駄作だ
涙が出る
またしても
くだらない
こんなものしか出てこない
吐き気がする
自己嫌悪に苛まれ
劣等感に覆われ
井戸の底に沈められた気分で
空を仰ぎ見ても一筋の輝きさえ見い出せず ...
この夜陰、
独り在ることに寛いで
宇宙の時流に乗っていく
すっと孤独に留まりながら
この隙間だらけのあばら家に
雷鳴が轟くのを待っている
境界の門が開く、その時に
意識は異界の木霊に ...
朝に生まれる人があれば
夕には亡くなる人あり
東に宝くじに当たる人あれば
西に事故に遭う人あり
北に成功する人あれば
南に失敗する人あり
春夏秋冬
十年一日のごとく
時は流れていく
...
【問答相撲】
健康は命の付属品ではない
生写しではあるが別の生き物だ
今日も飛び去ろうとしてタックルした
顔を洗えば鏡に逃げ込むかもしれない
醜態を晒しても命ある限りか
尊厳を保ててこそ ...
ウェンディ
お前がお前の目で
見たものだけを
信じれば良いほど
お前の目が信じられる訳がない
それは
今のお前の立場で分かる
だからウェンディ
お前の見たものだけを
信じるな ...
いつも正しい姿を求めた
あなたに相応しくあるように
鏡の前に立つ時
映して欲しいのは
どんな顔だろう
銀色の中に
置いた寂しさが
濡れたみたいで冷たい
あなたと出会って
...
雨に濡れ
雨に立ち尽くす
あなたはあまりに未完成
過ぎた日々を取り戻すように
遠い記憶にすがりながら
神々の不在に安堵する
(もう記憶は麻痺してしまい
過去は鮮やかな像を結ばない
...
傷口を見せていた頃
母に手当をしてもらって、、、
今は 誰にも見せない
心の傷さえも、、、
自分でなんとかする
頼るのは自分だけだと
言い聞かせていた
そんな強がりを
...
しっかりと実感を待つ時間持つ
蛇足から生まれた場所を歩いてる
ことばを飛び越えて人が生きている
都合のいい夕焼けが咲く涼しさに
目を閉じること 目印の夢の前
明日消えていく空のことを
僕は果たして君に歌えるだろうか
明日消えていく風のことを
明日消えていく雲のことを
どこか遠くの
台風のせいだろうか
たえず眠気がやって来る
停滞の自室で
...
精神科が出張ってきたらこうなると。先の戦と同じ学びか
絶対に負けないと言い犯される、裏病棟の見えない隅で
極小の地獄は始め家にあり。子に振るわれた暴力の跡
その惨事それはミクロでこれ ...
○「より良く生きる」
全力で考える
全力で行動する
全力で反省する
人生はこの繰り返しだ
○「不安」
全力で立ち向かっているときには
不安は消える
○「悩み」
悩みはピンから ...
酒は金土しか飲まなくなった
煙草を吸う本数も減りつつある
ジャンクフードは少し胃もたれするからたまにしか食べない
どうでもいい男とは面倒臭くなって連絡を絶った
早く起きて外を1時間歩くこと ...
四月十一日 火曜
天氣 晴
起床 六時二分
就床 十時三〇分
今日は 私達 松義高等女學校の開校紀念日で授業はありません
昨日の猿が出て来て八百屋さんの人参を取つて ...
不確かな
それはとても不確かな
不安とでも呼ぶのだろうか
心の中はきっとグレー
くぐもった気持ち
なんともスッキリしない
中途半端なグレー
これが身体の中で拡がっていく
涙が流れる気配 ...
死にやがれクソと
涙ながらに言いたいが
そも生きているのか知らない。
生きていたら殺したい。
くらい好きだった。
春が来ると
桜の下に死体があるのは当然で
一緒に屍の汁を啜った。
...
ラジオ聴き深夜の空間心地良く揺れて身体に刺激与える
雨はまだ降りそうもなくただ曇り湿度は高い梅雨真っ只中
コーヒーをブラックで飲めば体に良い美味しいだけではないコーヒー
躑躅咲く広い ...
暗い地平から
せりあがって来る
あなたのたましいを吹き抜ける風
夜風には匂いがある
夜風には匂いがある
それは静かな心の諦め
誰かを愛した心の残り火
最愛の人には届かなかった
...
確かに追い風の世界を逃した
たしかにおいかぜのせかいをにがした
笑顔ときっと、十月十日へ
えがおときっととつきとおかえ
結局静寂がなかったのが原因なのだろう。私の試作は粗々しく、静寂を知らなかった。一点の波紋を観察することで分かる事もあっただろうに。歪んだ景色が映っていたのだろう。そこには書きたい衝動や、書かなければと ...
ワイシャツの前ボタンに指を掛ける
ワイシャツって、Yシャツ、じゃなくて
ホワイトシャツの略なんだって、知ってる?
とか聴きながら、ちょうど耳元に
息を吐きだす関係を維持したままで
...
わからない
まま言うけれど
その先を
見つめながらも
ただ繰りかえす
殺人犯が
自分がやりました
なんて
自首することなど
ほとんどなく
むしろ
ウソをつき通すなどして
逃げ回るのが普通だ
かくして
ウクライナの虐殺などを
ロシアがフ ...
二〇二〇年一月一日 「ウィルス」
あたいの携帯、へんなウィルスに感染しちゃったみたいで、勝手にアドレスを書き換えられちゃってて、知らないひとにつながるようになっちゃった。でも、偶然 ...
四月十日 月曜
天氣 晴
起床 六時二七分
就床 十時二九分
「今日學校へ行けるかしら」と心配してゐたが朝起きて見たら気持が好かつたので嬉しかつた
お二階で時間割を定めて復習をして ...
正解ではなく
偽薬はずいぶんの作用を引き倒す
その日の朝に
ひとがたをのこした版画の川があり
華麗なキャンバスに塗り潰した
透明なマスカラで見開かれた扉の対岸へ
ゴーストは愉悦に浸る ...
時は静かに遡行する
魂の源頭へ
懐かしさに貫かれ
直進する時を凌駕して
揺れるカーテン、丸まる猫
大地がカッと割れていき
遥か銀河が渦を巻く
明るく白んだ道をいく
我、たましい ...
にんじんを刻みながら
風のみつ編みをおもう
それは水面をふるわせ
はげしく雨を叩き合せる
老女につかまれる
ほそくて
ながい
時のすがたを知れる
おしゃべりなちえの輪
ま綿の花束 ...
{引用=ヴィーナスの骨格標本}
ぼんやりした横顔に秘密がひとつ擬態する
ぼくは夢に絡まったままコーヒー自殺を図った
飛行機に乗る人とよく目が合う朝
青く濁った空の吐瀉物からなにを紡 ...
中庭と廊下に
誰も居ないことを確認して
使うことのない鍵を握り
少しだけ明るい裏庭に出る
低い草と
色の無い花の間を抜け
影の無い径に出る
薄暗く揺れる午後に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おのれ
坂本瞳子
自由詩
0
22/4/12 23:06
待機
ひだかたけし
自由詩
1
22/4/12 22:43
ああ!人生
zenyam...
自由詩
2*
22/4/12 21:54
即興小詩の集い
宣井龍人
自由詩
4*
22/4/12 21:32
スモーキング・ジョーとウェンディ
花形新次
自由詩
3
22/4/12 18:54
鏡
ミナト 螢
自由詩
2
22/4/12 17:55
Unmade
ひだかたけし
自由詩
2*
22/4/12 17:46
傷
ruruka
自由詩
0*
22/4/12 13:07
帰り道
水宮うみ
川柳
1*
22/4/12 11:25
明日消えていく空のことを
ホロウ・シカ...
自由詩
0
22/4/12 10:02
君の見た悪夢
りゅうさん
短歌
2*
22/4/12 7:01
独り言4.12
zenyam...
自由詩
1*
22/4/12 6:35
無題 リハビリ
無地
自由詩
1
22/4/11 23:35
女學生日記 四
TAT
散文(批評...
0
22/4/11 21:10
グレーは不確かな色
坂本瞳子
自由詩
1*
22/4/11 20:59
きのうのソネット2
佐々宝砂
自由詩
1
22/4/11 19:33
コーヒー
夏川ゆう
短歌
1
22/4/11 19:13
初恋
ひだかたけし
自由詩
4
22/4/11 18:33
回ってる
水宮うみ
自由詩
2*
22/4/11 17:36
見定める
武下愛
自由詩
3*
22/4/11 9:39
こころ刺し
秋葉竹
自由詩
1
22/4/11 9:19
わからないまま言うけれど
足立らどみ
短歌
1
22/4/11 7:43
フェイクと主張するのは当たり前
st
自由詩
2
22/4/11 7:01
詩の日めくり 二〇二〇年一月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
22/4/11 0:01
女學生日記 三
TAT
散文(批評...
2*
22/4/10 20:54
遮光と被覆、傘の足下。
あらい
自由詩
0
22/4/10 19:55
霊性
ひだかたけし
自由詩
2*
22/4/10 19:10
湖畔にて
soft_m...
自由詩
3*
22/4/10 18:34
平和主義者の丑の刻参り
ただのみきや
自由詩
3*
22/4/10 15:06
裏庭を越えて
木立 悟
自由詩
2
22/4/10 15:05
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547
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550
551
552
553
554
555
加筆訂正:
平和主義者の丑の刻参り
/
ただのみきや
[22/4/10 20:05]
修正
4.16sec.