わかるよ、わかりたくない、わからない が
層になった
手垢まみれの反射、その向こうに
戸もなく
枠も取っ手も
砂に還った それが
雲間から射すところを見つけた
開いている
いつも ずっ ...
知り合って長いけれどもそういえばあなたの生身を見たことがない
「死」はつまり「更新停止」ということか そう言い切っていいのだろうか
{引用=土に還らず}
木洩れ日のゆりかごに
干乾びた夢ひとつ
蟻に運ばれることもなく
ペン先でつついても
カサコソ鳴るだけの
蝉よりも見劣りする
透けた単純構造から
ふと零れる輝き ...
目的地に辿り着けない
イメージと現実が繋がらない
鉛のような肉身引き釣り
見知らぬ街を只さ迷い歩く
空は灰色、大気は冷え冷え
行き交う車の騒音が
林立するビル群に鋭く反響して
( ...
あなたは冷たい水に手を浸して、至高の果実はきっと血の混じった奇妙な味がするでしょう、わたしの心は茨の蔓で情け容赦なくくるまれて、わずかな動作で果てしなく食い込む痛みで朦朧とするでしょう、時はもはや ...
桜の花びら瞳に浮かべ
透き通る君の髪の毛が
僕の世界で絡み付いた
触れてみたい
揺れていたい
風のせいにはするもんか
未来と背中に
同じ匂いを漂わせた
春の廊下ですれ違う人
...
有名な商店街は活気ある学生たちに人気のワッフル
忘年会新年会と繋がって飲み過ぎるなと上司が叫ぶ
試験日は何故か天気が悪くなる不安心配渦巻く心
宇宙から降り注がれる高波動生命体に向けら ...
二〇一七年六月一日 「擬態」
ジョー・ホールドマンの『さらば ふるさとの惑星』ちょっと読んだ。ちょっと読んでも、ヴォクトの2冊の本よりはよいことがわかる。ヴォクト、非Aシリーズが傑作だった ...
古い文庫本の背表紙に
張り付いて煎餅になった蚊の
周りに描かれた茶色い地図は
それを読んだ誰かの血
まだ賑やかだったころ
白い箱を置いてアコーディオンを弾いていた
片脚のない白 ...
○「コロナ不安」
テレビでコロナ感染情報ばかり見ていると
不安ばかりが増幅してくる
ここまで来たら
なるようにしかならない
と腹をくくるしかない
○「死者」
死者は生きている
また ...
今年の正月に
「今年は俺たちは大厄だぞ!今年生き延びたらしばらく大丈夫だそうだ!これから俺たちは生き比べだぞ!」
と電話してきた親しい同級生が
突然脳出血で倒れた
右手右足と言語に重い後遺症が ...
逃げる事
退く事も
普通事
まず生き延びろ
まず生き延びろ
...
とっくにいない子のとしをかぞえる 母の夏 蒸す子も蒸す芽のゆげを嗅ぎ あさがたの星のようなこめを噛み 麻と稲は波のように朝つゆに濡れひかり おやゆびでおさえたこめかみから蒸すひめの結びめがほどけるよう ...
日本人の遺伝子は
皆同じと思っていたら
つい最近
ヒトゲノムが解読されて
わかったことの一つは
どの人も
99.9%は同じDNA配列を持ってはいるが
残り0.1%は異なっていると ...
あんなに渇望し翌週は机の下
そんな道具あったなら隠遁しなかった
時計多く持ちまた約束守れず
勝手にそれでいゝと決めるな
謂れのない言葉死ぬまで呪い続ける
雑踏で
肩書きのない男の影が消えた
彼は手で狐を作って
横断歩道の真ん中
子どもだった自分と遊んでいた
遮断器
警告色の長い飴が灼熱で溶け
目の奥までねとつかせる
肩という肩は不吉な汗 ...
バランスがバラバラになり薔薇になる
目を瞑るようにカーテンをしめる空
自分では分からない自らのこと
言葉の裏側に眠る虫の声
湖から起き上がって、ぼくは
茨道をつたい 家へ戻る
ずぶ濡れを日に干し
風通しをよくする
微睡めばどこからか 歌が聞こえる
あのとき一緒に聴いた
貝殻の奥の
ぼくが同じ音で応えると
ミ ...
身体よ 私はお前の体温を操る力もなくここにいる
こんなことも出来ない自分が
こんなことが何なのか
解る筈もなく
受け入れられない自分が
受け入れる隙間もない今
抱えられる筈もなく
不満を抱えた心 ...
金持ちだろうが
クソ貧乏人だろうが
有名人だろうが
ホームレスだろうが
派遣社員だろうが
美人だろうが
ブスだろうが
天才だろうが
馬鹿だろうが
善人だろうが
極悪人だろうが
自 ...
今日が明日になると
昨日になる
明日は今日になってしまうのさ
当たり前の事が当たり前に思えなくなると
面白くなるんだよ
当たり前に笑っちゃおうよ
天罰とは思わない
しかし古代人は災難があれば
神の怒りと見る向きもあった
現代人ももう少し信心深くなってもいいように思う
しかしこうは思う
僕の体が痛んでいたからだ
僕の代わり ...
貴女の密林
俺の密林
密林から受ける刺激
隠れてるから密林
何も見えないから
密林
汗もかくから
密林
雨風は吹かない
密林
人によっては
誰とでも
楽しめる
密 ...
マスクをしても感染し
手洗いしても感染し
部屋の中
あちこち殺菌
換気をしても感染し
人混みをさけても感染する
副反応に苦しみながら
ワクチンを2回接種しても感染し
と ...
存在の軽さ較べ瞼なお重くなる
爆竹でアリの巣拡張工事
たゞならぬ角度で本開く
どこまで似る似たもの同士
春の緩みのせいにしておこう
夏の夕暮れに躓いた
石ころがあったわけじゃない
何もないからこそ躓いた
すぐに起き上がったが
膝を痛めた
夕焼けが眩しかったの ...
ちいさな蕎麦屋の片隅で
夏の忘れ物が色褪せていく
ときには本を片手に行儀悪く
あるいは昼間から日本酒を肴に
天ざるふたつを頼みながら
...
さめざめと排泄する人々
礼拝堂に
朝な夕なたなびく喘ぎ 歯ぎしり
名前を囲んで
名前を吐きかける
円 蠕動して堂々巡る、粘性の羽ばたき
その内で
いれかわりたちかわり おなじ顔が潰れては ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
禁良区
凪目
自由詩
2
21/8/24 0:23
_
いる
短歌
1
21/8/23 23:35
〃
〃
短歌
0
21/8/23 23:33
化生の夏
ただのみきや
自由詩
4*
21/8/23 22:44
彷徨
ひだかたけし
自由詩
4
21/8/23 22:32
いつか声をあげるときに
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
21/8/23 21:11
淡想
ミナト 螢
自由詩
2
21/8/23 19:47
ワッフル
夏川ゆう
短歌
2
21/8/23 19:24
詩の日めくり 二〇一七年六月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
11*
21/8/23 17:54
アーケード
藤原絵理子
自由詩
2*
21/8/23 17:46
独り言8.23
ホカチャン
自由詩
2*
21/8/23 15:42
孤独
〃
自由詩
1*
21/8/23 15:10
月の美しい夜
TAT
短歌
0
21/8/23 14:52
母の夏
末下りょう
自由詩
2*
21/8/23 13:30
コロナで重症化する人の遺伝子とは
st
自由詩
4
21/8/23 3:09
自由律俳句「食べられる退屈」(84)
遊羽
俳句
1
21/8/23 1:40
哀悼
凪目
自由詩
0
21/8/23 0:03
ばらばらの言葉
水宮うみ
川柳
4*
21/8/22 15:01
お伽の報い
凪目
自由詩
1
21/8/22 0:17
_
いる
短歌
0
21/8/21 23:53
不満醸造
佐白光
自由詩
1*
21/8/21 23:04
平等爆弾
花形新次
自由詩
1
21/8/21 22:14
明日がくる
こたきひろし
自由詩
3
21/8/21 11:26
幸せな思考
りゅうさん
自由詩
1
21/8/21 11:20
密林
こたきひろし
自由詩
2
21/8/21 9:30
コロナウイルスと太古の記憶
st
自由詩
1
21/8/21 7:12
自由律俳句「食べられる退屈」(83)
遊羽
俳句
0
21/8/21 1:20
夕暮れに躓く
石田とわ
自由詩
5*
21/8/21 0:40
夏の曲がり角
〃
自由詩
4
21/8/21 0:23
不燃
凪目
自由詩
0
21/8/21 0:17
513
514
515
516
517
518
519
520
521
522
523
524
525
526
527
528
529
530
531
532
533
534
535
536
537
538
539
540
541
542
543
544
545
546
547
548
549
550
551
552
553
4.23sec.