他愛無い話をして笑い合った
そこが病室であることを忘れてくつろいだ
しかし血色の無い唇は落ち切った砂時計のようだった
帰る時
私の頭から爪先まで目に焼きつけようとする瞳が潤んで光っていた
...
お星さまにとどかない
きらきらひかっているのに不思議
ずっとながめているうち空になってしまった
朝はまだ水がまぶしかった
おなかの模様でちくちく逆だつ毛
たまには吸ってるって知っていて
...
ゆっくりゆったり朝を歩くと
雲間に太陽が顔見せ輝き始め、
吹き寄せる風に揺れ動き照り映える緑の群れ
明るむ色光の濃淡 歩き進む私を包み込み
流砂の如く染み流れ沈み込む頭の思考 、
足の意 ...
街も山も渓もみな
雷雨に包まれ
水の中
通勤電車もみな
雨の中
※
雨だから
何をするのも面倒で
今夜はレトルトカレー
しょうがない ...
何事も
一概には言えない。
嫌いだけれども
好きな部分もある
とかね
・
青い
草の
呼吸音の
静かさに
ふるえるこころ
・
すれちがう
こころ
と
ここ ...
詩、
て、なにさ
自称詩人、
て、なにさ
他称詩人、
て、なにさ
想い、
て、なにさ
テク、
て、なにさ
伝えたい、
て、だれにさ
夜のう ...
ゴロゴロしてテレビを見ていたら
窓際で蝉が鳴きだして
テレビの音が掻き消された
でも腹が立たない
僕は何とか無事に辿り着いた週末だ
蝉も何年もかけて辿り着いた終末だ
お互いをたたえ合お ...
大事な
悲しみを
縁取る
ありがとうと
宙をつらぬく視線
腰は骨を再生でもしない限り良くはならない。だが、ここのところストレッチなどで腰痛はほぼ無い状態と言える。つまり、私は連日勤務で森に分け入っている。山林の灌木や小径木を刈り払っていく除伐と呼ばれる作業 ...
ぼくたちはみずうみを避けた
透明なびーどろのような愛を
くちうつしするとき
手首からはがれ落ちるかさぶた、ぼくのなみだに溶ける平仮名、ふれることなく過ぎる雨雲、日々、
ぼくの肺をひろげる羽 ...
おぼろおぼろと
鳴くウサギ
月下
屹立する駿馬
蝉が泣き止む秋の空
台風一過の青空を
ひとひら蝶々が舞い踊る
つまり蜻蛉は宙を舞い
つまり蝶々は心を潤す
...
夜更け
あなたは名前になる
わたしは耳を澄ましている
身体に触れるように
呼んでみる
息だけが漏れていく
言葉は庭に埋めた
どこに埋めたのかわからなくなって
その庭も無くなって ...
ライトゴロを後逸した野球部員のその後
花火大会の最後の1分
河川敷にたくさんの人が集まり歓声をあげる
ワワワワワワワワ
足の爪にマニキュアを塗った浴衣の女
川ぞいに建てられた特別養護老人ホー ...
ネアンデルタールは愛を知っていた
葬列を組み
亡き人に花束を捧げ
そして葬った
クロマニヨンとも愛し合い
子孫を残した
それは考古人類学でも証明されている
すがたかたちは違うけれど
彼 ...
伝えたい想いがあるから描くのです
届けたい想いがあるから描くのです
この想いが、この世界のどこかの片隅に
たったひとり たったひとりの誰かに
拾い上げてほしいから描くのです
...
帰り道でも
ない道を
通ってアパートに辿り着くと、飼い主のない
猫に好かれて。君の声も、君の顔も思い出せ
ないのに、君の匂いなんて思い出したはずも
ない、あの夜に似てい ...
誰かの作った世界で
見ざる言わざる聞かざる
飼い慣らされて
俯いて取りこぼした夢
言われるままに行進する
息を殺したまま
三猿たちの断末魔の足音
かつて某猿が摘んだ花だけが
上を向 ...
捻れながら転がり落ち、原形を留めぬほどになった今日の自我を、洗面台で沿った髭と一緒に水に流した、血が混じっていたのはカミソリのせいなのか、それとも何か他に原因があったのか?鏡で入念に調べてみたけれど傷 ...
雨打つアスファルト 水の溜まり
波紋の拡がり消え拡がり
一瞬、一瞬 無数輝き銀の色
虚しき永久の 永久の虚しき
連呼する歌声に地が応え
宙へ返し降り続ける雨
水の溜まり 雨打つアス ...
光の
深い
いつくしみに
影の私は
満たされる
・
銀河の先には
星々の
海光り
光の波音
歌っている
大病をした私は
人の心の痛みに敏感
に
なれたと思う
人の心は動く
だから励ましが必要なんだ
痛いのは君だけじゃないよ
私もそうだよ
必ず良くなる
希望を捨てずに
共にがんばろうよ
3
{ルビ緑青=ろくしょう}色のキリン
十年前の夢から覚め
家には誰もいない
──feɪn wʊd wi əˈweɪt ðə taɪm
僕の発音が{ルビ珪藻土=けいそうど}の壁にこだまし
...
夏の
残り火に
照らされて
じんじんじんわりとする
思い出
・
さようならは
言わないよ
またね だ
あなたの優しさを
忘れないよ ピース
○「早めの避難」
(年寄り)「八十、九十の足の不自由な年寄りが早めの避難が
できるわけないだろう!」
(市役所)「だからこそ早めの避難を呼びかけているわけです」
(年寄り)「あんたた ...
死ぬ
グッドバイ
それは太宰治だ
いろいろ……
ありがとうって続けたそうだった
そしてありがとうと言えばお別れになりそうで
いろいろ、何?
とさえぎって
けれど終わりに ...
右手を背中に廻し
左手をお尻に添える
髪は乱れていて
ちょうど良い
形の
柔らかさの
温もりの
自由に
絡まる舌や
いくつかの部位
思わずにはいられない
アフリカ西海岸と
...
自分について多くを語ることは、自分を隠す一つの手段でもありうる。
(ニーチェ『善悪の彼岸』竹山道雄訳)
人は、気のきいたことをいおうとすると、なんとな ...
お客さん、焼きましょうか?
それとも煮ましょうか?
、そのままで
夢を食べる人がいる
お腹がふくらんでいつも放屁ばかりしてる
愛を食べる人もいる
少し物足りないので自分を傷つけ ...
夕方に米一合の飯を炊き
三食分に分けてラップで包み冷凍する
基本は納豆玉子かけご飯
キュウリの浅漬け
ご飯のお供を数種
コンビーフやウインナーを齧り
3分間の食事は終わる
冷蔵庫の冷凍室 ...
ボクのほうはと言えば
「許す」ことの意味もわからず
夜のこの街で「むかし」を追いつづけている
だから忘れそうなくらいむかしの
からだ中に鳴り響いた
青い瞳のロッククイー ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
最期の眼差し
海
自由詩
6
24/8/31 19:18
ありじごく
soft_m...
自由詩
5
24/8/31 18:23
今日という一日の始動に
ひだかたけし
自由詩
5*
24/8/31 18:12
五行歌 雨
レタス
自由詩
4*
24/8/31 18:07
※五行歌 六首「ありがとう かけがえのない あなたのこころ」
こしごえ
自由詩
5*
24/8/31 16:32
真実のうた
秋葉竹
自由詩
2
24/8/31 15:29
蝉の抜け殻
イオン
自由詩
6*
24/8/31 12:18
※五行歌「大事な 悲しみを 縁取る」
こしごえ
自由詩
3*
24/8/31 11:16
それでも私は山に向かう
山人
散文(批評...
5*
24/8/31 9:31
刃
完備 ver...
自由詩
0
24/8/31 9:07
平和のうた
秋葉竹
自由詩
1
24/8/31 7:23
夜更け
たもつ
自由詩
5
24/8/31 5:22
花火大会の最後の1分
松岡宮
自由詩
7
24/8/31 1:27
人種を超えて
レタス
自由詩
6*
24/8/30 22:39
ギブ & テイク
涙(ルイ)
自由詩
3
24/8/30 21:43
あの夜も
AB(なかほ...
自由詩
5
24/8/30 19:13
三猿の行進
海
自由詩
8*
24/8/30 18:47
いつのまにか滲んだ血でさえ流したあとには忘れている
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
24/8/30 18:05
歌の眼差し
ひだかたけし
自由詩
4
24/8/30 17:55
※五行歌 二首「銀河の先には 星々の 海光り」
こしごえ
自由詩
5*
24/8/30 16:14
に
渡辺亘
自由詩
2
24/8/30 16:04
緑青色のキリン
森 真察人
自由詩
0
24/8/30 13:57
※五行歌 二首「ピース」
こしごえ
自由詩
7*
24/8/30 11:07
独り言8.30
ホカチャン
自由詩
3*
24/8/30 9:32
まだこれからも
りゅうさん
自由詩
4*
24/8/30 5:32
おしり
rabbit...
自由詩
4
24/8/30 1:50
聖なる館─A Porno Theater Frequente ...
田中宏輔
自由詩
12*
24/8/29 23:21
詩を食う人
アラガイs
自由詩
11+*
24/8/29 23:05
食卓
レタス
自由詩
8*
24/8/29 22:08
ロックンロールが鳴り止まない
秋葉竹
自由詩
1
24/8/29 21:03
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
加筆訂正:
目撃証言
/
涙(ルイ)
[24/8/30 14:18]
タイトル、変更しました
目撃証言
/
涙(ルイ)
[24/8/30 14:17]
タイトル、変更しました
0.34sec.