誰かの足跡が誰のものでもなくなって
行き交う人は無音の足音を響かせる
黄色と黄緑、とピンクの水玉が歩いていく
夜をつれて来る られつのまわらない僕は
這いずり回る僕とすれ違い明滅を繰り返し ...
かのケネディ大統領は、キューバ危機でいよいよ開戦やむなしかという折
アメリカと世界の子供が核の炎に焼かれて死んでいく姿を幻視したという、
こういった逸話は良心を説明するにあたってはよくあることのよ ...
お前の乳首がちょうどよかった
せめてもの
という慰めを残して
子猫は飛び去ってしまった
その背中に
あまりにも何もなかったから
軽く土を蹴るだけで
ぼくの見えないところまで
子猫は飛んで行ってしまった
かなしいと
...
君は孤高の城砦に篭り
アメリカンコーヒーを片手に
砂時計を睨みつつ
夜空に浮かぶ星々の軌跡を追う
君は数式を解いて
混沌に秩序を
偶然に法則を
変化に予測可能性を
無数の仮説を検証 ...
2007/04/21
なにもないところで食べ物を探して歩いていると喉が渇いて足が疲れて歩くのが嫌になったので立ち止まって座り込んだら動けなくなるので遠くの ...
涙が書かせる言葉がある
流れて消える泡沫の
一瞬にしてまた覚めぬ夢
心が鳴き伝える音がある
そして詠うわたしがいる
旅立った言葉は涙に包まれて
優しく鳴く
見送るだけのわたしはただ
そ ...
接ぎ木を重ねて枯れた樹が
庭の入り口をふさいでいる
小さな寄生木の花が咲き
風は粉と名前を運び
誰もいない街に撒いてゆく
山に残る最後の雪に
ひとりはぐれた鶴がいて ...
車に乗って
買い物に行くと
車線が多すぎて
迷ってしまう
そうして
どんどん違うところまで
行き着いてしまう
町でも
田んぼでも
森でもなくて
ただ
がらんどうな場所に
その袖を掴むことで
私は乙女でいられる
そこは居場所であり
安らぎの場
私が勝手に選んだから
半分白紙の契約書
お願い
この唇に実印を
2007/04/21
実験開始まではなにもしないでよいですから
楽な姿勢で待機していてください
スタッフに言われて
朝から待機していたが
いつまで経っても始 ...
希薄な人生を吸い込んで
思い出の海に潜る
息は出来ないけど
海底を目指して溺れて
いつしか陸に戻っている
肺には水がわずかに残っているけど
それすらすぐに吐き出し嗚咽し
また ...
風に弄ばれ、雨に嬲られ
春の欠片は
華やかで暖かで
何処か哀しい
春一番と供にやってきた
サクラ色の季節は
緑色に変容して
ひねもすのたりと
猫とうたた寝中
寝過ごしたりしな ...
ひるがまっしろ
お日さまは とてもたかく
このいちでは
どうしても まみえない
はるかなひかりが
木や わかりやすい花とともにつくるカゲ
くっきり
かげとひなたのサカイから
すてき ...
2007/04/21
なにもないところで
食べ物を探して
歩いていると
喉が渇いて
足が疲れて
歩くのが嫌になった
立ち止まって
座り込んだら動けなくなるので
...
名前は?
――ああ
血液型は?
――知らない
歳はいくつ?
――忘れた
住所は?
――もうない
家族は?
――いなくなった
家出か?
――かもしれない
したのか、されたのか?
...
からっぽの
「て」 と 「て」
さみしい
なんて いわないよ
いったら
ないちゃうもの
食事の後に
手がすべり
落とした皿に
「ごめんなさい」と
頭を下げる
割れなかった
{ルビ空=から}の皿は
床の上
至らぬぼくの
「ごめんなさい」を
すい ...
事務所の白板に
今日の日付と
出勤者の名前を書く
デイサービスにやって来る
お年寄りの人数を書く
今日という日が
すばらしい舞台となるように
わたしは鏡になれるだろ ...
あぁ
あぁ
ねぎ
僕の嫌いな
ねぎ
ねぎ
なぜ嫌いか
分からないよ
臭いし
まずいし
なんか嫌い
ごめんよ
ごめんよ
君だけで
自分でも
どうしようも ...
過食は馬鹿馬鹿しいし
デカタンも馬鹿馬鹿しい
にもかかわらず
理由の無い不安
原因の無い不安
正体の無い不安
寝る時間には早すぎる
電話する友達もいない 自分 ...
仕事前
職場の便所に入り
男性用便器を見下ろすと
不健康な色をした
尿のしずくが
{ルビ斑模様=まだらもよう}で落ちていた
( ぼくの前に
( ここに立ったひとは ...
誰か
誰か
俺を
俺を
殺して
殺して
くれ
頼みます
やっちゃって
いいので
誰でもいいから
誰でもいい
...
僕と違う科に属するドラムあるいはギターの指先が何かを悟っ(軽勃起)ていたんだ
それでも廃れたデスロック歌うか成仏し損ねた哀しきロッカーの名残たち
華奢なボーカルの背中がライトで映し ...
女は消印を食べ続けた
消印を食べなければ生きていけなかった
医者には病気のようなものだと言われた
普通に届く郵便物だけでは
必要な量は満たせなかった
子供のころは
両親が女のために手紙を書 ...
たくさんの人が食事をしている
僕はテーブルの下で這い蹲って
様子を伺う
海の向こう側の食物が海のこっち
側の人の口に入っていく
・・・・なんておぞましい光景!
ムーミンのママだ ...
もっと寒くなれば人類絶滅す プールの温度計こすり続ける
指先のあれが食われる雲なのだ 小さいくもはみんな私だ
君の産む愛の結晶その産声ジョンと名づけたぼくのあやまち
夜、 ...
おつきさまの
うらから、とびでている
あんてなをねじまげて
ちきゅうのじゅうりょくから
にげだすじゅんび
えいせいきどうから
わくせいきどうへと、のりうつる
そのための
...
本屋で写真集を買って売り出し中のアイドルと握手した。
机の下で何度も掌をジーンズにこすりつけているのを目撃した。
私は負けない。
吉牛で奮発して卵をつけた。
おもいっきし卵の殻が入って ...
偽ることの
苦しさに
貴方は
気付いてくれますか?
いつも 微笑みを 絶やさず
そばにいるのは
偽りの 僕。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
キリンと
ねろ
未詩・独白
4*
07/4/21 23:40
しかばねのやま
構造
散文(批評...
3
07/4/21 23:37
春に厭いて
A-29
俳句
4*
07/4/21 23:21
背中
健
自由詩
9*
07/4/21 23:11
君は
bjorn
自由詩
3*
07/4/21 23:07
視聴率(散文詩)
あおば
自由詩
5*
07/4/21 23:02
散華拾遺歌
アマル・シャ...
自由詩
5
07/4/21 22:23
ひとつ またたく
木立 悟
自由詩
9
07/4/21 22:01
車に乗って
チアーヌ
自由詩
6
07/4/21 21:51
私に印を
RAVE
自由詩
1
07/4/21 21:28
深夜2時
あおば
自由詩
8*
07/4/21 21:27
メモリダイバー
ススメ
自由詩
3
07/4/21 21:22
*さくら2007*
かおる
自由詩
7*
07/4/21 21:16
きょうはすてきな土よう日
ゼロスケ
自由詩
2
07/4/21 21:14
視聴率
あおば
自由詩
4*
07/4/21 21:09
プロファイル
若原光彦
自由詩
13
07/4/21 21:03
からっぽ
愛心
携帯写真+...
2*
07/4/21 21:00
「 皿 」
服部 剛
自由詩
9*
07/4/21 20:55
「 空ノ鏡 」
〃
自由詩
7*
07/4/21 20:48
ねぎの歌
ポンテク
自由詩
1*
07/4/21 20:48
不安
藻羅
自由詩
1
07/4/21 20:41
「 といれの時間 」
服部 剛
自由詩
3
07/4/21 20:40
無責任な
ポンテク
自由詩
0
07/4/21 20:38
2007.4.21 軽音楽サークル新入生歓迎ライブにピッピ潜 ...
ピッピ
短歌
4
07/4/21 20:34
愛称
たもつ
自由詩
16
07/4/21 20:33
嘔吐
ねろ
未詩・独白
4*
07/4/21 20:11
止まれ!!
ピッピ
短歌
7
07/4/21 20:10
うちゅーゆーえい
山中 烏流
自由詩
5*
07/4/21 20:09
私は負けない。
もののあはれ
自由詩
31*
07/4/21 20:02
らぃあー×らぃあー
李伍 翔
携帯写真+...
3
07/4/21 19:45
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
5649
5650
5651
5652
5653
5654
5655
5656
5657
5658
5659
5660
5661
5662
5663
5664
5665
5666
5667
5668
5669
5670
5671
5672
5673
5674
5675
5676
5677
5678
6.96sec.