不透明な昼下がりの中心で火炙りだ。
それは、歯痒さゆえ剃り落とした大雨の日、寝室の川の水。
満月の傾き、
制御不能のグランドピアノが液状化したもの、
...
土曜日の予定聞かれて何もない友達三人と急遽ドライブ
川の水綺麗になって魚増えあるべき姿街は潤う
気分良く二時間コースの道歩く自然のパワー元気の源
しまなみの良い場所良い店探す旅自転車 ...
二〇一九年十三月一日 「断章」
おまえの幸福はここにあるのだろうか、
(リルケ『レース』Ⅰ、高安国世訳)
単純な答えなどない。
(アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』第二部・14 ...
プロパガンダとは
特定の思想や行動などへと
人々を誘導する行為だが
ロシアには
このプロパガンダをあやつる
世界一の魔法使いがいるようだ
プロパガンダのなかでも
もっ ...
鬱なのに
ユーウツと書けず
生真面目に
我にせめいる
美男美女
フェイト・イズ・カインド
説得力をもった誰かのこえが朗々とうたう
運命はやさし
運命はきっときみにやさしい
運命はきっときみを満たす
そこまで言われたら願わずにおれない
願ってもいいのだと ...
ぼくはもうこれ以上増幅したくない
圧迫されていく
溶けた熱い液状の飴にからめとられてその形のまま
熱いまま固まる
{引用=ねじくれたろうぼくの
くろく
ごつごつとした
からだからのび ...
さみしさは海を渡る
正確には海のうえを滑る
すさささと波をうすく蹴立てて
遠いかなたの国へゆく
かなたの国で出会うもの
鳥小屋、豆スープ、神様のかわりの紙
それらがさみしさを取り囲んだ時
...
僕はご飯がうまかったのではあったが
出かけた 緑の中を そして
あれは雨の日だった
雨の景色を見ていたのだ
僕は小さな市電に乗って 街に出た
石畳の景色を春に見て 訪れていた
モナコのサボ ...
雨降る夜に
均衡は崩れ
見知らぬ街の光景が
雪崩れ込む
飛び跳ねるように
沈み込むように
アタマのなかの憂鬱が
ゆっくりと溶けてゆく
遠くの砲撃、小さなカラダは引きちぎられ
遠く ...
幾ら足掻いても檻の中、
箱庭に飼い慣らされた籠の鳥でしょう
みんな己ばがりがそこにいることは変わりがないのに
喚き散らしてみっともないわね、
どうせ誰も振り向かないで欲しいと思っている。
憐 ...
星くずを ちりばめた
ことばのない 頁
月としおり そっとめくった
オルガンの 和音(かのん)
夢のみち ながれてゆく
霧にそっと 雪
花びらにも まなざしがある
なな色に そまる
...
軽作業
大切なこと
ミスをせず
われを忘れず
入力業務
{引用=ラブソング}
ひとつの風景の前に立つ
触れそうで触れない
右の肩と左の肩
あなたはわたしの
わたしはあなたの
鏡像――大地の無意識から
掘り起こされた太古の心象
願望に歪みふく ...
ご存知の通り
猫は足音を持たない
そのことについて
当事者から相談がある
上等な紳士のような
靴音とまで言わないが
せめて幼児が裸足で歩くときの
ぺたぺた音くらい
よかろう
それでは ...
夢の色にしがみついて
ヘラヘラと笑った影
擦り減った靴音は
忌まわしい風が奪い去る
憧れもない癖に
身勝手に傷つきながら
切なさに叫びたくて
全て人のせいにしたAh
臆病な魂がペテ ...
幾千のよるを乗り越え僕たちは生きてきた
神経質な世界は宇宙と融和していないけれども
目の前にある真実をいつも取り逃がしてしまうのだ
プーチンの病気見舞いにラップを贈ろうかと
中村佳穂と ...
○「愛情とは」
愛情とは
「温かい言葉とスキンシップ」である
子どもも大人も年寄りも
みんなみんなそれを求めている
○「独居老人」
温かいご飯なし
温かい言葉なし
スキンシップなし ...
人間の醍醐味かけて
一瞬にミームがかわる
人がかわる
ただここに
どこでもないここに
ポツンと取り残され
僕ら二人
日がな一日
木の実を食べ
遠い一日
足下には
巨大なイキモノが蠢いて
(眩めく予感に戦慄いて)
薄日の光に身をやつす ...
君が揺れている
君の声が聞こえるよ
でも言葉にしない
ふふ
ふふふ
春と
呼んでいるんだ
きらきら
光に舞う
ちいさな ...
夜の杜の有る一段の
頼りげないあたり痼がある。
私恨だろうとしらをきる。
スーパースターの極秘に
どさくさ銀貨を投げる、
遠隔操作上の部屋と考える膨らみ、
そう合っていると冷静なくちぶり。 ...
予測が大外れ
どうやらあなたは推し量れぬ
合わせ方が違うのか
モデル自体がダメなのか
ゴールが動き続けているのか
さよならも告げず
私の方程式に適した人の元へ
いけたらいいのに。 ...
桜が咲く暖かくなった日に
望みが一つ消えかけた春の季節
昔より強くなっているかな
明日を歩む一歩の足跡
流れている音楽は
昔聞いていたものと違って
優しいメロディーに代わっている
心 ...
○「失ってしまった顔」
散歩している犬は
どうしてあんなに
幸せな顔をしているんだろう
寝ころがっている猫は
どうしてあんなに
幸せな顔をしているんだろう
私たちが失ってしまった顔かもし ...
睡眠負債があるのだから
睡眠貯金もできると思う
でも寝だめはできないし
寝すぎは体の調子が悪い
夜はあと10分
起きていたいのに
朝はあと10分
寝ていたいワタシ
夢への利息は ...
一日の襞をなぞるように日は翳り、あわただしく光は綴じられていく。
万遍のないあからさまな炎天の午後、しらけきった息、それらが瞬時に夜の物音にくるまれる。光のない世界のなかで、何かを照らすあか ...
底冷えの日が続いている
夜明け前の除雪車の轟音に目覚め、ドアを開ける
階段のコンクリートの端をなぞるように雪を掻き落とし
人力除雪が始まる
ずっともうこんなことをやっている
固い空気が微動す ...
幻の虹をみた夜、
好きすぎた昔を求めた
ほろ酔いの君の瞳は
幻の虹をみた夜、
叶わないよこしまな夢を
叶えたいとだれに祈ればいいのか
それさえも忘れてしまったという
びし ...
クリムゾンて
クリーム色じゃないんだ
赤なんだよ
紅色とは違う
また別の濃い色なんだ
濃いんだけれど
明るいんだ
ブライトなんだよ
それでもって青も少し入ってるんだ
カレーの隠し味に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
みずのいろ
あらい
自由詩
0
22/4/4 19:04
自然
夏川ゆう
短歌
1
22/4/4 18:17
詩の日めくり 二〇一九年十三月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
22/4/4 16:02
ロシアの世界一の魔法使い
st
自由詩
1
22/4/4 10:44
ユーウツな人
足立らどみ
短歌
2
22/4/4 6:46
寝かしつけのメロディ
万願寺
自由詩
1
22/4/4 2:28
病熱
凪目
自由詩
1
22/4/4 1:03
やがて重なる
万願寺
自由詩
1
22/4/3 21:52
訪問地の風景
番田
自由詩
0
22/4/3 20:36
雨降る夜に
ひだかたけし
自由詩
2
22/4/3 20:25
クライテリア殉教
あらい
自由詩
0
22/4/3 18:25
るる・りり・らら
soft_m...
自由詩
1
22/4/3 15:19
出入口デイリー
足立らどみ
短歌
2
22/4/3 12:49
アルカイック・モノローグ
ただのみきや
自由詩
2*
22/4/3 12:41
猫脚
やまうちあつ...
自由詩
2
22/4/3 12:11
LEFT ALONE
板谷みきょう
自由詩
1*
22/4/3 10:34
とりあえず猫のご飯
マークアーモ...
自由詩
4
22/4/3 10:17
独り言4.3
zenyam...
自由詩
0*
22/4/3 6:18
ミ一ムード(31611)または、ミーム(316)/みとら
足立らどみ
短歌
2
22/4/2 21:42
nowhere
ひだかたけし
自由詩
3*
22/4/2 18:42
春
津煙保存
自由詩
2*
22/4/2 18:32
仕事着の男。
あらい
自由詩
1
22/4/2 17:55
残差分析
短角牛
自由詩
0
22/4/2 16:55
桜が咲く、ある景色
鷲田
自由詩
0
22/4/2 15:52
独り言4月2日
zenyam...
自由詩
0*
22/4/2 15:11
睡眠貯金
イオン
自由詩
0*
22/4/2 15:07
夜
山人
自由詩
4*
22/4/2 3:08
労働
〃
自由詩
1*
22/4/2 3:02
嘘をついてもいい夜
秋葉竹
自由詩
0
22/4/2 0:16
クリムゾン
坂本瞳子
自由詩
0*
22/4/1 20:13
517
518
519
520
521
522
523
524
525
526
527
528
529
530
531
532
533
534
535
536
537
538
539
540
541
542
543
544
545
546
547
548
549
550
551
552
553
554
555
556
557
加筆訂正:
アルカイック・モノローグ
/
ただのみきや
[22/4/3 16:39]
修正
ミ一ムード(31611)または、ミーム(316)/みとら
/
足立らどみ
[22/4/3 11:32]
タイトル訂正。
ミ一ムード(31611)または、ミーム(316)/みとら
/
足立らどみ
[22/4/3 11:31]
タイトル訂正。
ミ一ムード(31611)または、ミーム(316)/みとら
/
足立らどみ
[22/4/3 11:28]
タイトル訂正。
3.66sec.