あの日の誓いは 忘れるんじゃないよ



お前は私に服従と忠誠を誓い 私はお前に命を与えた


私はお前を支配する


お前は私に従うんだ


求められたら 差し出しなさい
...
カタコトカタコト カタコトカタコト

ホキャ

           ホキャ

                        ホキャ

鎮めて
誰か僕を鎮めて
キミでもいい
薬 ...
身を削るようにして 人を思いやるところがいいところだと
君は私に言ってくれる

でも 削られた身に自然治癒力はないみたい

不細工に 削ぎ落とされた私の身体を
埋めてくれるものが 私の傍に ...
気の毒な君に手を出したのは あたし

「君は 食ってるんじゃない 食われているんだ」

そんな風に言わないで

あたし 吹き飛ばされてしまう
ただ ゆるりゆるりと流れる中で
時計の針しか停められなかった僕の手が
次に停めたのは
貴方の積み木を積む事と
紙飛行機を飛ばす事でした

僕の部屋は床が見えないくらいにそれらがありますが
...
つまづきしことも幾度と田の畦に
憩いて友は遠き目をせり

来る年も々じ仕事の明け暮れに
疑問持ちつつ野面に立ちぬ

沈丁の香りあふるる庭に居て
訪ねし人の帰り待ち居る

その昔 吾が ...
なかったことにして、アルミ缶の中にポイと捨てたもの

もう二度と缶の淵で手を切らぬよう、上からガムテープを貼る

急いで貼ったので隙間からいけないものが漏れている

水蒸気になり、手で掴め ...
 ひりひりとした皮膚の隙間から
 言葉や感情が飛び出していく
 熱を帯びた体はなすすべもなく
 意識の遠のきかけた瞬間にまた
 大事にしていた言葉一欠 飛んでいった
 
 空に溶けていった ...
午前二時留守番電話のメッセージ「経済的に苦しいです」と

バイトにも友にでさえも言えなくて「私、大学辞めました」って

大学を辞めて気持ちが楽になりバイトの時間まで横になる

好きだった授 ...
公園の砂場で
車のおもちゃが死んでいた
一度も生きたことがないのに
もう自ら動くこともないのだ
近所の庭に咲く
キンモクセイが香っている
今まで見たことのある死体と同じように
嫌な匂 ...
まるで
音があるような



春の歌
五本の指に
五線譜を例え
かなでるピアノコンチェルト
指輪で装飾し
弾きづらくなる私は
リストにも
ショパンにも なれない
 
白と黒との鍵盤で
困ってしまったベートーベンは
怒り ...
たかいとてもたかいところで
鐘が鳴って
響いてふるえ
始まったんだろ
どんどん共鳴して
音があたるから
どんな形かわかって
反響して
わかってきて
まだ目もひらいてないけど
柔らか ...
「あれ?黒髪に戻したんだ?」
「うん、就活が忙しいからね…」
オシャレに余念の無かったあいつも
忙しさのあまり我を忘れている

「あれ?ピアス塞いだんだ?」
「うん、そろそろ卒業 ...
お日様の下
おまえはかたく焼かれてしまった
ただ真っすぐ
地中から這いでてきたおまえは
涙をながす瞳さえ
持って生まれてなどいないのに

かたく焼かれたおまえの
その真っすぐな身体
それを泣いてや ...
不毛だな、と思う。

普通より深い関係にいるのに、普通より上に行くことはなく。

嫉妬する感情を抑えつけて、行き場のない焦燥感は飲み込んで募る。

憂い恋心はカタチにならず、泥のように ...
新緑の歩調に
風のブーケが踊る
朝が来たのなら
花通りの空の
あたらしい風で顔を洗おう

うららかな候は
群青の筆をとり
太陽を描き始めた花の街へ
きみは、ハイカラに萌えて
モダン ...
鬼籍のオヤジが生前自慢していた
「オレは覚え易い千九百年生まれだ」と
息子のセガレも自慢げに喋っていた
「オレの齢も昭和の年号と一緒だ」と
だが平成になって
セガレの口癖は不通となった
ま ...
 砂時計という名の{ルビ幽閉=ゆうへい}を描くべき色彩に迷い、
 指先ひとつで幾度も幾度も
 流れをもてあそんで
 みる

 (ここは、アトリエ・スロウ
 (時の許しに並ぶ場所

...
グレープフルーツ、を{ルビ啜=すす}ると
ゆびさきやら舌先やら
なぜだかきみを、
おもいだして

グレープフルーツ、か
それとも、ぼく、か
においのあふれる
部屋になる

...
 
 
囁いた
夜の気色は
失われ
流す滴は
藍へと染まる
 
 
軽はずみに始まった関係が追いかけっこをする

慎重に厳選して始まった恋など聞いたことがない

お見合いか処女の発想

ハッとしてぐっときてやむにやまれずしてしまう

相手の気持ちもわか ...
そのヘッドフォンは
わがままな存在と言われながらも
誰からの耳も貸さなかった
自分に流れてくる音楽に酔いしれ
他人には一切聴かせることはさせずに
自分だけの世界に閉じこもっていた
誰よりも ...
     大きな森に私は迷い込んだ。
     出口のない深い深い森。

     叫んでもダレモイナイ
     上を見ても空は見えない。

     前を向いてもなにも見えな ...
行ったり戻ったりしながら、雲のような感覚に耳を貸す

触ろうとしてもさわれない

いま自分が人間であるなら見つめることしか出来ない雲

雲はふわふわと空に浮かび、なんでもない人たちが見つめ ...
   やさしさもみんな抜け落ちて
   そいつはセーヌの流れに消えた





キリストマリアを引っかいて
破れた爪で十字を切った

...
何かがあって離れた距離より
 
何もないのに自然と離れた距離の方が
 
 
ずっと埋めるのが難しいんだよ
 
 
君の声が、
 
笑顔が、
 
未だに 僕を
生物が

水を発する

無生物が

それを含む

春だ

コンクリートの

甘い匂い

匂いとは

埃のようなものだ


テレビのうしろ辺りに溜まっている

埃のようなものだと

そんなものだと思って ...
 水が流れ、小さな波形を象りながら、水が流れ、流動し、常に変化し、透明は透明を反射し、波は闇の中に動き廻り
 川は流れ、光を包み込みながら川は流れ、あるべき方向へと流れ、何も変わることはなく、静かに ...
安っぽい香水と
死にかけたお前の体臭が混ざり合い
扉の隙間から流れてくるよ

生きているうちに
陽の当たる場所で見せてくれ
ストッキングで包んで
ベッドの下に隠しているんだろう?
お前 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
女王と下僕自由詩007/3/27 20:07
クレイジー カタルシスけんご自由詩3*07/3/27 19:16
削れるスプートニク自由詩207/3/27 18:47
自由詩007/3/27 18:38
午前3時07分紫苑自由詩7*07/3/27 18:28
3P 「短歌2」よりむさこ短歌607/3/27 18:18
あたしが捨てた缶の中猫のひたい撫...自由詩107/3/27 17:43
蒸発茉莉香自由詩6*07/3/27 17:11
大学中退壺内モモ子短歌6*07/3/27 17:06
キンモクセイたもつ自由詩1607/3/27 17:00
創書日和「歌」 春の歌逢坂桜携帯写真+...8*07/3/27 16:34
2つの世界柴田柴助自由詩307/3/27 16:28
空気見てるみたいに音の中に水町綜助自由詩16*07/3/27 15:31
茶髪1486 1...自由詩9*07/3/27 15:06
みみずの涙ベンジャミン自由詩4*07/3/27 14:57
私はまだ子供だから梔子未詩・独白107/3/27 14:47
印象派たね。自由詩9*07/3/27 14:34
confession信天翁自由詩207/3/27 14:21
アトリエ・スロウ千波 一也自由詩18*07/3/27 13:57
グレープフルーツ自由詩17*07/3/27 13:49
藍(ラン)秋桜短歌207/3/27 13:48
ストーリーテーラー猫のひたい撫...自由詩007/3/27 13:47
わがままなヘッドフォンぽえむ君自由詩11*07/3/27 12:38
—私は心の迷子—‡ё夢花ё‡自由詩107/3/27 11:38
夜が落ちてくる猫のひたい撫...自由詩2*07/3/27 10:37
消えろ水在らあらあ自由詩3207/3/27 10:19
一つ空いた空間すみれ自由詩207/3/27 9:36
コンクリート吉岡ペペロ携帯写真+...207/3/27 7:59
朝闇の川結城 森士自由詩7*07/3/27 6:45
地平線週間ブルースв+в自由詩1*07/3/27 6:37

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加筆訂正:
創書日和「歌」 春の歌/逢坂桜[07/3/27 20:02]
修正です。
ほんこんその2/猫八百[07/3/27 13:55]
ルビの「リーベンレン」を「ヤーパン」にした。香港は広東語なので。これでも読みが間違ってるかも。
5.8sec.