女の顔は美しく
女の顔は醜く
女の皮はつるつるし
女の皮はたるみ
女の年は若く
女の年は老い
それは女であり
それは女であり
いくつもの顔を持ち
刻まれる皺にか ...
なんてことだ、今頃気付くなんて!
悪いが僕は鈍感なんだ。
だから見せてよ、「処世術」ってやつを。
「強さ」「誠実」「優しさ」「素直」
そんなのなけりゃないなりに生きていけるのに。
...
花巻に来ている
宮沢賢治と遠野物語の
風が吹いている
土が匂っている
せつない、ただせつない、
全車両禁煙の新幹線で
もうすぐ
この風と土から離れます
...
宵夢の {ルビ幾年千代=いくとせちよ}の 花見酒
酒に浮かびし 月はかぐやか
宵は酔い 遠見の富士の 静かなる
月に浮かびし 薄桃色の
寒空に あ ...
極彩色の数珠の{ルビ許=もと}
魍魎たちは
虚無に{ルビ抱=いだ}かれ静かにねむる
混濁した闇のカオスは
連なる数珠の結界を
破ることなくおし黙る
救われたくは ...
仕事の合間や休憩室で言ったり、言わなかったり
体温をはかるようぢゃないか?
揺れ動いたのは水銀か、銀箔か?
言葉がなけりゃ分りはしないのだ。きっと―
「やるせない」と、僕が思っていることを。
...
潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて
旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る
桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯
羅針盤果て ...
友達と語る時
相談をする時
恋バナをする時
「海に行って話そう」と海に出かける
心がざわついた時
どうしようもなく悲しい時
寂しい時
海を見たくなり一人で海に出かける ...
かたこと かたこと
僕の心臓が
どれだけ綺麗に
リズムを刻んでも
かたこと かたこと
僕の時間が
いつでも綺麗に
並んでいる訳じゃない
空は鈍い曇りだし
降るはずの雨は降らな ...
春だから
春だから ふと風に乗せて
あなたへと想いを運んでみたくなるのです
ここから少し遠くの街で
きっと勉学に励んでいるあなたに
想いを届けたくなるのです
春だから
春だから ...
白く鮮やかに咲きほこる、
一本のモクレンの木の孤独を、わたしは、
知ろうとしたことがあるだろうか。
たとえば、塞がれた左耳のなかを、
夥しいいのちが通り抜ける、
鎮まりゆく潜在の原野が、かた ...
あなたは ふらり
何の気なしに
立ち寄った旅人のようですね
来訪が嬉しくて 嬉しくて
こころからおもてなしするのですけど
ずっと ここに留まってはくれず
また ふらり
どこかへと ...
まいあさ 鏡を割り
若くして わたしが
老いた まさにその日を
しのぶ よすがに
花鳥に 水をやる
ほかほかのお芋
冬のしあわせ
焦げてるところが
おいしいんだよ
生まれ出る感情は
どこから湧いてくるのか
わからないけれど
森の中の泉のように
こんこんと
形を留まらせずに湧き出して
全身に流れてゆく
ある流れは海のような夢へと
広がってゆく
あ ...
風が強い日は
色んな想いが
空に舞う。
誰かの元へ
届いたり
そのまま
消えてしまったり
想いの連鎖は
繰り返す。
あの日
彼は消えていった
一億人以上の
小宇宙から
確かに
ひっそりと
消えていった
私は
傍らで
それを
眺め
その日
空は鈍く澄んで
...
デキる上司と デキる後輩に挟まれて
「まじめに生きてますよ」と 今日も一生懸命な姿だけでもアピール
上司に媚売るぐらいじゃ 出世できない御時世です
胃も荒れて なにもかも悪くなるばかり
...
空につるされた
大きなはねがまわる
からおとたてる
かいてんが どこか
はげ落ちたがいへきのさびしさ
人の形をしたうすいかげが
つめの先にあつまる
ことばを探している
おびえてかくれた ...
頼むから
「お宝」なんて言葉は使わないでくれ
宝に「お」を付けるのはやめてくれ
なんか下品じゃないか それでも宝なのかって
ありがたがる気持ちはわかるけど その敬意は卑しいぞ
みんなが「お宝 ...
地下鉄のとびら額のはりつく「つめたい」
雷を呼びにけり描きにけり画家の病癒えにけるかな春の夕
かすがひに苦しみ咲いた秋雄花水をうかべるために倒れる
いつもいつも青に尾をひく詩をおきて ...
クレパスを持つ
春の手のひら
細雨に包まれて
風が囁き虹の出番
すくった水に日のカケラ
見上げた空に青のサカナ
濡れた画用紙乾かして
透かして見えた
春の手のひら
腕まくり緩 ...
いまここに
来たるべき夜の紺青は
誰しもの
奥深くに眠る
逃れられない
悲哀の色をして
春はいつのときも
悲しみ覚えたかたちを
おぼろに映すから
すこし涙もろくなる
さ ...
不在に打ち震えとんのや
誰もかれもが
ひとりや
コップ、まだ洗い終わってへんねんって、
やめろって、水かけんぞ、ボケ
AIWAのCDデッキに
ジャック・ジョ ...
僕の役目は 終わってしまったみたいだから
なんて そんなこと言うんですか
私は 君の役にたちましたか
もう 解雇ですか
ごめんなさい
ごめんなさい
好きになっちゃって
ごめんなさい
私達は(仮恋人)
ほんとの恋人じゃない
カモフラージュのために付き合ってる
...
薔薇色の大理石の壁
ふりそそぐシャンデリアの光
ペルシャ絨毯の幾何学模様を踏んで
白いドレス姿の君が浮き立つ
言い知れぬ暗みと喧騒の中を
艶やかな笑みとともに君が通り過ぎる
氷を砕き、 ...
びいどろの中でしか生きられぬ
無縫の衣
纏い
舞う
御姿 艶めかし
ゆるり
ゆらる
煙管より一燻
放ち
湿る
御御脚 い ...
かしましい
と、鼻で笑うか。
構ったことじゃない。
一羽の兎が駆けるのよ。
雪肌の兎が跳ねるのよ。
あちらからこちらへ。
こちらからあちらへ。
草原を鳴らせ。
きゃ ...
心ひとつに見る夢が
叶わず
今日 も
空
中
遊
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
女の顔
なかがわひろ...
自由詩
0*
07/3/28 0:11
前方不注意
ざくろパイ
自由詩
0
07/3/28 0:10
花巻にて
吉岡ペペロ
自由詩
4
07/3/28 0:08
春夜奏
プル式
短歌
8*
07/3/28 0:01
亡者の夢(一枚のシュールな絵から)
渡 ひろこ
自由詩
4*
07/3/27 23:59
ある晴れた日の独り言
プテラノドン
自由詩
2*
07/3/27 23:46
出航
Rin K
短歌
22*
07/3/27 23:36
海
muriel
自由詩
2*
07/3/27 23:12
かたこと かたこと
松本 涼
自由詩
11
07/3/27 23:11
春だから
はるこ
自由詩
5*
07/3/27 23:09
三月の手紙 デッサン
前田ふむふむ
自由詩
32*
07/3/27 22:47
懐抱
明楽
自由詩
3
07/3/27 22:47
そろもん(日課の話)
みつべえ
自由詩
2
07/3/27 22:30
石油ストーブ大好き
weed &...
携帯写真+...
1*
07/3/27 22:21
生まれ出る感情は
ぽえむ君
自由詩
8*
07/3/27 22:20
想い連鎖
來稚
自由詩
3*
07/3/27 22:15
リアリィ
山中 烏流
自由詩
2*
07/3/27 22:08
さらりぃまん
北大路京介
自由詩
7*
07/3/27 21:49
スラッシュトレード
及川三貴
自由詩
13*
07/3/27 21:45
宝
新守山ダダマ
自由詩
5+
07/3/27 21:39
単没
ふもと 鈴
短歌
1
07/3/27 21:37
春の手のひら
ススメ
自由詩
5
07/3/27 21:34
夜光
LEO
自由詩
36*
07/3/27 21:20
コパ・カバーナに連れてって
はらだまさる
自由詩
11*
07/3/27 21:13
解雇
スプートニク
自由詩
1
07/3/27 20:59
世界一大好き
愛心
自由詩
7*
07/3/27 20:58
The Butler's in Love ☆
atsuch...
自由詩
10*
07/3/27 20:43
*金魚*
ちと
自由詩
4*
07/3/27 20:40
*かしまし兎*
〃
自由詩
8*
07/3/27 20:37
*空中遊泳*
〃
短歌
2*
07/3/27 20:25
5641
5642
5643
5644
5645
5646
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5657
5658
5659
5660
5661
5662
5663
5664
5665
5666
5667
5668
5669
5670
5671
5672
5673
5674
5675
5676
5677
5678
5679
5680
5681
加筆訂正:
コパ・カバーナに連れてって
/
はらだまさる
[07/3/27 21:28]
最後削除。
6.55sec.