紅い薔薇神経質そうに咲く
暗闇でイガを踏む
一歩踏み入れ異臭
何かゞ起こる前二つ三つとくしゃみ
素手で持てない物を持たされ
優柔不断をバランス感覚だと誤魔化しているだろう?
綱渡りに憧れてはいるが
綱の張り方を知らないだろう?
綱さえうまく張れればそう落ちることはないんだよ
500ワットの電子レンジがキッチンで ...
擦れ合うふたつの金属のような
疫病の女の叫び声が
複雑に入り組んだ路地で反響を繰り返し
縺れ合っては消えていく雨交じりの夜明け前
悪夢から滑落した俺は
自分がまだ生きているのか確かめてい ...
今まで見たことのない世界って
今まで誰も見たことない筈なのに
さもありなんと言う世界を演出して
テレビや映画や本に
よく出て来るよね
それ絶対おかしいだろ
誰も見たことないんだった ...
大雨が滝のように降り続いている
人間の世界に自然があるのではない
自然の中に人間の世界があるのだ
人間も自然の一部に過ぎないのだ
勘違いしてはいけない
人間がどんなに科学を発達させても
自 ...
もの忘れならまだいいが
認知症になれば大変だ!
もの忘れの自覚のあるのうちは
加齢などによるもの忘れだが
認知症になるとその自覚がなくなる
また、探し物を自分で見つけようと努力するうちは
...
暗い風が吹いた
濃くあかるい夏空の下を
暗い風が吹いた
暗い風が吹いてもなお
夏空は濃くあかるく
白くかがやく雲を湧き立たせた
蝉たちは鳴き 鳴きやめ また鳴き
鬼百合 向日葵 百日 ...
このコロナ禍の中で
現実からは目を反らし
こんな風に作品投稿していることに
疑問に思わない
感覚のズレ
って何なんだろう
詩人特有の症状なのかな
アハ
アハ
アハハハハ
笑 ...
頭から夜をかぶる
花の枯れる匂いと音、種の割れる、うっとうしげな身じろぎ、あくび
のびては千切れる翅
近づいては崩れる影
もう食べてしまった
それからまた食べる
際限なく伸びる、縮む
音 ...
この身体しか知らないし引っ越しもできないという不自由がある
尻が
がくがく
叫んでいる
一本のボールペンがあれば
「愛してる」と書ける
一本のボールペンがあれば
「ありがとう」と書ける
一本のボールペンがあれば
「あたし幸せ」と書ける
一本のボールペンがあれば
「あたし苦し ...
あの時確かに
私の生きる理由は
あなただった
あなたがいること
あなたの横顔を見ること
それだけが
生き甲斐だった
あなたが
どこでどうしているか
分からない今でも
あなた ...
{引用=夕涼み}
薄暗がりがそっと首を絞め
あなたは鬼灯を見た
決して強くはない抱擁で
皮膚一枚を越えられず
互いの頬に帰依するように
自分の愛と思える部位を自分で弄って
記憶に補正され ...
夜明けに立つけだものが
空を掴んでは離している
虹の足音
虹の足音
月は森に居て
径は光に流され
まぶたは眠り
さらに 昇る
何もない昼の空
...
鶴見川に沿った道を
ゲリラ豪雨の中
自称詩人が「わーっ!」と
叫びながら駆け抜けて行く
八月の狂詩曲の婆さんのように
しかし追いかけて来る家族はいない
家族それぞれは
自称詩人が溢れ ...
近所のアパートの前の路肩に
路上駐車する軽自動車
アニメのキャラクターが
ラッピングされており
「働いたら負け」と
セリフが添えられていた
そうか
今は「働らいたら負け」なのか
昔 ...
みんな、みんな
あつまぁれ
こころの、なかに
あつまぁれ
こころ、ころころ
わすれたかい
それは、こなたの
むねのなか
いつも、ちき ...
深い意味もなく
女性に既婚か未婚か尋ねてはいけません
深い意味もなく
女性に年齢尋ねるのも問題ですね
深い意味もなく
女性の容姿や着ているものについて
感想や意見述べてはいけません ...
未成年だった頃はよく絶望したものだ
絶望も何度も繰り返すと飽きてくる
希望の光が欲しくなるものだ
そこで書店で夢と希望に充ちた本を買ってみた
買ったけれど
ふたたび絶望が襲って来たの ...
なんとさびしいのだろう
どこまでも青く透き通る
夏の空を見上げ
忘却の罪を知ったのは
いつ ...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
身体があって性とかいうものがまだある世界と知ってはいるが
城の広場の片隅で
なすすべもなくヴァイオリンを弾いている
餌をくれるんじゃないかと
鳩だけが集まってくる
老人は長年勤めた役所から自由になった
巨大な甲虫は目立たぬよう息を潜めて
...
かえらぬ人々の
かつてかえっていった道を
あるく
うらぶれた街のシャッターには
等高線のかげがかかる
どこよりも遠い落日にてらされて
石室めいて閉ざされた家々の
木立のな ...
水源と柔らかなことばにめぐりあう
船の舵取りは水辺の花を想いながら
いくつになってもできないものはできない
今更のようにはぐらかして過ごそうか
永くゆっくりと関わってゆく事は大切だし
...
水の夢を観た
水を呑む夢でなく、
水にまつわる夢でなく
水、そのものの夢
個体が液体になったのか
自我が消失したものか
ぼくにはわからない
その夢のなかでは
光 ...
打ち上げ花火を
少し離れた場所から見る
人混みの中にいるより
気にせず落ち着いて
一瞬の輝きに意識を向けられる
大きな音を鳴らして
隠れていた魅力が花開く
一瞬の輝きのために ...
通学の電車から見る空の青み 妥協世界のSKOOL DAYS
他ならぬAはZに憧れて春の夕方の風に吹かれる
吃り気味の少年が授業中夢に見る専制君主的シニフィアン
少年が二次関数を学んで ...
大雨が降り続いている
また裏の崖が崩れないか心配だ
川の氾濫に山崩れ
どこで起きてもおかしくない
今年のお盆は
どういう因果が
コロナ感染爆発と大雨に
苦しめられている
二つとも制御不 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自由律俳句「食べられる退屈」(78)
遊羽
俳句
1
21/8/15 23:25
潮の満ちる波打ち際で
ゼッケン
自由詩
1
21/8/15 23:21
火炙りの朝
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
21/8/15 21:36
今まで見たことのない世界
こたきひろし
自由詩
2
21/8/15 19:16
自然災害
ホカチャン
自由詩
1*
21/8/15 12:04
もの忘れと認知症
〃
自由詩
0
21/8/15 11:52
暗い風
塔野夏子
自由詩
8*
21/8/15 11:09
コロナ禍の中で
こたきひろし
自由詩
3
21/8/15 10:25
からさわぐ煙
凪目
自由詩
6
21/8/15 1:06
_
いる
短歌
1
21/8/14 23:50
I, m caming...!!
草野大悟2
自由詩
1
21/8/14 21:38
一本のボールペンがあれば
ホカチャン
自由詩
0
21/8/14 20:41
美しい横顔
花形新次
自由詩
2
21/8/14 19:10
跋扈ちゃん
ただのみきや
自由詩
5*
21/8/14 15:51
左目 この世の果て
木立 悟
自由詩
9
21/8/14 10:27
夏の自称詩人
花形新次
自由詩
2
21/8/14 10:07
働いたら負け
イオン
自由詩
2*
21/8/14 10:04
あつまぁれ!
令和9年
自由詩
0
21/8/14 10:02
深い意味もなく
こたきひろし
自由詩
2
21/8/14 7:32
ミステリーとサスペンション
〃
自由詩
2
21/8/14 7:10
忘却の永遠
石田とわ
自由詩
3*
21/8/14 3:08
〈根源悪〉の原体験(改訂6)
ひだかたけし
自由詩
4
21/8/14 1:36
_
いる
短歌
0
21/8/13 23:11
プラハ
藤原絵理子
自由詩
4*
21/8/13 21:28
楕円のエッチング
新染因循
自由詩
9*
21/8/13 20:46
柔らかな疎外
梅昆布茶
自由詩
18+
21/8/13 19:49
水
中田満帆
自由詩
5
21/8/13 18:56
一瞬の輝き
夏川ゆう
自由詩
4
21/8/13 18:01
SKOOL DAYS
山犬切
短歌
1
21/8/13 11:54
コロナ下
ホカチャン
自由詩
1*
21/8/13 10:56
516
517
518
519
520
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540
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548
549
550
551
552
553
554
555
556
加筆訂正:
跋扈ちゃん
/
ただのみきや
[21/8/14 18:12]
誤字脱字他修正
3.89sec.