ラップだかゲップだかうつくしくないもの要らぬ

 黙して秘めず桜のはなびら

 直ぐに起き出し座布団をしまう

 ひとつくらいは嘘もまことへなってほしい

 心中を察され居心地悪い
青白く痩せた君から放たれていたもの
僕はいつも怯え痺れた
じぶんという核が剥き出されて
漆黒の宇宙に放擲されていくように
残された肉身が断崖絶壁を何処までも墜落していくように

途方もなく ...
人間と人間が争いあって蠅と薊と鼠が勝った 非常に難しい局面に立ち、
風を受けている。
それがどうした。時間は過ぎる。
私の勝ちだ
入院したおふくろを
見舞いに行った
実家から徒歩10分のところにある
大学病院だ
25年ぶりに行った病院の周りは
特に変わってはいなかったが
唯一変わっていたのは
すぐ脇にあった一軒家が ...
跡形もなく明け渡したのは  風のような空白の領地


秋めいた空気のなかを
所在なげにゆれる

遊び紙


コーネルにかけた
繊細で散漫な指の終ろうとする
記憶の産声を
...
そうやっていつも気づかないふりで逃げる
上手く逃げたと思っていても
いつかは対峙する時が来るものだ
ひとり
佇んでいたプールサイドは
夏の光に汚れて立つのがやっとだった
きみが
手のひら ...
空を哭き仰ぐ朝があり
磨く価値もない宝がある
砕象 砕象
底に敷いたもののかたち 


午睡の白は塩の白
窓にたたずむひとりの白
何ものにも染まらぬ花嫁の白
帰る ...
○「愛の種まき」
種をまけば
芽が出てくる
芽が出ると
茎がぐんぐん伸びてきて
やがて花が咲く
花が咲けば
虫たちも寄ってきて
やがて実がなる
実がなれば
種がまたできる
この地 ...
成された 成された 遂に成された!
我らの神は 遂に成された!
悪逆の民は地に堕ちた

{ルビラザロたち=ホームレス}よ、見るがいい
あの道路にいるものたちを 見るがいい
{ルビ紫=アルマ ...
伝言
鳴咽

車中
慟哭

面前
気丈
 春疾風吹き荒れ浮かれる

 春も来て日記帳また開く

 何でも買って気を静める自粛の日

 流氷北から流れみしみしと

 青葉の裏の幸せを見つけ
ボクのほうはと言えば
「待ってる」ことの意味もわからず
勝手な喪失でうなだれていたりしていた

だが、その大きな声で心のドアを
こじ開けてくれた青い瞳のロッククイーン
失敗のない夢なん ...
日がな一日
謎は謎として在り続け
私は五感の縛りに沈む
思いは鬼火のように揺動し
逃れる的を掠めていく
現象する本質を
律動する思考を
掴みかけては取り逃し
夢の底で溺れている
予感 ...
視界という壁に一箇所穴があり、つまり私の身体である おまえの言っていることは
すべて間違いだ

電車に飛び込んで
フロントガラスを突き破って
一番前の車両にいた人も
巻き込んで死んだ奴ぐらい
間違っている

大迷惑という言葉が
おま ...
ネオン街の中を夜のほとぼりの中を希望に胸弾ませて歩いたあのときが例え絶望に終わったとしても、私は永遠に希望を生きていけそうなのだ実のところ。
現実的には使い物にならない希望だとしても
希望の実感が ...
酸いも甘いも
からすみもこのわたも
かみわけてきたこの私だから
若い女性からよく相談を受ける

「結婚しようかと」
「僕と?」
「まさか!」
「結婚ねえ」
「どうなんでしょ?」
「 ...
命を失える幸せ

命あるもの、みな持っている

生まれたその瞬間から

心底の利き手に持っている

決して失うことのない幸せ

たったのひとつ、確かな幸せ

今日は悲しくて ...
早く酔っ払って
何もかもどうでも良くなりたい
もしあいつらが、今夜君んちで飲み会やろうぜって言ったとき
いいぜ、とか返事して
帰り道にコンビニで「世界一硬い金属バットありますか」って
笑 ...
緑色が頭に浮かんだ
ほほう
次はそうくるか
真っ赤に染めたこともあった
どっちつかずの黄土色のことも
やけっぱちのように黄色く塗りたくった
水色で鎮めようとしたことも
そのときどきで
...
45歳定年制には、大賛成である。
人生、元気で動けるのが、
多めに見立てて、80歳までだとする。
そうすれば、
30歳で就職して、
45歳で定年ならば、
人生のうち、特定の企業に勤めるのは ...
神よ 私は嘆きます
神よ 私は途絶えます
神よ 最早 この地においては
貴方を真に愛する者は
獣と花だけとなりました

神よ どうか罰して下さい
私の祈りが足りなかったのです
神よ ど ...

人目
風習
常識

窮屈
安心
○「詩」
詩は早起きとともにおとずれる

○「孤独死」
同級生で一人暮らしで
民生委員をしていたT君が自宅で亡くなっていた
今は民生委員でさえも
孤独死する時代なのだ

○「さとりの ...
僕は
なんのために
生まれてきたんだろう
なんのために
生まれてきたのかは
わからないけれど
生まれてから
父母、祖父母、おじおば、学校の先生、近所の人たち、友だちなど
たくさんの人た ...
 裏返しざまあみろ繰り返したくなる

 手も足も出るが動けない

 タニシ取り水槽ないことに気づく

 歳時記で今の季節探し

 近所で最後の書店もいつしか閉店
二〇一七年九月一日 「陽の埋葬」


 文学極道の詩投稿掲示板に、作品「陽の埋葬」を投稿しました。よろしければ、ごらんください。


二〇一七年九月二日 「2010年11月19日のメモ 」 ...
手頃な刃物で踝に刻んだ言葉は小さく、それは告白でも独白でもなく
ただただ痛みと、意味と共に在り
どうぞ私の手をお取りください、苦しみと、悲しみに潜む言葉たちの種よ

大衆食堂の裏側、排気ダ ...
手に提げたビニール袋がどちらかといえば私を連れて帰った
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自由律俳句「食べられる退屈」(104)遊羽俳句121/9/15 1:34
ジャンプひだかたけし自由詩421/9/14 23:43
_いる短歌021/9/14 23:25
看護学校日めくりカレンダー杏っ子自由詩121/9/14 22:23
19のままさ花形新次自由詩021/9/14 20:42
ある読書家の肖像末下りょう自由詩4*21/9/14 14:06
夏声ふるる自由詩8*21/9/14 11:32
秘名 降りつもる色木立 悟自由詩121/9/14 10:59
独り言9.14ホカチャン自由詩1*21/9/14 10:29
エゴ・エリスⅢ 万軍の主はわれらと共におられる ヤコブの神は ...PAULA0...自由詩021/9/14 8:12
ヨロシク自由詩021/9/14 8:00
自由律俳句「食べられる退屈」(103)遊羽俳句021/9/14 1:33
詩にはならないならせめてハミングでも秋葉竹自由詩121/9/14 1:09
真っ白な一日ひだかたけし自由詩721/9/14 0:55
_いる短歌021/9/13 22:34
真心花形新次自由詩021/9/13 18:40
希望のネオン街杏っ子自由詩221/9/13 17:19
2つのアドバイスSDGs自由詩121/9/13 16:23
幸せクーヘン自由詩2*21/9/13 15:38
つもりではなかった竜門勇気自由詩1*21/9/13 12:02
緑色か?やまうちあつ...自由詩1*21/9/13 11:36
45歳定年制はだいろ自由詩121/9/13 10:01
エゴ・エリスⅢ 彼はついにおのれの先祖の仲間に連なる 彼らは ...PAULA0...自由詩021/9/13 8:08
田舎ヨロシク自由詩021/9/13 7:59
独り言9.13ホカチャン自由詩1*21/9/13 7:10
愛の種まき自由詩1*21/9/13 6:58
自由律俳句「食べられる退屈」(102)遊羽俳句1*21/9/13 3:25
詩の日めくり 二〇一七年九月一日─三十一日田中宏輔自由詩11*21/9/13 1:59
カゲロウたちは永遠の詩編の中でホロウ・シカ...自由詩2*21/9/12 22:46
_いる短歌121/9/12 21:28

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