2007/04/19

集団面接で気力体力此処の街が好きですと言ってのける街灯の下には
おびただしい数の虫の死骸や吸い殻やガムや蹲った人たちの影が黒く
...
 時には散文を書こう。詩ばかり書いて、詩ばかり読んで、詩のことばかり考えているうちに、段々と散文の書き方を忘れてしまった。
 すぐに改行したくなる。
 
 すぐに一行開けたくなる。
 すぐに展 ...
思ひ出の少なき恋を庇ひ庇ひ青き月夜の古き浜辺へ 最終進化系として
何不自由ない
生活を手に入れた、生き物は
本来
自由と呼ばれていた自由を
忘れてしまって
 
這いつくばっている
他の生き物を
亡骸へと変えて
それを
自由と呼 ...
  終わらない物語
  引き出しの奥の奥に
  しまったままの白い貝殻
  遠くかすかな波の声



  終わらない散歩
  夜が明けた次もまた夜
  顕微鏡でも望遠鏡でも
...
ひとは誰かと接しながら
頭の中のキャンバスのようなものに
相手の絵を描いているようなところがないだろうか

デッサンがうまくいかなくて
何度も何度も描き直し苦心している絵

とりあえずの ...
好きだと思うもの、心動かされるものをこれまでどれ程見聞きし、感じてきたかはわからない。
けれども、その中で私の身体の中の中枢に近いどこかを鷲摑みにし、鳥肌と動悸と口渇感を与えるものは数える程しか無い ...
『私の進む道の端々に

幾多の血が流れているのでしょう』

「僕の振り返る道の外れに

幾つの屍に似せた有機物がおかれているのだろう」

そして、今その真ん中にいる君は

どれだけ ...
 あたしは、男が苦手だ。
あの優しさが怖い、
優しすぎて怖い。
優しい男は嫌い。

男はあたしに決まってこういう、
「化粧をしてみろ」と。
化粧をしたあたしを見て、
男は欲情でもするの ...
きみが笑った
きれいだった
春だった
桜がさいていた
ひとがたくさんいた
きみが笑った
目がきれいだった
美しい弓をえがいて
きみの目が笑った
春だった
時がもつれていた
もつれ ...
山の端に
射しかかる

 大粒の茜雫

沈んでゆくのでしょう



想像は燃える

しゅう と
空気を震わせて

 跡形もなく茜雫

山の端に
滲み込んでゆきました
おいしいおいしい鱈の目
ほじくりかえす おしたしにするといいんだ
てんぷらもぜっぴんだね 鱈の目
先っぽだけまあるくつまんでみる
まえばでやさしくねぶってみるよ
鱈の目 酢みそであえよか ...
あなたの指先が

途切れながら描く円

あなたと私を定義する縁

だからまた会える

泣かなくていい
               2007/04/19


切り刻んで
 切り刻んで
  切り刻んで
切り刻んで
切り刻む

鶏の餌にするつもりで切り刻む
鳩の餌にするつもりで切り刻む ...
ぼろぼろに
なっても

また

誰かを
すくおうとしてる

ぼく
自身さえ

すくえないのに
ああ 付箋が沢山ついていて
七夕のようだ
頁と言う頁に印鑑が押され
咲き誇る桜のようだ

可愛い登記簿 君が好きさ

職について間もない俺の
汗の結晶さ
手垢で汚れ
この翳り具合が ...
ライラックの花が枯れてしまつて
また同じ花を育てても同じ様に愛せるか不安で
水を与えずとも生きてね
お前の手など借りぬと花を凛々と咲かせてね
私は死んだ片割れの正義とかそれゆえの責任とか云ふ計 ...
ぬくもりだけを信じると
深呼吸できない、抱擁
信じて強くなれる
糸電話の決意

遠くでも近くでもない場所から
わざと小声でささやく
から、やさしい距離
保ち続けて

メールのない夜 ...
賛成多数で
人として当たり前のことが
ぼやけてく

白い手袋を振るみなさん
頑張ってください

昨日までの
仏頂面のほうが
嘘がなくて微笑ましかったです

手袋はとってくださ ...
朱に染められた蕾が花開く時

甘酸っぱい薫りは辺りを翻弄する

紅に時は流れ
月光の降る闇夜に抱かれたとて
臆することなく咲き乱れ 遊ぶ花弁


散り終えた殺風景な枝葉の影に子を宿し

陽射しに煽られ ...
もうすぐ25になる
長いようであっとゆうまに
過ぎた

折り返し地点

やっと、半分
これからは来た道を
戻るだけ

まだ
自己ベストは、更新していない


残りの道 ...
便座カバーが変わった あの電車に乗ってゆけば
雲を見ることができる
今はまだ春だから
風の歌はきっとやさしいだろう

あの電車に乗ってゆけば
海を見ることができる
今はまだ春だから
波の音はきっとおとなしい ...
    弔いの言葉が捌かれて
    彼らはそれを咀嚼する
    通約された痛みの淵に
    紫紺の{ルビ輪=ループ}を描きながら
    桜は
    自らの闇に向かって落下する

...
{ルビ四八=しはち}、三拾余の
せかいが破裂音と共にきえた
{ルビ乱擾=らんじょう}のあかつき


辻斬り紛いの刃はこぼれ
鎧の傷口を匂う、
おぼろな自死


新聞ではバグ ...
茶封筒、
領収書の山、
切手、
広告付きボールペン、
CD‐R、
ホッチキス、
印鑑、
メモ帳、
単三電池(充電タイプ)、
しがぎんの普通預金通帳 ...
今、生きてるだけでもめっけもん。 http://www.youtube.com/watch?v=NllPZ5_Tw40





  *


会話であったはずの
数千年は
次の朝には
朽ち果てていた


...
「休学することにしたんだって」


悩む顔も
丸めた体も
涙も

しらない

割れてるのでいいでしょ?てくれたお土産のかぼすゴーフレットしか
じゃまだといって押し退けた肉付きの ...
遠い日の母の実家の飾り棚

なだらかな曲線で凛と立つ

重く押し黙る青磁の器


威厳と寛容をたもちながら

静かなまなざしを光らせていた


つるりとした青い光沢

ひん ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
油断あおば自由詩16*07/4/20 1:54
散文リハビリテーション楢山孝介散文(批評...3*07/4/20 1:48
思い出A-29短歌5*07/4/20 1:42
最終進化系山中 烏流自由詩2*07/4/20 1:01
夏のしずく草野春心自由詩507/4/20 0:53
画廊小川 葉自由詩2*07/4/20 0:45
コンクリートの造形物ヒロセ散文(批評...1*07/4/20 0:43
狗の骨自由詩307/4/20 0:27
 男つぐこ自由詩407/4/20 0:23
きみが笑った渡邉建志未詩・独白707/4/20 0:19
*茜雫*ちと自由詩1*07/4/20 0:18
鱈の目角田寿星自由詩5*07/4/20 0:18
サヨナライツカ衿野果歩自由詩3*07/4/20 0:05
切り刻んであおば自由詩4*07/4/19 23:51
金魚すくい043BLU...自由詩607/4/19 23:47
美しき登記簿(司法書士の友人に捧ぐ)けんご自由詩207/4/19 23:46
Re:真田徹基自由詩507/4/19 23:38
月への糸電話たりぽん(大...自由詩1107/4/19 23:03
手の振り方 AB(なかほ...未詩・独白807/4/19 22:49
ume見崎 光自由詩2*07/4/19 22:47
折り返し地点ポンテク自由詩007/4/19 22:46
変化A-29俳句1*07/4/19 22:26
あの電車に乗ってゆけばぽえむ君自由詩13*07/4/19 22:13
喪花月夜野自由詩13*07/4/19 22:01
春の鼻はらだまさる自由詩10*07/4/19 21:20
20074191643未詩・独白4*07/4/19 21:15
命の一言ポンテク自由詩1+*07/4/19 21:14
MY FAVORITE THINGSはらだまさる自由詩9*07/4/19 21:12
はる風ポッケ自由詩4*07/4/19 20:14
青磁の記憶渡 ひろこ自由詩5*07/4/19 20:08

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加筆訂正:
「 恋印象。 」/PULL.[07/4/19 21:41]
誤字を発見!教えていただき、ありがとうございました。さて問題です。誤字はどこにあるでしょう?。(笑)
7.32sec.