子供の頃 蛇を殺した
公園のグラウンドを引きずり回す
棒で何度も叩き 
ぐったりした体を掴む

尻尾を持って鞭のようにコンクリートに叩き付けた
蛇の丸い目は何処を見ているのか

手を止 ...
一人はさびしくもあり、バーカウン
ターの隅で一人飲むと
よりさびしくもある 心のふくらみ
はある 小さいふくらみ、期待と呼ぶ
には大袈裟なそれ、ふくらんでいる
と同時にしぼんでいる しぼんだ ...
目は私の方が大きいから私のような目になるといいわ
頭は僕の方がいいから僕みたいに賢い子になるといいな
そんな会話から
産まれてしまった僕

誰も注文なんて聞いてはくれなかったの?

突然 ...
たまねぎを切るときは
目にしみてしょうがないけど
ちょっとガスコンロを点火してやるだけで
涙が出にくくなるように


ふきんを使っても 輪ゴムを巻いても
固くて開けられない瓶のふたが
...
僕達はどうなる

火がその焼く力を失う 
時がくるのを知っているか
電気も刃物の刃も
鋭い死の力を失なう時を
僕達は御使いのようになる
そしてもう決して死なない
優劣の差はなくなる
...
冬寒し缶コーヒーを握り締め

皮を剥く母親の手は蜜柑色

背伸びする白鳥見ては真似をする
ほかの季節は
去っていくときも

思い出しか残さないけど

秋は
たくさんのものを
贈ってくれる

ありがと
そして
永遠のさよなら

また秋は巡りきても
この秋には
も ...
 あぶない!そう思ったときにはもう突き飛ばされていて、コワレていた、かしゃん。音がして、包み中のわたしが、コワレ、ていた。コワレたのでみるみる中からわたしが漏れ出し、包 ... 三輪車は行く
何も知らないまま
道が道であることも
わからないまま
どこまでも
たどり着く場所があることを
想像さえ出来ないまま
ただひたすら行く
なにごともおそれず
やがて神に出 ...
挨拶するわけでもなく
さよならを言うわけでもない
この世界にはありえなくて
その世界にはありえた
幻想の高原のどこか
僕らはつじつまの合わない
黄色いポストに
手紙を出しに行く
過ぎ去 ...
夢を観ていた
広い空の下で
あなたと二人
幸せな香りが二人を包む

なのに
花を手にしたその瞬間
私は今に目覚めるの
蛍光灯の光をまとって
汚れを隠し
微笑み続け
私はここにいる ...
私はもう此処にいたくないのに
苦しいから逃げ出したいのに
私を繋ぐ鎖はそれを許さない
でも私は繋がっていることに安心している
鎖が切れるのは悲しいことだから
それでも私は逃げ出したい
廻る ...
いきおいを増し
加速し続ける時間(とき)に

取り残されてしまった
そんな君へ

「幸せの価値観なんてものは
誰が評価できるもんじゃないんだよ」

なんて言ってみたら
...
短くなった煙草を
あらいかべに擦りつけて消す

先っぽの火種は地面に落ちて
必死に輝く

まだ終わりじゃない
そう自分に言い聞かせて

最後の少しの命を光に変えて
自分を奮い立たせ ...
冬の初めの匂いが好きで
朝早くから窓を開ける。
濡れたアスファルトは
夏のそれみたいに指で後がつくほど柔らかくある筈もなくて


ねえ、今沈んだような気がする
そういって
夏のアスファ ...
西暦の未来分だけ過呼吸になるというなら(青い背中は、)


「ぼくという、きみというのも青までね」イヤフォン越しにゆらぐ終着


平坦な青にまみれる朝を見たあなたの声にふれてはさめる
...
真っ白な

雲の向こうに見えた君の笑顔は

いつの間にかぼんやりとぼやけていく

夢の向こうの向こう側

机の上に突っ伏して

開いた教科書の中にいる

ふてぶてしい男の顔には ...
まただ。―別れ際の挨拶に、
握手をするもんじゃない。
居心地のいい部屋を出て行く時と同じ。
ドアノブから手を離せなくなる。そして、
僅かながらにあいた扉の隙間をすり抜け、
部屋の中へと鼠がか ...
さようなら

この世を去るには完結過ぎる言葉か

あいさつでもあるこの言葉を永遠の別れのときにも使えてしまう

使い古された、使い古されてもなお新鮮な

この言葉は、私の旅立ちの言葉で ...
星の輝きを見ながら


…故郷を出て三年

都会で暮らす私

汚れた手と心

破れた約束と地図

消えた友と愛

色んなものが私に触れ
そして…別れも言わず去っていった
...
私が私を感じなければ
ここには誰がいることになるのか
体内には一人分の意志しかない
自分で自分に触れるとき
誰かの手が触れるときのように
鼓動が跳ねることは無い

手が叩く音は
壁を越 ...
ニュージーランドに旅立つという女に、
友人は読みかけの本を渡した。背表紙の裏に、
その日の日付を書き込んだ。そしてぼくらは
傘をさしていたっけ。雨があがった後は、
マンホールの蓋をつついて歩い ...
ドロにまみれたい夜がある








トカゲの尻尾のように断続的でない




何か
孫に殺されたジイサンたちは
地獄でどうしてるんでしょうね

知らないおじさんに殺された少女たちも
地獄でどうやってるんでしょう
バイトでもやってるんだろうか

おれが大声出したから十トン ...
 ああ もう
 一日中だって眺めていてえよ
 かわいて固まっちまった顔料みたいなあいつら
 初めは 水のようだったのになあ
 ごまかし にせがおづくりに躍起になって
 おれはかな ...
音階のパズル嵌め込んで
組み込まれたプログラム
どこかで間違えたのかな
生じる不協和音
独りで強がって作った曲は
不自然な山なりを描いて
雑踏にかき消された
ねぇ思い出を奏でるのは音のパズルみたいだね ...
二時間の残業があったけれど
あっという間に仕事が終った
電車の手すりにつかまりながら
早く帰りたい
早く帰りたい
と、ずっと思っていた
帰り道のほうが長かった
このまま別の場所に
連れ ...
 
 
君の産まれたその訳を
探す旅がこの人生と
果たして誰が言ったのだろう
 
黄色い砂場で
硝子片を散りばめた
掌の嫉妬
 
欲深い"愛してる"
メランコ ...
都会と文化
自分と恐怖
肉体からの忘却
錆びついた魂
這いつくばる
青空
ただ深呼吸
ただ深呼吸
空しく
悲しいけど
実力は
ただ深呼吸
時代が変わろうと
君を追い続ける
...
夕暮れが泣いているのだろう

高台から見渡す街の灯が
救いが無いほど光って見える
大勢のひとりが積み重なって作られた明かりだ

しばらく茫然とそれを眺めた後で
僕はただ静かに下りていく
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
蛇殺し弥勒ちんげん...自由詩0+07/11/29 12:45
さて/////自由詩107/11/29 12:01
オーダーメイドユーヘッセ自由詩007/11/29 11:17
ぽたぽた焼き涙(ルイ)自由詩3+*07/11/29 10:51
僕達はどうなる生田 稔自由詩1+*07/11/29 9:01
白鳥夏川ゆう俳句107/11/29 8:57
プレゼント風音携帯写真+...3*07/11/29 8:56
「 コワレ。 」PULL.自由詩4*07/11/29 8:04
三輪車小川 葉自由詩307/11/29 3:05
日々自由詩1+07/11/29 2:58
Go to one's dreams.揚羽 欄符自由詩6*07/11/29 2:34
世界との絆海渡自由詩007/11/29 1:41
be happyれるむ自由詩207/11/29 1:38
ここで燃えた軌跡テルテル坊主自由詩007/11/29 0:49
かじかむ雨女自由詩407/11/29 0:45
ブルー・キュラソーyuri.短歌9*07/11/29 0:39
放課後yoshi自由詩107/11/29 0:28
[:hornプテラノドン自由詩1*07/11/29 0:13
さようなら斉木のりと自由詩207/11/29 0:13
追憶中原紗稀自由詩107/11/28 23:58
君想うゆえに君あり木屋 亞万自由詩0*07/11/28 23:55
さっき出会ったばかりだというのに、でも、今日がその日プテラノドン自由詩2+*07/11/28 23:49
ある よるエチカ自由詩2*07/11/28 23:41
地獄A-29自由詩2*07/11/28 23:20
徒然 四鎖骨自由詩2*07/11/28 23:16
音階パズルひとみん携帯写真+...107/11/28 23:11
一日がおわるよ壺内モモ子自由詩1+07/11/28 23:01
裸足のわたしゆるこ自由詩307/11/28 22:28
深呼吸matu自由詩307/11/28 22:16
街明かり自由詩7*07/11/28 22:15

Home 戻る 最新へ 次へ
5207 5208 5209 5210 5211 5212 5213 5214 5215 5216 5217 5218 5219 5220 5221 5222 5223 5224 5225 5226 5227 5228 5229 5230 5231 5232 5233 5234 5235 5236 5237 5238 5239 5240 5241 5242 5243 5244 5245 5246 5247 
5.97sec.