ふわり
ほろりと



繋いだ手がほぐれてく




愛情も
憎悪も
変わりはないでしょう



肌の温度は
二人とも同じで
あまりにも心地良い ...
全部デタラメだったから
夜の濁流に呑まれていった
慌てふためいて流れ落ちる星を見た
消え失せた彼女の背中が白く浮かんでいた

誰かの手が加われば痕になる
だから誰も必要としなかっ ...
クリスマスに向けてラブソングが氾濫して

でもラブソングを聞いて思い出すのは

ツリーを飾ってある実家の居間から見た

黄昏れの深い緑

恋人と過ごすクリスマスに憧れた、いつも通りのク ...
夢の中ではいつも方向音痴
歩きなれた道なのに
なかなかたどり着けない
いろいろな障害を乗り越えて
長い長い道を歩く夢の中

巨大なヘビに追いかけられて
逃げ込んだ場所が
おばあちゃんち ...
資格というのは裸を晒す、他のお宅の感情を出すこと、
順調に平成に変わった、自虐的にインターフォンを押す、
ビニールハウスでワイドショーを見 て、
何から語るべきか。
あなたが殺したバブルはヒ ...
時間の狭間は裂けながら君を飲み込もうとしている、逃れる、逃れないじゃなく
それが運命というものだとしたら君はどうする?古い雑誌を読んでいた―忘れたものを取り戻そうとするみたいに
野良犬 ...
あの光 野の光

遠く続いてく 丘の緑

満月の夜に 話をした

色をとり色を読む

あの光 野の光

まだ覚めきらぬ 思い出

カーテンのゆらめき 慟哭

色は消えて色と ...
 
 
 
 あかるさはどこまでも横柄に白を敷く
 影は飄々とやってきて知らぬ間に返して黒くする
 律儀な神様は繰り返す
{ルビ 私たち= ・・・}は素直に受け入れて
 なにも疑わない
...
遠い遠い宇宙の空から
ひとりの女の子が
地球をのぞいておりました

「あら? あれは何かしら? なんだかとっても大きな草むらがあるわ!」
 
女の子といっても
髪は男の子のように短く  ...
みかんみかんみかんあ・な・た・の・み・か・ん!ほら口の中がすっぱくなった。


あははははははは自分の急所もそこだから刺せないんでしょ?えいっ!。


囚わ ...
何笑ってるの?

俺何か変か?

格好つけてるって?

良いじゃん

お前 俺じゃねぇんだし

何言ってもいいけどさ

俺にとっちゃ

お前ダセーぜ
誰かを救いたがってる自称詩人は

溺れかかっている誰かに

自らの手ではなく 詩を投げつけるので

いつだって誰も救えなくて

いつもいじけてばかりいる



自分のことしか書 ...
 自分の友人のことについて語るのは難しい。そこにはどうしても遠慮や照れくささといったものが介在しがちであるし、ましてや彼は僕がやっている「反射熱」という詩誌の同人でもあるので、下手すると仲間褒めといっ ... ゴダールの中で女が叫んだ

芸術とは フォルムを人間的にするものだ と。

生きた人間は、しばしば死んでいる
私はそこに存在していた
ただそれだけだ


あなたは 見ている


...
豊かさの中で
ぼくたちは泣いている

ほしいと思ったものが
いつでも手に入るから
いつでも捨ててしまう

持つべきものがなくとも
誰かが持ってきてくれる

便利さだけでは
豊かに ...
{画像=071202010012.jpg}
日曜日の昼下がりに
ぼくは窓に厚いカーテンを降ろす
日は高く空気は膨らんでいる
日光を部屋に入れてはいけない
厚いカーテンを降ろし
コカインを傾 ...
バス停に置かれた 
切り株に腰かけ 
川沿いの道の向こうにある 
斎場を眺める 

{ルビ一月=ひとつき}前に 
木魚の響くあの場所で 
遺影の額から微笑した 
老婆のからだはすでに溶 ...
私は祈っている

シナモンロールをフォークとナイフで食べることの違和感を覚えながら

私は気づいている

届くようにという願いの半分以上は届かない

私は祈っている

と ...
乱視の僕の世界
蝿のざわめく青空
蟻のうごめくアスファルト
猫の舌の様に泣いてみた

懺悔はトイレで吐くのがエチケットで
飛ぶ鳥が落ちるのを願うのが祈りで
神様は武装して何処へ?
子供 ...
何気なく「おはよう」なんて言わないで声が震えてオーバーリアクション

初デート肩を並べて歩いてもあなたの歩幅は速度オーバー

長電話疲れてるんならやめればとオーバーオールのあのこが唄う

...
 
 つまらないつまらない
 まとまらない 白みがかって
 結局
 なにもない
  つまらなければおもしろくすればいい
  なにもないなら作りだせばいい
 いつも湧く言葉を知って ...
 少しでもいいから綴っていこうと思う
 一日10分でもいい、一文でも
 誰に気兼ねするもことない ひとりあそび
 試している
 私の内臓を放ってみている
 楽である
 内臓 ...
棚の上を 覗く
踏み台をしつらえて 登る

確か 神棚があったように思う
古めかしい 品々が出てくるのか

その事は 成りゆきまかせ

棚の上を背伸びして
覗くのだ
手探りで

...
深い森のなか

長い長い
散歩をした

ただ
道を辿るだけで


あのひとに
そんな秘密があるなんて

知らなかった
深い深い秘密が

あのひとは
今日も笑顔だろう
...
指きり拳万針千本
誓いの重みは忘れ難い

指きり約束待っていた
けれどもあなたは忘れてる

指きり拳万やっときた
けれどもあなたはすまし顔

指きり約束覚えてる?
「忘れていた」は ...
あのね

そのね

きみのかたがね

すごくふるえてるのが

わかったから
わたし

あのとき
あなたがしんけんなんだってわかったからね

もういい加減なこと

してた ...
 
"やるか、
 
やらないか。"
 
すべては、
 
じぶんしだい。
 
俺は砂丘をぼんやりと眠りながら歩きながら
墓標を背負って歩いている

この足の下にある砂丘
砂の一粒一粒
これって一体何だろうな

とぼんやりと考えていたら
小さな紙切れが落ちていた
...
まっしろな四角い小部屋に
ひとり 丸くなって
 
 
ピンク色の魚たちに触れる
 
 
やわらかなユビサキで
そっと 溶けていく
ように
 
 
そこにある
確かに存在する
...
座席の前に立って
席が空くのを待つ人がいるように
このせかいも きっと、

(席の数が増えることは ないのでしょうか)
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
世間体ロリータ℃。自由詩407/12/2 1:36
「プラチナ」菊尾自由詩107/12/2 1:34
独り者には悲しい季節ですね。考え方次第だと言われても。短角牛自由詩207/12/2 1:16
夢の中ではいつも方向音痴壺内モモ子自由詩4+07/12/2 0:33
デブが書き込む境内を横切って青木やっちゃ...自由詩007/12/2 0:22
ホワイホロウ・シカ...自由詩2*07/12/2 0:16
色をとり色を読む斉木のりと自由詩107/12/1 23:45
徒然 五鎖骨自由詩1*07/12/1 22:59
スキッピング ロープ自由詩007/12/1 22:44
「 ディセンバー・ステップス。 」PULL.短歌4*07/12/1 22:11
バイバイ 友達っぽい人kei99自由詩007/12/1 21:55
自称詩人涙(ルイ)自由詩1*07/12/1 21:43
服部剛 その詩と人岡部淳太郎散文(批評...907/12/1 21:30
あい という芸術のかたちエチカ自由詩2*07/12/1 21:14
豊かさの中でぽえむ君自由詩18*07/12/1 21:12
カーテンを厚く閉ざしてbeebee自由詩2*07/12/1 21:08
風のこころ 服部 剛自由詩207/12/1 21:01
祈り冬蜜柑自由詩107/12/1 20:41
スイサイかるび自由詩3*07/12/1 20:29
over冬蜜柑短歌207/12/1 20:27
ひとりあそび九谷夏紀自由詩107/12/1 20:14
放る自由詩007/12/1 20:13
家事アハウ自由詩307/12/1 19:23
もう願いは風音携帯写真+...4*07/12/1 19:12
指きり哀歌電子ノ猫人自由詩007/12/1 19:06
それはやはりなきむし自由詩407/12/1 18:24
次元☆★自由詩007/12/1 16:46
砂一粒サナギ未詩・独白2*07/12/1 16:21
ホワイトアウトノウム自由詩307/12/1 16:02
循環ねお自由詩1*07/12/1 15:27

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