雲の影が
大地に映って
窪んだ土地に
雨は集まる
湖水は生成されて
鐘楼のような高い場所で
水面に雲は捕捉され
風が起きる
雲の鏡像は乱れる
人は湖畔を歩み
平 ...
乱雑にした
花のなか(花って
とても便利
だって
色彩があって
複雑)
文字を
ドロボーした
心のあやも
花のなか
ブルーを飼いならすこと。
ブルーに打ちのめされること。
打ちのめされたブルーを飼いならすこと。
その繰り返しの中で、
鳴るはずのない電話が鳴り、
鳴って欲しくない電話が鳴る。
執拗 ...
飲み干したカップの中、いつのまにか
紛れ込んだ蟻のリングワンデルング
嗅ぎ回り、手を伸ばし、無機質だけどリアルに
生を体現していたその稚拙さ
単純になりたいと思った、刹那だけ
求 ...
雪のことなんか
忘れろといったって
...
午前四時の透明な気圏に
黒雲が闇を重ねようとしている
抗うように惑星が輝いたのは
いつも忘れてしまった季節
霧雨が街を満たそうとする
{引用=
爪を立てる前のつややかな果実だ
...
これは明日のパンだと言われた
これは明日に辿り着く岬
丁寧に描かれたここは通路
これはあなたの横顔を書いたつもり
気遅れした線が
紙への浸透で変わっていく
並べられた額縁のそれぞれのう ...
水は軽くなり
あたたかくなる
その道を通り
音は離れる
緑が
水を洗っている
映る景は減り
やがて失くなる
短い香を捜す指
見つけられたものは燃されゆく
...
2007年10月10日ごろ、日本で一番古い詩の出版社、詩学社という小さな会社が廃業しました。1947年8月「詩学」創刊ということで、経営が思わしくない時は休刊などでつなぎながら、60年に渡り「詩学」と ...
しじまというよりしじみの合間に
退屈が席巻する
それはまるで石鹸のように泡立って
老廃物に似た哀しみを
界面活性化させる
テレビなんぞを流してみても
太平洋の海面に渦潮が巻くわけじゃない
...
大きく息を吸って
そして吐こう
もう一度大きく息を吸って
そして吐こう
青空に瞳を向ければ
そこに無窮の空間が広がる
なんだかんだと小さなことに
こだわっても
大きく宇宙は広が ...
光があることにおどろいた
南側のドアをあけた時
光があることにおどろいた
闇を見つめることに慣れていたので
光を見つめて
まぶしさに目を背けそうになるが
背けずにいたい
太陽は直 ...
ほんとのことなんか何一つ言わないって決めてる
どうだっていいことばかり言ってる
どうだっていいことはたくさん言える
話題にはこと欠かないし
「お前って面白いなあ」って思わせて
話を詰めて ...
あめよ逃げないで
白々しく霧、すとおむ。影ない静かすぎてこわい
炎よりもゆらぐゆらゆららいあい今あいされない
この胚は縮こまっている
この肺は誰にすくわれる
ツェロの弾く音だけが
...
もしもここに
うつくしい空き箱があったなら
お風呂のように入って
外を眺めよう
風の吹く
外はやさしいように見える
口笛も吹こう
あの懐かしい歌
箱の片隅には
ヒイラギが落ちてい ...
The most we know have gone;
Only a few we know remain.
We hate and dislike ,
because we human. ...
私たちはゆくのです
くさって
くさって
くさって ゆくのです
とんで
ひっかいて
しなだれて
ひらいて
しおれて
つんざくような ひめきをきくのです
...
君のその嘘っぽい振る舞い
きらいだ
いつだって つまらなそうにして
きらいだ
いちいちバカ正直で
きらいだ
少し前の自分のようで
きらいだ
今 間違っているような気がして
ごめん、だ ...
不思議な夢のなかを
幾つも走り抜けると
夜が明けていた
あのひとの笑顔が
眼裏に追いかけてくる
卒業式の気分で
この朝を見ている
雲は白く輝き
空気は青く澄んで
どこまでも続いて ...
私は私の願望を止める術を知らない
変身願望 それは 夢見る魚
発狂願望 それは 路上に飛び出す猫
破滅願望 それは 膨らみ続ける風船
変態願望 それは ちょっとした隙間
...
好きなのに
あなたに
言えなくて
愛しているのに
あなたに
言えなくて
はじめて
キスした
ときめいた
胸の鼓動
あなたに
プロポーズされ
戸惑っています
恋 ...
古いレコードを聴いていた
早春の雨が 窓辺を濡らすこんな夜
がらんどうの部屋の中
響き渡るジャニスの声
君がとても愛した曲
理由がわからないといって
怒らせたこともあった
...
もう、キミの色は
忘れてしまったよ、
上から上から
何度も塗り潰したからね。
痛みだけがココにある
青い空
黒い海
黄色い車
赤いギター ...
ルビーの輝き 妖艶の肢体に
クリスタルの瞳
山猫の佇み
都市の野性に
ちらりと流す目 凍てついて
世界から山猫が消えて
この人界に生まれ変わり
猫の魂(たま)たむける
優美な肢体の ...
知らない所にひとり行ったら
まっさらに泣けるとおもっていた
なんて安易な
なんて陳腐な
擦れてひりひりする傷は
リアルとわたしを因果の箱に入れた
冬の月寒さも知らず笑い顔
いっぱいの日差しを浴びる布団かな
冬の虹儚いものと知らされる
あるいは、その時の感傷、ではなくただの、感情、心の
剥がれ落ちた、かたち、そのおもてを上塗りするように、
すべらないように、注意して、歩いていく、と、見えて
くるものは、「私」のかたちとしての、 ...
人波が隙っ歯に駅のホームを行く
あらためて見れば鉄箱に
みんな乗り込んで葡萄の房のような
それくらいの密度で
つぶれて貨物列車だ
果汁に似せた
澱のような
きらめいた
それぞれの
...
今日、二十歳になる君が、初めてドアのたたき方を知る
マナーなんてない、ノブを蹴破る
後ろ指差して笑うやつがいる
警官は君の腕をつかむだろう
引きずられながらも鳴り響くベル
鉄、屑、なんて呼ぶ ...
ふと あなたに呼びかける声がある。
あなたはコーヒーカップを置き
(あるいはオンザロックグラスを置き)
戸口を出てゆく。
外はあなたにとって
いつも意外な季節だ
たと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鏡面のさざ波
アハウ
自由詩
2
07/11/27 22:38
こんびにえんす☆おはな
ペタ
自由詩
0
07/11/27 22:27
憂鬱をブルーと呼称した人の夜へ向けて
平
自由詩
2
07/11/27 22:20
本物のパントマイムはよく出来た嘘に過ぎない
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
07/11/27 22:17
だとしたら…
Hitots...
自由詩
0
07/11/27 21:55
Rainy / Titan
たりぽん(大...
自由詩
6*
07/11/27 21:37
創書日和「指」 Touch
大村 浩一
自由詩
6*
07/11/27 21:34
空とひとり
木立 悟
自由詩
2
07/11/27 21:32
「マイナスの場所から/寺西幹仁」『泣きじゃくり部屋』より
とうどうせい...
おすすめリ...
12*
07/11/27 21:09
渦を巻いてみせろよ
しろう
自由詩
3
07/11/27 20:37
呼吸
渡辺亘
自由詩
2
07/11/27 18:58
まっすぐに見る
〃
自由詩
3
07/11/27 18:55
ピカピカ
チアーヌ
自由詩
1
07/11/27 18:44
逃げ雨
唐草フウ
自由詩
12*
07/11/27 15:32
うつくしい空き箱
ふるる
自由詩
28*
07/11/27 13:04
Could we live for ever?
生田 稔
自由詩
0+
07/11/27 13:01
死とセックスと化学反応について
エチカ
自由詩
3*
07/11/27 12:51
だいきらい
よしおかさく...
自由詩
3*
07/11/27 12:05
これから これから
〃
自由詩
1*
07/11/27 12:05
【願望】
つむじまがり
自由詩
1*
07/11/27 11:38
好きなのに
妖刀紅桜
自由詩
2*
07/11/27 11:33
古いレコードを聴いていた
涙(ルイ)
自由詩
2*
07/11/27 10:57
color.
角砂糖
自由詩
4*
07/11/27 10:54
猫 愛でる姫
アハウ
自由詩
0
07/11/27 10:27
リスト
コトリ
自由詩
2*
07/11/27 10:17
冬の月
夏川ゆう
俳句
2
07/11/27 8:53
祝祭
岡部淳太郎
自由詩
7
07/11/27 8:52
grape
水町綜助
自由詩
6
07/11/27 8:17
ノッキンオンヘブンズドアー
しゅう
自由詩
0
07/11/27 4:56
ふと あなたは
音阿弥花三郎
自由詩
2
07/11/27 2:48
5210
5211
5212
5213
5214
5215
5216
5217
5218
5219
5220
5221
5222
5223
5224
5225
5226
5227
5228
5229
5230
5231
5232
5233
5234
5235
5236
5237
5238
5239
5240
5241
5242
5243
5244
5245
5246
5247
5248
5249
5250
加筆訂正:
ゴミ生活者の歌
/
udegeuneru
[07/11/27 19:28]
修正
5.42sec.