ゲル状になった空気と
鉛になりそうな空と
にらめっこになった
 
 
僕は向こうの
ビールの看板を見たいのだけれど
そういう訳には
いかないらしい
 
...
今日も夜が明けた

絶望するものにも
希望するものにも
平等に朝は来る

私は
朝焼けの中を
疾駆しよう
一匹の蒼き狼となって

狼の眼には
希望も 絶望もない
あるのは
...
■訓令 第一〇〇一〇号

黒キモノモ白キモノモ午前九時ニ集ヘ
生キモノハ正午ニハ帰ッテモヨシ
然シテ夕刻ニハ孰レニセヨ灰ニナラン
第一印象。



「あああああ!。
 やっぱりあの時思った通りのヤツだった!。
 あんたってさいてー。
 もうあんたと口きかない。
 あっちいってよ。
...
自転車を乗り捨てて、駆け上がった歩道橋の上。
流れる車を下に見ながら、一人 跳ねて踊った。
土砂降りの雨で、制服は ぐしゃぐしゃ。
泥にまみれても、気分は最高だった。
灰色の空を見上げ ...
 僕は孤立している部屋でノルウェイの森を読み その主題歌を聴いている
 本の世界に吸い込まれていくような歌だ
 よくここまで忠実に表現できるなと思う
 僕は死んだ
 この暗闇の中で生きていかな ...
ねむる深い呼吸は
まあるく私の体をくるんで

ひかる

あおい

ちきゅう
地球に降り立った天使は
神様に間違われ
みんなにちやほやされて
子どもたちの教科書に載ったりもして
毎日毎日良い気分

ある日真っ黒なカラスに乗って
悪魔がやってきた

...
窓を無心に磨く雨音で
鉱石のように凝り固まった背中
手元に空白のノート
ペンは柔らかく握られたまま
冷めてしまった珈琲が
あなたの唇を忘れていた
とても低い声で唄い出せば
思い出すような ...
だだっ広い海を目の前にしていながら
気付く事なく
知る事も出来ず
眼もくれずに只ひたすら
浜辺に座り込み
瞳を落として

立ち上がり歩くのも忘れて
ちっぽけな両の手で精一杯
足元の砂 ...
空の青 
海の碧 
交われずに
波寄せる

肉に溺れ
欲に耽り
僕は
街に居るのです

からくり
操り
首吊り
引き攣り
お祭り騒ぎ 
蒸し返し
繰り返し

か ...
接線のように地球にかかる
真っ直ぐ虹
バランスを取りながら
悪魔と天使が綱渡り

悪魔の渡った後の虹は
真っ黒色に染まり出す
天使の渡った後の虹は
偽善者色に染まり出す ...
どうでもいいんでしょ?




・・・愛してくれてると知ってたから

「違うよ」と言って欲しかった


疑ってる気持ちなんか

これっぽっちも無かった

信じられなくて言っ ...
こんなに好きで、

こんなに好きで、

こんなに好きで・・・



あんなに愛し合ったのに

あんな事くらいで今までの信頼が崩れるわけないよ。


そんな軽い気持ちで好きだっ ...
{引用=風の脚が遠ざかってゆく
あさいわだちは
春の周りをくすぶっていて
いろとりどりのかざみどりが
ゆるゆると迂回しては
家を さがす



信号が青に変わり
ひとなみは と ...
 


  「最後のネジ」

      

          僕のネジがとれかけている。
         このネジがとれてしまったら
         僕は動けなくなっ ...
ほんのりと
朱に染まっている
その
いたずらな頬に
 
ひとつ
キスを落としてみる
 
ふたつ
愛を、囁いて
 
 
夕焼けよりも
濃い
朱が射し始めたら
 
手を繋い ...
武蔵野線
の窓に、今年も桜が映る
福知山線
の窓にも、桜が映り
埼京線
の窓で、桜が待っている
湖西線
の窓には、桜が覗き
紀勢本線
の窓には、桜が迎え
京王線
の窓には、桜の薫 ...
何か聞こえた気がして
自転車を止めた

少し低空飛行ぎみの
この頃の私

声をかけたのは君たち?

まっすぐに伸びていくね
まっさらな空にむかって
綺麗な君に


汚れた僕






大切にしていた筈のものを




簡単に捨てて









気付いたら





汚れた僕
...
浅草あっちゃん油虫
青葉青山案の定
インドイギリス硫黄島
イカの色したイイおんな

うどんウクレレうりふたつ
梅田鶯運の尽き
エンドえげれすエロガッパ
駅の易者のエビふりゃあ

浅 ...
夜の輪郭が瑞々しく
他の夜の暗さから起き上がるとき
波を湛えた器を抱え
灯りの無い道を進みゆくとき
声は牙の冠のように
おごそかに髪に降りてくる


ふたたびからになる器を ...
  成
  長
  し   
  た
僕は君を好きだと感じていた
 今はもう知ることのできない感情だけれども
  今
  ど   「尊敬だったかもしれない」
  こ       「家族 ...
閑静な住宅街にうっそりとたたずむ
広尾のリストランテ「イル・ニード」
ここはうまい巣ごもり料理を食べさせてくれることで有名だ

今夜は僕たちが知り合って2年目の記念日で
給仕の差し出すメニュ ...
何でこんなに陳腐なのかな
僕の言葉 どれだけ積み重ねても
決して届きやしないのが
分ってしまっただけで

気づいてあげれなくてとか
見て居なかっただとか
言い訳にしか過ぎない ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
表現者狩心自由詩7*07/4/19 10:12
ノート(腹話耳)木立 悟自由詩707/4/19 9:44
くんれん(なみ)たもつ自由詩907/4/19 9:43
ねえ、ふるる自由詩9*07/4/19 9:25
バスタブ優羽自由詩11*07/4/19 9:12
通学途中山中 烏流自由詩4*07/4/19 8:07
蒼き狼渡辺亘自由詩1*07/4/19 7:14
訓令10010自由詩107/4/19 6:13
「 恋印象。 」PULL.自由詩6*07/4/19 5:43
「僕の自由」和 路流(N...自由詩3*07/4/19 4:50
ノルウェイの森はじめ自由詩2*07/4/19 3:41
ひかる、オゾンki自由詩207/4/19 3:05
天使の裏切りなかがわひろ...自由詩3*07/4/19 1:40
間奏及川三貴自由詩907/4/19 1:30
ECHO TIME18板谷みきょう自由詩2*07/4/19 1:24
存在証明(拝啓工場長様)自由詩1*07/4/19 1:18
真っ直ぐ虹なかがわひろ...自由詩1*07/4/19 0:57
安心shion自由詩1*07/4/19 0:44
誤解自由詩3*07/4/19 0:41
回帰線はな 自由詩20*07/4/19 0:27
最後のネジae96自由詩607/4/19 0:20
夕焼け、照れ隠し山中 烏流自由詩207/4/19 0:19
今年も桜がたにがわR未詩・独白207/4/19 0:15
まっすぐにweed &...携帯写真+...3*07/4/19 0:10
綺麗な君よ蓮未自由詩0*07/4/19 0:06
浅草あっちゃん油虫A-29自由詩7*07/4/19 0:04
ノート(水応輝)木立 悟自由詩507/4/18 23:52
幼い錯覚、苦笑よりも先の零椅未詩・独白3*07/4/18 23:30
巣ごもりの季節シリ・カゲル自由詩2*07/4/18 23:15
遠吠え松本 卓也自由詩0*07/4/18 23:02

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加筆訂正:
回帰線/はな [07/4/19 0:53]
2、5連修正しました
6.23sec.