弱ってる冬蟷螂の黒い影
雪だるま作れるほどのものがない
あの人と半分こする冬林檎
窓を開けると
外はさめざめと
雨降り
灰色の空と 灰色の空気が
僕の部屋の中に充満していく
僕は なんだかまた
例の不安の波が押し寄せてきているらしく
なんだかまた 泣きべそかきそ ...
貴方とは
賭博癖のひどい文豪のこと
自作の筒眼鏡で星々に思いを馳せた伊太利亜人のこと
赤チョッキの闘士のこと
南洋庁へ勤務した病弱な作家のこと
その他諸々のことは
...
地上へと繋がるエレベーターに
パステルカラーの女の子
うふふ
こんにちは
抱いている子ども
腕から飛び出しそうに笑って
照れて
くりんくりんって頭を回す
いししー
あっ 笑ったぁ
...
きっと
夜になったら
妖精が集まって
ダンスをする
月夜のなか
誰にも見られないように
月も星も
目を光らせて
邪魔者を監視してる
妖精の傘
ただひとつの名残
君に居場所を与えるため
僕は居場所を与えられた
初めての日
君は笑顔をパーッと輝かせて
本当に嬉しそうに
僕を受け入れてくれたね
君にふれたとき
熱が全身をかけめぐり
...
071130
だいすきやまねこ
悪戯坊主の仲間達
滑って転ぶ有楽町
君と僕は殴り合い
やられてばかりの
負けネコだけどと
寝 ...
僕はロボット。少しでも君の人生が豊かになればと未来から送り込まれた、ロボット。君が大人になるまでという約束だったから。僕はもう君の前から消えなければならない。君のためならヒマラヤに咲く青い花を摘んで ...
僕は手紙を書きましたが投函できず
結局その手紙は引き出しの中に沈んで行きました
そうして毎日引き出しの底から
静寂を運んできました
僕は海に行きました
青いハーフパンツの水着を持って行き ...
右目に目薬がじょうずにささらない
まぶたの上をぴちょんとはねたり
まつげをするっとすべったり
なぜかほっぺにあたったり
左目にはじょうずにはいるのに
かがみで自分の顔を見てみると
左目 ...
{画像=080524153641.jpg}
冬の大通りを、兄と妹が二人で歩いていた。
兄は妹が重たそうに持っているカバンに手を貸してやりながら、遅れがちな妹に合わせて歩調をゆるめていた。妹 ...
愛するわたしは愛するあなたのように語り
愛するあなたは愛するわたしのようにつまずく
わたしはあなたを愛するから帽子を脱ぎ
わたしはあなたを愛するから最初の皿を割った
あなたはわたしを愛するから ...
みんな頭の中じゃ手足を飼ってると
彼女は時々考えている
おおきな太陽に
「おはよう」
彼女はそっとつぶやく
理由なんかない
そこにはただ存在するだけだから
道のうえ ...
雑音の向こう
カウントを間違えたまま曲を聴く
錯覚はいつも美しくて
夜は青く
風は冷たい
寝顔は優しく
想いは遠い
春や夏の境界線を数えた日を
意味無いことと思う
君の笑顔
...
いつからか聞こえている低音
息遣いが確かに在った
〈それはそう、あれなのだよ、
俺はそう思うね〉
言葉の輪郭をなぞりながら
からっぽの頭に繰返して話す
それは先程伺いましたと
シャッター ...
朝 Rock'n Rollで目を醒ましたらシーツが真っ赤だった
薬を飲んで腹這いになった
下唇を噛んだら
鉄の味がした
子宮なんて要らないと思った 神様!
兎に角苛苛した
肌が荒れて ...
すれ違う 落とした視線 見つめるは
ただ一度だけ ふれた指先
{引用=
フォークダンスは学生の特権だと思う・・・
}
...
いとしいあのこが電車に乗って
白いまつげをふせながら
やわらかく甘いつめの先
僕の方だけすこしみた
ゆるくむすんだネクタイに
なみだのような白雪が
すこしつもって
ちょうちょのよ ...
暗い 谷間に 小船が 落ちている
中には 私の 弟子達が 必死で 春本を 唱えていたが
卑猥な 旭日! 奴は 私達を 沈めるらしい
深き 隠者達が 私を 歌う 者達
”常に 脂だらけの 存在” ...
いまさら、
ボクがからっぽな
リユウを
すこしづつ
みつけだしているようだ
人を
愛しているくせに
信じきれない哀しさや
自分の
ナカ ...
――起床、起床!
スチームを切られた鋼鉄の部屋の恐ろしい朝、
一夜の温みをようやく蓄えたアクリル毛布を剥ぎ取られ
既に凍り始めた虫襖(むしあお)色のジャージを脱ぐと
柔い生肌のかよわさ ...
手にしたペットボトルから
色水みたいなジュースを飲み
{ルビ騙=だま}されたような気がした日
長い間畑仕事をしていた
老人ホームの{ルビ婆=ばあ}やは言った
「昔は農薬なん ...
きみに会いに行く
本当だった
列車に飛び乗ること
それも盲目ではなくて。
灰色の雨に流され
こころの小石が転がる
舞い散った落ち葉を踏みしめる音は
きみの泣く声に似ているから ...
朝
顔も洗わず
ふたりで温かい
ミルクティー
半分こにした
ドーナツ
どっちが
大きいほう食べる?
冬の寒い朝は
ふたりで寄り添えるから
好き
窓ガラスも
白く曇って
ね、
ふたりキスして ...
でんしんでんしんでんしんでんしん
大っきい音聴いてnightイカレそうなの。
FUZZギンギンに掛けてやんnight死にソウナノ。
あた/しは/でんし/んで/しま ...
人生とは楽観視の賜物だ。
そしてそれは万物に共通するものではないらしい。
わたしは今まで生きてくるなかで、何回も死を見たが、それはどれもつまらないものだった。
永遠に生きたくば死ね。
自らの命 ...
大好きな、あの人と同じ位置に ホクロが欲しいの
左眼の下 ナミダボクロ
削って尖らせたエンピツを グサッと刺して、ポキッと折って
私も ホクロをつくったわ
これ ...
首から下の感情が
水の底にひらいている
水は濁り
水は隠す
鳥が一羽
木守りの実を突いている
子らの悪戯な指と目が
雪の枝に残っている
ほのかなものが上にな ...
人生なんてコメディーだよ
そうだろ?
ひっくりかえせば
何もかも笑えちまう
不幸だって?
ごまかしちゃいけないよ
人間喜劇には最高のネタ
あっちフラフラ
こっちフラフラ
酔っ ...
オレンジ色の太陽が
真上から覗き込む
とても明るい駅前広場で
足の長いおじさんは
子供達に風船を渡していた
沢山の風船に
その足の長いおじさんは
今にも飛ばされそうで
まるで味がし ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雪だるま
夏川ゆう
俳句
3
07/12/1 8:33
寝覚めの悪い日曜日、午前6時
涙(ルイ)
自由詩
3*
07/12/1 8:32
徒労
沙虹
自由詩
0*
07/12/1 7:49
color’s
たちばなまこ...
自由詩
7*
07/12/1 7:06
妖精の傘
風音
携帯写真+...
3*
07/12/1 6:54
シュトゥール
青の詩人
自由詩
0
07/12/1 2:48
やまねこ
あおば
自由詩
5*
07/12/1 2:02
彼は別れ、変われる。
木屋 亞万
散文(批評...
0+*
07/12/1 0:46
明日のように
プル式
自由詩
6*
07/12/1 0:32
右目に目薬がじょうずにささらない
壺内モモ子
自由詩
2
07/12/1 0:27
妹
beebee
自由詩
2
07/12/1 0:27
新しい生活
音阿弥花三郎
自由詩
0
07/11/30 22:58
考える彼女
エチカ
自由詩
1*
07/11/30 22:35
季節はずれ
よしおかさく...
自由詩
2*
07/11/30 22:34
声
〃
自由詩
1*
07/11/30 22:32
或る女の憂鬱
schizo...
自由詩
3*
07/11/30 22:30
創書日和「指」 学生のころ
逢坂桜
短歌
2
07/11/30 22:01
最終電車
アヅサ
自由詩
5*
07/11/30 21:57
朝
奥津 強
自由詩
0
07/11/30 21:23
いまさら
Sa;
自由詩
1
07/11/30 21:14
海の彼方、 ☆
atsuch...
自由詩
6*
07/11/30 21:04
人間の味
服部 剛
自由詩
2*
07/11/30 20:54
冬便り
銀猫
自由詩
18*
07/11/30 19:20
ドーナツ
風音
携帯写真+...
2*
07/11/30 19:07
でんし
manabe...
自由詩
1*
07/11/30 18:28
生きること
桜木 ハル
自由詩
0+
07/11/30 17:21
ホクロ
北大路京介
自由詩
7*
07/11/30 16:23
遠還
木立 悟
自由詩
3
07/11/30 16:06
人間喜劇
涙(ルイ)
自由詩
0+
07/11/30 15:54
風船
虹村 凌
自由詩
4*
07/11/30 15:36
5204
5205
5206
5207
5208
5209
5210
5211
5212
5213
5214
5215
5216
5217
5218
5219
5220
5221
5222
5223
5224
5225
5226
5227
5228
5229
5230
5231
5232
5233
5234
5235
5236
5237
5238
5239
5240
5241
5242
5243
5244
加筆訂正:
熱視線
/
渡 ひろこ
[07/12/1 0:10]
少々修正しました
創書日和「指」 五本
/
山中 烏流
[07/11/30 17:06]
間に合ったー。
6.98sec.