夕焼け小焼けの鐘がなり
ひとつふたつ 影法師
迎えのかあさんの手にひかれ
明かり灯る夕食のもとへと帰ってく


ばいばい
さよなら
また明日


小さく小さく手をふって
やがて ...
黒板の日直欄は空っぽでもう聞こえない幼い号令



すみっこでカロリーメイトをかじってる後ろ姿に見覚えがある



段ボール製のアポロの操縦桿左に倒して難破しようよ

...
君の笑顔が好き
それに
僕は少し
憂鬱だから
君の笑顔を
見ていると
心が晴れたように
明るくなる

好感が持てる
誰からも
愛される
誰からも
まけない
君は強いから
...
風に吹かれながら
野原に咲いている
たんぽぽが
ひとつ
ひとつ
空へと
ゆっくり
飛んでいく

風に吹かれた
たんぽぽの
白い綿毛は
どこに
行くのだろう

ふわふわ
...
友だちといるのだけが
楽しみだけでもなく
毎日を
友だちと
すごすことが
人生でもない

自分だけの
ひとりの
時間があっても
良いんでは
ないかなぁ

たまには
ひとりで ...
ねこがいなくなった
遊びに行ってると思っていたのに
帰ってこなくなった
家族はみんな心配した
一週間経っても帰ってこなくて

保健所にも連絡した
交番にも連絡した
近所の人にも話した
...
砂浜の味がする
これは砂糖ではない飴粒
きら、
と丸い表面に
反射しているのは電灯か太陽か

白い雲を乗せているところ
行く先をしぼらずにすんだ音符が
カーテンとして窓に ...
心さえも{ルビ滞=とどこお}る
いつのまにか
何もかも凍てついて
時が止まったかのように
白い霜に閉ざされる朝
私の指さきも
じんと凍えはじめる


指に触れた薔薇の花よ
霜に降り ...
しろい
バニラアイスを
おもいうかべて
そのアイスに
のっかって
おもいのなかを
たびします

ちいさな
バニラのつぶになり
ちょうど二秒の
時が止まった
あなたを見つめて時が止まった
階段を昇って
やがて見える窓からの朝日を背に
立っていたあなた
なんでもないように
挨拶をするのが
とても難しくて
とても ...
沖の赤いブイのところまでが
遊泳可能区域です

深い深い黝い海中のグロテスクな生物も
死が自ら設えた玉座も未だ見たことがありません
本の中、他人の話でしか知らないの
今日もまた白砂の遠浅の ...
日常という
四角いフォルムの中で 
わたしたちは

そこに在る
確かな風景を
感じ取るために
生活をしている

日常という
もっとも曖昧で
もっとも単調な

複雑なあのフォル ...
暗闇に指と指を絡ませて
ほろ酔い肌のぬくもりに酔いしれる
熱いときめきが過ぎて行く
あなたは真夜中に背を向けて
私を抱いている時も夢の中でも
他の{ルビ女性=ひと}を抱いている

ひとた ...
夜明け前
海を望む寂れた町の小さな駅から
各駅停車の その車両は出発する
ゆっくりと少しずつ 速度を早めながら
私の全てとも言える寂れた町から遠ざかっていく
流れる景色が一定の早さで ...
龍の影を追う
内奥の土地で

龍の姿が見え隠れする
胸中の宮で


意味深に
瞳 輝かし

深く 遠く
私を導くがごとき仕草

妖艶の煌き
白龍の娘よ


下弦の弱い ...
落ち葉たちが
永遠の別れを
告げあっている

でも

いつか
土に還って
また
会えるね
雨が
ふると
おまえは
泣く
冷たい
シタイを
抱いて
泣く

柔肌に
食い込む
褐色の

砂漠で
迷子
引きずった

だけ
追いかけて
死んだ

焼 ...
人間の環境破壊恨む鷲

寒雷やこの世の終わり見せている

未練しか残っていない帰り花
 
 
 
リアリティを損なった青春と
 
 
お金と服と安い性器
 
 
ふるえたのは端末化したぼく
 
 
薄くなったまぶたを伏せて応答する
 
 
 
欲しいのは ...
空気は凍えて
呼吸がなんとなく苦しくなる
聞こえるかな
肋骨の内側をこする音

人は温もりを求めてるみたいだね
一人でいることに震えていて怯えていて
でも冬に生まれた僕はそれを知っていて ...
君は
よわくて
その選択は正しい

うまく隠れすぎて、呻く
君の声が聞こえたときには遅かったのだね、そして
そうさせたのはたぶん私だ

君は
わがままで
その選択は正しい

魔 ...
{画像=080406010521.jpg}
今日もまた、
塗り込められた暗闇の中に、
言葉の波間に漂い、
わたしは浮かんでいる。
不安定で
不安で
泣きたくだってなるのだけれど、
それ ...
あなたと箱根に行ったのは
もう何年前になったでしかょうか?
あのときはシーズンオフだったから
観光客も少なくて
とても楽しい旅でした
おいしいお蕎麦を食べて
バスのなくなった山道を
ひた ...
昨日、往きすぎた駅――

マイホームは地図に載ってない。 )))

疲れ果てた大勢の人たちが、
十二月の憂鬱なプラットホームで
蜜柑の載った赤外線炬燵と
逃げ場のない積みあげた日々の
...
伝えたい言葉、三つ
時計の針が四周
五番目の夜明けに
やっと呼吸を思い出した

四番目の夕暮れには
もう気付いていたんだ
じっと眼を瞑って
イヤホン越しの君の悲鳴をただただ噛み砕くこと ...
飛行機はスランプだった
最近どうも離陸が上手くいかない
Uターンして少しずつ速度を上げて
真っ直ぐに走りぬけて
いざ浮かん
さあ今こそ
ほら
気ばかりが
浮いて沈んで抜けていく

...
プラタナスの高い梢の先で
まるい種子が揺れている
風の匂いが蒼くあるのは冬しるし
澄み渡る空気に月は銀色に光る

耳をすませば
眠る者たちの息づかいまでもが
聞こえてきそうな静寂
まだ ...
明るい電灯
空の屋根
ここの支柱は
いくつも伸びる電話線さ

こんなことをそのとき書き付ければいいのに
今になって思い出してる
電灯に照らされた様々な顔を持つ銀杏の木
その落葉が生まれ ...
今年もまた
やってきたんだ、
クリスマス
何をお願い
しようかなぁ??
 
そうだなあ
君にいてほしい
去年と同じ
何もいらないよ
隣に君が
いてくれたなら
 
彼女と僕が
...
ねこって可愛い
飼いねこは飼いねこらしく
ノラねこはノラねこらしい顔しているよ
やっぱし育ちなのかな
ひとに媚びるのうまい飼いねこがいて
いじらしいほどノラなねこがいる
そんなねこって
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
待ちぼうけ涙(ルイ)自由詩3*07/12/4 17:56
地球システムしろいろ短歌17*07/12/4 17:46
君の笑顔が好き妖刀紅桜自由詩2*07/12/4 16:06
風に吹かれながら自由詩0*07/12/4 16:02
ひとりの時間自由詩0*07/12/4 15:58
いないねこチアーヌ自由詩907/12/4 15:09
ひつじくもハンドル自由詩207/12/4 14:23
冬薔薇石瀬琳々自由詩8*07/12/4 14:18
バニラノイロペタ自由詩007/12/4 14:14
二秒の時よしおかさく...自由詩2*07/12/4 14:02
遊泳可能沙虹自由詩207/12/4 14:02
日常エチカ自由詩1*07/12/4 12:41
片時雨未有花自由詩11*07/12/4 12:20
各駅停車で川口 掌自由詩3*07/12/4 11:36
白龍の娘アハウ自由詩3*07/12/4 11:03
別れ葉風音携帯写真+...2*07/12/4 10:59
_猫之面自由詩107/12/4 10:10
帰り花夏川ゆう俳句007/12/4 8:43
セーラーを透かしてみてよ森さかな自由詩207/12/4 6:41
この冬の歩き方雨宮 之人自由詩007/12/4 2:41
石畑由紀子自由詩8*07/12/4 2:23
暗 夜beebee自由詩1*07/12/4 1:58
箱根慕情麻生ゆり自由詩1*07/12/4 1:14
二番線ペーソスatsuch...自由詩8*07/12/4 0:59
5th DAWN000自由詩107/12/4 0:41
ジェットスランプ木屋 亞万自由詩1*07/12/4 0:18
月を狩るLEO自由詩13*07/12/3 23:56
ブランケットマリンブルー自由詩207/12/3 23:46
願いは和森朱希短歌107/12/3 23:41
ねこのはなし恋月 ぴの自由詩30*07/12/3 23:37

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