無数に転がる背中のひとつ覗きこんだ
浮き出る黒いあしがた
誰かが一度
踏み潰したのだろうね
いや
踏み越えていったのかな
ああ
そうだったらいいな
「制止も聞かず走っていった」
...
意思の無いものが襲い掛かってくる
それを構築しているのは弱さ
しかし創造し創っているのは
薄っぺらい本を百科事典に変えようとしている家畜
どっちも悪気無く俺を傷つけていく
背後 ...
ありがとう
誰かに向かって呟いた
空に向かって呟いた
夜の空は全て飲み込んだ
ごめんね
もう一度呟いた
違う言葉を呟いた
だけど今度は吐き出した
全てを許す気はない
冷たいの ...
おぉいえぃ
だなんて叫びながら
あなた。わたしのひみつをかき回す
そこじゃないけど
そこも。いい
ひみつはひみつ
おんなのひとは
おとこのひとと愛しあったなら
うー。だなん ...
地下鉄を抜けて
まだ低いところで呼吸してる
午後一時過ぎ駅前広場
灰色の街で
塗りつぶされてく
人も教会も犬も風も光も私だって一緒よ
乗りついできた
ひとつめの駅の
名前は何て言ったっ ...
とうに銃は捨てたのに
私の腕は未だに重い
時は過ぎて
すでに見知った顔もなく
忘れ去られていくのだろうに
この罪だけは消えやしない
私が奪った誰が命 ...
カラスが
砕けていく
お金を払っていた右手が
砕けていく
赤ん坊の泣き声が
砕けていく
夕日に照らされたビルが
砕けていく
コーヒーカップが
砕けていく
さっぱ ...
春愁う
花の心を
{ルビ彩=だ}み返し
偲ぶ{ルビ縁=よすが}に
薄紅の風
さ{ルビ丹=に}つらふ
君を煽りて
{ルビ花篝=はなかがり}
...
流れて。
落ちて。
滲んで。
消えて。
手を振って。
両手を伸ばす乾いたグラスのなか君が微笑む
吊革まであと少しのところで僕は身を屈める
消えかけたしゃぼん玉 サイレン 踏み切り
思い出にしてあげる 粉々 指きり
まだ子供だったん ...
夜:
彼女のダイアモンドを散りばめた黒貂のドームは
光年の彼方より来たれる私の星屑を溶かし去った
夜は私を胸に抱きしめその炭素の黒を広げ
時を超え私の内なる縦糸を引き絞る
私に「 ...
灰色に塗り固められた
歩道の片隅
こんなにきれいな
スミレが咲いている
カチカチの地面の下には
温かな土があるんだね
春が来たねって
タンポポを眺めてるのかな
そう思ったとたん
君はタンポポを
踏んづけていった
新しい服を買った
いつものタバコを買った
二か月分の定期券を買った
気が狂うほど普段通りの
おだやかな昨日だった
僕の部屋の中には
開けない ...
求める指数
与える指数
好きの割合
手紙の数
数字上では私の勝ち
現実上では私の負け
さっきから
緑色の孤独の箱で一人
いや
僕の左耳はさっきから君とつながってるし
ここだけは明るいし
透けてるし
さっきからぴーぴー言ってるし
そんなにテレカが欲しいのか
さっきから ...
今日は日がでて暖かいから
ちょっと小陰で隠れんぼ
夏――。
とある賃貸マンションの一室に若者が二人。
その一人、もとい彼は、ファミコンのスーパーマリオ3をやっている。
もう一人、もとい彼女は、彼の横であぐらをかき、アイスを食ってい ...
こぼれぬよう青い空へと向き合ってそんなことでは泣かないと決める
呪文のよう。鏡の私と向き合って「だいじょうぶだよ」と「きっとだいじょうぶ」と
年の瀬にふれる静かというシャワーそして ...
僕と君が出会った頃
君は緑色の服を着ていた
僕は
白いセーターだったね
君の事が好きで
君を包み、抱き締めていた
どんなに強い風も
寒い雪も
冷たい雨も
暑い日差 ...
せせらぎの横で
赤い花の蜜を啜る
掌ほどの小さな命が
力強く羽ばたいている
ハミングバード
悲しみは置いてゆきなよ
君の小さな体では
あまりにも荷が重過ぎる
追 ...
待ちわびていたはずなのに、いつのまにか。
ざくっと咲いたヤツらに会いに行かないとね。
陽の光に暴かれて
くっきりと浮かんだ
哀願する虚勢の声を縦に裂いて
乖離する白と黒
影を踏んで先へ
光だけ満ちた明日へ
幾百と、幾千と踏んで
明日へ
...
つきのひかり・二月二日
ふゆのあさ、にしのそら
しずみゆくまんげつ、りんとしたひかり
まだあけきらぬまちをてらし
ためらうこころをあゆましむ
春を待つ・二月一七日
...
はるのやわらかなくうき、
ひかりをはらんだはるかぜは
うつらうつらとねむけをさそって
とおくにきこえるねこのなきごえ
かぜときのこうさおん
ぼんやりふんわりねむくてねむく ...
一週間前のこの道は
みんなへとつながっていた
朝は必ず誰かがいて
元気な時もつらい時も
何の意識もせずに「おはよう」と
必ず誰かと学校に通っていた
まだ一週間しか経っていないのに
もうこ ...
ウィスキーを舐める
回想を重ねる
画像が荒れてゆく
煙草がスカートの端を燃やす
後頭部にあてがわれたあなたの手を想う
耐えられなくなり、誰かと営む
営みは儚く、 ...
僕のお父さんは、僕のお母さんです。
僕とお父さんとお母さん、2人でボイストレーニングをしている今日この頃です。
三月は五月で、五月は六月ですから、八月に歌のコンクールがあります。
歌声に自信がな ...
指から零れ落ちた
割れたガラスの欠片が
熱で溶けてゆく
炉の高温は素手には耐えられず
赤くなった指先が
悲鳴をあげるまで
熱を発するガラスに手を翳す
心の熱に ...
見えるだろうか
誰か見てるだろうか
青とオレンジ色が交じり合う
この地平線が・・・。
僕は一人でもみてる
やがて青もオレンジ色もなくなって
黒い夜が訪れて
疎ら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
私の屍を越えていけ
野火 後里
自由詩
5
07/3/30 20:42
フラッド
maynar...
自由詩
2
07/3/30 20:35
cold guy
美月朱恋
自由詩
5*
07/3/30 20:30
うー
恋月 ぴの
自由詩
16*
07/3/30 20:24
地下鉄
夕凪ここあ
自由詩
3
07/3/30 19:53
残
東風
自由詩
2
07/3/30 19:28
砕けていく
ふるる
自由詩
6*
07/3/30 19:17
たまゆらの眩目
朱雀
短歌
1*
07/3/30 19:00
ひとすじ。
狠志
携帯写真+...
9
07/3/30 18:07
CO2
アオゾラ誤爆
自由詩
2*
07/3/30 17:35
繭〉宇宙により夢みられている夢
カスラ
携帯写真+...
1*
07/3/30 17:16
スミレ
weed &...
携帯写真+...
2*
07/3/30 16:38
亀とタンポポ
〃
携帯写真+...
2*
07/3/30 16:28
一日のかけら
草野春心
自由詩
3
07/3/30 15:59
アシンメトリー
來稚
自由詩
3*
07/3/30 15:56
緑色の孤独
七味とうがら...
自由詩
6*
07/3/30 14:53
春だから
OLGA
携帯写真+...
2*
07/3/30 14:18
摂氏36℃
済谷川蛍
散文(批評...
5
07/3/30 14:10
そんなことでは泣かない
たにがわR
短歌
4
07/3/30 13:59
アゲハチョウ
霜月 ゆうゆ...
自由詩
1
07/3/30 13:48
ハミングバード
1486 1...
自由詩
13*
07/3/30 13:12
今年もまた。
vi
未詩・独白
0
07/3/30 12:58
『影踏』
しろいぬ
自由詩
7
07/3/30 12:42
四行未詩日記・二〇〇七年二月、三月
ならぢゅん(...
未詩・独白
2
07/3/30 12:23
はる、うらら
渕崎。
自由詩
0
07/3/30 12:10
一週間前のこの道は
ぽえむ君
自由詩
6*
07/3/30 12:09
コバルト
猫のひたい撫...
自由詩
10*
07/3/30 11:12
生乾きの服は、匂うニオイに追います
狩心
自由詩
4*
07/3/30 11:11
夕凪蒼想
彌月
自由詩
6*
07/3/30 11:05
「街はイルミネーション 」
Taka★H...
自由詩
1
07/3/30 11:00
5633
5634
5635
5636
5637
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
5649
5650
5651
5652
5653
5654
5655
5656
5657
5658
5659
5660
5661
5662
5663
5664
5665
5666
5667
5668
5669
5670
5671
5672
5673
加筆訂正:
季節にとかして
/
たりぽん(大理 奔)
[07/3/30 20:03]
改題しました
5.51sec.