ああ
気づいた
見つけてしまった
しあわせ、という奴を
そう、それは
いまここで
モニターを眺めながら
誰かの{ルビ詩=うた}を読むことや
キーボードに指を踊らせること
ふと ...
微かに嗅ぐ、肌と肌。その色気づいた生ハムの匂い
やむなく賑やかな大通りを外れ、湿った石畳の狭い路地へ
疲れ果てた営みの世界をほんの数歩離れると、
異教徒の市場。――豚の耳や足、蜥蜴の干物等がなら ...
カフカが並んだ本棚をなぞりながら
一冊だけ足りないわねと
君は言った
僕はどの本が足りないのか知りたかったけれど
君の興味はもう既に他の物に移っていて
きっと尋ねても無駄なんだ ...
空落ちて青に融けゆく我が翼
The sky falls off Heaven
My wings, melting as if driven
Into the Blue
つま先の打ち ...
仕事ばかりしていると
季節を知るどころではない
ネットで世界のすべてを
知ったような顔していても
お得意さんと話して
業界のすべてを
知ったような顔していても
僕はなにひとつ
わか ...
トントンとドアを叩く
あまがえるが立っていた
雨が降りすぎてねぇ
しばらく雨宿りさせてくれないか
あまがえるは
びしょびしょの体をタオルで拭いて
どっかとソファに座り込んだ ...
「きゅらりん」
私は本当にあなたがそう言ったのか、
はたまた、驚いた。
「きゅらりんってなんだよ。」
けれどもあなたは、なにも教えちゃくれない。
沈黙に陥った。
「だからさ ...
漸く手にした教科書は
弟よりも重たかった
最初の挫折は三歳になる前で
最初の絶望は五歳の頃で
最初の贖罪は十二歳の秋だった
繰り返し踏みつけた水溜まりは
次第に黒くうねる海へと成長していたし
繰 ...
肉欲の無い恋愛なんて
スパイスの抜けた
ライスカレーの様なものです
(ミキョウ・イターニャ)
...
暖かな夕焼けを背負って
私は昨日を歩いている
土手の草陰に置き去りのボールと
空に絡まる電線
川の水は流れているようにも
流れていないようにも見える
背中を温める夕焼けが
実 ...
1
眠れない夜は、
アルコールランプの青白い炎に揺られて、
エリック・サティーのピアノの指に包まれていたい。
卓上時計から零れだす、点線を描く空虚を、
わたしの聴こえる眼差し ...
こんにちは
今日はいつもの場所を離れ
空間を漂っています
あなたは何事もはっきりさせたいタイプですか?
私はわりとグレーな部分はグレーでも
ピンクでもブルーでも
青紫でも
実 ...
各々の孤独と
忍び寄る不安を
周りから自分からさえも
気づかれてはならない様
無自覚な様
皆隠している
プラスチックが腐食し
輝きを失うそんなスピードで
目は緑青で ...
夜が
更けていくと
ほつほつと
灯る
微熱の痛み
37.2度の
隙間から
零れる昨日
裏返る
あした
だから
つまり
なにもないのさ
首筋に
うっすらと汗
瞼の裏 ...
コーヒーとミルクを混ぜると
カフェ・オ・レになる
コーヒーだけでは味わえない
ミルクだけでも味わえない
おいしい飲み物になる
カフェ・オ・レを
コーヒーとミルクに分けるには
化学 ...
黒い川面には
ビルや橋の
色とりどりが映っている。
その中の点、
たとえば
赤
にでもいい、
なれることができたら、
もう
橋なんて
渡らなくていいのに。
円形の鏡に映す
無理に浮かべた笑顔
すぐに終わりにして
微熱があるの
打ち寄せる波のような
灰色の雲
この雲のむこうに
青い空があるなんて
思えない
今は
飛び立てはしなかったけど
花が咲いたね
でも本当は
飛びたかったんだよね
前田慶次が活躍したのは戦国時代
まだ
刑事という仕事はなかった
ジーパンだとかスニーカーだとかマカロニだとかスコッチだとか
日用雑貨食料品が
刑事になれた時代があった
いい時代だった
...
まとわりついてくる光の粒を
まとわりつくまま歩き出せば
光はしびれをきらしたように
ぽつりぽつりとうたいはじめる
ああもうこんなに沈んでいたのか
足を持ち上げ
足のかたちが ...
『わたくし ザ・モナリ と申します。よろしくおねがいします。』
手と手をかさねて イスにすわる と
品定めが はじめられる
わたしにゆめとかもくひょうはないけれど
...
気になる 光
サイン
重い
傾向
思考
パターン
あと少し
あと少しで
楽になる
苦しみ
悲しみ
憎しみ
足に絡みついた
重り
自分で外す ...
たまにだだっこする
平気じゃないのに平気なふりをする
夜ごろんごろんしてたかと思うと
朝にはしっぽをピンと立てて
行って来ますととびらの前で
一人で生きて行けるって宣言したさきから
...
冬は終わった。
輪転する季節。
陽だまりの中、わたしは想う。
春がきたのだ。
すべてが萌えだす春が。
わたしは青い空の下に広がる池を観るために庭へでる。
わたしの愛しい金魚と鯉 ...
非力な女がいた。
駅の自動販売機でペットボトルのオレンジジュースを買っても、キャップが開かない。飲みたいがために買ったので、ホームで延々とキャップを回すが、いつになっても開かない。見かねた近くの ...
2007/04/17
生まれたときは
なにも
見えなくて
最初に見たのは
放射光のように
青白い
君の
瞳だったとは
罪のない
たとえ話のつもりで ...
草野球のナイターが終わり
管理人が外野の照明灯を落として
軽自動車で市営球場を後にするのを見届けると
僕はいつものようにフェンスを乗り越えて
雇われマインスイーパーのような面持ちで
慎重にピ ...
君と僕が肩寄せて
おびえてたのは
壊れそうな小さな真実
どうしようもなく愛を形にしたくて
重ねあわせるパズル
完成したと思っては
水に滲んでしまう
涙さえ枯れて
ガラスみた ...
月の裏側に座って
フルートを吹いている
あなたがいた
虹の上を歩いて
口笛を吹いている
あなたをみた
海に潜って
魚たち相手に
指揮棒を振っている
あなたをしった
森の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空虚
MSK
自由詩
5*
07/4/18 3:17
懺悔
atsuch...
自由詩
2+*
07/4/18 2:05
不揃いカフカ
なかがわひろ...
自由詩
2*
07/4/18 1:55
青の俳句 2句 (日本語・英語)
山本 聖
俳句
3*
07/4/18 1:46
まぶしさ
小川 葉
自由詩
3*
07/4/18 1:40
あまがえるの雨宿り
なかがわひろ...
自由詩
4*
07/4/18 1:37
日常会話
蔦谷たつや
自由詩
3*
07/4/18 1:34
教科書の重さ
士狼(銀)
携帯写真+...
9+*
07/4/18 1:32
短編「The First Encounter」
板谷みきょう
散文(批評...
0*
07/4/18 1:20
デッサン
松本 涼
自由詩
13
07/4/18 1:20
春のための三つの断章
前田ふむふむ
自由詩
33*
07/4/18 0:57
中継
mac
自由詩
2
07/4/18 0:43
あっけらかんと
maynar...
自由詩
0
07/4/18 0:37
微熱
夕凪ここあ
自由詩
7
07/4/18 0:37
カフェ・オ・レ
小川 葉
自由詩
3*
07/4/18 0:29
橋を、渡る。
かおり
携帯写真+...
2*
07/4/18 0:14
最後の晩餐
衿野果歩
自由詩
1*
07/4/17 23:58
灰色の雲
weed &...
携帯写真+...
2*
07/4/17 23:53
もういちどハナミズキ
〃
携帯写真+...
1*
07/4/17 23:49
けいじ物語
アマル・シャ...
未詩・独白
2*
07/4/17 23:44
ノート(熱芽)
木立 悟
自由詩
9
07/4/17 23:32
ザ・モナリ
あくびーと1...
自由詩
1
07/4/17 23:29
かせ
ポンテク
自由詩
1*
07/4/17 23:18
ねこにんげん(9)
暗闇れもん
自由詩
3*
07/4/17 23:06
春四月、桜の下で
黒猫館館長
自由詩
2*
07/4/17 22:55
巻貝の中に棲む女
猫のひたい撫...
散文(批評...
1
07/4/17 22:41
耳の産声
あおば
自由詩
7*
07/4/17 22:37
ドーナツに聴かせる歌
シリ・カゲル
自由詩
3*
07/4/17 22:32
滲むパズル
晴れるひと
自由詩
1
07/4/17 22:30
いつも どこにでも
乱太郎
未詩・独白
11*
07/4/17 22:24
5647
5648
5649
5650
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5669
5670
5671
5672
5673
5674
5675
5676
5677
5678
5679
5680
5681
5682
5683
5684
5685
5686
5687
加筆訂正:
光
/
水町綜助
[07/4/18 1:05]
なおした
ま
/
恋月 ぴの
[07/4/17 23:00]
かなり訂正しました
5.05sec.